2012年02月29日
“CHILD IN CAR”???(その2)
「こじろう117」・・・“CHILD IN CAR”???(その1)・・・の続きである。
“CHILD IN CAR" というステッカーと聞くと、 「そういった表現は英語には
存在しない」 とか 「それは事故の時、救助の目安として利用されるものだ」
というように、いかにも 「物知り顔?」 でいろいろと御託を並べる人がいるよ
うだが、ここでは別にその正式な?使い方について論じるものではないことを
予め確認しておきたい。
さてもう2か月以上も前、それほど混雑していない片側2車線の主要幹線道路
で自分の車を走らせていた時のことである。時速50キロ前後の自車の後ろか
ら黒いミニバンが時速80キロ以上ぐらいで急接近してきたかと思う間もなく、真
横にさっと滑るように車線変更をし、そのままさらに猛スピードで走り去った。
とはいってもそこは所詮一般道路、結局は次の赤信号で普通に自車が追いつ
いてしまうという、よくある (お笑い?) パターンになったのだが、真横に並ん
だその黒のミニバンの運転席の窓越しに見えたのはまだ20才代くらいと思しき
若い女性だった。その後信号が青に変わり、当然のごとく?その車は勢いよく急
発進したため、最初に追い抜かれたときにはよく見えなかったボディーの側面や
背面が今度はしっかり目に入ったのだが、その猛スピードでの荒々しい走行から
して 「 『いかにも』 といった感じの車高の低さと大径のホイール」 と、リアガラ
スの一端に貼ってある “CHILD IN CAR” のステッカーとはどうみても相容れ
ず、そのアンバランスさが大変に際立った。
もちろん、そのステッカーが貼ってあるからといって、その時に小さな子どもが同
乗していたとはかぎらない。だがさりとてそのステッカーが単なる飾りやファッショ
ンとしてのものである可能性もまた高くないだろう。つまりその時点でどうだったか
はともかく、日常的に 「そういった仕様」 の自動車で 「その手の運転」 をして
いながらその一方で、周囲の車に “CHILD IN CAR” とアピール?している
矛盾は滑稽そのものだ。
先述のように、このステッカーの厳密な意味や有効性について論じるつもりは微
塵もない。しかし、一般にそれを貼っている自動車側の意図が、概ね後続車らに
に対する 「この車には小さな子どもが乗っています。だからあおったりしないで
ください」 という要請の趣旨であることは否定できないだろう。もしその黒い車に
ついても、もともとそういう意図でステッカーを貼っているのだとすれば、 「それで
はあなた自身の運転はどうなのですか。自ら同乗しているお子さんに危険な思い
をさせているのではないですか」 、あるいは 「仮に自分のお子さんを乗せている
際は穏やかな運転をしているとしても、そうでないときにそういった運転により周囲
の車に対し、不安や恐怖を与えることをしているとすれば、それはあまりに身勝手
で自分本位といえるのではないですか」 と尋ねても一向にさしつかえないだろう。
法的に問題のある改造などしないかぎり、自動車にどのような装飾を施したり、い
かなるステッカーを貼ろうと基本的にはその所有者や使用者の自由である。だが
周囲からその運転者および同乗者が 「いかにも社会的な常識に欠けていそうだ」
とか 「なんとも人間性が薄っぺらそうで憐れだ」 などと思われることは覚悟してお
くべきだろう。
飼い主が周囲から首を傾げられるような運転を
すれば、同乗している自分も 「あんな飼い主に
育てられて、かわいそうな飼い犬だ」 と思われ
ることがわかっている!? こじろう
“CHILD IN CAR" というステッカーと聞くと、 「そういった表現は英語には
存在しない」 とか 「それは事故の時、救助の目安として利用されるものだ」
というように、いかにも 「物知り顔?」 でいろいろと御託を並べる人がいるよ
うだが、ここでは別にその正式な?使い方について論じるものではないことを
予め確認しておきたい。
さてもう2か月以上も前、それほど混雑していない片側2車線の主要幹線道路
で自分の車を走らせていた時のことである。時速50キロ前後の自車の後ろか
ら黒いミニバンが時速80キロ以上ぐらいで急接近してきたかと思う間もなく、真
横にさっと滑るように車線変更をし、そのままさらに猛スピードで走り去った。
とはいってもそこは所詮一般道路、結局は次の赤信号で普通に自車が追いつ
いてしまうという、よくある (お笑い?) パターンになったのだが、真横に並ん
だその黒のミニバンの運転席の窓越しに見えたのはまだ20才代くらいと思しき
若い女性だった。その後信号が青に変わり、当然のごとく?その車は勢いよく急
発進したため、最初に追い抜かれたときにはよく見えなかったボディーの側面や
背面が今度はしっかり目に入ったのだが、その猛スピードでの荒々しい走行から
して 「 『いかにも』 といった感じの車高の低さと大径のホイール」 と、リアガラ
スの一端に貼ってある “CHILD IN CAR” のステッカーとはどうみても相容れ
ず、そのアンバランスさが大変に際立った。
もちろん、そのステッカーが貼ってあるからといって、その時に小さな子どもが同
乗していたとはかぎらない。だがさりとてそのステッカーが単なる飾りやファッショ
ンとしてのものである可能性もまた高くないだろう。つまりその時点でどうだったか
はともかく、日常的に 「そういった仕様」 の自動車で 「その手の運転」 をして
いながらその一方で、周囲の車に “CHILD IN CAR” とアピール?している
矛盾は滑稽そのものだ。
先述のように、このステッカーの厳密な意味や有効性について論じるつもりは微
塵もない。しかし、一般にそれを貼っている自動車側の意図が、概ね後続車らに
に対する 「この車には小さな子どもが乗っています。だからあおったりしないで
ください」 という要請の趣旨であることは否定できないだろう。もしその黒い車に
ついても、もともとそういう意図でステッカーを貼っているのだとすれば、 「それで
はあなた自身の運転はどうなのですか。自ら同乗しているお子さんに危険な思い
をさせているのではないですか」 、あるいは 「仮に自分のお子さんを乗せている
際は穏やかな運転をしているとしても、そうでないときにそういった運転により周囲
の車に対し、不安や恐怖を与えることをしているとすれば、それはあまりに身勝手
で自分本位といえるのではないですか」 と尋ねても一向にさしつかえないだろう。
法的に問題のある改造などしないかぎり、自動車にどのような装飾を施したり、い
かなるステッカーを貼ろうと基本的にはその所有者や使用者の自由である。だが
周囲からその運転者および同乗者が 「いかにも社会的な常識に欠けていそうだ」
とか 「なんとも人間性が薄っぺらそうで憐れだ」 などと思われることは覚悟してお
くべきだろう。
飼い主が周囲から首を傾げられるような運転を
すれば、同乗している自分も 「あんな飼い主に
育てられて、かわいそうな飼い犬だ」 と思われ
ることがわかっている!? こじろう
2012年02月28日
“CHILD IN CAR”???(その1)
もうずいぶん以前からのことになるが、自車の前などを走る自動車に “CHILD IN
CAR” なるステッカーが貼ってあるのを目にする機会は少なくない・・・。
さて昨日某紙に 「衝突事故、助手席の母が抱いていた2歳児死亡」 というタイトル
の記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・ 26日午前4:15頃、愛媛県今治市の国道で軽乗用車が中央線
を越え、道路わきのガードレールに衝突。同乗していた松山市の
飲食店員女性 (21才) の長男 (2才) が頭を強く打ち、病院
に運ばれたが約1時間後に死亡した。
女性も顔の骨を折る重傷。
今治署は新居浜市の会社員男性K容疑者 (23才) が運転を
誤ったとして、自動車運転過失致傷の疑いで逮捕した。
発表によると、現場は片側1車線の緩やかなカーブ。K容疑者は
女性らと3人で広島市に向かう途中で、チャイルドシートは後部
座席にあったが、長男は助手席の女性に抱きかかえられていた
という。
K容疑者も首を打つ軽いけがを負い、調べに対し 「事故当時の
ことをよくおぼえていない」 と話している・・・・・・・・・・・・・
というものである。
午前5時少し前という時間帯や 「事故当時のことをよくおぼえていない」 との供述
などから、この事故はK容疑者による 「居眠り運転」 であった可能性が高いと思わ
れるが、いずれにしてもまだわずか2才という男児の尊い生命を奪ってしまった罪と
責任は極めて重いといわざるを得ないだろう。
それにしても残念なのは、当該車にはせっかくチャイルドシートが装備されていたに
もかかわらず、事故時にそれが使用されていなかったことである。さらによりによって
衝突事故においては一般に最も危険とされる助手席で抱きかかえられていたことが
被害に遭った男児にとって大変不運であったのはいうまでもない。 「普段はほぼ欠
かさずチャイルドシートに座らせていたのに、その時にかぎって何らかの理由や都合
で、たまたま助手席で抱きかかえざるを得なかった」 という事情も考えられないこと
はないが、チャイルドシートなどというものはまさに 「万一の不測の事態」 でこそ、そ
の効果が発揮されるものであり、それではチャイルドシートが装備されていた意味が
全くなかったということになる。まだ2才の子どもにとっては自動車に同乗中にかぎら
ず、外的な危険に対して自らの手で自らの身を守ることはまず不可能である。それゆ
えK容疑者と同様、あるいはそれ以上に21才の母親の過失は大きく責任は重いと判
断されても仕方がないというものだ。
ところで、「危険の塊」 といえる走行中の自動車とはいえ、日常小さな子どもを自家
用車に乗せざるを得ない場面はもちろん少なくない。その親や保護者としては自らが
運転するしないにかかわらず、最大限の注意を払う必要があるわけだが、一見子ど
の安全に気を配っているようでいて、実は今回の事故におけるチャイルドシートの件
のように 「?」 と首を傾げざるを得ない場面は少なくない。冒頭で触れたステッカー
との関連などを含め、そのあたりについては 「こじろう117」・・・“CHILD IN CAR"
???(その2) で検討したいと思う。
“DOG IN CAR" というステッカーはまだ見たことも
ないが、あったとしても飼い主に貼ってほしいとは
思わない!? こじろう
CAR” なるステッカーが貼ってあるのを目にする機会は少なくない・・・。
さて昨日某紙に 「衝突事故、助手席の母が抱いていた2歳児死亡」 というタイトル
の記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・ 26日午前4:15頃、愛媛県今治市の国道で軽乗用車が中央線
を越え、道路わきのガードレールに衝突。同乗していた松山市の
飲食店員女性 (21才) の長男 (2才) が頭を強く打ち、病院
に運ばれたが約1時間後に死亡した。
女性も顔の骨を折る重傷。
今治署は新居浜市の会社員男性K容疑者 (23才) が運転を
誤ったとして、自動車運転過失致傷の疑いで逮捕した。
発表によると、現場は片側1車線の緩やかなカーブ。K容疑者は
女性らと3人で広島市に向かう途中で、チャイルドシートは後部
座席にあったが、長男は助手席の女性に抱きかかえられていた
という。
K容疑者も首を打つ軽いけがを負い、調べに対し 「事故当時の
ことをよくおぼえていない」 と話している・・・・・・・・・・・・・
というものである。
午前5時少し前という時間帯や 「事故当時のことをよくおぼえていない」 との供述
などから、この事故はK容疑者による 「居眠り運転」 であった可能性が高いと思わ
れるが、いずれにしてもまだわずか2才という男児の尊い生命を奪ってしまった罪と
責任は極めて重いといわざるを得ないだろう。
それにしても残念なのは、当該車にはせっかくチャイルドシートが装備されていたに
もかかわらず、事故時にそれが使用されていなかったことである。さらによりによって
衝突事故においては一般に最も危険とされる助手席で抱きかかえられていたことが
被害に遭った男児にとって大変不運であったのはいうまでもない。 「普段はほぼ欠
かさずチャイルドシートに座らせていたのに、その時にかぎって何らかの理由や都合
で、たまたま助手席で抱きかかえざるを得なかった」 という事情も考えられないこと
はないが、チャイルドシートなどというものはまさに 「万一の不測の事態」 でこそ、そ
の効果が発揮されるものであり、それではチャイルドシートが装備されていた意味が
全くなかったということになる。まだ2才の子どもにとっては自動車に同乗中にかぎら
ず、外的な危険に対して自らの手で自らの身を守ることはまず不可能である。それゆ
えK容疑者と同様、あるいはそれ以上に21才の母親の過失は大きく責任は重いと判
断されても仕方がないというものだ。
ところで、「危険の塊」 といえる走行中の自動車とはいえ、日常小さな子どもを自家
用車に乗せざるを得ない場面はもちろん少なくない。その親や保護者としては自らが
運転するしないにかかわらず、最大限の注意を払う必要があるわけだが、一見子ど
の安全に気を配っているようでいて、実は今回の事故におけるチャイルドシートの件
のように 「?」 と首を傾げざるを得ない場面は少なくない。冒頭で触れたステッカー
との関連などを含め、そのあたりについては 「こじろう117」・・・“CHILD IN CAR"
???(その2) で検討したいと思う。
“DOG IN CAR" というステッカーはまだ見たことも
ないが、あったとしても飼い主に貼ってほしいとは
思わない!? こじろう
2012年02月27日
『飲酒日記』 をつけて???
ただ手をこまねいているだけよりも、「どんな些細なことでも何かした方が
ましだ」 と言われればたしかにその通りである。だが、それにしてもその
方向性があまりにズレているようでは・・・。
さて、昨日某紙に 「飲酒運転の処分者講習 『飲酒日記』 導入へ」 と
いうタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・富山県警運転免許センターは、4月から飲酒運転で免許の取り
消し処分を受けた人を対象に新たな講習を設ける。
カウンセリングを含めた2日間の講習に加えて、4週間の自宅研
修を課し、毎日の飲酒量などの 「飲酒日記」 を記入させる。
受講者が自身の飲酒と向き合うことで規範意識を高め、再犯を防
止することが目的。受講者は一日の飲酒量の目安を設定し、4週
間の自宅研修中、毎日の飲酒量を記入する。
昨年、富山県警管内の免許取り消し者は291人で、その6割強
が飲酒運転によるものだった・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
ダイエットの一手法に、 「毎日の食事の内容やおおよその摂取カロリーを
記録し、まずは減量に対する意識改革を促す」 ものがあると耳にしたこと
がある。それゆえアルコールに関しても 「飲酒日記」 なるものを毎日つ
けることで 「ついつい飲みすぎてしまう」 ことを多少なりとも抑制する効果
は否定できないだろう。
だがよく考えるまでもなく、それはあくまでも 「日常の飲酒量を減らす」 こ
とが目的であり、直ちに 「飲酒 『運転』 の防止」 にまでその効果を期
待することは、相当に無理があるだろう。というのも、飲酒運転の悪質さと
摂取したアルコールの量そのものは基本的に何ら関係ないからだ。もっと
も、ほろ酔いよりも泥酔状態での運転の方がその危険度は飛躍的に高ま
ることは疑いないし、課される処分に関しても、 「飲酒」 よりも 「酒気帯
び」 の方が軽く済むのはいうまでもない。だが、 「飲んだ量が少ないから
運転が許される」 というものでは決してなく、むしろ 「少しぐらいの酒量だ
から大丈夫だろう、といった慢心や油断が飲酒運転をけしかけ、その結果
として 『免許取り消し』 につながった」 という人が少なくないのではない
だろうか。
毎日の報道に接するかぎり、「厳罰化の流れにむしろ逆らうかのように飲
酒運転による事故や摘発が一向に減少する気配を見せない」 のは疑い
ないようで、当局としても何とか有効な手立てはないものかと四苦八苦し
ているのはよくわかる。だが、飲酒・酒気帯び運転に手を染める原因や理
由は 「飲酒運転の悪質性やそれに起因する危険性、反社会性といった
ものをまったく理解していない、甘くみている」 ところにあるのは明らかで
ある。必要とされるのはその部分に関する抜本的な対策なのだ。
ただ単に 「飲酒量を減らさせる」 ということからでは、その道はあまりに
遠く険しいと言わざるを得ない・・・。
毎日イタズラが多いため、飼い主から
「イタズラ日記」 をつけるように言わ
れても、 「そんな程度では効果はない
ハズだ」 と開き直る!? こじろう
ましだ」 と言われればたしかにその通りである。だが、それにしてもその
方向性があまりにズレているようでは・・・。
さて、昨日某紙に 「飲酒運転の処分者講習 『飲酒日記』 導入へ」 と
いうタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・富山県警運転免許センターは、4月から飲酒運転で免許の取り
消し処分を受けた人を対象に新たな講習を設ける。
カウンセリングを含めた2日間の講習に加えて、4週間の自宅研
修を課し、毎日の飲酒量などの 「飲酒日記」 を記入させる。
受講者が自身の飲酒と向き合うことで規範意識を高め、再犯を防
止することが目的。受講者は一日の飲酒量の目安を設定し、4週
間の自宅研修中、毎日の飲酒量を記入する。
昨年、富山県警管内の免許取り消し者は291人で、その6割強
が飲酒運転によるものだった・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
ダイエットの一手法に、 「毎日の食事の内容やおおよその摂取カロリーを
記録し、まずは減量に対する意識改革を促す」 ものがあると耳にしたこと
がある。それゆえアルコールに関しても 「飲酒日記」 なるものを毎日つ
けることで 「ついつい飲みすぎてしまう」 ことを多少なりとも抑制する効果
は否定できないだろう。
だがよく考えるまでもなく、それはあくまでも 「日常の飲酒量を減らす」 こ
とが目的であり、直ちに 「飲酒 『運転』 の防止」 にまでその効果を期
待することは、相当に無理があるだろう。というのも、飲酒運転の悪質さと
摂取したアルコールの量そのものは基本的に何ら関係ないからだ。もっと
も、ほろ酔いよりも泥酔状態での運転の方がその危険度は飛躍的に高ま
ることは疑いないし、課される処分に関しても、 「飲酒」 よりも 「酒気帯
び」 の方が軽く済むのはいうまでもない。だが、 「飲んだ量が少ないから
運転が許される」 というものでは決してなく、むしろ 「少しぐらいの酒量だ
から大丈夫だろう、といった慢心や油断が飲酒運転をけしかけ、その結果
として 『免許取り消し』 につながった」 という人が少なくないのではない
だろうか。
毎日の報道に接するかぎり、「厳罰化の流れにむしろ逆らうかのように飲
酒運転による事故や摘発が一向に減少する気配を見せない」 のは疑い
ないようで、当局としても何とか有効な手立てはないものかと四苦八苦し
ているのはよくわかる。だが、飲酒・酒気帯び運転に手を染める原因や理
由は 「飲酒運転の悪質性やそれに起因する危険性、反社会性といった
ものをまったく理解していない、甘くみている」 ところにあるのは明らかで
ある。必要とされるのはその部分に関する抜本的な対策なのだ。
ただ単に 「飲酒量を減らさせる」 ということからでは、その道はあまりに
遠く険しいと言わざるを得ない・・・。
毎日イタズラが多いため、飼い主から
「イタズラ日記」 をつけるように言わ
れても、 「そんな程度では効果はない
ハズだ」 と開き直る!? こじろう
2012年02月26日
『迷惑』 の対象???
「人に迷惑をかけてはいけない」 とは、社会に生きる者には例外なくあてはまること
であるが・・・。
昨日某紙に 「名前出ると親族に迷惑かかる・・・、氏名や年齢不詳の男に有罪」 と
いうタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・諏訪簡裁は24日、窃盗未遂の罪で、氏名・年齢・本籍とも不詳の住所不定
無職の男に懲役1年、執行猶予4年 (求刑懲役1年) の判決を言い渡した。
判決によると、男は昨年12月10日、諏訪郡富士見町の洋服店内で作業机
の引出しから金を盗もうとしていたところを店主に見つかった。外見から60歳
ぐらいとみられる。弁護人によると、男は 「名前がマスコミに出ると親族や世
話になった人に迷惑がかかる」 と黙秘していた。
長野県警茅野署によると、男は逮捕時に現金2500円余りが入った財布を持
っていたが、身分を証明する所持品は一切なかった。調べに対し、2~3年前
から日雇いの仕事をしながらホームレス生活を送っていると話したという。
佐藤久貴裁判官は判決理由で 「氏名や生年月日を黙秘し、真摯に反省しよ
うとする意欲がみられない」 と指摘したうえで、 「事件が未遂であること、指
紋や掌紋の記録がなく前科前歴がないと判明したことから、刑の執行を猶予し、
更生の機会を与える」 と述べた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
罪を犯すことによって 「法的」 に処罰を受けるのは当然であるが、ある意味ではそれ
以上に 「はるかに重い」 社会的制裁は、その犯罪の内容および容疑者・被告らの実
名などが報道等より広く世間に明らかにされることであろう。というのも、 「法的な制裁」
はその罪人のみが受けるのに対し、 「社会的制裁」 の方は当人のみならず、その親
族はもちろん、所属先や出身の学校等にまで極めて広範囲に悪影響を及ぼす可能性
が高いからだ。ことに閉鎖的な地域社会においては、たとえば殺人などの罪に問われた
被告や受刑者の家族などは (表に出る出ないはともかく) 実際にさまざまな面で不利
益を被るだけでなく、世間から好奇や蔑みの目でみられることは避けられず、転居など
を余儀なくされる例も少なくないと耳にしたことがある。
某紙記事の男による、 「名前が出ると親族や世話になった人に迷惑がかかる」 という
のは一面たしかにその通りと言えなくもない。だがその思考や論理は社会的に全く通用
しない極めて身勝手なものだということは小学生でも理解できるだろう。今回は未遂であ
るとはいえ、何の罪もなく実際に ”迷惑” をかけられた側は一目瞭然であり、一般にこ
のようなケースにおいて 「自分の身内らにかかる “迷惑” 」 を同じレベルで持ち出さ
れては、被害に遭った側としては 「冗談じゃない」 ということになるからだ。
犯罪に手を染めたいと考えても、 「逮捕されたり、自分が犯人だと発覚し報道等された
場合には家族や関係者にも迷惑がかかるから」 と踏みとどまる人は少なくないと思わ
れる。まだ犯罪の ”容疑者” の段階において、当人の個人的な事柄に関する過度な
報道のあり方についてはさまざまな異論をまたないが、自らに対してだけでなく、周囲
の関係者のまで及ぶ社会的制裁の存在が、幾多の犯罪の抑止力として機能している
こともまた紛れもない事実なのである・・・。
もし自分が何か問題を起こせば、飼い主に迷惑
をかけるどころか、 「飼い主自身が責任を負わ
なくてはならない」 ことを、一応は理解している
つもりの!? こじろう
であるが・・・。
昨日某紙に 「名前出ると親族に迷惑かかる・・・、氏名や年齢不詳の男に有罪」 と
いうタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・諏訪簡裁は24日、窃盗未遂の罪で、氏名・年齢・本籍とも不詳の住所不定
無職の男に懲役1年、執行猶予4年 (求刑懲役1年) の判決を言い渡した。
判決によると、男は昨年12月10日、諏訪郡富士見町の洋服店内で作業机
の引出しから金を盗もうとしていたところを店主に見つかった。外見から60歳
ぐらいとみられる。弁護人によると、男は 「名前がマスコミに出ると親族や世
話になった人に迷惑がかかる」 と黙秘していた。
長野県警茅野署によると、男は逮捕時に現金2500円余りが入った財布を持
っていたが、身分を証明する所持品は一切なかった。調べに対し、2~3年前
から日雇いの仕事をしながらホームレス生活を送っていると話したという。
佐藤久貴裁判官は判決理由で 「氏名や生年月日を黙秘し、真摯に反省しよ
うとする意欲がみられない」 と指摘したうえで、 「事件が未遂であること、指
紋や掌紋の記録がなく前科前歴がないと判明したことから、刑の執行を猶予し、
更生の機会を与える」 と述べた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
罪を犯すことによって 「法的」 に処罰を受けるのは当然であるが、ある意味ではそれ
以上に 「はるかに重い」 社会的制裁は、その犯罪の内容および容疑者・被告らの実
名などが報道等より広く世間に明らかにされることであろう。というのも、 「法的な制裁」
はその罪人のみが受けるのに対し、 「社会的制裁」 の方は当人のみならず、その親
族はもちろん、所属先や出身の学校等にまで極めて広範囲に悪影響を及ぼす可能性
が高いからだ。ことに閉鎖的な地域社会においては、たとえば殺人などの罪に問われた
被告や受刑者の家族などは (表に出る出ないはともかく) 実際にさまざまな面で不利
益を被るだけでなく、世間から好奇や蔑みの目でみられることは避けられず、転居など
を余儀なくされる例も少なくないと耳にしたことがある。
某紙記事の男による、 「名前が出ると親族や世話になった人に迷惑がかかる」 という
のは一面たしかにその通りと言えなくもない。だがその思考や論理は社会的に全く通用
しない極めて身勝手なものだということは小学生でも理解できるだろう。今回は未遂であ
るとはいえ、何の罪もなく実際に ”迷惑” をかけられた側は一目瞭然であり、一般にこ
のようなケースにおいて 「自分の身内らにかかる “迷惑” 」 を同じレベルで持ち出さ
れては、被害に遭った側としては 「冗談じゃない」 ということになるからだ。
犯罪に手を染めたいと考えても、 「逮捕されたり、自分が犯人だと発覚し報道等された
場合には家族や関係者にも迷惑がかかるから」 と踏みとどまる人は少なくないと思わ
れる。まだ犯罪の ”容疑者” の段階において、当人の個人的な事柄に関する過度な
報道のあり方についてはさまざまな異論をまたないが、自らに対してだけでなく、周囲
の関係者のまで及ぶ社会的制裁の存在が、幾多の犯罪の抑止力として機能している
こともまた紛れもない事実なのである・・・。
もし自分が何か問題を起こせば、飼い主に迷惑
をかけるどころか、 「飼い主自身が責任を負わ
なくてはならない」 ことを、一応は理解している
つもりの!? こじろう
2012年02月25日
『ダミー』 の抑止力???
昨年、京都大学で起きた 「世紀の?カンニング事件」 が世間を騒がせてから
ちょうど1年。 「あれからもう1年も経過したのか」 と思う人もいれば、 「もう
ずいぶんと前のことのように感じるが、たった1年前のことなのか」 と振り返る
人とさまざまだろう。
さて、昨日某紙に 「携帯カンニング、特定できます=精度向上、座席単位で
『抑止力に』・・・東工大など」 というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・京都大学などで昨年起きた携帯電話を使ったカンニング事件以降、
各大学が対策に頭を悩ませているのを受けて、東京工業大などの
研究チームが携帯が発する電波から、どの座席で使っているかを
特定する技術を開発した。
東工大の阪口教授らの研究チームは、受験会場の四隅と中央に
複数のアンテナを設置し、捉えた電波の距離や角度からどの座席
で携帯を使っているか特定する方法を開発したが、改良の結果精
度が向上し、座席の特定がほぼ可能になった。
阪口教授は 「データベース作成の自動化やコストダウンができれ
ば実用化につながる。会場にアンテナのダミーを置くだけでも抑止
力になる」 と話している・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
京都大での事件については、 「こじろう117」・・・『元凶』 をすりかえるな!!!
・・・で個人的には語り尽くした?つもりなので、ここで改めて触れることは割愛
するが、 「不正をはたらこうとする一部の輩のせいで、まじめに挑む受験生ら
が余計な緊張や不安を強いられる」 という不条理をやはりスンナリ受け止め
るわけにはいかない。もっとも 「社会というものは一般にそういうものなのだ
ということを若いうちから実感・体感するのも一つの修行である」 と考えれば
済まされるかもしれない。
さて上記の記事の中で一点、個人的に気にかかる記述、それは 「アンテナの
『ダミー』 を置くだけでも 『抑止力』 になる・・・」 という阪口教授のコメントで
ある。たしかに今回の開発を実用化するためには、これからさまざまなクリアす
べき課題が残されているのは疑いない。特にコスト的な面を考えれば 「ダミー」
をいかに上手に活用するかは大きなポイントにもなるだろう。だが、こういう場合
のダミーとは本来、 「それ (ダミー) をそうだと思わせないからこそ効果が存
在する」 と考えるのが普通である。つまりまだ実用化もしていない最初の開発
段階で 「ダミーを置く・・・」 と言及する必要はあまりない、というよりも、あえて
一般に触れる意味は全くないのではないだろうか。
身近にある 「ダミー」 ですぐ思い浮かぶのは、家庭用の防犯カメラである。た
しかにそのダミーが登場し普及し始めた当初は、低コストでそれなりの防犯効果
があったことは疑いない。だが、これだけダミーが一般化され、今やごく普通の量
販店で堂々と 「 『ダミー』 防犯カメラ」 という商品名?で販売されるに至って
は、特に犯罪のプロからすれば、 「イマドキ、ダミーのカメラなど使って安上がり
の防犯をしようとする家庭なら、むしろ狙いやすい」 などと逆に標的にされてしま
う現状があるとも耳にするくらいだ。
昨今これだけ騒がれてもまだ、果敢に?カンニングなどに手を染めようとするよう
な輩は、今後もさまざまな方法や手段を駆使してくるだろう。それに対抗する側だ
けが 「一方的に手の内を晒す」 必要は全くないのでは、と思うのだが・・・・・。
飼い主とのさまざまな攻防において、自ら
の手の内を事前に悟られない絶対的な自
信のある!? こじろう
ちょうど1年。 「あれからもう1年も経過したのか」 と思う人もいれば、 「もう
ずいぶんと前のことのように感じるが、たった1年前のことなのか」 と振り返る
人とさまざまだろう。
さて、昨日某紙に 「携帯カンニング、特定できます=精度向上、座席単位で
『抑止力に』・・・東工大など」 というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・京都大学などで昨年起きた携帯電話を使ったカンニング事件以降、
各大学が対策に頭を悩ませているのを受けて、東京工業大などの
研究チームが携帯が発する電波から、どの座席で使っているかを
特定する技術を開発した。
東工大の阪口教授らの研究チームは、受験会場の四隅と中央に
複数のアンテナを設置し、捉えた電波の距離や角度からどの座席
で携帯を使っているか特定する方法を開発したが、改良の結果精
度が向上し、座席の特定がほぼ可能になった。
阪口教授は 「データベース作成の自動化やコストダウンができれ
ば実用化につながる。会場にアンテナのダミーを置くだけでも抑止
力になる」 と話している・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
京都大での事件については、 「こじろう117」・・・『元凶』 をすりかえるな!!!
・・・で個人的には語り尽くした?つもりなので、ここで改めて触れることは割愛
するが、 「不正をはたらこうとする一部の輩のせいで、まじめに挑む受験生ら
が余計な緊張や不安を強いられる」 という不条理をやはりスンナリ受け止め
るわけにはいかない。もっとも 「社会というものは一般にそういうものなのだ
ということを若いうちから実感・体感するのも一つの修行である」 と考えれば
済まされるかもしれない。
さて上記の記事の中で一点、個人的に気にかかる記述、それは 「アンテナの
『ダミー』 を置くだけでも 『抑止力』 になる・・・」 という阪口教授のコメントで
ある。たしかに今回の開発を実用化するためには、これからさまざまなクリアす
べき課題が残されているのは疑いない。特にコスト的な面を考えれば 「ダミー」
をいかに上手に活用するかは大きなポイントにもなるだろう。だが、こういう場合
のダミーとは本来、 「それ (ダミー) をそうだと思わせないからこそ効果が存
在する」 と考えるのが普通である。つまりまだ実用化もしていない最初の開発
段階で 「ダミーを置く・・・」 と言及する必要はあまりない、というよりも、あえて
一般に触れる意味は全くないのではないだろうか。
身近にある 「ダミー」 ですぐ思い浮かぶのは、家庭用の防犯カメラである。た
しかにそのダミーが登場し普及し始めた当初は、低コストでそれなりの防犯効果
があったことは疑いない。だが、これだけダミーが一般化され、今やごく普通の量
販店で堂々と 「 『ダミー』 防犯カメラ」 という商品名?で販売されるに至って
は、特に犯罪のプロからすれば、 「イマドキ、ダミーのカメラなど使って安上がり
の防犯をしようとする家庭なら、むしろ狙いやすい」 などと逆に標的にされてしま
う現状があるとも耳にするくらいだ。
昨今これだけ騒がれてもまだ、果敢に?カンニングなどに手を染めようとするよう
な輩は、今後もさまざまな方法や手段を駆使してくるだろう。それに対抗する側だ
けが 「一方的に手の内を晒す」 必要は全くないのでは、と思うのだが・・・・・。
飼い主とのさまざまな攻防において、自ら
の手の内を事前に悟られない絶対的な自
信のある!? こじろう
2012年02月24日
『乗客忘れた』???(その3)
「こじろう117」・・・『乗客忘れた』???(その1) および (その2) の続きである。
以前、自分自身が高速バスに乗車した際の経験の中で忘れられないのが、やはり途
中のサービスエリア (SA) における休憩に関することである。
そのバスでは、始発から約1時間30分くらい乗車すると、途中のSAで15分間の休憩
をとることになっているようで、その時も運転手の方から 「それではこちらで15分間
のトイレ休憩をとります。バス前方にある時計で△△分までにお戻りください」 という
型通りのアナウンスがあった。われわれ男性にとってはそれだけの時間があれば、よ
ほど混雑でもしていないかぎり十分といえるだろうが、女性にしてみればいろいろな意
味で決して 「余裕を持って」 というわけにはいかない面があるのは当然理解できる。
案の定その際も予定の15分を過ぎても3人の乗客がまだバスに戻っていないことが
運転手からアナウンスされ、自分を含む他の乗客ともども仕方なく待っていたのだが、
さすがにさらに10分近く経過してくると 「どうみてもトイレが混雑などしている様子も
ないし、もしかしたら急に身体の具合でも悪くなったのか、それとも戻るべきバスがわ
からなくなってしまったのか。いずれにせよ運転手の方で適切に判断してなんとかして
くれないと・・・」 などと考え始めた矢先、3人の中年女性がそれぞれ大きなレジ袋
を両手に提げて、全く急ぐ様子もなくおしゃべりしながらバスの方に向かってくるのが
車窓から目に入ったのだ。SA内の売店でたくさんの買い物をしてきたのは明らかだが、
終点までの距離や時間などを考えれば、バスの中で飲食する分にしてはいかにも多
すぎるから、おそらく訪問先とか自宅への 「おみやげ」 の類だろう。もしかしたら彼女
らにとってこういった高速バス利用がその時初めてのことで、休憩 (時間) に関する
ルールをよく知らず、観光バスでじっくりと時間をかけて 「おみやげ」 を探すイメージ
を持っていたのかもしれない。だが、戻り時間についてのアナウンスが耳に入らなかっ
たとは到底思えないし、逆に、初めてなら初めてなりに 「戻り時間に遅れたら大変な
ことになる」 と考えてより慎重に行動するのがごく一般の常識を有する人間というも
のである。ゆえにこれは 「どうせ遅れても、まさか自分らを残して出発などするハズ
はない」 と高を括っている “確信犯” に他ならないと判断された。
(その2) で登場した、 「トンデモ (ない) 2人組」 にせよ、上記の 「無神経3人
組」 にせよ、バス会社にとってはもちろん一応は大事な 「お客さま」 である。高速
バスの運行もサービス業の一種であることに疑いはないため、 「お客さま」 側の明
らかなワガママや身勝手極まりない行動に対して、多少は大目に見ざるをえないの
はその通りである。だがそれはあくまでも 「バス会社 対 乗客」 の関係にかぎっ
てのことで、最低限のルールを守っているほとんどの他の乗客にとっては、そういった
非常識の塊に過ぎないような一部の輩の行為により迷惑を被るいかなる筋合いもな
ければ、その理由も全く存在しないのだ。
「高速バスもいわゆる路線バスの一つで、予定時刻などは本来あてにならないのだ
から、時間を気にするなら別の交通手段を選べばいい」 と言われればたしかに反論
できない。だがそれをいう前に 「集合時間など最低限の社会的なルールを端から無
視して平然としているような連中には、そういった “公共” の交通機関を利用する
資格や権利を与えるべきではない」 とするのが筋だろう。
(その1) の某紙記事に登場した72才の男性が、どうして一人SAに取り残されてし
まったのか具体的な原因はわからない。年齢的にそれなりに考慮すべき点もあったかも
しれないし、あるいは集合時刻前に運転手が勘違いして出発してしまった可能性も否
定できないため、今回のこと自体がどうだこうだとは一概に言えない。またそのような
ことが起きた場合に、バス会社側の責任を追及するのは簡単である。しかし、それと
同時にあるいはそれ以前に、少なくとも ”公共” の交通機関を利用する立場として、
「乗客は自分一人なのではない」 つまり、 「他の乗客の迷惑になる行動は絶対に
慎む」 という自覚とそれに基く行動があったかどうかの検証が必要なのは言うまで
もないだろう・・・。
飼い主のミスを追及する前に、「自分の
側にも落ち度がなかったか」 の検証が
必要だとは一切考えない!? こじろう
以前、自分自身が高速バスに乗車した際の経験の中で忘れられないのが、やはり途
中のサービスエリア (SA) における休憩に関することである。
そのバスでは、始発から約1時間30分くらい乗車すると、途中のSAで15分間の休憩
をとることになっているようで、その時も運転手の方から 「それではこちらで15分間
のトイレ休憩をとります。バス前方にある時計で△△分までにお戻りください」 という
型通りのアナウンスがあった。われわれ男性にとってはそれだけの時間があれば、よ
ほど混雑でもしていないかぎり十分といえるだろうが、女性にしてみればいろいろな意
味で決して 「余裕を持って」 というわけにはいかない面があるのは当然理解できる。
案の定その際も予定の15分を過ぎても3人の乗客がまだバスに戻っていないことが
運転手からアナウンスされ、自分を含む他の乗客ともども仕方なく待っていたのだが、
さすがにさらに10分近く経過してくると 「どうみてもトイレが混雑などしている様子も
ないし、もしかしたら急に身体の具合でも悪くなったのか、それとも戻るべきバスがわ
からなくなってしまったのか。いずれにせよ運転手の方で適切に判断してなんとかして
くれないと・・・」 などと考え始めた矢先、3人の中年女性がそれぞれ大きなレジ袋
を両手に提げて、全く急ぐ様子もなくおしゃべりしながらバスの方に向かってくるのが
車窓から目に入ったのだ。SA内の売店でたくさんの買い物をしてきたのは明らかだが、
終点までの距離や時間などを考えれば、バスの中で飲食する分にしてはいかにも多
すぎるから、おそらく訪問先とか自宅への 「おみやげ」 の類だろう。もしかしたら彼女
らにとってこういった高速バス利用がその時初めてのことで、休憩 (時間) に関する
ルールをよく知らず、観光バスでじっくりと時間をかけて 「おみやげ」 を探すイメージ
を持っていたのかもしれない。だが、戻り時間についてのアナウンスが耳に入らなかっ
たとは到底思えないし、逆に、初めてなら初めてなりに 「戻り時間に遅れたら大変な
ことになる」 と考えてより慎重に行動するのがごく一般の常識を有する人間というも
のである。ゆえにこれは 「どうせ遅れても、まさか自分らを残して出発などするハズ
はない」 と高を括っている “確信犯” に他ならないと判断された。
(その2) で登場した、 「トンデモ (ない) 2人組」 にせよ、上記の 「無神経3人
組」 にせよ、バス会社にとってはもちろん一応は大事な 「お客さま」 である。高速
バスの運行もサービス業の一種であることに疑いはないため、 「お客さま」 側の明
らかなワガママや身勝手極まりない行動に対して、多少は大目に見ざるをえないの
はその通りである。だがそれはあくまでも 「バス会社 対 乗客」 の関係にかぎっ
てのことで、最低限のルールを守っているほとんどの他の乗客にとっては、そういった
非常識の塊に過ぎないような一部の輩の行為により迷惑を被るいかなる筋合いもな
ければ、その理由も全く存在しないのだ。
「高速バスもいわゆる路線バスの一つで、予定時刻などは本来あてにならないのだ
から、時間を気にするなら別の交通手段を選べばいい」 と言われればたしかに反論
できない。だがそれをいう前に 「集合時間など最低限の社会的なルールを端から無
視して平然としているような連中には、そういった “公共” の交通機関を利用する
資格や権利を与えるべきではない」 とするのが筋だろう。
(その1) の某紙記事に登場した72才の男性が、どうして一人SAに取り残されてし
まったのか具体的な原因はわからない。年齢的にそれなりに考慮すべき点もあったかも
しれないし、あるいは集合時刻前に運転手が勘違いして出発してしまった可能性も否
定できないため、今回のこと自体がどうだこうだとは一概に言えない。またそのような
ことが起きた場合に、バス会社側の責任を追及するのは簡単である。しかし、それと
同時にあるいはそれ以前に、少なくとも ”公共” の交通機関を利用する立場として、
「乗客は自分一人なのではない」 つまり、 「他の乗客の迷惑になる行動は絶対に
慎む」 という自覚とそれに基く行動があったかどうかの検証が必要なのは言うまで
もないだろう・・・。
飼い主のミスを追及する前に、「自分の
側にも落ち度がなかったか」 の検証が
必要だとは一切考えない!? こじろう
2012年02月23日
『乗客忘れた』???(その2)
「こじろう117」・・・『乗客忘れた』???(その1)・・・の続きである。
(その1) では、高速バスがあるサービスエリア (SA) で休憩した後に、乗客の
数をよく確認しなかったため、72才の男性を一人取り残したまま出発してしまった
事件?に関する某誌の記事を取り上げた。運転手やバス会社側に落ち度があっ
た事実はもちろん否定できないが、 (今回の件においてということではなく) こう
いう場合における 「乗客側の問題」 についてが今回の内容である。
もう10年ほど前になるが、遠方に住むある知人が訪ねてくることになり、長距離
高速バスの停留所まで自動車で迎えに行く機会があった。もちろんバスの到着時
刻など 「あてにならない」 のは織り込み済みだが、それにしてもさすがに予定よ
り40~50分も遅れているに至っては、 「何かあったんだろうか」 という不安が
よぎり始めても仕方ないだろう。当時は 「携帯電話を持たない人はまずほとんど
いない」 という現在とは違っていたため、当人に連絡をとることもできず、こうなっ
たら、バス運行会社に問い合わせするしかないなどと考え始めた矢先、一時間余
りの遅れでようやくバスが視界に入ってきた。自らの責任など全くないにもかかわ
らず申し訳なさそうに降車してきた知人との、その直後の会話の主な内容は、
・・・・・・・・・・
「ずいぶん時間が遅れてお疲れでしょう。途中、事故とか渋滞とかあったのですか」
「いえ、バスは予定の時間通りに出発し、特に混雑もしていなかったんですが・・・。
実は出発してから3つ目くらいの停留所となっているインターチェンジ (IC) で
10分くらい停車していたのですが、結局そこでは誰も乗せずに出発、その30分後
くらいに、今度は停留所にもなっていないIC前で減速したかと思うと、一旦そこで高
速道路から降り、そのままなんと反対車線に入り直して元の方向に戻り始めたんで
す」
「はあ?、一体何が起きたのですか」
「その時点になって初めて運転手からマイクで説明があったんですが、先ほどの停
留所で乗るはずだった女性客2名が、出発時刻を10分以上過ぎても現れないため
出発したところ、その数分後くらいに彼女らがようやく停留所に着いたらしく、 『乗
る予定のバスが待っていない』 と、バス会社にクレーム?の連絡が入ったような
んです。それでその2人を迎えに行くためわざわざ戻るということでした」
「え、そんなおかしな話があるんですか。誰も何も不平を言わなかったのですか」
「私自身もヒドイ話だとは思ったんですけど、それよりも気を遣って申し訳なさそう
な運転手が気の毒になっちゃって・・・。5~6人ほどいた他の乗客の人たちも同じ
ように感じたんじゃないですか」
「それで、わざわざバスを迎えによこしたその2人の女性客はその後?」
「ごく普通にしていた、というよりもバスに乗り込んでからはずっと2人で大きな声
で楽しそうにおしゃべりしていました。乗り込む際に運転手の側が女性らに向かっ
て何回も 『すみませんでした』 と謝っていましたが、彼女らからは何もなかった
と思います」
・・・・・・・・・・・・・
というようなものであった。
いくら予約してあったとはいえ、公共交通機関であるバスの出発時間に10分以上
も遅れておきながら、先に出発したことにクレームをつけるだけでなく、なんとバス
を戻させ、1時間以上も遅らせて平然としている乗客、およびそういった輩の主張
通りに従ったバス会社の判断に対し、 「そんなことが現代のこの日本国内で現実
にまかり通るのか」 と唖然とし、話を耳にした後 (知人には申し訳ないが) し
ばらく一言も発せなかった憶えがある。
さらにこれほどメチャクチャでなくても、自分自身が長距離バスの乗客に関して目に
した 「???」 という場面、およびこの手の問題のまとめについては、 「こじ
ろう117」・・・『乗客忘れた』???(その3)・・・で、この続きとして触れたいと思う。
飼い主の車で高速道路を利用する際は
SAでの休憩を楽しみにしている!?
こじろう
(その1) では、高速バスがあるサービスエリア (SA) で休憩した後に、乗客の
数をよく確認しなかったため、72才の男性を一人取り残したまま出発してしまった
事件?に関する某誌の記事を取り上げた。運転手やバス会社側に落ち度があっ
た事実はもちろん否定できないが、 (今回の件においてということではなく) こう
いう場合における 「乗客側の問題」 についてが今回の内容である。
もう10年ほど前になるが、遠方に住むある知人が訪ねてくることになり、長距離
高速バスの停留所まで自動車で迎えに行く機会があった。もちろんバスの到着時
刻など 「あてにならない」 のは織り込み済みだが、それにしてもさすがに予定よ
り40~50分も遅れているに至っては、 「何かあったんだろうか」 という不安が
よぎり始めても仕方ないだろう。当時は 「携帯電話を持たない人はまずほとんど
いない」 という現在とは違っていたため、当人に連絡をとることもできず、こうなっ
たら、バス運行会社に問い合わせするしかないなどと考え始めた矢先、一時間余
りの遅れでようやくバスが視界に入ってきた。自らの責任など全くないにもかかわ
らず申し訳なさそうに降車してきた知人との、その直後の会話の主な内容は、
・・・・・・・・・・
「ずいぶん時間が遅れてお疲れでしょう。途中、事故とか渋滞とかあったのですか」
「いえ、バスは予定の時間通りに出発し、特に混雑もしていなかったんですが・・・。
実は出発してから3つ目くらいの停留所となっているインターチェンジ (IC) で
10分くらい停車していたのですが、結局そこでは誰も乗せずに出発、その30分後
くらいに、今度は停留所にもなっていないIC前で減速したかと思うと、一旦そこで高
速道路から降り、そのままなんと反対車線に入り直して元の方向に戻り始めたんで
す」
「はあ?、一体何が起きたのですか」
「その時点になって初めて運転手からマイクで説明があったんですが、先ほどの停
留所で乗るはずだった女性客2名が、出発時刻を10分以上過ぎても現れないため
出発したところ、その数分後くらいに彼女らがようやく停留所に着いたらしく、 『乗
る予定のバスが待っていない』 と、バス会社にクレーム?の連絡が入ったような
んです。それでその2人を迎えに行くためわざわざ戻るということでした」
「え、そんなおかしな話があるんですか。誰も何も不平を言わなかったのですか」
「私自身もヒドイ話だとは思ったんですけど、それよりも気を遣って申し訳なさそう
な運転手が気の毒になっちゃって・・・。5~6人ほどいた他の乗客の人たちも同じ
ように感じたんじゃないですか」
「それで、わざわざバスを迎えによこしたその2人の女性客はその後?」
「ごく普通にしていた、というよりもバスに乗り込んでからはずっと2人で大きな声
で楽しそうにおしゃべりしていました。乗り込む際に運転手の側が女性らに向かっ
て何回も 『すみませんでした』 と謝っていましたが、彼女らからは何もなかった
と思います」
・・・・・・・・・・・・・
というようなものであった。
いくら予約してあったとはいえ、公共交通機関であるバスの出発時間に10分以上
も遅れておきながら、先に出発したことにクレームをつけるだけでなく、なんとバス
を戻させ、1時間以上も遅らせて平然としている乗客、およびそういった輩の主張
通りに従ったバス会社の判断に対し、 「そんなことが現代のこの日本国内で現実
にまかり通るのか」 と唖然とし、話を耳にした後 (知人には申し訳ないが) し
ばらく一言も発せなかった憶えがある。
さらにこれほどメチャクチャでなくても、自分自身が長距離バスの乗客に関して目に
した 「???」 という場面、およびこの手の問題のまとめについては、 「こじ
ろう117」・・・『乗客忘れた』???(その3)・・・で、この続きとして触れたいと思う。
飼い主の車で高速道路を利用する際は
SAでの休憩を楽しみにしている!?
こじろう
2012年02月22日
『乗客忘れた』???(その1)
新幹線などの 「長距離列車」 と 「長距離バス」 の大きな違いの一つ
に 「 (出発や到着) の時間の正確さ」 があるのはいうまでもない。
さて先日某地元紙に 「高速バスがサービスエリアで乗客忘れ出発」 と
いうタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・ 18日午前9時20分頃、飯田発長野行き高速バスが松本市の
長野道梓川サービスエリア (SA) で休憩を終えて出発する際
乗客の男性 (72才) を乗せずに出発した。男性はバス会社
が手配したタクシーで目的地の長野市に向かった。
同社によると、男性運転手がSA出発前に乗客の人数を確認し
した際、乗せるべき人数を勘違いし、全乗客がバスに戻ったと判
断したという。
バス会社は 「経緯を検証して再発防止に努めたい」 としている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
冒頭で触れた、長距離列車と同バスで時間の正確さに差が出る大きな要
因として 「列車は専用の線路上を走るのに対し、バスはその時の道路交
通事情に左右される可能性が高い」 というものが考えられるが、それ以外
にも、列車は基本的に出発時間になればほぼ間違いなく出発するのに対し、
バスは乗客の事情によりそれに多少のズレが生じるという面もある。たとえ
乗車の予約 (指定席の確保) がなされていたとしても、列車の場合は所
定の時間がくれば構わず出発するのに対し、バスの場合は予約した客が
その停留所で乗車するのを確認するのが一般的であるし、それはSAなど
で途中休憩した後に出発する場合も同様である。
そういったルールや前提のもとで、今回の事件?におけるバスの運転手
(バス会社) の 「落ち度」 はたしかに否定できないであろうし、乗せず
にそのまま残してしまった乗客を別途タクシーで目的地まで送り届けるこ
とを余儀なくされたのもいたし方ないといえよう。
だが、個人的には一般にこのようなことが起こった場合に、「一方的にバス
会社側の責任とすることが果たして適切なのであろうか」 すなわち 「バ
スを利用する側 (乗客側) の責任も少なからず存在するのでは」 という
疑問を抱いてしまう。それについては、実際に自分自身が耳にしたり目に
した経験を踏まえ、さらには一般の社会常識や周囲にかかる迷惑の問題
と合わせ、 「こじろう117」・・・『乗客忘れた』???(その2) および
(その3)・・・ で、この続きとして触れたいと思う。
飼い主に 「食事の時間を忘れられた」 ことは
数知れない!? こじろう
に 「 (出発や到着) の時間の正確さ」 があるのはいうまでもない。
さて先日某地元紙に 「高速バスがサービスエリアで乗客忘れ出発」 と
いうタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・ 18日午前9時20分頃、飯田発長野行き高速バスが松本市の
長野道梓川サービスエリア (SA) で休憩を終えて出発する際
乗客の男性 (72才) を乗せずに出発した。男性はバス会社
が手配したタクシーで目的地の長野市に向かった。
同社によると、男性運転手がSA出発前に乗客の人数を確認し
した際、乗せるべき人数を勘違いし、全乗客がバスに戻ったと判
断したという。
バス会社は 「経緯を検証して再発防止に努めたい」 としている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
冒頭で触れた、長距離列車と同バスで時間の正確さに差が出る大きな要
因として 「列車は専用の線路上を走るのに対し、バスはその時の道路交
通事情に左右される可能性が高い」 というものが考えられるが、それ以外
にも、列車は基本的に出発時間になればほぼ間違いなく出発するのに対し、
バスは乗客の事情によりそれに多少のズレが生じるという面もある。たとえ
乗車の予約 (指定席の確保) がなされていたとしても、列車の場合は所
定の時間がくれば構わず出発するのに対し、バスの場合は予約した客が
その停留所で乗車するのを確認するのが一般的であるし、それはSAなど
で途中休憩した後に出発する場合も同様である。
そういったルールや前提のもとで、今回の事件?におけるバスの運転手
(バス会社) の 「落ち度」 はたしかに否定できないであろうし、乗せず
にそのまま残してしまった乗客を別途タクシーで目的地まで送り届けるこ
とを余儀なくされたのもいたし方ないといえよう。
だが、個人的には一般にこのようなことが起こった場合に、「一方的にバス
会社側の責任とすることが果たして適切なのであろうか」 すなわち 「バ
スを利用する側 (乗客側) の責任も少なからず存在するのでは」 という
疑問を抱いてしまう。それについては、実際に自分自身が耳にしたり目に
した経験を踏まえ、さらには一般の社会常識や周囲にかかる迷惑の問題
と合わせ、 「こじろう117」・・・『乗客忘れた』???(その2) および
(その3)・・・ で、この続きとして触れたいと思う。
飼い主に 「食事の時間を忘れられた」 ことは
数知れない!? こじろう
2012年02月21日
『上司キライ・会話もイヤ』!!!
生まれてくる子どもが自分の親を選べないのと同様に、 「勤め人の世界」 では
一般に部下が上司を選ぶことはできない・・・。
さて昨日某紙に 「 『上司キライ・会話もイヤ』・・・文書回覧せず、自衛官停職」 と
いうタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地は17日、業務隊所属の40才代の男性一等
陸尉を停職6日の懲戒処分にした。
発表によると、一等陸尉は2007年9~12月、回覧文書の押印欄に勝
手に上司の印章を押して回覧せず、上司から印章を使わないよう指導さ
れても従わなかった。
一等陸尉は、 「上司が気に入らず、回覧の際に会話するのもイヤだった」
と話しているという・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
2007年の9~12月といえば、すでにそれから4年以上もの月日が経過している
にもかかわらず、なぜ今頃になって処分がなされることになったのかがまずは興味
深いが、それはその組織なりの事情があるということで納得するしかないだろう。
さてこの一等陸尉。40才も過ぎているというのに、まるで小学生の男の子が女の
子にイジワルするようなレベルのことを職場で真剣に行っていたようで、 (不謹慎
ながら) 傍からみれば滑稽でおかしくて仕方ない。もっとも一般に相手が上司で
あろうと部下であろうと、 「許可も得ず、無断で他人の印章を押す」 などというの
は、法を犯している可能性があることはもちろん、道義的・社会的にも許されざる
行為である。しかも隠れてではなく、上司本人から指摘・注意されていたうえでそ
のまま続けていたとなれば、よくそんな人間が何年も同じ部署で勤務し続けられた
ものだとある意味感心?してしまう。それとも “自衛隊” という組織の中ではそう
いうことが当たり前で、かつそのくらい図太くなければやっていけないということで
あれば話は別であるが・・・。
さてたとえば 「男と女の関係」 の場合、少なくとも現代の社会や慣習においては
「 (一緒にいるとか付き合うのが) イヤなのであれば、離れればいい」 というの
が普通だが、 「上司と部下」 となれば、もともと好きで一緒に仕事をしているわけ
でもなく、さりとて相手がイヤでも簡単に離れることはできないから厄介である。そ
れでも数年に一度くらいの割合で転勤とか転属、異動といったものがある職場はま
だよいが、中小企業等で 「退職しないかぎりはずっとその関係が続く」 という場
合は本当に大変な面が多いと思われる。
ところで件の “上司” だが、部下に直接 「嫌がらせ」 をされたこともさることな
がら、本当に気の毒なのは今回の事件を報道で知った人たちに 「ここまで部下
から嫌われてしまうこの “上司” 、一体どんな人物なのだろう」 と思われること
だろう。 「人の上に立つとはそういうものだ」 というのは簡単だが・・・・・・・。
(「こじろう117」・・・『積年の恨みを』???・・・参照)
飼い犬にとって 「飼い主を選べない」
のは理不尽だと思う!? こじろう
一般に部下が上司を選ぶことはできない・・・。
さて昨日某紙に 「 『上司キライ・会話もイヤ』・・・文書回覧せず、自衛官停職」 と
いうタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地は17日、業務隊所属の40才代の男性一等
陸尉を停職6日の懲戒処分にした。
発表によると、一等陸尉は2007年9~12月、回覧文書の押印欄に勝
手に上司の印章を押して回覧せず、上司から印章を使わないよう指導さ
れても従わなかった。
一等陸尉は、 「上司が気に入らず、回覧の際に会話するのもイヤだった」
と話しているという・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
2007年の9~12月といえば、すでにそれから4年以上もの月日が経過している
にもかかわらず、なぜ今頃になって処分がなされることになったのかがまずは興味
深いが、それはその組織なりの事情があるということで納得するしかないだろう。
さてこの一等陸尉。40才も過ぎているというのに、まるで小学生の男の子が女の
子にイジワルするようなレベルのことを職場で真剣に行っていたようで、 (不謹慎
ながら) 傍からみれば滑稽でおかしくて仕方ない。もっとも一般に相手が上司で
あろうと部下であろうと、 「許可も得ず、無断で他人の印章を押す」 などというの
は、法を犯している可能性があることはもちろん、道義的・社会的にも許されざる
行為である。しかも隠れてではなく、上司本人から指摘・注意されていたうえでそ
のまま続けていたとなれば、よくそんな人間が何年も同じ部署で勤務し続けられた
ものだとある意味感心?してしまう。それとも “自衛隊” という組織の中ではそう
いうことが当たり前で、かつそのくらい図太くなければやっていけないということで
あれば話は別であるが・・・。
さてたとえば 「男と女の関係」 の場合、少なくとも現代の社会や慣習においては
「 (一緒にいるとか付き合うのが) イヤなのであれば、離れればいい」 というの
が普通だが、 「上司と部下」 となれば、もともと好きで一緒に仕事をしているわけ
でもなく、さりとて相手がイヤでも簡単に離れることはできないから厄介である。そ
れでも数年に一度くらいの割合で転勤とか転属、異動といったものがある職場はま
だよいが、中小企業等で 「退職しないかぎりはずっとその関係が続く」 という場
合は本当に大変な面が多いと思われる。
ところで件の “上司” だが、部下に直接 「嫌がらせ」 をされたこともさることな
がら、本当に気の毒なのは今回の事件を報道で知った人たちに 「ここまで部下
から嫌われてしまうこの “上司” 、一体どんな人物なのだろう」 と思われること
だろう。 「人の上に立つとはそういうものだ」 というのは簡単だが・・・・・・・。
(「こじろう117」・・・『積年の恨みを』???・・・参照)
飼い犬にとって 「飼い主を選べない」
のは理不尽だと思う!? こじろう
2012年02月20日
架空の ”根拠”???
テレビを観ていると 「この番組はフィクションです」 とか 「登場する人物や団体名
は架空のものです」 というテロップ (字幕) を目にすることがよくある。
さて、先日某紙に 「NHK松山 『愛媛大教授、窃盗で逮捕』 と誤報・・・事実なし」
というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・NHK松山放送局が16日朝のローカルニュースの中で、「窃盗の疑い、
愛媛大教授逮捕」 と誤った字幕を2秒流した。
同番組と正午過ぎのニュースで、アナウンサーが 「この字幕は全くの
『架空』 の内容で、お詫びします」 と訂正。夜間緊急の訓練用に作っ
ていた字幕を表示したといいい、同放送局広報部は 「逮捕の事実は
無く、申し訳ない。原因を検証する」 としている。
誤報を知った同大学の柳沢康信学長がこの日午前、電話で同放送局
長に抗議。同局長らが大学に出向いて謝罪した・・・・・・・・・・・
というものである。
TVのニュースやワイドショーなどで、そのときの話題の内容と全く関係のないテロップ
(字幕) が誤って出てくる場面は自分自身でも何度か目にしたことがある。ことに報道
番組などというのは一般に生放送で、しかもその直前に起きたあるいはその瞬間に起
きている事件や事故などに緊急対応しなくてはならないことなど考えれば、多少の間違
いがあってもいちいち目くじらを立てるほどのことはないという見方もできるだろう。
その点今回の事件?についても、一般の視聴者からすればその後の 「訂正とお詫び」
を以って一件落着?というものだが、少なくとも 「愛媛大学」 およびその関係者として
は 「詫びて済まされる問題か!」 というのが本音ではないか。
NHK側からすれば、その字幕は 「夜間緊急訓練用」 のものだというが、「訓練用」 と
いうことは、もともと 「それが放送される前提がない」 ハズである。となれば具体的に
「愛媛大学」 という実名を用いたものにする必要は全くないし、さらに 「窃盗で逮捕」
などという “汚名” の要因となるものにする理由もない。万一それが誤って一般視聴
者の目に触れる可能性を少しでも考慮するとしたら、それこそ架空の名称を用いるべ
きであり、どうしても実際の名称を用いるのであれば、せめて 「愛媛大教授チームが
△△を発明」 とか 「愛媛大教授が□□を受賞」 などの喜ばしい内容のものにしておく
べきだろう。 愛媛大学としてはいくら 「架空の内容です」 といわれても、いい気持ち
がしないどころか、 「NHKはうちの大学の教授や関係者による “醜聞” を普段から
ら期待?予期?しているのではないか」 と勘繰りたくもなるというものだ。さらにはこ
の場面で 「架空」 などといわれれば、よけいにそれを作成した “根拠” を知りたく
なる、すなわち 「なぜ 『架空』 の話に、よりによって自分の大学の実名が使われ、
しかも貶める内容なのか」 と考える余地が生まれてしまうのだ。
昨年の完全地デジ化を機に、受信料収入の減少に頭を悩ませているといわれるNHK
にとって、また一つ 「受信料支払い拒否」 のネタになるような過ちを増やしてしまった
ともいえるが、以前からの根本的体質を変えない限り、この手の騒ぎは今後もなくなる
ことはないと確信する次第である・・・。
飼い主の過ちにより、大変に危険な目に遭った
際、 「詫びて済む問題だと思っているのか」
と言いたかった!? こじろう
は架空のものです」 というテロップ (字幕) を目にすることがよくある。
さて、先日某紙に 「NHK松山 『愛媛大教授、窃盗で逮捕』 と誤報・・・事実なし」
というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・NHK松山放送局が16日朝のローカルニュースの中で、「窃盗の疑い、
愛媛大教授逮捕」 と誤った字幕を2秒流した。
同番組と正午過ぎのニュースで、アナウンサーが 「この字幕は全くの
『架空』 の内容で、お詫びします」 と訂正。夜間緊急の訓練用に作っ
ていた字幕を表示したといいい、同放送局広報部は 「逮捕の事実は
無く、申し訳ない。原因を検証する」 としている。
誤報を知った同大学の柳沢康信学長がこの日午前、電話で同放送局
長に抗議。同局長らが大学に出向いて謝罪した・・・・・・・・・・・
というものである。
TVのニュースやワイドショーなどで、そのときの話題の内容と全く関係のないテロップ
(字幕) が誤って出てくる場面は自分自身でも何度か目にしたことがある。ことに報道
番組などというのは一般に生放送で、しかもその直前に起きたあるいはその瞬間に起
きている事件や事故などに緊急対応しなくてはならないことなど考えれば、多少の間違
いがあってもいちいち目くじらを立てるほどのことはないという見方もできるだろう。
その点今回の事件?についても、一般の視聴者からすればその後の 「訂正とお詫び」
を以って一件落着?というものだが、少なくとも 「愛媛大学」 およびその関係者として
は 「詫びて済まされる問題か!」 というのが本音ではないか。
NHK側からすれば、その字幕は 「夜間緊急訓練用」 のものだというが、「訓練用」 と
いうことは、もともと 「それが放送される前提がない」 ハズである。となれば具体的に
「愛媛大学」 という実名を用いたものにする必要は全くないし、さらに 「窃盗で逮捕」
などという “汚名” の要因となるものにする理由もない。万一それが誤って一般視聴
者の目に触れる可能性を少しでも考慮するとしたら、それこそ架空の名称を用いるべ
きであり、どうしても実際の名称を用いるのであれば、せめて 「愛媛大教授チームが
△△を発明」 とか 「愛媛大教授が□□を受賞」 などの喜ばしい内容のものにしておく
べきだろう。 愛媛大学としてはいくら 「架空の内容です」 といわれても、いい気持ち
がしないどころか、 「NHKはうちの大学の教授や関係者による “醜聞” を普段から
ら期待?予期?しているのではないか」 と勘繰りたくもなるというものだ。さらにはこ
の場面で 「架空」 などといわれれば、よけいにそれを作成した “根拠” を知りたく
なる、すなわち 「なぜ 『架空』 の話に、よりによって自分の大学の実名が使われ、
しかも貶める内容なのか」 と考える余地が生まれてしまうのだ。
昨年の完全地デジ化を機に、受信料収入の減少に頭を悩ませているといわれるNHK
にとって、また一つ 「受信料支払い拒否」 のネタになるような過ちを増やしてしまった
ともいえるが、以前からの根本的体質を変えない限り、この手の騒ぎは今後もなくなる
ことはないと確信する次第である・・・。
飼い主の過ちにより、大変に危険な目に遭った
際、 「詫びて済む問題だと思っているのか」
と言いたかった!? こじろう
2012年02月19日
“校長” の窃盗!!!(その2)
「こじろう117」・・・“校長” の窃盗!!!(その1) の続きである。
(その1) では、先日某紙の記事にあった、新潟県のある小学校の校長がこと
もあろうに自らの学校の教諭らから現金を盗んでいた事件の内容と、たかが十
数万円程度のことで校長自身および家族の今後の人生に与える (悪い) 影
響は甚大であろうことなどについて触れた。
この事件における直接の被害者は、所属組織の最高責任者の手によって金銭
の盗難に遭った教諭らであることに間違いないが、彼ら以上に個人的に同情を
禁じ得ない対象は、第一に同校の教頭である。
U校長と教頭が個人的にどのような関係にあったのかについては知る由もない
が、業務上および立場上は学校という一小組織のNO.1とNO.2として最も緊密
であることは疑いない。教頭にとって、組織内における唯一の “上司” に対し
てまず 「窃盗の疑いの目を向けざるを得ない」 ところだけでも辛く苦しいのが
普通だろう。さらにそこから事情を聴く段階でもし、 「U校長が真犯人ではない」
となれば、その名誉の棄損は深刻なものになるわけで、その聴取における緊張
感は想像を絶すると思われる。加えて “上司” のいわば “自白” を引き出し
たうえで “上司” を引率して教育委員会に引き渡すその役目は、 (この教頭
が良識人であればあるほど) その 「やるせなさ」 や 「虚しさ」 において他
に例を見ないほどのレベルではなかろうか。
第二に、今回の事件を通じそのケアを忘れてはならない存在はいうまでもなく、
舞台となった小学校の児童たちである。時代は大きく変わったとはいえ、一般に
純真無垢な小学生にとって、 「学校の中で一番偉く、尊敬すべき存在」 とされ
るハズの “校長先生” が、よりによって同校内の教諭の金銭をこっそり盗んで
いた事実を知ったショックはいかばかりであろうか。日頃全校集会などの機会に
“校長先生” からの 「人というものは正直に誠実に生きなくてはなりません」 と
いう趣旨の訓話を耳にしていた可能性は極めて高い。そういうことを教え諭した
張本人によって校内で窃盗が繰り返されていた事実が、 「人を決して信じては
いけない」 という “反面教師” になるとしたら、これ以上のシニカルで残酷な現
実はありえないだろう。
将来、 「あなたの小学校時代、一番印象に残ったこと、勉強になったことは何
ですか」 と尋ねられることがあるとして、 「それはその時の校長先生が校内で
盗みを繰り返していたことです」 という答えが返ってくるとすれば、尋ねた側も
とても苦笑いで済ますことはできない・・・。
「飼い主を決して信じてはいけない」 とは思いたく
ないにしても、それでは 「全面的に信頼する」 か
といえば、そうもいかない!? こじろう
(その1) では、先日某紙の記事にあった、新潟県のある小学校の校長がこと
もあろうに自らの学校の教諭らから現金を盗んでいた事件の内容と、たかが十
数万円程度のことで校長自身および家族の今後の人生に与える (悪い) 影
響は甚大であろうことなどについて触れた。
この事件における直接の被害者は、所属組織の最高責任者の手によって金銭
の盗難に遭った教諭らであることに間違いないが、彼ら以上に個人的に同情を
禁じ得ない対象は、第一に同校の教頭である。
U校長と教頭が個人的にどのような関係にあったのかについては知る由もない
が、業務上および立場上は学校という一小組織のNO.1とNO.2として最も緊密
であることは疑いない。教頭にとって、組織内における唯一の “上司” に対し
てまず 「窃盗の疑いの目を向けざるを得ない」 ところだけでも辛く苦しいのが
普通だろう。さらにそこから事情を聴く段階でもし、 「U校長が真犯人ではない」
となれば、その名誉の棄損は深刻なものになるわけで、その聴取における緊張
感は想像を絶すると思われる。加えて “上司” のいわば “自白” を引き出し
たうえで “上司” を引率して教育委員会に引き渡すその役目は、 (この教頭
が良識人であればあるほど) その 「やるせなさ」 や 「虚しさ」 において他
に例を見ないほどのレベルではなかろうか。
第二に、今回の事件を通じそのケアを忘れてはならない存在はいうまでもなく、
舞台となった小学校の児童たちである。時代は大きく変わったとはいえ、一般に
純真無垢な小学生にとって、 「学校の中で一番偉く、尊敬すべき存在」 とされ
るハズの “校長先生” が、よりによって同校内の教諭の金銭をこっそり盗んで
いた事実を知ったショックはいかばかりであろうか。日頃全校集会などの機会に
“校長先生” からの 「人というものは正直に誠実に生きなくてはなりません」 と
いう趣旨の訓話を耳にしていた可能性は極めて高い。そういうことを教え諭した
張本人によって校内で窃盗が繰り返されていた事実が、 「人を決して信じては
いけない」 という “反面教師” になるとしたら、これ以上のシニカルで残酷な現
実はありえないだろう。
将来、 「あなたの小学校時代、一番印象に残ったこと、勉強になったことは何
ですか」 と尋ねられることがあるとして、 「それはその時の校長先生が校内で
盗みを繰り返していたことです」 という答えが返ってくるとすれば、尋ねた側も
とても苦笑いで済ますことはできない・・・。
「飼い主を決して信じてはいけない」 とは思いたく
ないにしても、それでは 「全面的に信頼する」 か
といえば、そうもいかない!? こじろう
2012年02月18日
“校長” の窃盗!!!(その1)
数十年前、小学生の自分から見た学校の “校長先生” といえば、それは
それは雲の上に位置する畏敬の念を抱く存在であった・・・。
さて昨日某紙に 「校長、教諭7人から15万盗む・・・教頭説得 『正直に』 」
というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・新潟県教委は15日、同僚の財布から現金計14万7千円を盗んだ
として、三条市栄北小学校のU校長 (52才) を懲戒免職処分にし
た。
三条市学校教育課によると、U校長は2010年8月~今年1月の間に
計13回、一人で教務室にいる時に教職員7人の財布から5000円
~4万円を抜き取っていたという。U校長が1月20日、教頭に付き添
われて同課を訪問し打ち明けた。公金の被害は報告されていない。
U校長が一人で教務室にいるときに現金がなくなることに教頭が気
付き、 「もし、校長が関与しているのなら正直に話してほしい」 と
説得、問題が発覚した。
U校長には日頃から借金があり、教職員に借り入れを申し入れて断
られたこともあったという・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
特に小規模の市町村になればなるほど、 “校長先生” といえば、教育現場
においてのみならず、いわゆる地元の “名士” の一人であることは疑いなく、
現役を退いた後もその地域の内外でさまざまな名誉職を歴任する可能性が高
いだろう。52才という若さは現場の教育者としてもまだまだということを鑑みず
とも、たかが十数万円程度のことでこれまで営々と築き上げてきたものおよび
将来をすべて台無しにしてしまったのは傍から見ても本当に悔やまれる。
さらには実名報道されたことで、その家族ら関係者にとって今後近辺を出歩く
こと一つとっても大変な心労を伴うのは必至である。すべてはU校長の自業自
得とはいえ、U校長ならびに近しい人々のこれからの人生の暗澹たるさまは想
像を絶するほど哀れなものとなろう。
さて今回の件で第一に気の毒だと思われるのは、よりによって組織の最高責
任者に現金を盗まれ直接の被害に遭った教諭らであることに疑いないが、実
は個人的にそれよりはるかに大きな同情を禁じ得ない対象者が存在する。そ
れについては 「こじろう117」・・・“校長” の窃盗!!!(その1) でこの続き
として触れたいと思う。
飼い主に畏敬の念を抱くことなど、一生
ないものと確信している!? こじろう
それは雲の上に位置する畏敬の念を抱く存在であった・・・。
さて昨日某紙に 「校長、教諭7人から15万盗む・・・教頭説得 『正直に』 」
というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・新潟県教委は15日、同僚の財布から現金計14万7千円を盗んだ
として、三条市栄北小学校のU校長 (52才) を懲戒免職処分にし
た。
三条市学校教育課によると、U校長は2010年8月~今年1月の間に
計13回、一人で教務室にいる時に教職員7人の財布から5000円
~4万円を抜き取っていたという。U校長が1月20日、教頭に付き添
われて同課を訪問し打ち明けた。公金の被害は報告されていない。
U校長が一人で教務室にいるときに現金がなくなることに教頭が気
付き、 「もし、校長が関与しているのなら正直に話してほしい」 と
説得、問題が発覚した。
U校長には日頃から借金があり、教職員に借り入れを申し入れて断
られたこともあったという・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
特に小規模の市町村になればなるほど、 “校長先生” といえば、教育現場
においてのみならず、いわゆる地元の “名士” の一人であることは疑いなく、
現役を退いた後もその地域の内外でさまざまな名誉職を歴任する可能性が高
いだろう。52才という若さは現場の教育者としてもまだまだということを鑑みず
とも、たかが十数万円程度のことでこれまで営々と築き上げてきたものおよび
将来をすべて台無しにしてしまったのは傍から見ても本当に悔やまれる。
さらには実名報道されたことで、その家族ら関係者にとって今後近辺を出歩く
こと一つとっても大変な心労を伴うのは必至である。すべてはU校長の自業自
得とはいえ、U校長ならびに近しい人々のこれからの人生の暗澹たるさまは想
像を絶するほど哀れなものとなろう。
さて今回の件で第一に気の毒だと思われるのは、よりによって組織の最高責
任者に現金を盗まれ直接の被害に遭った教諭らであることに疑いないが、実
は個人的にそれよりはるかに大きな同情を禁じ得ない対象者が存在する。そ
れについては 「こじろう117」・・・“校長” の窃盗!!!(その1) でこの続き
として触れたいと思う。
飼い主に畏敬の念を抱くことなど、一生
ないものと確信している!? こじろう
2012年02月17日
処刑は 『三代』 にわたって???(その2)
「こじろう117」・・・処刑は 『三代』 にわたって???(その1)・・・の続き
である。
(その1) では、米政府系のメディアからの情報として、「北朝鮮が先日来
『脱北』 に関する取締りをさらに厳格化し、脱北者はその当人のみならず、
『三代にわたって』 処刑する、との指示が出された」 という某紙記事の内
容を取り上げた。現代において俄かに信じられないような “指示” とはいえ、
「かの国」 のことと聞けばそれも 「さもありなん」 と納得して?しまうのも
また恐ろしい?話だが、実は日常の身近なところでも、やむにやまれず命
がけ?で 「脱北する」 対象があるらしい、というのが今回の内容である。
N県内の某企業は従業員が30人程度だが、、ほぼ毎年のようにそこから
突然逃げ出し、行方をくらましてしまう 「脱北者」 が出ており、多い年には
一挙に3人もが 「脱北」 したこともあるという。その組織では、あまりの激
務や売り上げ減の分を強制的に自腹で補充させられることによる経済的困
窮に耐えかねた職員が退職の申し出をすると、経営側から 「退職させてや
ってもいいが、その前に仕事上で今まで企業側に与えた損害分をすべて清
算していけ。その損害は金額にすれば数億円単位だぞ」 という脅し?を受
けるらしい。その 「損害額」 とは、経営者の独特の論理によって算定され
るようだが、そもそも数億円も損害を与えている従業員を雇用し続け、たや
すく退職を認めさせないことから、その矛盾は火を見るより明らかといえる。
だが、立場の弱い退職希望の従業員としては、そう言われるともはやとても
通常の退職手続きをとることができず、どうしようもなくなって突然出社拒否
して行方をくらます、すなわち 「脱北する」 しか手立てがなくなるのだとい
う。
さて、そのように 「脱北」 せざるを得ない人も大変だろうが、その某企業
には 「脱北」 したくてもかなわない、さらに悲惨極まりない職員もいる。
N氏は既に勤続20年以上となる40代中盤の男性であるが、顧客を一人
失うごとに、その顧客から得られるはずであった売上分を自腹を切って穴
埋めすることを余儀なくされているため、受け取る給与では生活がままなら
ず消費者金融などからの借り入れが嵩む一方で、最近は法的に 「給与
(の一部) を差し押さえられている」 状態にあるという。そんなN氏である
から、これまでの20年余りの間に提出した退職願は数十通になるのだが、
経営者側としては、毎年新卒者並みの安月給で、しかも売り上げの減少分
を自腹を切って穴埋めしてくれる、これほど 「おいしい」 従業員は絶対に
手放したくないのは当然だろう。したがって前述の 「退職するなら、これま
での損害分をすべて清算して・・・」 という伝家の宝刀?を最大限効果的
に用いて説得?し、結局これまでずっと退職を思いとどまらせることに成功
している。さりとて気の弱い?N氏としては 「脱北」 する勇気などとても
なく、これでは 「何のために勤務しているのか全くわからない」 どころか、
「勤務し続ければ続けるほど、借金が嵩んでいく」 という悪循環に陥ってい
るらしいのだ。
その規模は極めて小さくても、身近なところにいくらでも 「北の国」 さな
がらの組織は存在している・・・。
「イタズラして飼い主に叱られる」 ⇒⇒⇒
「腹いせにさらにイタズラする」 という
悪循環に陥っている!? こじろう
である。
(その1) では、米政府系のメディアからの情報として、「北朝鮮が先日来
『脱北』 に関する取締りをさらに厳格化し、脱北者はその当人のみならず、
『三代にわたって』 処刑する、との指示が出された」 という某紙記事の内
容を取り上げた。現代において俄かに信じられないような “指示” とはいえ、
「かの国」 のことと聞けばそれも 「さもありなん」 と納得して?しまうのも
また恐ろしい?話だが、実は日常の身近なところでも、やむにやまれず命
がけ?で 「脱北する」 対象があるらしい、というのが今回の内容である。
N県内の某企業は従業員が30人程度だが、、ほぼ毎年のようにそこから
突然逃げ出し、行方をくらましてしまう 「脱北者」 が出ており、多い年には
一挙に3人もが 「脱北」 したこともあるという。その組織では、あまりの激
務や売り上げ減の分を強制的に自腹で補充させられることによる経済的困
窮に耐えかねた職員が退職の申し出をすると、経営側から 「退職させてや
ってもいいが、その前に仕事上で今まで企業側に与えた損害分をすべて清
算していけ。その損害は金額にすれば数億円単位だぞ」 という脅し?を受
けるらしい。その 「損害額」 とは、経営者の独特の論理によって算定され
るようだが、そもそも数億円も損害を与えている従業員を雇用し続け、たや
すく退職を認めさせないことから、その矛盾は火を見るより明らかといえる。
だが、立場の弱い退職希望の従業員としては、そう言われるともはやとても
通常の退職手続きをとることができず、どうしようもなくなって突然出社拒否
して行方をくらます、すなわち 「脱北する」 しか手立てがなくなるのだとい
う。
さて、そのように 「脱北」 せざるを得ない人も大変だろうが、その某企業
には 「脱北」 したくてもかなわない、さらに悲惨極まりない職員もいる。
N氏は既に勤続20年以上となる40代中盤の男性であるが、顧客を一人
失うごとに、その顧客から得られるはずであった売上分を自腹を切って穴
埋めすることを余儀なくされているため、受け取る給与では生活がままなら
ず消費者金融などからの借り入れが嵩む一方で、最近は法的に 「給与
(の一部) を差し押さえられている」 状態にあるという。そんなN氏である
から、これまでの20年余りの間に提出した退職願は数十通になるのだが、
経営者側としては、毎年新卒者並みの安月給で、しかも売り上げの減少分
を自腹を切って穴埋めしてくれる、これほど 「おいしい」 従業員は絶対に
手放したくないのは当然だろう。したがって前述の 「退職するなら、これま
での損害分をすべて清算して・・・」 という伝家の宝刀?を最大限効果的
に用いて説得?し、結局これまでずっと退職を思いとどまらせることに成功
している。さりとて気の弱い?N氏としては 「脱北」 する勇気などとても
なく、これでは 「何のために勤務しているのか全くわからない」 どころか、
「勤務し続ければ続けるほど、借金が嵩んでいく」 という悪循環に陥ってい
るらしいのだ。
その規模は極めて小さくても、身近なところにいくらでも 「北の国」 さな
がらの組織は存在している・・・。
「イタズラして飼い主に叱られる」 ⇒⇒⇒
「腹いせにさらにイタズラする」 という
悪循環に陥っている!? こじろう
2012年02月16日
処刑は 『三代』 にわたって???(その1)
「歴史や年代物のドラマなどならではの話」 だと思っていたことが、現代で
もまだ行われていることを知って驚くことは案外少なくない・・・。
さて昨日某紙に 「 『脱北者は三代にわたり処刑』 北が指示・・・米報道」
というタイトルの記事があったが、その内容は
・・・・・・・・韓国外交通商省は14日、北朝鮮からの脱北者10人が8日、中
国の瀋陽で公安当局に身柄を拘束されたとの情報があり、現在中
国側に事実関係の確認と、強制送還を控えるよう要請していること
を明らかにした。拘束の情報は9日に人権団体から同省に寄せら
れた。
韓国メディアによると、先に韓国入りした家族に会うために脱北した
16歳の少年も含まれ、大半は韓国を目指しているという。
ほかにも14人の脱北者が今月に入り中国東北部で身柄を拘束さ
れたとの情報もある。
金正恩体制で北朝鮮は脱北者取締りを厳格化しており、米政府系
のラジオ自由アジア (RFA) は 「脱北者は三代にわたり処刑す
る」 との指示を出したと伝えている・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
脱北すればその当人が処刑されることくらいは、かの国に関して何ら驚くに値
しないことであるが、数百年前ならともかく現代において 「その当人のみなら
ず、なんと 『三代にわたって』 処刑されてしまう」 と耳にすれば、たとえそれ
が脅しである可能性を考えても、さすがに俄かには信じられないというものだ。
だがそのような指示が出されたのが真実かどうか明確になっていないにせよ、
「あの国ならやりかねない」 と普通に思えてしまうところがまた恐ろしい・・・。
さて昨今、「勤務先の企業から脱出したい (退職したい) のになかなかそ
うさせてもらえない従業員が正規の手続きなどを一切踏まず、最終的に切羽
詰まって何の連絡もなく突然出社しなくなり、そのまま音沙汰無しとなること
を 『脱北する』 と一部関係者の間で密かに表現されている」 と、先日ある
筋から耳にした。その身近にある 「脱北」 の驚くべき?実態や背景などに
ついては 「こじろう117」・・・処刑は 『三代』 にわたって???(その2)・
・・で、この続きとして触れることにしたい。
「処刑」 はおろか、 「懲罰」 と耳にする
だけでも震えあがってしまう!?
こじろう
もまだ行われていることを知って驚くことは案外少なくない・・・。
さて昨日某紙に 「 『脱北者は三代にわたり処刑』 北が指示・・・米報道」
というタイトルの記事があったが、その内容は
・・・・・・・・韓国外交通商省は14日、北朝鮮からの脱北者10人が8日、中
国の瀋陽で公安当局に身柄を拘束されたとの情報があり、現在中
国側に事実関係の確認と、強制送還を控えるよう要請していること
を明らかにした。拘束の情報は9日に人権団体から同省に寄せら
れた。
韓国メディアによると、先に韓国入りした家族に会うために脱北した
16歳の少年も含まれ、大半は韓国を目指しているという。
ほかにも14人の脱北者が今月に入り中国東北部で身柄を拘束さ
れたとの情報もある。
金正恩体制で北朝鮮は脱北者取締りを厳格化しており、米政府系
のラジオ自由アジア (RFA) は 「脱北者は三代にわたり処刑す
る」 との指示を出したと伝えている・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
脱北すればその当人が処刑されることくらいは、かの国に関して何ら驚くに値
しないことであるが、数百年前ならともかく現代において 「その当人のみなら
ず、なんと 『三代にわたって』 処刑されてしまう」 と耳にすれば、たとえそれ
が脅しである可能性を考えても、さすがに俄かには信じられないというものだ。
だがそのような指示が出されたのが真実かどうか明確になっていないにせよ、
「あの国ならやりかねない」 と普通に思えてしまうところがまた恐ろしい・・・。
さて昨今、「勤務先の企業から脱出したい (退職したい) のになかなかそ
うさせてもらえない従業員が正規の手続きなどを一切踏まず、最終的に切羽
詰まって何の連絡もなく突然出社しなくなり、そのまま音沙汰無しとなること
を 『脱北する』 と一部関係者の間で密かに表現されている」 と、先日ある
筋から耳にした。その身近にある 「脱北」 の驚くべき?実態や背景などに
ついては 「こじろう117」・・・処刑は 『三代』 にわたって???(その2)・
・・で、この続きとして触れることにしたい。
「処刑」 はおろか、 「懲罰」 と耳にする
だけでも震えあがってしまう!?
こじろう
2012年02月15日
『被害者面!』 など、できるのか???(その5)
「こじろう117」・・・『被害者面』 など、できるのか???(その3)および (その4)
の続きである。
最近流行り?の 「宝くじ詐欺」。 被害に遭ったという人たちに関する大いなる疑問
として、 「購入したことのない 『宝くじ』 に当たることを、どうして不思議に思わな
いのか」 というものがある。もっとも、宝くじの高額当選者の中にはその引き換え期
限までに換金しない人が毎回それなりに存在することからもわかるように、 「宝くじ
を購入したこと自体を忘れてしまう」 という可能性は誰にもありうるだろう。したがって
その手の連絡がきた際に 「ああ、そういえば、以前買った宝くじのことかもしれない」
と考えてもさほど不思議ではない。だが、それにしても 「海外の宝くじに関して」 と
なれば話は全く別となる。そもそも基本的に国内で海外の宝くじを取引することは法
的に問題があるわけで、そういった知識のある、なしは別にしても、 「ああ、うっかり
(宝くじを購入していたことを) 忘れていた」 とならないのが自然だ。
さらに第二の疑問。通常宝くじの購入は無記名で行われるわけで、その当選の確認
や当選金の引き換えは自らが行う、出向くという前提がある。にもかかわらず 「その
知らせがご親切にも自宅にDMで届くこと」 をなんとも思わない点である。このこと
に対しては、現在 「みずほ銀行」 のネットバンキングで宝くじをネット上で購入でき
る、すなわち 「購入者の氏名住所などが宝くじ運営者側に把握されているケースも
ありうる」 と反論されるかもしれないが、それも国内の宝くじに限られる話であるし、
発送元も当該銀行しかありえない。加えて今回の被害者の中で、実際に普段からそ
ういう方法で宝くじを購入している人ばかりが被害に遭っているとは到底考えられな
い。
以上の2点だけからしても、本来こういったDMが届いた時点で、 「これは明らかに
詐欺だ」 と気づいて相手にしないか、よしんば 「詐欺だとは思わなかった」 にし
ても 「 (理由のない) 当選金を受け取ることなどできない」 と判断するのがごく
一般の良識を踏まえた市民である。逆に言えば、もともと自らが何ら関与していない
(投資も購入もしていない) ところから急に降ってわいたような話に飛びついて金銭
をせしめようとする 「欲深さ」 がなければ、この手の詐欺にひっかかるということは
まずありえないのだ。
(その1) (その2) でも触れたように、一般に 「詐欺の被害に遭った」 と訴えて
みたところで、当人にはほとんど落ち度のない気の毒なケースがある一方、自らの
欲深さや吝嗇さが招いた、まさに 「自業自得」 以外の何物でもないものも少なく
ないといえよう。それでも最終的には 「だます側が最も悪い」 のは言うまでもない
が・・・。
飼い主から予期せぬオヤツなどが
出された際には必ず 「何か魂胆
があるぞ」 と警戒モードに入る
!? こじろう
の続きである。
最近流行り?の 「宝くじ詐欺」。 被害に遭ったという人たちに関する大いなる疑問
として、 「購入したことのない 『宝くじ』 に当たることを、どうして不思議に思わな
いのか」 というものがある。もっとも、宝くじの高額当選者の中にはその引き換え期
限までに換金しない人が毎回それなりに存在することからもわかるように、 「宝くじ
を購入したこと自体を忘れてしまう」 という可能性は誰にもありうるだろう。したがって
その手の連絡がきた際に 「ああ、そういえば、以前買った宝くじのことかもしれない」
と考えてもさほど不思議ではない。だが、それにしても 「海外の宝くじに関して」 と
なれば話は全く別となる。そもそも基本的に国内で海外の宝くじを取引することは法
的に問題があるわけで、そういった知識のある、なしは別にしても、 「ああ、うっかり
(宝くじを購入していたことを) 忘れていた」 とならないのが自然だ。
さらに第二の疑問。通常宝くじの購入は無記名で行われるわけで、その当選の確認
や当選金の引き換えは自らが行う、出向くという前提がある。にもかかわらず 「その
知らせがご親切にも自宅にDMで届くこと」 をなんとも思わない点である。このこと
に対しては、現在 「みずほ銀行」 のネットバンキングで宝くじをネット上で購入でき
る、すなわち 「購入者の氏名住所などが宝くじ運営者側に把握されているケースも
ありうる」 と反論されるかもしれないが、それも国内の宝くじに限られる話であるし、
発送元も当該銀行しかありえない。加えて今回の被害者の中で、実際に普段からそ
ういう方法で宝くじを購入している人ばかりが被害に遭っているとは到底考えられな
い。
以上の2点だけからしても、本来こういったDMが届いた時点で、 「これは明らかに
詐欺だ」 と気づいて相手にしないか、よしんば 「詐欺だとは思わなかった」 にし
ても 「 (理由のない) 当選金を受け取ることなどできない」 と判断するのがごく
一般の良識を踏まえた市民である。逆に言えば、もともと自らが何ら関与していない
(投資も購入もしていない) ところから急に降ってわいたような話に飛びついて金銭
をせしめようとする 「欲深さ」 がなければ、この手の詐欺にひっかかるということは
まずありえないのだ。
(その1) (その2) でも触れたように、一般に 「詐欺の被害に遭った」 と訴えて
みたところで、当人にはほとんど落ち度のない気の毒なケースがある一方、自らの
欲深さや吝嗇さが招いた、まさに 「自業自得」 以外の何物でもないものも少なく
ないといえよう。それでも最終的には 「だます側が最も悪い」 のは言うまでもない
が・・・。
飼い主から予期せぬオヤツなどが
出された際には必ず 「何か魂胆
があるぞ」 と警戒モードに入る
!? こじろう
2012年02月14日
『被害者面!』 など、できるのか???(その4)
「こじろう117」・・・『被害者面!』 など、できるのか???(その3) の続きで
ある。
今から10年ほど前、宝くじそのものではないが、自分自身にも突然 「あなたは
本当に幸運な方です。このたびの抽選の結果、輸入車の△△ (1000万円相
当) を手に入れる権利が当たりました。すぐに手続きのための手数料を振り込
んでください」 という趣旨のDMがシツコク何度も届いたことがある。 「何度も」
とはいっても、その文面などは毎回同じものではなく、完全に無反応の当方に対
し、「なぜ、手続きをしないのですか」 「せっかくの幸運、手に入れた権利をなぜ
放棄するのですか。理解に苦しみます」 というようにその内容が徐々に過激?
になり、最終的には 「早く手続きしないと、どうなっても知らないぞ」 というわけ
のわからない “脅迫” めいたものにすらなっていた。一応連絡先のTEL番号が
記されてあったため、 「あまりのシツコサ」 に対し苦言を呈してやろうと思うこ
ともあったが、当時でもそれが “詐欺の一種” であることは確信できたうえに
一度でも電話すれば、今度は “電話攻勢の被害” に遭う可能性も捨て難かっ
たため、そのまま無視し続けた。しかしそれが途中からは 「次は一体どんな面
白いことを言ってくるのだろうか」 と逆に興味深くなるから不思議でもある。
さて昨今問題となっているDMによる詐欺も、以前が経験したものと似通ってい
るようだが、 「被害に遭った」 と訴える人たちに対して抱いてしまう大いなる
疑問の一つは、まず 「そもそも購入したことのない (購入するハズのない海
外の) 宝くじ当選する理由」 に、どうして考えが及ばないのかということであ
るが、その件に関しておよびこの問題の根底に潜む人間の心理などについて
は、 「こじろう117」・・・『被害者面!』 など、できるのか???(その5)・・・
で、この件のまとめとして触れたいと思う。
「シツコク」 されることほどイヤな
ことはない!? こじろう
ある。
今から10年ほど前、宝くじそのものではないが、自分自身にも突然 「あなたは
本当に幸運な方です。このたびの抽選の結果、輸入車の△△ (1000万円相
当) を手に入れる権利が当たりました。すぐに手続きのための手数料を振り込
んでください」 という趣旨のDMがシツコク何度も届いたことがある。 「何度も」
とはいっても、その文面などは毎回同じものではなく、完全に無反応の当方に対
し、「なぜ、手続きをしないのですか」 「せっかくの幸運、手に入れた権利をなぜ
放棄するのですか。理解に苦しみます」 というようにその内容が徐々に過激?
になり、最終的には 「早く手続きしないと、どうなっても知らないぞ」 というわけ
のわからない “脅迫” めいたものにすらなっていた。一応連絡先のTEL番号が
記されてあったため、 「あまりのシツコサ」 に対し苦言を呈してやろうと思うこ
ともあったが、当時でもそれが “詐欺の一種” であることは確信できたうえに
一度でも電話すれば、今度は “電話攻勢の被害” に遭う可能性も捨て難かっ
たため、そのまま無視し続けた。しかしそれが途中からは 「次は一体どんな面
白いことを言ってくるのだろうか」 と逆に興味深くなるから不思議でもある。
さて昨今問題となっているDMによる詐欺も、以前が経験したものと似通ってい
るようだが、 「被害に遭った」 と訴える人たちに対して抱いてしまう大いなる
疑問の一つは、まず 「そもそも購入したことのない (購入するハズのない海
外の) 宝くじ当選する理由」 に、どうして考えが及ばないのかということであ
るが、その件に関しておよびこの問題の根底に潜む人間の心理などについて
は、 「こじろう117」・・・『被害者面!』 など、できるのか???(その5)・・・
で、この件のまとめとして触れたいと思う。
「シツコク」 されることほどイヤな
ことはない!? こじろう
2012年02月13日
『被害者面!』 など、できるのか???(その3)
「自らの身に覚えのないことで金銭の請求や要求をされる」 ことに関しての
詐欺が横行して久しいが、 逆に 「自らの身に覚えのないことで金品をもら
える (と言われる) 」 ことに関する詐欺も後を絶たないようだ。
先日某紙に 「 『海外宝くじ当選、手数料払え』 不審DM相次ぐ」 という
タイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・ 海外の高額宝くじの当選や応募資格があるなどと偽り、賞金の
受け取りの際に必要な事務手数料などを振り込ませたり、クレ
ジットカードの番号を聞き出したりする海外の不審なDMに関す
る相談が、消費生活センターに相次いでいる。
振り込んでも何の連絡もなく、クレジットカードの番号を教えて
しまったケースでは何度も引き落としが行われるという被害が
出ているという。また同センターによると、国内で海外の宝くじ
を取引した場合、富くじの授受などを禁ずる刑法に抵触する可
能性があるとして、注意を呼び掛けている。
DMは中国やカナダ、オーストラリアなど海外が発送元で、日本
語で 「海外の宝くじに当選した。10日以内に手続きしないと
賞金を受け取る資格がなくなる」 などとして、数千円程度の手
数料を郵便為替やクレジットカードでの決済を求めてくるが、1
回の手数料が少額であるため、何度も振り込んだり、クレジット
カードの番号を教えたため、引き落としが止まらなくなるなった
りする被害が出ており、 「総額500万円振り込んだが、何の
連絡もなくだまされた」 という相談もある・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
以前、 「こじろう117」・・・『被害者面!』 など、できるのか???(その1)
および (その2)・・・では、 「通常あり得ないような高金利を謳った投資話に
乗った」 とか 「全く知らない輩が1000万円を譲ってくれると聞き、その
手続き料として数十万円支払ってほしいという話を鵜呑みにした」 などという、
その人自身の 「欲深さ」 以外の何物でもない性分が招いたものにすぎず、
とても 「だまされた」 などと大きな声で言えないような事例を取り上げた。さ
らには、 「それで奪われた金銭を何とか取り戻す方法はないか」 などと本気
で考え訴える 「厚顔無恥さ」 に呆れてしまうとともに、 「私も被害者です」
という言葉がどうしたら堂々と出てくるのかが全く理解できない、ということにつ
いて触れた。
今回については購入した覚えのない 「宝くじに当たった」 という場合について、
であるが、これに関してはこの続きとして、 「こじろう117」・・・『被害者面!』
など、できるのか??? (その4) で詳しく検討したいと思う。
犬の社会にも 「厚顔無恥」 といえる
輩が存在するが、自らは決してそうは
なりたくない!? こじろう
詐欺が横行して久しいが、 逆に 「自らの身に覚えのないことで金品をもら
える (と言われる) 」 ことに関する詐欺も後を絶たないようだ。
先日某紙に 「 『海外宝くじ当選、手数料払え』 不審DM相次ぐ」 という
タイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・ 海外の高額宝くじの当選や応募資格があるなどと偽り、賞金の
受け取りの際に必要な事務手数料などを振り込ませたり、クレ
ジットカードの番号を聞き出したりする海外の不審なDMに関す
る相談が、消費生活センターに相次いでいる。
振り込んでも何の連絡もなく、クレジットカードの番号を教えて
しまったケースでは何度も引き落としが行われるという被害が
出ているという。また同センターによると、国内で海外の宝くじ
を取引した場合、富くじの授受などを禁ずる刑法に抵触する可
能性があるとして、注意を呼び掛けている。
DMは中国やカナダ、オーストラリアなど海外が発送元で、日本
語で 「海外の宝くじに当選した。10日以内に手続きしないと
賞金を受け取る資格がなくなる」 などとして、数千円程度の手
数料を郵便為替やクレジットカードでの決済を求めてくるが、1
回の手数料が少額であるため、何度も振り込んだり、クレジット
カードの番号を教えたため、引き落としが止まらなくなるなった
りする被害が出ており、 「総額500万円振り込んだが、何の
連絡もなくだまされた」 という相談もある・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
以前、 「こじろう117」・・・『被害者面!』 など、できるのか???(その1)
および (その2)・・・では、 「通常あり得ないような高金利を謳った投資話に
乗った」 とか 「全く知らない輩が1000万円を譲ってくれると聞き、その
手続き料として数十万円支払ってほしいという話を鵜呑みにした」 などという、
その人自身の 「欲深さ」 以外の何物でもない性分が招いたものにすぎず、
とても 「だまされた」 などと大きな声で言えないような事例を取り上げた。さ
らには、 「それで奪われた金銭を何とか取り戻す方法はないか」 などと本気
で考え訴える 「厚顔無恥さ」 に呆れてしまうとともに、 「私も被害者です」
という言葉がどうしたら堂々と出てくるのかが全く理解できない、ということにつ
いて触れた。
今回については購入した覚えのない 「宝くじに当たった」 という場合について、
であるが、これに関してはこの続きとして、 「こじろう117」・・・『被害者面!』
など、できるのか??? (その4) で詳しく検討したいと思う。
犬の社会にも 「厚顔無恥」 といえる
輩が存在するが、自らは決してそうは
なりたくない!? こじろう
2012年02月12日
『思いやり』 がアダ???
昨今、 「人を思いやる心が薄れている」 というようなことを盛んに耳にする
ようになった・・・・・。
さて先日某紙に 「駅へ道案内した大学生、囲まれバッグ奪われる」 という
タイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・ 6日午前1:45頃、埼玉県入間市の市道で、歩いて帰宅途中の
同市内の男子大学生 (21才) が3~4人の男に顔を殴られる
などし、ノートパソコンの入ったショルダーバッグを奪われた。
大学生は顔に擦り傷を負うなどの軽傷。狭山署が強盗傷害事件
として調べている。
発表によると、男はいずれも10代後半。黒い上着で作業ズボン
の男に 「入曾駅はどこ」 と声をかけられ、数十メートル歩いて
案内したところ、2~3人の男が合流し、大学生をとり囲んだとい
う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
以前もこういった手口の犯罪について触れたことがあるが、残虐極まりない
暴力的犯罪と比較してもその悪質さにおいて引けをとらないのが、こういった
「人の善意とか親切心につけ込む」 ものであるのは疑いない。
一般に 「深夜に一人で出歩く」 というのは防犯上たしかに避けたいところ
だが、仕事の都合上などで実際にはそうもいかない人も多いだろう。そんな
際に路上で道を尋ねられたとして、それを 「無視する」 のは逆になかなか
勇気を必要とするものであり、良識ある市民としてはむしろ堪え難い?行為
であるとすらいえる。したがって今回の被害に遭った21才の大学生に対して
「なぜ十分に注意しなかったんだ」 と非難などすることは、まったくもってお
かしな話であり、それだけ犯行グループの非道さや卑劣さが際立つといえる
のは間違いない。
さて、こういう犯罪が横行し報道されることによる社会的な懸念は、冒頭でも
触れたように、 「他人を思いやる気持ちや行動」 といったものが、そうでな
くても明らかに鈍化している現在の世の中において、ますます希薄になって
いく可能性があるいうことだろう。
もちろん報道する側にあれこれいうのは完全なる筋違いであるが、こういう
事件の内容を知った側が、 「そんなところで余計な親切心など持つから、
痛い目に遭うんだ」 と考えるような風潮が蔓延し、これを以って 「君子危
うきに近寄らず」 が、都合よく用いられるなどされるとしたら、これまたトン
チンカンな社会となるのはいうまでもない・・・。
「危なそうなものには近づくな」 と飼い主
に言われても、つい興味を抱いてしまう
ことの多い!? こじろう
ようになった・・・・・。
さて先日某紙に 「駅へ道案内した大学生、囲まれバッグ奪われる」 という
タイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・ 6日午前1:45頃、埼玉県入間市の市道で、歩いて帰宅途中の
同市内の男子大学生 (21才) が3~4人の男に顔を殴られる
などし、ノートパソコンの入ったショルダーバッグを奪われた。
大学生は顔に擦り傷を負うなどの軽傷。狭山署が強盗傷害事件
として調べている。
発表によると、男はいずれも10代後半。黒い上着で作業ズボン
の男に 「入曾駅はどこ」 と声をかけられ、数十メートル歩いて
案内したところ、2~3人の男が合流し、大学生をとり囲んだとい
う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
以前もこういった手口の犯罪について触れたことがあるが、残虐極まりない
暴力的犯罪と比較してもその悪質さにおいて引けをとらないのが、こういった
「人の善意とか親切心につけ込む」 ものであるのは疑いない。
一般に 「深夜に一人で出歩く」 というのは防犯上たしかに避けたいところ
だが、仕事の都合上などで実際にはそうもいかない人も多いだろう。そんな
際に路上で道を尋ねられたとして、それを 「無視する」 のは逆になかなか
勇気を必要とするものであり、良識ある市民としてはむしろ堪え難い?行為
であるとすらいえる。したがって今回の被害に遭った21才の大学生に対して
「なぜ十分に注意しなかったんだ」 と非難などすることは、まったくもってお
かしな話であり、それだけ犯行グループの非道さや卑劣さが際立つといえる
のは間違いない。
さて、こういう犯罪が横行し報道されることによる社会的な懸念は、冒頭でも
触れたように、 「他人を思いやる気持ちや行動」 といったものが、そうでな
くても明らかに鈍化している現在の世の中において、ますます希薄になって
いく可能性があるいうことだろう。
もちろん報道する側にあれこれいうのは完全なる筋違いであるが、こういう
事件の内容を知った側が、 「そんなところで余計な親切心など持つから、
痛い目に遭うんだ」 と考えるような風潮が蔓延し、これを以って 「君子危
うきに近寄らず」 が、都合よく用いられるなどされるとしたら、これまたトン
チンカンな社会となるのはいうまでもない・・・。
「危なそうなものには近づくな」 と飼い主
に言われても、つい興味を抱いてしまう
ことの多い!? こじろう
2012年02月11日
電話無視で “100万円”???
一方の側からすれば都合のよいことも、他方側からすれば、あるいは立場が変
われば一転、いろいろ不都合や不利になることは少なくない。
さて昨日某紙に 「電話を無視・・・、『わび料払え』 恐喝容疑で男を逮捕」 と
というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・ 長野県警須坂署と同県警組織犯罪対策課は8日、恐喝の疑いで
須坂市の無職U容疑者 (27才) を逮捕した。
逮捕容疑は、昨年9月1日、同市内の知人男性 (23才) を市内
の駐車場に呼び出し、男性が同容疑者と共通の知人からの電話
に出なかったことに言いがかりをつけ、 「電話を無視したわび料を
払え」 などと言い、同日現金100万円を脅し取った疑い。
同容疑者は 「話すことはない」 と容疑を否認している・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
所轄署だけでなく県警組織犯罪対策課までが関与していることからして、今回
の事件は単なる知人同士の諍いとは思えないし、これまでもいろいろな経緯
などがあったことも推測される。しかし、いずれにしても 「電話を無視する」 =
「100万円脅し取られる」 の構図に対する驚きは尋常ではない。
さて、以前も 「こじろう117」 で触れたことがあるが、現在から20年も遡れば、
「今 『忙しい』 『面倒』 あるいは単に 『出たくない』 から電話に出ない」
ということがいくらでも?通用したものだ。というのも、かけた側から後になって
「電話したんですけど」 などと迫られても、 「ちょうど出かけていたかも」 とか
「気がつかなかったみたいです、すみません」 などとトボけることができたから
だが、今は携帯はいうまでもなく、固定電話ですら着信記録が残るかもという
前提があるため、相手方からの 「着信が残っていませんでしたか」 の一言は
単に 「電話に出なかった」 ことに対してだけでなく、 「なぜ折り返しかけてく
れないのか・・・」 という強力な圧力?にすらなりうるのだ。
一方、電話をかける側にとっても 「自分からは電話をかけたいが、相手からの
『折り返し』 は欲しくない」 などという場合に、この着信履歴は極めて厄介と
なる。さりとて “非通知” ではまず出てもらえない、仮に出てくれたとしても礼
を失した人間であると思われてしまう恐れが生ずるのは必至だ。
結局、今回の事件で 「電話を無視したことによる 『わび料』 」 (そもそも
「わび料」 などいう言い方も本来耳慣れないものだが) にかぎったことではな
いが、かつては夢物語に過ぎなかったような通信技術の著しい進歩が生み出
した諸々の弊害は数えだしたらキリがない。ある意味では 「その効用や利点
といったものをはるかに凌駕してしまっている」 とさえいえるかもしれない・・
・・・・・・・・。
犬の世界に電話があるとしても、
「出たくないときは出ない」 主義
を貫くことは疑いない!?
こじろう
われば一転、いろいろ不都合や不利になることは少なくない。
さて昨日某紙に 「電話を無視・・・、『わび料払え』 恐喝容疑で男を逮捕」 と
というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・ 長野県警須坂署と同県警組織犯罪対策課は8日、恐喝の疑いで
須坂市の無職U容疑者 (27才) を逮捕した。
逮捕容疑は、昨年9月1日、同市内の知人男性 (23才) を市内
の駐車場に呼び出し、男性が同容疑者と共通の知人からの電話
に出なかったことに言いがかりをつけ、 「電話を無視したわび料を
払え」 などと言い、同日現金100万円を脅し取った疑い。
同容疑者は 「話すことはない」 と容疑を否認している・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
所轄署だけでなく県警組織犯罪対策課までが関与していることからして、今回
の事件は単なる知人同士の諍いとは思えないし、これまでもいろいろな経緯
などがあったことも推測される。しかし、いずれにしても 「電話を無視する」 =
「100万円脅し取られる」 の構図に対する驚きは尋常ではない。
さて、以前も 「こじろう117」 で触れたことがあるが、現在から20年も遡れば、
「今 『忙しい』 『面倒』 あるいは単に 『出たくない』 から電話に出ない」
ということがいくらでも?通用したものだ。というのも、かけた側から後になって
「電話したんですけど」 などと迫られても、 「ちょうど出かけていたかも」 とか
「気がつかなかったみたいです、すみません」 などとトボけることができたから
だが、今は携帯はいうまでもなく、固定電話ですら着信記録が残るかもという
前提があるため、相手方からの 「着信が残っていませんでしたか」 の一言は
単に 「電話に出なかった」 ことに対してだけでなく、 「なぜ折り返しかけてく
れないのか・・・」 という強力な圧力?にすらなりうるのだ。
一方、電話をかける側にとっても 「自分からは電話をかけたいが、相手からの
『折り返し』 は欲しくない」 などという場合に、この着信履歴は極めて厄介と
なる。さりとて “非通知” ではまず出てもらえない、仮に出てくれたとしても礼
を失した人間であると思われてしまう恐れが生ずるのは必至だ。
結局、今回の事件で 「電話を無視したことによる 『わび料』 」 (そもそも
「わび料」 などいう言い方も本来耳慣れないものだが) にかぎったことではな
いが、かつては夢物語に過ぎなかったような通信技術の著しい進歩が生み出
した諸々の弊害は数えだしたらキリがない。ある意味では 「その効用や利点
といったものをはるかに凌駕してしまっている」 とさえいえるかもしれない・・
・・・・・・・・。
犬の世界に電話があるとしても、
「出たくないときは出ない」 主義
を貫くことは疑いない!?
こじろう
2012年02月10日
『お手柄?』 こじろう!!!(その3)
「こじろう117」・・・『お手柄?』 こじろう!!!(その1) および (その2) の
続きである。
家族が熟睡している深夜に一人で大騒ぎし、大失態?を犯した事件については、
(その1) (その2) で触れたとおりだが、自らのボケ以外の何物でもない原因、
理由によってバスタオル1枚の状態で寒中の浴室に閉じ込められ?、いくら助け
を呼んでも応答を得られず、 「なんとか凍死だけは免れたい」 という大ピンチ?
を救ってくれたのが、何と “愛犬” (この時ばかりは、たとえ身内でも “飼い犬”
でなく、あえて “愛犬” と呼ばせていただきたい) の 「こじろう」 だった。
家内の話によれば、いつもは夜の11時も過ぎれば自分の部屋にこもりきり、朝
まで何があろうとも絶対に目を覚まそうとしない (番犬失格?) の 「こじろう」
だが、その時ばかりは、いち早く飼い主の異変?を察知したのか、 (家内が既
に深い眠りについていた) 寝室のドアを突然、ドンドンと叩き始めたというのだ。
「こじろう」 がドアを叩いて救い?を求めるのは、カミナリ・花火・地震のときぐら
いだが、もちろんそういった気配は全くない。それでも最初は無視していたが、
その訴え方 (叩き方) が尋常ではないほど激しくなり、一体何が起きたのか
と寝室から廊下にとび出してみると、「こじろう」 が家内の顔を一旦ジッと見つ
めた後、首を何度もひねりながら 「向こうだよ。向こう」 とでも言いたげに、家
内を脱衣所の方に導いていったという。そしてその前まで来た時にようやく浴室
のドアを叩きながら助けを呼んでいる自分の声をかすかに聴き取ることができた
のだ。もし 「こじろう」 必死の?呼びかけ?と、脱衣所までの誘導?がなけれ
ば、間違いなく朝までそのまま眠り続けていたハズ?ということで、まさに 「こ
じろうさまさま」 という状況だったのはいうまでもない。よく、人間には聴き取れ
ない音や人間には気付くことにできない気配でも動物は本能的に察することが
できる、ということを耳にするが、今回の件に関することがはたしてその手のもの
によるのかどうかは不明である。しかしいずれにしても飼い主の危機を救ってく
れたことは事実なわけで、満面 「どや顔?」 の “愛犬” に対してその翌朝、
本来は誕生日のような特別の日にしか出さない、とっておきの 「ごちそうフード」
と 「 (犬用) 高級?スイーツ」 を振る舞って感謝の気持ちを具体的に表す
ことにした。
さて、「普段は冷静沈着そのものの人でも (自分がそうだというつもりは毛頭な
いが) 、いざ追いつめられるとパニックに陥り、何をどうしてよいのかわからな
いことがある」 と、今回の事件を総括したいところだが、家内およびこの顛末を
電話で耳にした長女、さらにお手柄の 「こじろう」 からすると、これは 「 『追い
つめられる』 も何も、普通 (の人では) まずあり得ないことで大騒ぎしたにす
ぎず、笑って済ますことさえできないほどのマヌケで恥ずかしいお話」 とのこと
のようだ。普段、毎日のように繰り返しているボケた行動は何とか家族がフォロー
してくれているが、 「せめて、みんなが熟睡しているときくらいは 『おとなしく』
していてほしい」 と釘を刺された次第である・・・。
「ごちそう」 や 「いつもより豪華なオヤツ」
を出してくれるなら、今回のようなことは
大歓迎だという!? こじろう
続きである。
家族が熟睡している深夜に一人で大騒ぎし、大失態?を犯した事件については、
(その1) (その2) で触れたとおりだが、自らのボケ以外の何物でもない原因、
理由によってバスタオル1枚の状態で寒中の浴室に閉じ込められ?、いくら助け
を呼んでも応答を得られず、 「なんとか凍死だけは免れたい」 という大ピンチ?
を救ってくれたのが、何と “愛犬” (この時ばかりは、たとえ身内でも “飼い犬”
でなく、あえて “愛犬” と呼ばせていただきたい) の 「こじろう」 だった。
家内の話によれば、いつもは夜の11時も過ぎれば自分の部屋にこもりきり、朝
まで何があろうとも絶対に目を覚まそうとしない (番犬失格?) の 「こじろう」
だが、その時ばかりは、いち早く飼い主の異変?を察知したのか、 (家内が既
に深い眠りについていた) 寝室のドアを突然、ドンドンと叩き始めたというのだ。
「こじろう」 がドアを叩いて救い?を求めるのは、カミナリ・花火・地震のときぐら
いだが、もちろんそういった気配は全くない。それでも最初は無視していたが、
その訴え方 (叩き方) が尋常ではないほど激しくなり、一体何が起きたのか
と寝室から廊下にとび出してみると、「こじろう」 が家内の顔を一旦ジッと見つ
めた後、首を何度もひねりながら 「向こうだよ。向こう」 とでも言いたげに、家
内を脱衣所の方に導いていったという。そしてその前まで来た時にようやく浴室
のドアを叩きながら助けを呼んでいる自分の声をかすかに聴き取ることができた
のだ。もし 「こじろう」 必死の?呼びかけ?と、脱衣所までの誘導?がなけれ
ば、間違いなく朝までそのまま眠り続けていたハズ?ということで、まさに 「こ
じろうさまさま」 という状況だったのはいうまでもない。よく、人間には聴き取れ
ない音や人間には気付くことにできない気配でも動物は本能的に察することが
できる、ということを耳にするが、今回の件に関することがはたしてその手のもの
によるのかどうかは不明である。しかしいずれにしても飼い主の危機を救ってく
れたことは事実なわけで、満面 「どや顔?」 の “愛犬” に対してその翌朝、
本来は誕生日のような特別の日にしか出さない、とっておきの 「ごちそうフード」
と 「 (犬用) 高級?スイーツ」 を振る舞って感謝の気持ちを具体的に表す
ことにした。
さて、「普段は冷静沈着そのものの人でも (自分がそうだというつもりは毛頭な
いが) 、いざ追いつめられるとパニックに陥り、何をどうしてよいのかわからな
いことがある」 と、今回の事件を総括したいところだが、家内およびこの顛末を
電話で耳にした長女、さらにお手柄の 「こじろう」 からすると、これは 「 『追い
つめられる』 も何も、普通 (の人では) まずあり得ないことで大騒ぎしたにす
ぎず、笑って済ますことさえできないほどのマヌケで恥ずかしいお話」 とのこと
のようだ。普段、毎日のように繰り返しているボケた行動は何とか家族がフォロー
してくれているが、 「せめて、みんなが熟睡しているときくらいは 『おとなしく』
していてほしい」 と釘を刺された次第である・・・。
「ごちそう」 や 「いつもより豪華なオヤツ」
を出してくれるなら、今回のようなことは
大歓迎だという!? こじろう
2012年02月09日
『お手柄?』 こじろう!!!(その2)
「こじろう117」・・・『お手柄?』 こじろう!!!(その1) の続きである。
先日の夜更けのこと。家内はすでに熟睡している時間帯に一人で入浴後、
なぜか浴室から脱衣所へのドアに突然ロックがかかってしまい、浴室から
出られず、ドアを叩いて助けを呼ぶも全く気付いてもらえない・・・。バスタ
オル1枚の状態で身体は徐々に冷え、 「朝までこのままだと、ヘタをすれ
ば凍死?」 いう状況に追い込まれた・・・。というのが (その1) の内容
である。
その後一旦、 「これ以上助けを呼んでもムダかもしれない」 と諦めかけ
たが、それでもと思い、もう一度激しくドアを叩いてみると半透明のドア越
しにようやく人と犬の影が現れた。 「一体どうしたの。何があったの」 と
驚いたトーンの家内の呼びかけに、 「なぜかドアが突然ロックされてしま
い、開かなくなったんだ。とりあえずなんとか開けてくれないか」 というと、
家内も早速脱衣所側からノブをガチャガチャしてみるが、やはりビクともしな
い。 「なぜロックがかかったの?」 「イヤわからないけど、突然 『カチャ』
という音がしたんだよ」 「ところで、ノブのすぐ下にあるロックのスイッチは
はどうなってる?」 「え、ロックのスイッチって?」 。と、それまでガチャガ
チャと何十回も動かしていたノブの真下をよく見てみると、たしかにスイッチ
がある。それもただ指で押すタイプの、極めて単純な構造のものである。
「なんだよ。これだったのか」 と、それを解除すると当然ながらごく普通に
ドアは開いた。いわゆる “死角” といえるほどの場所ではないにせよ、ち
ょうどノブの真下に隠されたように付いているのに加え、これまで一度もそ
れを使ったことはなく、さらには気が動転?していて、まさかそんなところに
ロックのスイッチがあるとは露ほども考えつかなかったのだ。おそらく何かの
拍子にそのスイッチに触れてしまったのだろう。
「あのー、いくら使ったことがないとはいっても、こういう 『ロック』 って内側
(浴室側) からかけるのが普通、というよりもそうでないとロックの意味が
ないよね・・・」 と呆れる家内。年甲斐もなく深夜に大騒ぎし、その恥ずか
しさゆえしばらく一言も発することのできない自分・・・。しばらくしてようやく
出た一言が、 「ところで、朝まで気付いてくれないと諦めかけてたのに、ど
うして?」 。 「そんなの決まっているじゃない・・・」 と、この続き (ようや
く 「こじろう」 が登場) と今回の総括については、 「こじろう117」・・・
『お手柄?』 こじろう!!!(その3)・・・ で。
タイトルに名前を使われているにもかかわ
らず、未だに登場しないことを少々不満?
不安?に感じている!? こじろう
先日の夜更けのこと。家内はすでに熟睡している時間帯に一人で入浴後、
なぜか浴室から脱衣所へのドアに突然ロックがかかってしまい、浴室から
出られず、ドアを叩いて助けを呼ぶも全く気付いてもらえない・・・。バスタ
オル1枚の状態で身体は徐々に冷え、 「朝までこのままだと、ヘタをすれ
ば凍死?」 いう状況に追い込まれた・・・。というのが (その1) の内容
である。
その後一旦、 「これ以上助けを呼んでもムダかもしれない」 と諦めかけ
たが、それでもと思い、もう一度激しくドアを叩いてみると半透明のドア越
しにようやく人と犬の影が現れた。 「一体どうしたの。何があったの」 と
驚いたトーンの家内の呼びかけに、 「なぜかドアが突然ロックされてしま
い、開かなくなったんだ。とりあえずなんとか開けてくれないか」 というと、
家内も早速脱衣所側からノブをガチャガチャしてみるが、やはりビクともしな
い。 「なぜロックがかかったの?」 「イヤわからないけど、突然 『カチャ』
という音がしたんだよ」 「ところで、ノブのすぐ下にあるロックのスイッチは
はどうなってる?」 「え、ロックのスイッチって?」 。と、それまでガチャガ
チャと何十回も動かしていたノブの真下をよく見てみると、たしかにスイッチ
がある。それもただ指で押すタイプの、極めて単純な構造のものである。
「なんだよ。これだったのか」 と、それを解除すると当然ながらごく普通に
ドアは開いた。いわゆる “死角” といえるほどの場所ではないにせよ、ち
ょうどノブの真下に隠されたように付いているのに加え、これまで一度もそ
れを使ったことはなく、さらには気が動転?していて、まさかそんなところに
ロックのスイッチがあるとは露ほども考えつかなかったのだ。おそらく何かの
拍子にそのスイッチに触れてしまったのだろう。
「あのー、いくら使ったことがないとはいっても、こういう 『ロック』 って内側
(浴室側) からかけるのが普通、というよりもそうでないとロックの意味が
ないよね・・・」 と呆れる家内。年甲斐もなく深夜に大騒ぎし、その恥ずか
しさゆえしばらく一言も発することのできない自分・・・。しばらくしてようやく
出た一言が、 「ところで、朝まで気付いてくれないと諦めかけてたのに、ど
うして?」 。 「そんなの決まっているじゃない・・・」 と、この続き (ようや
く 「こじろう」 が登場) と今回の総括については、 「こじろう117」・・・
『お手柄?』 こじろう!!!(その3)・・・ で。
タイトルに名前を使われているにもかかわ
らず、未だに登場しないことを少々不満?
不安?に感じている!? こじろう
2012年02月08日
『お手柄?』 こじろう!!!(その1)
数年前、ある動物関係のTV番組の中で 「イザという時、犬は飼い主を助けら
れるか」 という趣旨のコーナーがあった。
公園にちょっとしたを仕掛けを用意し、そこで飼い犬と散歩中の飼い主が突然
ワザと倒れる。その後歩けなくなる (フリをした) 飼い主が助けを呼ぶのを見
た飼い犬が飼い主を救うための行動、具体的には 「その公園内にある管理
事務所にいる係員に、飼い主の危機を知らせに行くことができるかどうか」 を
30組くらいの飼い主と飼い犬に関して観察する、というものだった。
その結果といえば惨憺たる?もので、実際に飼い主を何らかの形で救おうとし
た飼い犬は全体のせいぜい1割程度しかいないだけでなく、半分近くの犬は飼
い主をそのまま置き去りにし、これ幸い?と逃げ出してしまうというありさまだっ
た。TV番組として観れば大変面白く大笑いできる反面で、犬を飼っている視聴
者 (自分も含む) の大半は、 「同じ状況に追い込まれた際、果たして自分の
飼い犬の場合はどうだろうか」 などと、不安や複雑な思いを抱えつつ見ていた
のは間違いないだろう。
さて先日の夜、我が家で一つの事件?が発生した。それは家内が既に寝室で
熟睡している時間帯に、一人でDVD鑑賞を終えた自分が、その後入浴した際
のことである。
入浴を一通り終え浴室内で身体を拭き、いざ衣服を身につけるため浴室から
脱衣所の方に移動しようとする直前、 「カチャ」 というその場では耳慣れな
い音が聞こえたかと思うと同時に、なんと (浴室と脱衣所を隔てている) 半
透明のドアが突然開かなくなってしまったのだ。 「そういえば、そのドアには
ロック?らしきものが付いていたような」 と一応思い出し、なぜそのロックが
かかってしまったのか考えつつ、ドアの取っ手を何度もガチャガチャ動かした
がビクともしない。プラスチック製のドアなのでガラスのように思い切って割る
わけにもいかないし、そもそも浴室の中にそのための道具になるものが見当
たるハズもない。そこで 「これは浴室側から開けるのはもう不可能。家内に
脱衣所から開けてもらうしかない」 と作戦?を変更し、今度はそのドアをドン
ドンと音を立てて叩きながら家内の名前を呼んでみるのだが、反応らしきもの
は皆無である。まあ時間が時間で家内はもうとっくに熟睡している (ハズで
ある) うえに、浴室から寝室までの距離を考えれば、その音や声が聞こえな
くても仕方ないというものだろう。そうこうして時間が数分程度経過。いよいよ
バスタオル1枚の身体が冷え始めてきた。浴室には一応暖房が装備されてい
るが、そのスイッチが脱衣所側にあるうえ、昨夜はもともと (暖房を) 入れて
なかったため、それも今さらどうしようもない。もっとも既にほとんど抜けてしま
った浴槽のお湯をもう一度ためてそこに入っていれば 「朝までに凍死するこ
とだけはなんとか避けられるだろう」 と少々安心しつつも、時間はいたずらに
過ぎていく一方でさっぱり埒が明かず、焦りが募る・・・。久々の大ピンチであ
る・・・。
と、この事件の顛末は・・・「こじろう117」・・・『お手柄?』 こじろう!!!
(その2) (その3) で詳しく・・・。
通常は夜の11時を過ぎるとそそくさと自分の部屋
に向かい、さっさと寝てしまう!? こじろう
れるか」 という趣旨のコーナーがあった。
公園にちょっとしたを仕掛けを用意し、そこで飼い犬と散歩中の飼い主が突然
ワザと倒れる。その後歩けなくなる (フリをした) 飼い主が助けを呼ぶのを見
た飼い犬が飼い主を救うための行動、具体的には 「その公園内にある管理
事務所にいる係員に、飼い主の危機を知らせに行くことができるかどうか」 を
30組くらいの飼い主と飼い犬に関して観察する、というものだった。
その結果といえば惨憺たる?もので、実際に飼い主を何らかの形で救おうとし
た飼い犬は全体のせいぜい1割程度しかいないだけでなく、半分近くの犬は飼
い主をそのまま置き去りにし、これ幸い?と逃げ出してしまうというありさまだっ
た。TV番組として観れば大変面白く大笑いできる反面で、犬を飼っている視聴
者 (自分も含む) の大半は、 「同じ状況に追い込まれた際、果たして自分の
飼い犬の場合はどうだろうか」 などと、不安や複雑な思いを抱えつつ見ていた
のは間違いないだろう。
さて先日の夜、我が家で一つの事件?が発生した。それは家内が既に寝室で
熟睡している時間帯に、一人でDVD鑑賞を終えた自分が、その後入浴した際
のことである。
入浴を一通り終え浴室内で身体を拭き、いざ衣服を身につけるため浴室から
脱衣所の方に移動しようとする直前、 「カチャ」 というその場では耳慣れな
い音が聞こえたかと思うと同時に、なんと (浴室と脱衣所を隔てている) 半
透明のドアが突然開かなくなってしまったのだ。 「そういえば、そのドアには
ロック?らしきものが付いていたような」 と一応思い出し、なぜそのロックが
かかってしまったのか考えつつ、ドアの取っ手を何度もガチャガチャ動かした
がビクともしない。プラスチック製のドアなのでガラスのように思い切って割る
わけにもいかないし、そもそも浴室の中にそのための道具になるものが見当
たるハズもない。そこで 「これは浴室側から開けるのはもう不可能。家内に
脱衣所から開けてもらうしかない」 と作戦?を変更し、今度はそのドアをドン
ドンと音を立てて叩きながら家内の名前を呼んでみるのだが、反応らしきもの
は皆無である。まあ時間が時間で家内はもうとっくに熟睡している (ハズで
ある) うえに、浴室から寝室までの距離を考えれば、その音や声が聞こえな
くても仕方ないというものだろう。そうこうして時間が数分程度経過。いよいよ
バスタオル1枚の身体が冷え始めてきた。浴室には一応暖房が装備されてい
るが、そのスイッチが脱衣所側にあるうえ、昨夜はもともと (暖房を) 入れて
なかったため、それも今さらどうしようもない。もっとも既にほとんど抜けてしま
った浴槽のお湯をもう一度ためてそこに入っていれば 「朝までに凍死するこ
とだけはなんとか避けられるだろう」 と少々安心しつつも、時間はいたずらに
過ぎていく一方でさっぱり埒が明かず、焦りが募る・・・。久々の大ピンチであ
る・・・。
と、この事件の顛末は・・・「こじろう117」・・・『お手柄?』 こじろう!!!
(その2) (その3) で詳しく・・・。
通常は夜の11時を過ぎるとそそくさと自分の部屋
に向かい、さっさと寝てしまう!? こじろう
2012年02月07日
『情が移って・・・』 と言われても???
たとえば四字熟語などの知識は相当なものがあるが、実社会でそれを適切に使
えない、あるいはトンチンカンな使い方をしている人をたまに見受けることがある。
言葉やものの言い方にはその辞書的・表面的な意味があるだけでなく、「それを
使うのにふさわしい、あるいはふさわしくない場面がある」 ということがよく理解
されていないのだろう。
さて、先日某紙に 「引退決めた72才女スリ、技見せてとせがまれ・・・」 という
タイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・京都市内の観光地で4件のスリをしたとして、京都府警五条署は3日、
右京区の無職の女M被告 (72才・公判中) を窃盗容疑で最終送検し
たと発表した。M被告にはスリの前科が16件あり、一度は引退を決め
ていたというが、2009年9月の出所後に知り合った女 (66才・同) に
「スリを見せて」 とせがまれ再開していた。
発表によるとM被告は昨年11月21日、京都市南区の東寺で、大阪府
の女性公務員 (36才) のカバンから約2万3千円などが入った財布
を抜き取るなど、同23日にかけて4件 (現金被害計6万円) のスリ
をした疑い。同23日に警戒中の捜査員に発見され逮捕された。
同署によると、M被告は出所後に知り合った女を周囲から犯行を見えな
くする 「幕役」 にして犯行を繰り返していたという。調べに対し 「姉
のように慕ってくれる彼女に 『 (スリの) 技が見たい』 とせがまれ、
情が移って再び始めた」 と話している・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
72才という 「高齢」 で、しかも 「女」 のスリ。TVドラマの主人公などとして
はいかにもありがちな設定だが、その “意外性?” も手伝い、なかなか被害
に気付きにくい、すなわちスリとしての成功率は案外高いのではと推測される。
さて、記事の中での違和感の一つがまずタイトルにある 「引退」 のニ文字だ。
「引退」 とはまさにその字から 「引いて退く」 という意味だとすれば間違いと
はいえないが、それを言うならこういう時は 「足を洗う」 の方が適切だろう。も
っとも昨今は、特に芸能界などで実際には単なる 「退職」 であったり、「解雇」
だと思われるものすら、やたらと 「卒業」 などという言い方にしてしまうのが一
般化しているし、さらには昨年世間を大きく騒がせた某超大物芸能人が暴力団
との交際という反社会的行為を原因として身を引く際にも、 「引退」 のニ文字
が各紙面やTVニュースで目に付いた例もある。その言葉をあえて揶揄的に皮
肉などを込めて使用するのも今や珍しくないことを考えれば、大げさに取り上げ
ることもないかもしれない。
次に、M被告が犯行再開の理由として述べた 「彼女に・・・せがまれ、 『情が
移って』・・・」 という部分である。 たとえ共犯者でもそこは人間、共に危ない
橋をいくつも渡るうちにお互い 「情が湧いてくる」 部分はあるだろう。ゆえにあ
くまで二人の間で 「情が移る、移らない」 のは勝手なことである。しかし、スリ
という立派な犯罪を再開した理由や動機にその都合のよい?言い方を用いられ
ることに、特に被害に遭った関係者らとしてはしっくりいかない面も少なからず存
在するのではないか。
報道のようなものに限らず、日常の会話でも 「こういう場面で面白い表現を使う
人だなあ」 と相手に思われていても、普通は口にしてもらえないことの方が多く、
知らず知らずのうちに恥ずかしいことをしているかもしれない。ことに普段使い慣
れていないような言い回しを (格好つけて?) 使うときには要注意といえよう・・
・・・。
飼われるようになってどのくらい
経てば飼い主に 「情が移るように
なるか」 、考えているうちに何
年も過ぎてしまった!? こじろう
えない、あるいはトンチンカンな使い方をしている人をたまに見受けることがある。
言葉やものの言い方にはその辞書的・表面的な意味があるだけでなく、「それを
使うのにふさわしい、あるいはふさわしくない場面がある」 ということがよく理解
されていないのだろう。
さて、先日某紙に 「引退決めた72才女スリ、技見せてとせがまれ・・・」 という
タイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・京都市内の観光地で4件のスリをしたとして、京都府警五条署は3日、
右京区の無職の女M被告 (72才・公判中) を窃盗容疑で最終送検し
たと発表した。M被告にはスリの前科が16件あり、一度は引退を決め
ていたというが、2009年9月の出所後に知り合った女 (66才・同) に
「スリを見せて」 とせがまれ再開していた。
発表によるとM被告は昨年11月21日、京都市南区の東寺で、大阪府
の女性公務員 (36才) のカバンから約2万3千円などが入った財布
を抜き取るなど、同23日にかけて4件 (現金被害計6万円) のスリ
をした疑い。同23日に警戒中の捜査員に発見され逮捕された。
同署によると、M被告は出所後に知り合った女を周囲から犯行を見えな
くする 「幕役」 にして犯行を繰り返していたという。調べに対し 「姉
のように慕ってくれる彼女に 『 (スリの) 技が見たい』 とせがまれ、
情が移って再び始めた」 と話している・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
72才という 「高齢」 で、しかも 「女」 のスリ。TVドラマの主人公などとして
はいかにもありがちな設定だが、その “意外性?” も手伝い、なかなか被害
に気付きにくい、すなわちスリとしての成功率は案外高いのではと推測される。
さて、記事の中での違和感の一つがまずタイトルにある 「引退」 のニ文字だ。
「引退」 とはまさにその字から 「引いて退く」 という意味だとすれば間違いと
はいえないが、それを言うならこういう時は 「足を洗う」 の方が適切だろう。も
っとも昨今は、特に芸能界などで実際には単なる 「退職」 であったり、「解雇」
だと思われるものすら、やたらと 「卒業」 などという言い方にしてしまうのが一
般化しているし、さらには昨年世間を大きく騒がせた某超大物芸能人が暴力団
との交際という反社会的行為を原因として身を引く際にも、 「引退」 のニ文字
が各紙面やTVニュースで目に付いた例もある。その言葉をあえて揶揄的に皮
肉などを込めて使用するのも今や珍しくないことを考えれば、大げさに取り上げ
ることもないかもしれない。
次に、M被告が犯行再開の理由として述べた 「彼女に・・・せがまれ、 『情が
移って』・・・」 という部分である。 たとえ共犯者でもそこは人間、共に危ない
橋をいくつも渡るうちにお互い 「情が湧いてくる」 部分はあるだろう。ゆえにあ
くまで二人の間で 「情が移る、移らない」 のは勝手なことである。しかし、スリ
という立派な犯罪を再開した理由や動機にその都合のよい?言い方を用いられ
ることに、特に被害に遭った関係者らとしてはしっくりいかない面も少なからず存
在するのではないか。
報道のようなものに限らず、日常の会話でも 「こういう場面で面白い表現を使う
人だなあ」 と相手に思われていても、普通は口にしてもらえないことの方が多く、
知らず知らずのうちに恥ずかしいことをしているかもしれない。ことに普段使い慣
れていないような言い回しを (格好つけて?) 使うときには要注意といえよう・・
・・・。
飼われるようになってどのくらい
経てば飼い主に 「情が移るように
なるか」 、考えているうちに何
年も過ぎてしまった!? こじろう
2012年02月06日
究極の 『非道・悪辣』???(その3)
「こじろう117」・・・究極の 『非道・悪辣』???(その1) および (その2)
・・・の続きである。
(その1) (その2) では、先日の某紙 「わざと追突 降りた隙に車奪う」 と
いうタイトルの記事の内容、およびその2人組男の極悪非道そのものの犯行
や人間性ついて触れた。
さてそれでは逆に、このような犯行の被害者の立場になった場合、どのような
対応ができるのか、さらにそういったことを事前に避ける術はあるのかという
のが (その3) のテーマである。
(その1) の冒頭でも触れたように、日常自動車で一般道を走行する限りに
おいて事故、それも背後から一方的に追突されるようなものを100%避ける、
防ぐのはまさに至難の業、というよりまずもって不可能である。加えてそれが
相手方の故意によるものとなれば、これはもう言わずもがなだろう。
自分にも経験のあることだが、いざ実際に背後から追突された直後というの
はしばらく 「何がどうなったのかわからない」 のが普通で、自らに非がない
ことぐらいは直感的に理解できたとしても、そのまま車内にとどまって冷静に
「今自分は何ををなすべきか」 などと思いを巡らせる精神的余裕はほとんど
ないに等しい。それゆえ、とるものもとりあえず即座に車外に飛び出してしま
のは自然であり、今回のような被害はそういう場合に陥る人間のごく一般的
な心理状態につけ込んだものに他ならない。したがってこういうケースに関し
て 「なぜ未然に被害に遭うことを予期できなかったのか」 とか 「なぜすぐ
に車外になど出たのか」 と周囲から責められる筋合いは全くないといえる
だろう。まさに 「防ぎようがない」 「いかんともしがたい」 というパターンの
典型である。
自動車に限らず、「人間ひとたび外に出ればいかなる災禍に見舞われること
になるか予測がつかない」 のは言うまでもない。だが今回の事件のような
「非道・悪辣さ極まる」 犯罪に巻き込まれることを単なる不運で片づけたく
ないのもまた本音である。
「ひとたび外に出れば何が起こるか
わからない」 ということを毎朝肝
に銘じて歩いている!? こじろう
・・・の続きである。
(その1) (その2) では、先日の某紙 「わざと追突 降りた隙に車奪う」 と
いうタイトルの記事の内容、およびその2人組男の極悪非道そのものの犯行
や人間性ついて触れた。
さてそれでは逆に、このような犯行の被害者の立場になった場合、どのような
対応ができるのか、さらにそういったことを事前に避ける術はあるのかという
のが (その3) のテーマである。
(その1) の冒頭でも触れたように、日常自動車で一般道を走行する限りに
おいて事故、それも背後から一方的に追突されるようなものを100%避ける、
防ぐのはまさに至難の業、というよりまずもって不可能である。加えてそれが
相手方の故意によるものとなれば、これはもう言わずもがなだろう。
自分にも経験のあることだが、いざ実際に背後から追突された直後というの
はしばらく 「何がどうなったのかわからない」 のが普通で、自らに非がない
ことぐらいは直感的に理解できたとしても、そのまま車内にとどまって冷静に
「今自分は何ををなすべきか」 などと思いを巡らせる精神的余裕はほとんど
ないに等しい。それゆえ、とるものもとりあえず即座に車外に飛び出してしま
のは自然であり、今回のような被害はそういう場合に陥る人間のごく一般的
な心理状態につけ込んだものに他ならない。したがってこういうケースに関し
て 「なぜ未然に被害に遭うことを予期できなかったのか」 とか 「なぜすぐ
に車外になど出たのか」 と周囲から責められる筋合いは全くないといえる
だろう。まさに 「防ぎようがない」 「いかんともしがたい」 というパターンの
典型である。
自動車に限らず、「人間ひとたび外に出ればいかなる災禍に見舞われること
になるか予測がつかない」 のは言うまでもない。だが今回の事件のような
「非道・悪辣さ極まる」 犯罪に巻き込まれることを単なる不運で片づけたく
ないのもまた本音である。
「ひとたび外に出れば何が起こるか
わからない」 ということを毎朝肝
に銘じて歩いている!? こじろう
2012年02月05日
究極の 『非道・悪辣』???(その2)
「こじろう117」・・・究極の 『非道・悪辣』???(その1)・・・の続きである。
(その1) では、先月末などに福岡県で起きた 「わざと追突、降りた隙に車
を奪う」 というタイトルの2人組の男による犯行に関する某紙記事を取りあ
げた。
普通の? 「ひき逃げ」 や 「当て逃げ」 だけでも十分に悪辣な重罪である
ことに疑いはないが、この2人組の所業は、 「故意に追突事故を起こしたうえ
車や金品まで奪って逃走する」 という、いわば二重三重の非道に手を染めて
いるわけで、その悪質性たるや極めて高度?であるといえよう。
犯行に使った車もおそらくは盗難車などであろうから、捜査当局としてもその
足取りなどをつかむのに難儀する面はあると思われるが、この手の性悪人と
いうのは概して、「適当なところで手を引くということがまずできない」 つまり
「足がつくまで欲深く同様の犯行を重ねていく」 のを常とするため、結局は
墓穴を掘り、逮捕・検挙されるのも時間の問題と推測される。すべては自らが
招いたこととはいえ、こういうことを繰り返すような人生しか送れないとすれば
本当に憐れでかわいそうな連中である。彼らのような極めて反社会的な人間
もいずれは老齢期を迎え、曲がりなりにも自らの人生を振り返る機会が到来
するのは避けられない。その際 「自分は今まで社会に何も貢献できなかった
のはもちろん、むしろ害悪ばかりを撒き散らしていた人間のクズだった」 な
どと悔恨の情に浸るとすれば。それこそが人として最もつらく悲しい末路とい
うものではないか。
さて次にこのような犯罪の被害に遭った場合の検討についてであるが、それ
については 「こじろう117」・・・究極の 『非道・悪辣』???(その3)・・・で
触れることにしたい。
ときどき自分の人生 (犬生?) を振り返って
は、 「今の自分は本当に幸せといえるのか」 と
の思いを巡らせている!? こじろう
(その1) では、先月末などに福岡県で起きた 「わざと追突、降りた隙に車
を奪う」 というタイトルの2人組の男による犯行に関する某紙記事を取りあ
げた。
普通の? 「ひき逃げ」 や 「当て逃げ」 だけでも十分に悪辣な重罪である
ことに疑いはないが、この2人組の所業は、 「故意に追突事故を起こしたうえ
車や金品まで奪って逃走する」 という、いわば二重三重の非道に手を染めて
いるわけで、その悪質性たるや極めて高度?であるといえよう。
犯行に使った車もおそらくは盗難車などであろうから、捜査当局としてもその
足取りなどをつかむのに難儀する面はあると思われるが、この手の性悪人と
いうのは概して、「適当なところで手を引くということがまずできない」 つまり
「足がつくまで欲深く同様の犯行を重ねていく」 のを常とするため、結局は
墓穴を掘り、逮捕・検挙されるのも時間の問題と推測される。すべては自らが
招いたこととはいえ、こういうことを繰り返すような人生しか送れないとすれば
本当に憐れでかわいそうな連中である。彼らのような極めて反社会的な人間
もいずれは老齢期を迎え、曲がりなりにも自らの人生を振り返る機会が到来
するのは避けられない。その際 「自分は今まで社会に何も貢献できなかった
のはもちろん、むしろ害悪ばかりを撒き散らしていた人間のクズだった」 な
どと悔恨の情に浸るとすれば。それこそが人として最もつらく悲しい末路とい
うものではないか。
さて次にこのような犯罪の被害に遭った場合の検討についてであるが、それ
については 「こじろう117」・・・究極の 『非道・悪辣』???(その3)・・・で
触れることにしたい。
ときどき自分の人生 (犬生?) を振り返って
は、 「今の自分は本当に幸せといえるのか」 と
の思いを巡らせている!? こじろう
2012年02月04日
究極の 『非道・悪辣』???(その1)
「赤信号などで停車中、背後から追突されることを100%防ぐ」 ためには、
「自動車では一切出かけない」 ぐらいしか手立てがないとはいえ、普通は
実際にそういった被害に遭うのは一生のうちせいぜい数回程度であり、運
が悪かったと割り切る部分も必要だろう。しかし、それが偶然や過失によ
るものでなく、「故意に追突される」 となれば話は全く別である・・・。
先日某紙に 「わざと追突、降りた隙に車奪う・・・福岡で7件」 というタイト
ルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・福岡県行橋市で、1月25日と31日、2人組の男が追突事故を
起こし、被害者が車を降りた隙にその車を奪うという事件が起
きていたことがわかった。
同県内では1月、同じ手口の犯行が他にも5件発生しており、
いずれも被害者は女性。福岡県警は車内の財布や現金などを
狙った同一犯よる連続窃盗事件とみて捜査している。
同県警によると、31日午前1時半頃、行橋市の市道で同市の
自営業女性 (63才) の軽乗用車が赤信号で停車中、男2人
が乗った白っぽい軽乗用車から追突された。女性が車から降り
て男の一人と話しているうちに、別の一人が女性の車に乗り込
んで逃走。話していた男も自分の車で逃げた。女性は車内に5
万円入りの財布や貯金通帳を置いたままだった。
25日午後9時半頃には、同市の無職女性 (52才) が軽乗
用車を運転中、2人組の男が乗った青っぽい車から追突され、
降車して家族に電話していたところ、車を盗まれた・・・・・・
というものである。
自動車という 「走る凶器」 を手繰る以上、細心の注意を払って走行する
責任と義務があるのは当然であるが、それでも理由はともかく、人間 「つ
いうっかり・・・」 ということも、長いこと自動車を運転していればいるほど
可能性はゼロとはいえない。だが、万が一そういう事態に至った場合は自
らの非を認め、刑事・民事の法律上はもちろん、道義的にも被害者に対し
誠意を尽くすのがドライバーならずとも人間として最低限の振る舞いであ
る。したがって、その場から逃げだすいわゆる 「ひき逃げ」 「当て逃げ」
という行為は、ある意味では事故を起こした “過失” 以上に、 “故意”
によるものという観点からも厳重に断罪されるべき事由が存在するといえ
るだろう。
今回の事件における2人組の行為については、その凶悪な 「ひき逃げ」
とはさらに別次元ともいえる 「非道・悪辣さにおける、究極的レベル」
の所業であるが、それについての具体的検討および、逆にこういった事件
に巻き込まれた場合のことについては 「こじろう117」・・・究極の 『非
道・悪辣』???(その2)・・・で詳しく触れたいと思う。
遊んでほしい時などには、飼い主に
わざとぶつかって挑発することもあ
る!? こじろう
「自動車では一切出かけない」 ぐらいしか手立てがないとはいえ、普通は
実際にそういった被害に遭うのは一生のうちせいぜい数回程度であり、運
が悪かったと割り切る部分も必要だろう。しかし、それが偶然や過失によ
るものでなく、「故意に追突される」 となれば話は全く別である・・・。
先日某紙に 「わざと追突、降りた隙に車奪う・・・福岡で7件」 というタイト
ルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・福岡県行橋市で、1月25日と31日、2人組の男が追突事故を
起こし、被害者が車を降りた隙にその車を奪うという事件が起
きていたことがわかった。
同県内では1月、同じ手口の犯行が他にも5件発生しており、
いずれも被害者は女性。福岡県警は車内の財布や現金などを
狙った同一犯よる連続窃盗事件とみて捜査している。
同県警によると、31日午前1時半頃、行橋市の市道で同市の
自営業女性 (63才) の軽乗用車が赤信号で停車中、男2人
が乗った白っぽい軽乗用車から追突された。女性が車から降り
て男の一人と話しているうちに、別の一人が女性の車に乗り込
んで逃走。話していた男も自分の車で逃げた。女性は車内に5
万円入りの財布や貯金通帳を置いたままだった。
25日午後9時半頃には、同市の無職女性 (52才) が軽乗
用車を運転中、2人組の男が乗った青っぽい車から追突され、
降車して家族に電話していたところ、車を盗まれた・・・・・・
というものである。
自動車という 「走る凶器」 を手繰る以上、細心の注意を払って走行する
責任と義務があるのは当然であるが、それでも理由はともかく、人間 「つ
いうっかり・・・」 ということも、長いこと自動車を運転していればいるほど
可能性はゼロとはいえない。だが、万が一そういう事態に至った場合は自
らの非を認め、刑事・民事の法律上はもちろん、道義的にも被害者に対し
誠意を尽くすのがドライバーならずとも人間として最低限の振る舞いであ
る。したがって、その場から逃げだすいわゆる 「ひき逃げ」 「当て逃げ」
という行為は、ある意味では事故を起こした “過失” 以上に、 “故意”
によるものという観点からも厳重に断罪されるべき事由が存在するといえ
るだろう。
今回の事件における2人組の行為については、その凶悪な 「ひき逃げ」
とはさらに別次元ともいえる 「非道・悪辣さにおける、究極的レベル」
の所業であるが、それについての具体的検討および、逆にこういった事件
に巻き込まれた場合のことについては 「こじろう117」・・・究極の 『非
道・悪辣』???(その2)・・・で詳しく触れたいと思う。
遊んでほしい時などには、飼い主に
わざとぶつかって挑発することもあ
る!? こじろう
2012年02月03日
『妙に』 気になって・・・!!!
その中に身を置いている時にはなんともなかったことも、状況が異なれば
「妙に気になり始める」 ということは日常少なくない。
さて、昨日某紙に 「喫煙率2割切る 過去最低」 というタイトルの記事
があったが、その内容は、
・・・・・・・・2010年の成人の喫煙率は19.5%で、前年と比べ3.9%
低下し過去最低となる一方、禁煙したいと考えている喫煙者
が過去最高の37.6%に上ったことが先月31日、厚生労働
省の国民健康・栄養調査でわかった。
同省は 「たばこ税の増税に伴う10年10月の値上げを機に、
タバコをやめた人や、やめたいと思う人が増えたのではないか」
としている・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
この調査、実際に実施したのは一昨年の11月、つまりそれから14カ月も
経過してその結果が (ようやく) 公表されているということもさることなが
ら、喫煙率低下の原因に関する分析も、 「だれが考えてもわかる」 よう
なものと言わざるを得ず、厚労省に限ったことではないが、改めて 「 『お
役所』 仕事というのは、あまり 『お役』 に立つものではない」 と考えさ
せられた次第である。
まあそれはともかく、この現在の喫煙率の数字 (の低さ) を見るまでもな
く、昨今は、街なかでも 「タバコをくわえている人」 が以前と比較して本当
に少なくなっているのを実感する。今から30年も遡れば、当時 「成人男性
の 『3分の2』 から 『4分の3』 ぐらい」 は習慣的にタバコを吸っていた
のでは」 といったイメージがあるが、今は自分の周囲を見渡す限りその半
分ないしは3分の1程度しか喫煙者はいないのではないか。
さて自分のような 「喫煙習慣を一度も有したことのない者」 にとって、こう
いった状況がもたらす日常の変化といえば、 「現在の方が、タバコの煙や
ニオイにより敏感になっている」 ということである。子どものときはヘビース
モーカーだった父が家の中でタバコをスパスパするのは毎日のことであった
し、学生のときも周囲の先輩、友人たちは別に断りもなくその煙をくゆらせ
ていた。徹夜でマージャンなどする際に、狭い部屋の中で自分以外の3人
全員に一晩中煙を吐き出されていたのはさすがにこたえたが、それでもそ
のニオイは日常生活につきもの程度に考えていたハズである。
ところが、いざ周囲に喫煙者がほとんどいなくなった今は、タバコの煙の横
をほんの少し通り過ぎるだけでそれが 「妙に」 気になってしまうようにな
ったのだ。特にアルコールを出されるような店で一応?禁煙席に座ってい
るときでさえ、遠くの方からそれとなく漂ってくるタバコのニオイが気になっ
てしまい、逆に自分の嗅覚も (飼い犬ほどではないにせよ) まだまだ捨
てたものではないというトンチンカンな自信さえ湧いてくる。
自分の家族も同様で、そんなときに帰宅した際には 「すぐ洗濯するから、
身につけているものを全部脱いで、すぐにお風呂に入って」 などと言われ
てしまうので、ほろ酔いの上機嫌も即座にすっ飛んでしまうことすら少なく
ない。
冒頭でも触れたように、その渦中にいるときはなんともなかったようなこと
も、状況が大きく変わることで、急に気になりだすことは少なくない。ことに
人間関係が複雑に絡み合う社会では、周囲に人々にとって自分がその一
因となっていないかどうか、常に点検が必要かもしれない・・・。
(当然ながら) 自らの嗅覚に関しては
並々ならぬ自信を有し、ほんのわずかな
匂いの違いも見逃さない!? こじろう
「妙に気になり始める」 ということは日常少なくない。
さて、昨日某紙に 「喫煙率2割切る 過去最低」 というタイトルの記事
があったが、その内容は、
・・・・・・・・2010年の成人の喫煙率は19.5%で、前年と比べ3.9%
低下し過去最低となる一方、禁煙したいと考えている喫煙者
が過去最高の37.6%に上ったことが先月31日、厚生労働
省の国民健康・栄養調査でわかった。
同省は 「たばこ税の増税に伴う10年10月の値上げを機に、
タバコをやめた人や、やめたいと思う人が増えたのではないか」
としている・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
この調査、実際に実施したのは一昨年の11月、つまりそれから14カ月も
経過してその結果が (ようやく) 公表されているということもさることなが
ら、喫煙率低下の原因に関する分析も、 「だれが考えてもわかる」 よう
なものと言わざるを得ず、厚労省に限ったことではないが、改めて 「 『お
役所』 仕事というのは、あまり 『お役』 に立つものではない」 と考えさ
せられた次第である。
まあそれはともかく、この現在の喫煙率の数字 (の低さ) を見るまでもな
く、昨今は、街なかでも 「タバコをくわえている人」 が以前と比較して本当
に少なくなっているのを実感する。今から30年も遡れば、当時 「成人男性
の 『3分の2』 から 『4分の3』 ぐらい」 は習慣的にタバコを吸っていた
のでは」 といったイメージがあるが、今は自分の周囲を見渡す限りその半
分ないしは3分の1程度しか喫煙者はいないのではないか。
さて自分のような 「喫煙習慣を一度も有したことのない者」 にとって、こう
いった状況がもたらす日常の変化といえば、 「現在の方が、タバコの煙や
ニオイにより敏感になっている」 ということである。子どものときはヘビース
モーカーだった父が家の中でタバコをスパスパするのは毎日のことであった
し、学生のときも周囲の先輩、友人たちは別に断りもなくその煙をくゆらせ
ていた。徹夜でマージャンなどする際に、狭い部屋の中で自分以外の3人
全員に一晩中煙を吐き出されていたのはさすがにこたえたが、それでもそ
のニオイは日常生活につきもの程度に考えていたハズである。
ところが、いざ周囲に喫煙者がほとんどいなくなった今は、タバコの煙の横
をほんの少し通り過ぎるだけでそれが 「妙に」 気になってしまうようにな
ったのだ。特にアルコールを出されるような店で一応?禁煙席に座ってい
るときでさえ、遠くの方からそれとなく漂ってくるタバコのニオイが気になっ
てしまい、逆に自分の嗅覚も (飼い犬ほどではないにせよ) まだまだ捨
てたものではないというトンチンカンな自信さえ湧いてくる。
自分の家族も同様で、そんなときに帰宅した際には 「すぐ洗濯するから、
身につけているものを全部脱いで、すぐにお風呂に入って」 などと言われ
てしまうので、ほろ酔いの上機嫌も即座にすっ飛んでしまうことすら少なく
ない。
冒頭でも触れたように、その渦中にいるときはなんともなかったようなこと
も、状況が大きく変わることで、急に気になりだすことは少なくない。ことに
人間関係が複雑に絡み合う社会では、周囲に人々にとって自分がその一
因となっていないかどうか、常に点検が必要かもしれない・・・。
(当然ながら) 自らの嗅覚に関しては
並々ならぬ自信を有し、ほんのわずかな
匂いの違いも見逃さない!? こじろう
2012年02月02日
部下⇒上司も 『パワハラ』???
職場で 「中途半端な上司なんかになるよりも、部下のままでいた方がまだマシ」
などと考える人は案外少なくないのではないか。
さて昨日某紙に 「簡単すぎる仕事、私生活介入もパワハラ・・・厚労省」 という
タイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・ 職場でのいじめや嫌がらせについて議論する厚生労働省の
作業部会は先月30日、職場でのパワーハラスメントの定義を
明確化する報告書をまとめた。
報告書では、職場のパワハラを明確に定義するとともに、 「上
司から部下への行為だけでなく、『部下から上司への行為』 も
含まれる」 とした。
労働相談などに、年上の部下や高いパソコン技能を持つ部下
からの嫌がらせに関する内容があったことを踏まえたという。
さらにパワハラの類型として、新たに 「能力とかけ離れた難易
度の “低い” 仕事を命ずるなどの 『過小な要求』 」 や 「私
的なことに立ち入る 『個の侵害』 」 を示した・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
「パワーハラスメント」 という和製英語が登場したのは、今から10年ほど前のこと
らしいが、かつては 「ただひたすら耐えるしかなかった」 職場における 「明らか
なイジメや嫌がらせ」 に脚光を浴びせ、わずかながらでもその防止に一役買って
きた功績?は否定できないだろう。だがその反面、本来は単なる (正当な) 業
務上の命令や指導に過ぎないものにまで、 「パワハラで訴えられたりしたらどう
しよう」 とばかり必要以上に神経質になり、さらにはそれが高じてノイローゼをは
じめとする精神疾患に悩む中間管理職も急増していると聞けば、物事というのは
「一筋縄ではいかない」 ことを改めて実感してしまうというものだ。
さて、従来そのように線引きの難しかったパワハラに関し、定義や類型を明確化
しようというのが今回の厚労省作業部会の主たる目的のようだが、その中で注
目すべきは何といっても 「パワハラの概念?を真っ向から覆すといってもよい
『部下から上司への行為』 も、パワハラとして認知される」 という点だろう。
「上司からは責められ、部下からは突き上げられる」 というのが特に中間管理職
に位置する層の悲哀の一つであるが、今まで前者についてはともかく、後者につ
いては 「 (部下に突き上げられるのは) 上司としての管理能力が欠けている
からだ」 の一言で済まされてきた面が大きいことを否定できないだろう。冒頭で
も触れたように、実際には部下からバカにされたり、嫌がらせを受けていることに
忸怩たる思いを抱くだけでなく、それで悩み苦しんでいる “上司” が、ごまんと
存在するのは疑いない。まあ立場上、今後もそう簡単に 「部下からパワハラを
受けています」 とは申告しづらいのは想像に難くないが、それでも一応はそれ
が制度的・社会的に正式に認知されたことで、多少なりとも心の安定を得られ、
さらに業務に取り組みやすくなる “上司” が多数出現すれば、いろいろな意味
で喜ばしいのかもしれない・・・。
飼い主の立場を利用した 「パワハラ」
まがいの行為に対し、時々反抗を試み
ようとする!? こじろう
などと考える人は案外少なくないのではないか。
さて昨日某紙に 「簡単すぎる仕事、私生活介入もパワハラ・・・厚労省」 という
タイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・ 職場でのいじめや嫌がらせについて議論する厚生労働省の
作業部会は先月30日、職場でのパワーハラスメントの定義を
明確化する報告書をまとめた。
報告書では、職場のパワハラを明確に定義するとともに、 「上
司から部下への行為だけでなく、『部下から上司への行為』 も
含まれる」 とした。
労働相談などに、年上の部下や高いパソコン技能を持つ部下
からの嫌がらせに関する内容があったことを踏まえたという。
さらにパワハラの類型として、新たに 「能力とかけ離れた難易
度の “低い” 仕事を命ずるなどの 『過小な要求』 」 や 「私
的なことに立ち入る 『個の侵害』 」 を示した・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
「パワーハラスメント」 という和製英語が登場したのは、今から10年ほど前のこと
らしいが、かつては 「ただひたすら耐えるしかなかった」 職場における 「明らか
なイジメや嫌がらせ」 に脚光を浴びせ、わずかながらでもその防止に一役買って
きた功績?は否定できないだろう。だがその反面、本来は単なる (正当な) 業
務上の命令や指導に過ぎないものにまで、 「パワハラで訴えられたりしたらどう
しよう」 とばかり必要以上に神経質になり、さらにはそれが高じてノイローゼをは
じめとする精神疾患に悩む中間管理職も急増していると聞けば、物事というのは
「一筋縄ではいかない」 ことを改めて実感してしまうというものだ。
さて、従来そのように線引きの難しかったパワハラに関し、定義や類型を明確化
しようというのが今回の厚労省作業部会の主たる目的のようだが、その中で注
目すべきは何といっても 「パワハラの概念?を真っ向から覆すといってもよい
『部下から上司への行為』 も、パワハラとして認知される」 という点だろう。
「上司からは責められ、部下からは突き上げられる」 というのが特に中間管理職
に位置する層の悲哀の一つであるが、今まで前者についてはともかく、後者につ
いては 「 (部下に突き上げられるのは) 上司としての管理能力が欠けている
からだ」 の一言で済まされてきた面が大きいことを否定できないだろう。冒頭で
も触れたように、実際には部下からバカにされたり、嫌がらせを受けていることに
忸怩たる思いを抱くだけでなく、それで悩み苦しんでいる “上司” が、ごまんと
存在するのは疑いない。まあ立場上、今後もそう簡単に 「部下からパワハラを
受けています」 とは申告しづらいのは想像に難くないが、それでも一応はそれ
が制度的・社会的に正式に認知されたことで、多少なりとも心の安定を得られ、
さらに業務に取り組みやすくなる “上司” が多数出現すれば、いろいろな意味
で喜ばしいのかもしれない・・・。
飼い主の立場を利用した 「パワハラ」
まがいの行為に対し、時々反抗を試み
ようとする!? こじろう
2012年02月01日
10億円の “宝くじ”???(その2)
「こじろう117」・・・10億円の “宝くじ”???(その1)・・・の続きである。
(その1) では、先日某誌で目にした 「10億円当たる宝くじ 総務省が
来年にも発売するプランを発表」 というタイトルの記事を紹介した。
この宝くじというもの。1等の当選確率を考えれば、 「まずあたることはな
い」 となるにもかかわらず、 「毎回、だれかは必ず当たっている」 こと
も事実で、その 「だれか」 が自分であることを夢見て、さまざまな妄想な
どをめぐらすのがいわゆる 「仮想当選者」 の面々である。
さて、1等が1億円以上という宝くじは毎回もれなく数万円単位で購入し、
これまでの投資?額は優に500万円を超えていると豪語?自慢?してい
る 「宝くじ購入マニア?」 である知人のU氏もそんな 「仮想当選者」 の
一人である。今まで酒席などで幾度となく、氏の 「宝くじ講義?」 を耳に
したことがあるが、その中に出てくる話の内容の中心は、1等などが当たっ
た際に 「それをいかにして周囲に知られないようにするか」 ということだ
った。一番知られたくないのが奥さんであるというのはさておき、 「いきな
り超高額の当選金を手にして生命を狙われたら・・・」 が心配でならないと
いうことらしい。宝くじに関する個人的話題といえば、 「いざ、当たったら
その当選金で何をどうしたいのか」 あたりが普通のような気がするが、U
氏からはそうした話は全くといっていいほどなく、 「億万長者になった自ら
の身の守り方」 に関心が集中している感が否めない。それこそは実際に
当たってから考えるべきで、 「そんな不必要な杞憂に悩まされるくらいな
ら、いっそ宝くじの購入などしなければいいのではないか」 と、話を聞く側
としてはいつも呆れて?しまうが、語る側はいたって真剣だからいかんとも
し難い。
今まで投資?した500万円超の金額に対して、どのくらい回収?できてい
るのかもよくわからないが、どうやらU氏の場合は、物欲などを満たすとい
うよりも 「大金を手にすることで、自らの生命が脅かされるような立場に
なりたい」 というのが、宝くじ購入の目的なのは明らかのようだ。
人間の抱く夢や考えることはまさに千差万別であり、他人がそれらをムリ
ヤリ理解しようとするのはやはり避けた方が無難である・・・。
自分の抱いている夢や希望を、飼い主
に理解してほしいとは思わない!?
こじろう
(その1) では、先日某誌で目にした 「10億円当たる宝くじ 総務省が
来年にも発売するプランを発表」 というタイトルの記事を紹介した。
この宝くじというもの。1等の当選確率を考えれば、 「まずあたることはな
い」 となるにもかかわらず、 「毎回、だれかは必ず当たっている」 こと
も事実で、その 「だれか」 が自分であることを夢見て、さまざまな妄想な
どをめぐらすのがいわゆる 「仮想当選者」 の面々である。
さて、1等が1億円以上という宝くじは毎回もれなく数万円単位で購入し、
これまでの投資?額は優に500万円を超えていると豪語?自慢?してい
る 「宝くじ購入マニア?」 である知人のU氏もそんな 「仮想当選者」 の
一人である。今まで酒席などで幾度となく、氏の 「宝くじ講義?」 を耳に
したことがあるが、その中に出てくる話の内容の中心は、1等などが当たっ
た際に 「それをいかにして周囲に知られないようにするか」 ということだ
った。一番知られたくないのが奥さんであるというのはさておき、 「いきな
り超高額の当選金を手にして生命を狙われたら・・・」 が心配でならないと
いうことらしい。宝くじに関する個人的話題といえば、 「いざ、当たったら
その当選金で何をどうしたいのか」 あたりが普通のような気がするが、U
氏からはそうした話は全くといっていいほどなく、 「億万長者になった自ら
の身の守り方」 に関心が集中している感が否めない。それこそは実際に
当たってから考えるべきで、 「そんな不必要な杞憂に悩まされるくらいな
ら、いっそ宝くじの購入などしなければいいのではないか」 と、話を聞く側
としてはいつも呆れて?しまうが、語る側はいたって真剣だからいかんとも
し難い。
今まで投資?した500万円超の金額に対して、どのくらい回収?できてい
るのかもよくわからないが、どうやらU氏の場合は、物欲などを満たすとい
うよりも 「大金を手にすることで、自らの生命が脅かされるような立場に
なりたい」 というのが、宝くじ購入の目的なのは明らかのようだ。
人間の抱く夢や考えることはまさに千差万別であり、他人がそれらをムリ
ヤリ理解しようとするのはやはり避けた方が無難である・・・。
自分の抱いている夢や希望を、飼い主
に理解してほしいとは思わない!?
こじろう