2010年04月18日
『悪人面』 は永遠にさらされる???
週刊誌やTVのワイドショーなどでは、その話題の中心となっている人物の写真が掲
載されたり、映像が流されたりするものであるが、それは必ずしも “そのとき” の
話題と直接関係のある写真や映像であるとは限らない。週刊誌では 「売上げ」 を
伸ばす、ワイドショーでは 「視聴率」 を稼ぐのが至上命令であるため、一応許容
される範囲で読者や視聴者に最大限のインパクトを与えるようなもの、つまりその人
物の 「キャラクターやイメージを最もよく表しているもの」 を出すのは当然のことと
いえるのかもしれない。
従来よりその粗野な言動や傍若無人の振る舞い、数々の不祥事などにより衆目を
集め、また反感を買ってきたうえに、先月末の世界タイトルマッチ直後に日本ボクシ
ングコミッションの事務局長らを “恫喝” したことによってこれまで以上に厳しい
処分を下された形の “K田3兄弟” の父親であるが、すべては自らがまいた種で
あり、まさにこれこそ “自業自得” の見本といえるものであろう。
しかしそれにしても今回その件に関する週刊誌の記事に掲載されている写真 (すべ
ての週刊誌をチェックしたわけではないが) といえば、どう見ても最新のものでは
なく、(最新のものが入手できなかったのかもしれないが)“K田父”のかつての凶暴
性などを強調している何度も見たことのある写真ばかりが使われていることに気づ
く。またTVで流されるその件に関する映像でも、やはり数年前の “K田一家” の
「やりたい放題」の最盛期や絶頂期、つまり視聴者が最も “眉をひそめる”ような、
いいかえれば “TV的に最も面白い”場面が何度も繰り返し流されているのである。
“K田一家”のことを擁護したり、彼らに同情するつもりは微塵もないが、こういう報道
の仕方では、彼らのような存在は今後“永遠に”その 「悪人面」や 「チンピラ面」が
週刊誌やTVの前にさらされ、その粗暴で下品極まりない言行のイメージだけが読者
や視聴者に植えつけられることになるだろう。
まあ、これまでスポーツマンとして最も恥ずべき行為である対戦前の相手へのひど
い侮辱・侮蔑と威嚇、世間をなめきったような生意気な態度で、観ている人を 「こ
れ以上ないほどに不快にさせてきた」 ことを思えばそれもやむを得ない、つまり
それだけひどいことをしてきたことへの応報だと考えれば、少なくとも “K田一家”
については世間も納得するというものかもしれない。しかしやはり一般的にはあまり
固定的なイメージを植え付けるような写真や映像ばかりをいつまでも使い続けるのは
好ましいとはいえないだろう。
飼い主が自分の仔犬時代の写真を見
ては、「あの頃は本当に可愛かった
のになあ」などといっているのを複
雑な思いで聞いている!?こじろう
載されたり、映像が流されたりするものであるが、それは必ずしも “そのとき” の
話題と直接関係のある写真や映像であるとは限らない。週刊誌では 「売上げ」 を
伸ばす、ワイドショーでは 「視聴率」 を稼ぐのが至上命令であるため、一応許容
される範囲で読者や視聴者に最大限のインパクトを与えるようなもの、つまりその人
物の 「キャラクターやイメージを最もよく表しているもの」 を出すのは当然のことと
いえるのかもしれない。
従来よりその粗野な言動や傍若無人の振る舞い、数々の不祥事などにより衆目を
集め、また反感を買ってきたうえに、先月末の世界タイトルマッチ直後に日本ボクシ
ングコミッションの事務局長らを “恫喝” したことによってこれまで以上に厳しい
処分を下された形の “K田3兄弟” の父親であるが、すべては自らがまいた種で
あり、まさにこれこそ “自業自得” の見本といえるものであろう。
しかしそれにしても今回その件に関する週刊誌の記事に掲載されている写真 (すべ
ての週刊誌をチェックしたわけではないが) といえば、どう見ても最新のものでは
なく、(最新のものが入手できなかったのかもしれないが)“K田父”のかつての凶暴
性などを強調している何度も見たことのある写真ばかりが使われていることに気づ
く。またTVで流されるその件に関する映像でも、やはり数年前の “K田一家” の
「やりたい放題」の最盛期や絶頂期、つまり視聴者が最も “眉をひそめる”ような、
いいかえれば “TV的に最も面白い”場面が何度も繰り返し流されているのである。
“K田一家”のことを擁護したり、彼らに同情するつもりは微塵もないが、こういう報道
の仕方では、彼らのような存在は今後“永遠に”その 「悪人面」や 「チンピラ面」が
週刊誌やTVの前にさらされ、その粗暴で下品極まりない言行のイメージだけが読者
や視聴者に植えつけられることになるだろう。
まあ、これまでスポーツマンとして最も恥ずべき行為である対戦前の相手へのひど
い侮辱・侮蔑と威嚇、世間をなめきったような生意気な態度で、観ている人を 「こ
れ以上ないほどに不快にさせてきた」 ことを思えばそれもやむを得ない、つまり
それだけひどいことをしてきたことへの応報だと考えれば、少なくとも “K田一家”
については世間も納得するというものかもしれない。しかしやはり一般的にはあまり
固定的なイメージを植え付けるような写真や映像ばかりをいつまでも使い続けるのは
好ましいとはいえないだろう。
飼い主が自分の仔犬時代の写真を見
ては、「あの頃は本当に可愛かった
のになあ」などといっているのを複
雑な思いで聞いている!?こじろう