2010年08月31日

『被害者面!』 など、できるのか???(その2)

「こじろう117」・・・『被害者面』 など、できるのか???(その1)・・・の続きである。

(その1) では、某タブロイド紙に掲載された 「詐欺被害」 の相談者について到底

理解し難い点を3つ挙げたが、それらについてさらに触れてみたい。

まず、1. についてであるが、今回の相談者は “40代女性” である。まだ小学校

にも上がらない子どもが親以外の誰かから 「おこづかい」 をもらうとしても、普通は

それが誰で、どういう理由でもらうか、いやそれ以前にその人から 「おこづかい」 を

もらっていいのかどうか、ということくらい考えるであろう。見ず知らずの顔も見たこと

もなければ名前を聞いたこともない人から、しかも1000万円という大金 (金額の大

小は本来どうでもいいことではあるが) をただもらおうとする “40代女性” の精神

構造には、ある意味、大いに興味を抱いてしまう。

2. については、1000万円という 「金額の大きさ」 にも関係することであるが、一

応それを受け取ることができたとして、たとえばそれがもし何かの犯罪などに関係する

金銭である可能性、あるいはそれを受け取ったという事実により、後にそれにより何ら

かの (身に覚えのない) 脅迫などを受ける可能性をやはり “40代の女性” として

考えないのであろうか。この女性、もし夫や子供などがいた場合、その大事な家族な

どにもどんな影響が及ぶかもわからないのである。またただ金銭をもらうということでの 

“贈与税” などの発生も、この女性には思いもよらぬことなのだろう。

3. について。これが今回ある意味一番理解し難い点であるが、(その1) でも触れ

たように、一般の?詐欺と異なり、この件はこの “40代女性” の一方的な 「あさま

しさ」 「さもしさ」 が原因であり、いわば “自業自得” 以外の何物でもないようなも

のである。これでさも 「私も被害者です」 というようなことを堂々といえる神経、さらに

は、「なんとか20万円を取りかえせないか」 などという寝言めいた言い分も全く常識

外である。むしろとりあえず (被害?が) 20万円程度で済んだことを幸運と思うべき

ではないか。もっとも、この “40代女性” 。既に悪徳業者らにいろいろなデータを握ら

れているとしたら、これから2次、3次被害に遭う可能性も十分にあり得るだろう。その意

味ではこれから将来的に怯えた日々を過ごさなくてはならないことになり、“自業自得”

だとしても、その 「意地汚さ」 の代償はあまりに大きいものになってしまう。

「人をだます側の人間」 の方が悪いのはいうまでもないことである。自分に全く非がな

いにもかかわらず、不幸にしてそういう悪人に陥れられてしまうこともあるだろう。しかし、

「だまされた」 「被害に遭った」 とはいいながらも、今回の例のように、その根本的な

原因が 「だまされた側」 の人間性などにあるとしか思えない場合も少なくないのだ。

「タダほど高いものはない」 「楽をして富を得るな」 「悪銭身につかず」 などというの

は、やはりそれなりに説得力を持った言い伝えであると実感できるのである。


「おこづかい」 をもらうにしても、
その裏にある意味をよく考えては、
慎重になる!?     こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット

2010年08月30日

『被害者面!』 など、できるのか???(その1)

「だます側」 と 「だまされる側」 。「被害者はどちらか」 と尋ねられて、一般にその答え

に窮することはないだろう。ことに昨今は 「だます側」 の手口もますます巧妙になり、「自分

だけは大丈夫などと思っていた人でも気がついたら大きな被害にあっていた」 などということ

もよくあるようで、「人を信じる」 という人間関係で最も基本的で尊い行動が、安心してとれ

なくなってしまった世の中ほどさびしいものはないような気がする。

しかしそれはそれとしても、さまざまな詐欺事件などで 「自分はだまされた! と一方的な

 “被害者面” をして恥ずかしくないのか」 と思われる事例もそれなりにあるように思える

のだ。

某タブロイド紙に、日常の詐欺被害の実態や対処方法などを相談するコーナーがあり、昨日

次のような相談が寄せられていた。


・・・・・・<40代女性> 「億万長者」 を名乗る人からメールが届いた。「私には10億円

     の資産があるが、病気であと数カ月しか生きられない。このメッセージを受け取っ

     た人に1000万円ずつ寄付したい」 という内容だった。相手と連絡を取るために

     はポイントを購入しなければならず、インターネット上のクレジット決済で20万円

     分のポイントを購入し、使ってしまった。しかし、金は振り込まれず、だまされた

     と気づいた。ポイント代を取りかえせないか・・・・・

という内容である。


たとえば特に高齢者などを狙ったいわゆる 「振り込め詐欺」 とは基本的に 「家族、親族

のきずな」 や、「家族を思う気持ち」 につけこんだものなどで、「だまされる側もよくない」

とはいえ、同情の余地も十分に存在することが多い。また商品購入などで発生するトラブルで

詐欺まがいのものの被害に遭ったような場合についても、よく注意しなかったとはいえ、基本

的には一応立派な? 「被害者」 といえることが多いだろう。

しかし、上記のような事例についてはやはり 「それらと同列に被害者面をされてもどうかとい

えるもの」 ではないか。そもそも 「連絡を取るために20万円分のポイントを購入」 という

あたりで普通に 「めちゃくちゃで、でたらめな話」 だと考えるべきであるが、それ以前に、

個人的には全く理解できないこととして、

1.見ず知らずの人から、具体的な理由・根拠が何もないのに1000万円 (いや、それが

  1000万円であろうと、1000円であろうと全く同じことであるが) をもらおうとしている

  「あさましさ」 「意地汚さ」 などを有する精神構造。

2.実際に1000万円を受け取ることができたとして、今度は逆にそのことで発生するさま

  ざまな 「リスク」 の可能性を考えない「無防備さ」 や 「無知さ」。

3.今回のように、普通身近にいる家族にさえ話せないような 「恥ずかしすぎる経験」 を

  匿名とはいえ、しかも 「自分が被害者として」 公表し、しかも 「取りかえせないか」

  と相談する? 「厚顔さ」 を有する神経構造。

などが挙げられる。

上記それぞれについての細かな分析は 「こじろう117」・・・『被害者面』 など、できるのか???

(その2) で触れたいと思う。


見ず知らずの人からオヤツを差しだされ
ても、警戒して決して口にしないことを
誇りにしている!?     こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月29日

『冷静に』 振り返ってみると!!!(その2)

昨日の 「こじろう117」・・・『冷静に』 振り返ってみると!!!(その1)の続きである。

知人の男性が、当初は受講料を出すべきか大いに悩んでいた娘さんの 「公務員講座」。

「なぜ今はその受講を喜んでいるのか」 は、その後の知人の話で明らかになった。

「この前はあれほど嘆いていたのに、今は喜々としているように見えるのが不思議なんで

すが」

と当方より尋ねてみると、

「いや、あれからよく考えたんですけどね。自分が大学3年生の時というのは現在のような

就職難の時代ではなかったこともあり、夏休みなどに “勉強” などすることなんか考え

もせず、とにかく遊び呆けていたことを思い出したんですよ。娘は今、もちろん学校は夏休

みですが、朝9時から夕方5時まで30分間の昼休みを除いてびっしり講義を受け、家に帰

ってからも予習・復習に明け暮れなければならないようで、まるで人が変わったように勉強

していましてね」

「ああ、そうなんですね」

「目的はどうあれ、こんなに勉強してくれる。しかも机上の空論のようなものでなく、社会

に出た際にいろいろと役に立つことも多く学んでいるようで、結局25万円なんて本当に安

いもんなんですよ」

「ほう、そういうものですか。でもそれにしてもこの前と正反対の話ではないですか」

「だって考えてみてくださいよ。もしこの夏休みに友達と海外旅行にでも行くと言われれば

とても25万円程度では済まないだろうし、イヤ、旅行自体については大変価値のあるもの

だと自分は思っているのでそれはそれでできる限り (費用を) 出してあげるつもりはあ

りますけどね。それより 『旅先で変な男にでもひっかかって、たぶらかされたり、もてあそ

ばれたりされたら』 父親として泣くに泣けないですから。いずれにせよ、安心して見ている

ことができるだけで本当に満足です。これから長い休みのときはずっとこういうセミナーが

あればいくらでもお金を出しますよ」

その件についての会話はそれで終えたが、最後に 「なるほど、そういうことだったのか」 

と妙に納得させられることになったのである。この知人とはお互いに社会人になってから

知りあったため、学生時代のことはよく知らないが、おそらくそのころは (失礼ながら) 

同年代の女性を 『引っかけて』 『たぶらかして』 『もてあそんだ』 経験がそれなりに

あったのだと推測されるのだ。つまり、「旅先で変な男に・・・」 という “変な男” とは、

かつて (30年ほど前) の “自分そのもの” だったということである。「いかに “変な男”

が危険な存在か」、自分自身が一番よく知っているのだろう。

「“大学3年生時の夏休み” というキーワードを基に、『冷静に』 自己のことを振り返って

みたら、娘さんのことが心配でたまらなくなってしまった」 というのが、今回の知人男性の

心理変化の最大の要因だったということで結論としたい。


飼い主の自分に対する 「心理変化」
を冷静に分析している!?こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(4)ペット

2010年08月28日

『冷静に』 振り返ってみると!!!(その1)

今から2カ月ほど前のこと、知人の中年男性から “嘆き節” を聞かされることがあった。

その方には某国立大学3年生になる娘さんがいるのだが、その娘さんが夏休みに大学で

開催される “公務員講座” というセミナーに参加を希望しているらしく、どうしたらよい

か (受講料を出すべきかどうか) 悩んでいるという。

「自分から勉強したいと言っているのだし、公務員を目指すために有効な講座で、しかも大

学で行われるということで怪しいものでもないようだから結構なことではないですか」 とい 

ってみると、

「いや、それがですね。うちの娘は公務員を目指しているというどころか、公務員にだけは

なりたくないなんていっているんですよ。ただ周囲の友人たちがみんな受講するらしく、誘

われていて断れないだけなんですよ。しかもそのセミナー、25万円もかかるんですから」

という。

たしかにその目的 (今回の場合は公務員を目指すこと) に沿っていないことにもかかわ

らずそれだけの受講料を出すというのはその知人にかぎらず、そうたやすいことではないだ

ろう。嘆きたくなる気持ちもよく理解できるというものである。

それから時が過ぎ、つい昨日その知人に会う機会があったので、2カ月前の話を思い出し、

「ところでこの前の娘さんのセミナーの件、どうしたんですか」

と尋ねてみると、

「ええ、今セミナーに通っているんですよ」

と、意外にも?ニコニコと満面の笑みを返して答えるではないか。

「でもこの前はどちらかといえば、というよりもハッキリと嘆いていましたよね。娘さん、やはり

公務員志望に変わったんですか」

「いえ、就職希望先は相変わらず金融・保険関係の民間企業なんですけどね」

「はあ?そうなんですか」

何やらわけのわからない展開になってきたが、この知人男性の心理の劇的な変化は一体

何が要因だったのか、続きは 「こじろう117」・・・『冷静に』 振り返ってみると(その2)・・・で

触れることにしたい。


飼い主が 「犬のしつけセミナー」 を
受講しようか迷った際、不満そうな表情
を浮かべた!?       こじろう






  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(4)ペット

2010年08月27日

結局 『なんでもあり』 なのか!!!

N県でも「そのあり方」 をめぐり以前いろいろと取りざたされたものに、県議会議員ら

に支給される “政務調査費” (以下 “政調費” ) があるが、このほど長崎県でその

政調費に関して “一騒動” あったことが某紙に紹介されていた。

その記事のタイトルは 「長崎県議 政調費でボクシング観戦・・・『勝負を学ぶこと 議員

活動に有益』・・・返納の考えなし」 というもので、その内容は、


・・・・・・ 長崎県議会のK県議 (63才) が、2009年度の政務調査費でプロボクシン

      グのチケットを購入し、観戦していたことが24日、県が公開した収支報告書で

      わかった。

      K県議は取材に対し 「生死を懸けた真剣勝負の世界を学ぶことは議員活動に
      
      も有益で、支出は適正と考えた」 と話しており、返納する考えはないという。

      報告書には、昨年4月に岐阜市で開かれた 「第30回岐阜ボクシングカーニ

      バル」 のリングサイド席チケット (1万円) を添付。「C女子大レスリング関

      係者と国内スポーツの現状について意見交換」 と記入し、交通費や宿泊費

      を合わせ計5万5千円を計上した。

      C女子大レスリング関係者と会ったのは、試合の翌日だったという。

      K県議によると、知人の引退試合を観戦したといい 「17年間応援してきた

      ので最後を見届けようと思った。収支報告書には詳細を記載できなかった」 と

      話している・・・・・・


というものである。

「生死をかけた真剣勝負の世界を学ぶことは議員活動にも有益」 と言われて、たしか

に 「そんなことは絶対にない」 とは断言できないだろう。しかし、そういうことを言い出

せば、「勝負を学ぶこと」 にかぎらず、「なんでもかんでも 『有益でない』 とはいえな

い」 のである。社会においてはどんなことでも 「勉強になる」 といえばその通りで、

“反面教師” などはそのためにあるようなことばである。極端な例になるが、「市民の安

全を守るために、それを脅かす “反社会的組織” (暴力団など) の実態を探ることは

議員活動に有益であり、そのためにその関係者と政調費で会食した」 といって通用す

るのであろうか。「議員活動に有益」 といって通るのであれば、結局 「なんでもあり」 

ということになるだろう。

もっともこの政調費なるもの。以前は多くの一般市民 (県民) はその実態はおろか、存

在すらよく知らなかったわけで、その頃と比較すればこういう問題が公になるだけでも、ず

いぶん進歩したということになるだろうか。いくら精査しようとしたところで、なんだかんだ

といくらでもごまかしようもあるだろうから、その真の姿はわからないだろう。結局は議員ら

の “良識” に委ねるしかないわけであるし、またそれはその議員を選出する市民 (県民) 

の “良識” が試されることにもなるのである。

(「こじろう117」・・・『徹底的な改革』 の推進を!!!・・・参照)


飼い犬としての “良識” とは何である
のか、日々自らに問うている!?
               こじろう




  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月26日

余計な 『ひと言』!!!(その2)

「こじろう117」・・・余計な 『ひと言』!!!(その1)・・・の続きである。

(その1) で、調査担当者が電話の最初で述べた 「私どもの責任者で上司の◇◇より

命じられたので電話しました・・・・・・」 という部分。外部の人間にいう 「必要がない」 と

いうだけならまだよいが、さらに余計なマイナスイメージすら植え付けてしまうことになりか

ねない。

組織として業務に携わる以上、その指揮命令系統を明確にし、それに基づいて仕事をすべ

きであるのはいうまでもないが、それはあくまでも内部的なことである。一歩外に出れば、

それが組織の中における上司であろうと部下であろうと、相手側にとってはなんら関係の

ないことであり、「とにかく組織としてしっかり対応してほしい」 ということのみが望むとこ

ろであろう。

今回 「責任者である上司から命ぜられたので電話した」 という言い方をされたことに対

し、言われた側としては、

 
1.  いかにも自分の意思でなく、「上司からいわれたので 『仕方なく』 やっている」

    というニュアンスを感じざるをえない。つまり、「余計な仕事を押し付けられて、

    本当はイヤだけれど、しょうがなくやっている」 という雰囲気を感じさせる。

2.  「責任はすべて上司にある」 ということをいかにも言いたげに感じる。組織である

    から最終的な責任は上司 (組織の責任者) がとるのは当然であるが、最初から

    上司の名前を出すことは、「もし何か不満などあれば上司にいってほしい」 「自分 

    には責任をとることはできない」 というトーンにつながる。


1. 2. ともに、いずれもたとえ当人に 「そのようなつもりはない」 という言い分があっ

たとしても、こういうことはあくまでも 「相手方がどう感ずるか」 を基準にして考えなくて

はならないものである。上司自身が自分の責任感から部下にそういう言い方をさせている

という可能性も捨てきれないが、それにしても外部に対してはやはり言わない方が無難な

「ひと言」 だといえるだろう。

日常生活でも、善意や感謝の気持ちを込めて行なったことなのに、そこに余計な 「ひと言」 

などを添えたがために、自分にその気がなくても曲解して取られたり、「責任逃れ」 と取ら

れることがあるので要注意である。口や表情には出されなくても、相手方に人間としての浅

はかさを見抜かれていることは往々にしてあり、それに気づいたときの “恥ずかしさ” とい

えば、それはなかなかのものである。


飼い主が口に出さなくても、考えていること
はわかっているつもりの!?   こじろう



  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット

2010年08月25日

余計な 『ひと言』!!!(その1)

先日、ある企業から送られ届くはずの郵便物が、何日経っても一向に配達されないことが

あり、郵便事業株式会社N支店の担当部署に問合せの電話を入れ、調査をしてもらうこと

になった。

その郵便物、書留ではないため、郵便事業者側に法律上の損害賠償責任などが発生し

ないのは十分承知しているが、個人情報などが入っている大切なものなので、誤配などが

あっては困るし、もしそうだとしたら誤配先から回収してもらわねばならないわけである。

しかし、一般的にこのような場合、たいていは 「調査します」 と言ったきりそのまま放っ

ておかれる懸念を拭い去ることができないため、事前に調査担当部署の責任者に対して、

「忙しいところ申し訳ないが、調査結果はもちろんのこと、ある程度の期間が経過したら

調査中でもその進捗状況を連絡してほしい」 旨、お願いしておいた。

それから10日ほど経過したある日、「郵便事業株式会社の△△さんから」 という電話

が入った。そのやりとりは、


先方・・・「私どもの部署の責任者で上司の◇◇の方より、誤配に関する途中経過を連絡

     するように命じられましたので電話しました」

当方・・・「それはありがとうございます。何かわかりましたか」

先方・・・「今調査を実行中ですので、また何かわかりましたら電話いたします」

当方・・・「それではお願いいたします」


という何ということはないものであるが、電話中および電話を終えた後、どうしてもある

種の違和感を抱かざるをえなかったことがある。

まだ結果が出ず調査中でも、その途中経過や進捗状況を知らせてほしいと依頼したのは

たしかに自分の方である。先方の担当者がそれを上司に命じられ 「忠実に実行した」

ということ自体について何もいうことはなく、むしろ感謝すべきであるが、気になったの

は、冒頭の 「・・・・・『責任者で上司の◇◇より』・・・・『命じられましたので』 電話

しました」 という部分である。上司よりそういう命令がなされたことはもちろん事実で

あるだろうが、こういうことを外部の、しかも今回調査を依頼している側に対し述べる必要

があるのだろうか。いや、さらにいえばそういう一言を添えることにより、相手側に不審や

不信、不安を抱かせることにすらなりかねないのでは、ということである。

業務に関することにかぎらず日常生活の中でも、「述べた側にそのような意図がなくても、

訊く側にとっては 『聞く必要のない』 あるいは 『聞かない方がよかった』 ということ」

はそれなりにあると思われる。そのあたりについてはこの続きとして 「こじろう117」

・・・余計な 『ひと言』!!!(その2) で触れたいと思う。


飼い主の自分のことについての 「ヒソ
ヒソ話」 をしっかり聞いて、後で怒る
ことの多い!?       こじろう













  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月24日

ますます 『嫌われる』???

8月も下旬に入ったというのに “猛暑” の勢いは全く衰えず、行く先々で 「こんなに

暑い夏は経験したことがない」 をいう声を、しかも多くの高齢者の方々から耳にする

ことからも、この夏が単なる数値上のデータからだけでなく実感的にも、「史上最高の

暑さ」 であるといって過言ではないだろう。

夏 (特に8月) が暑いのは当然とはいえ、今年は日中だけでなく朝晩も含めて涼しい

と思えるような時間帯がほとんどないのも特徴的である。

さてこの 「異常な暑さ」 による “悪影響” は熱中症患者の急増にとどまらず、さま

ざまなところに及んでいるというから心配の種は尽きない。先日発売の週刊Bにはその

特集が組まれ、特に (危険) 生物について述べられていたが、その記事の一節に次

のようなものがあり、 「ゾッ」 とさせられてしまった。それは、


・・・・・・  以前は沖縄にしかいなかった 「ワモンゴキブリ」 が首都圏でも大暴れす

      るようになった。そのゴキブリは体長5㎝前後で、屋内に生息するゴキブリ

      の中では最大。絵画を破いたり、家電製品の漏電の原因になったりもする。

      「赤ちゃんをかじった」 という被害も報告されている・・・・・・


というものである。

ゴキブリといえば、(その愛好家には申し訳ないが) 昔から 「醜悪」 「不潔」 などの

代名詞的存在である。しかし、かといってそのイメージの悪さほどの 「目に見える実害」

がそれほどあったかといえば、あまり思い当たることはないような気がする。したがって

その従来の見かけやイメージの悪さに加え、赤ちゃんとはいえ 「人間をかじる」 という

ような “凶暴性” まで兼ね備えたものが身近に出現したとなれば、これでゴキブリ全体

の 「嫌われ度」 はさらに飛躍的に増幅されるとみることができるだろう。ある意味普通

の?ゴキブリにとってもいい迷惑?であるともいえる。

それにしても思わぬところにまでこれほどさまざまに “悪影響” を及ぼしているこの 

「異常な暑さ」。このまま永遠に続くのではとすら思えて恐ろしくなってしまう。


犬として生まれてまだ数年だが、こんなに
暑い夏は 「もうこりごりだ」 と思って
いる!?           こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(4)ペット

2010年08月23日

「なんだそりゃ」 と思ったが!!!

犯罪の “動機” にかぎらず、日常の中でも何か失態や失敗をしたときの “言い訳” に

は実にさまざまなものがある。中には 「いかにも」 と、うなずけるものもあれば、明らか

に苦しまぎれの 「でまかせ」 と思われるもの、さらには 「なんだそりゃ」 と、怒ったり

憎んだりするより、思わず笑ってしまうものもあるからなかなか興味深い。

つい先日の某紙記事に、窃盗に関する報道で今まで耳にしたことのない “動機” のもの

があり、つい目を奪われてしまった。

記事のタイトルは 「愛妻弁当 車から盗んだ疑いで男逮捕 『出来合い (弁当) はおい

しくない』」 というもので、その内容は、


・・・・・・ 室蘭署は19日までに窃盗の疑いで住所不定、無職の男 (38才) を逮捕

      した。

      逮捕容疑は、17日午前11時ころ、室蘭市の駐車場で苫小牧市の男性建設作

      業員のトラックから男性の妻の手作り弁当を盗んだ疑い。

      同署によると、男は室蘭市内でホームレス生活をしていた。男は 「腹が減って

      どうしようもなかったが、出来合いの弁当は美味しくないので、手作り弁当を

      狙った」 と供述しているという。

      室蘭市内では今年1月~7月までに車上の手作り弁当が盗まれたという被害届

      や通報が計30数件あり、同署で関連を調べている・・・・・・


というものである。

普通、“愛妻” という修飾語がつかなくても、家庭などでの手作り弁当というものは、一般

に作った人の愛情が込められ、「温かみ」 が感じられるものであるが、基本的にはそれを

食べる人がもともと決まっているという前提がある。そのため食べる人、作る人の必ずしも

一般的でない味などの 「好み」 が強く反映されたり、また市販の出来合い弁当以上に栄養

面での配慮がなされている、つまりその分味付けは控えめになっている可能性も十分にある。

したがって 「身体に良いかどうか」 などは度外視してその味だけでいえば市販の出来合い

弁当の方が、むしろ広く多くの人に受け入れられるのでは、という気がしないでもない。

この容疑者の場合は、ホームレス生活を続けていたということなので、いわゆる 「家庭の味」

というものに一種の憧れをもっていたとも考えられる。しかしそれにしても、もし同市内で起き

た他の30数件の 「手作り弁当どろぼう」 もこの人の仕業だとしたら、その 「手作り」 に

対するこだわりは相当なものである。盗まれた方の人たちももちろん被害者として犯行に

対して憤りを感ずるのは当然であるが、まあ単にお金を盗まれたのとは違い、多少なりとも

酌量してあげたいという気持ちが起こっても不思議でないように思う。

最初この記事を目にしたときは、あまり聞いたことのない犯行の動機とはいえ、出まかせで

「なんだそりゃ」 と思われる、つまり後でなら 「何とでもいえる」 ようなものとも考えられた

し、またこの犯行そのものは許されるものではないが、どこか憎むことのできない窃盗である

といえば言いすぎであろうか。


飼い主の 「手作りオヤツ」 をもっと
出してほしいと願っている!?こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット

2010年08月22日

『瞬時』 に迫られる決断!!!(その2)

「こじろう117」・・・『瞬時』 に迫られる決断!!!(その1)・・・の続きである。

(その1) で某保険会社支社長が迫られた?決断。 「約束の時間にたとえほんのわずか

でも遅れることは許されない」 ということと 「『お詫び訪問』 するのに、まさか “手ぶら”

でというわけにはいかない」 ということのなかで、どちらか一つは確実に切り捨てなくて

はならないということであるが、支社の最高責任者の立場として、どちらを切り捨てるにして

も極めて大きなリスクを伴うだけに、その二者択一をしかもほぼ瞬時にしなくてはならない

のはなかなか至難なことである。

そもそも 「支社を出る前に手みやげを持参したかどうかの確認を怠っていなければ、この

ような瞬時の決断を迫られることもなかったし、まずその点から検証すべきである」 とい

われればその通りであるが、人生にはいくら気をつけていても今回のようなことは往々にし

て起こりうるので、ここでは “その点” についての検証は割愛したい。

さらには今回の件で、支社長が実は最初から何も用意しておらず、その場で口から出まか

せを言ったのではという可能性も100%否定できないが、個人的には決してそう思いたく

ないので、あくまでも 「持参するのをうっかり失念した」 という前提で考えたい。

今回、支社長が “手みやげ” を忘れたことに気づいたのはおそらく 「約束の時間・場

所まで、あとほんのわずか」 というタイミングだったろうと推測できる。その時の支社長

の心理としては、

1. “手みやげ” を取りに支社に戻るとして、約束の時間に間に合わないこともないが

   確実に間に合うという保証もない。しかも相手方とは初対面であり、かつ自宅外で

   の待ち合わせでもあるので、優先されるべきは何をおいてもとにかく時間である。

2. 訪問の趣旨からいって、“手みやげ” を持参しないことにより支社長自身に対して

   だけでなく、企業自体のイメージも損なう可能性がある。“手みやげ” のことに一

   切触れない手もあるが、ここは少なくとも 「用意した」 ということは告げておくべ

   きである。

3. すぐ支社に連絡をとり、後で部下などに手みやげを届けさせる方法も考えられるが、

   それにはそれ相応の理由が必要になり、ヘタなことを言って却って逆効果になる可

   能性がある。

というあたりであろうか。

今回当方としては、訪問されることをもともと望んでいたわけではないし、ましてや “手

みやげ” など持参されれば却って気を遣うことと考えるので、結果としてこの支社長の決

断は “正解だった” といえるであろう。さらにいえばその 「正直さ」 が相手の好感に

つながり、その後の話が (支社長自身がそのことに気づいている可能性はないとしても)

スムーズになったという副次的効果すら生まれているのである。

しかし、やはりこういうことは一概に 「これで正解」 といえるものではないだろう。「たま

たまうまくいった」 ということもありうるが、後に自分にとって有利にはたらく的確な選択・

判断はやはり自分自身で積極的になさなくてはならず、その際ものをいうのが、それま

での人生で培ってきた人間的・社会的実力である。

その後の人生の方向性を決定してしまうような重大事でなくても、日常生活の中には、そ

の時々に 「どちらを選択すべきか」 「どういう決断をすべきか」 ということを、しかも瞬時

に迫られることが数多くあるのだ。「その人の現時点でおかれている立場や状況は、その

人がそれまでの人生でその都度行なってきた数え切れないほどの 『選択』 や 『決断』 

によって作られたものに他ならない」 といういい方もできるのである。


ペットとして、「どんな人に飼われる
のか」 ということを選択できないの
は不条理であると考えている!?
             こじろう



  














 




  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月21日

『瞬時』 に迫られる決断!!!(その1)

「『瞬時』 に迫られる決断や選択にいかに的確に対応できるか、ということほど、その人物

の “社会的実力” が試されるものはない」 とよく言われる。ことに一つ間違えばその結果

が “天と地ほどの差” になって現れてしまうこともあるからだ。

先日来、個人的に契約している保険関係の手続きで、某保険会社の事務処理および対応

に明らかに “不手際” と思われるものがいくつかあり、ちょっとしたトラブルに巻き込まれて

きたが、その保険会社の担当支社の支社長より直々に、「一連の (迷惑をかけたことへの)

『お詫び』 と経過説明のため、 (当方の) 自宅を訪問させていただきたい」 という旨の

電話連絡を受けた。その時点では、まだそのトラブルのすべてが解決していたわけでもなく、

またわざわざ支社長 (支社における最高責任者) 自らの 「お詫び訪問」 を受ける 「柄」

でもないので、「気持はありがたいが、そこまでしていただく必要はない」 旨を返したが、何

度も 「何とか訪問させてほしい」 と懇願されたので、結局訪問を受けることになった。

電話における受け答えは、さすがに我が国を代表する超有名企業の支社長を任されている

だけのことのある、極めて丁重なものである。

さてその当日。交通手段は自動車と聞いていたので、駐車場手配の関係もあり、自宅近く

のコンビニエンスストアの駐車場を待ち合わせ場所としてそこまで自分が迎えに行くことにし

ていた。当方、約束の5分前にその場に到着すると、ほどなくしてその支社長と思しき人が

自動車で到着、そそくさと降車して (あらかじめ特徴を知らせてあった) 当方に歩み寄っ

てきたが、とりあえずの初対面の挨拶もしないうちからどうも様子がおかしく、何か困惑した

ような顔をしている。

するといきなり、「支社長の△△です。実は・・・・・」 と切り出したまま、しばらく間があった

ので、「どうかしました」 と尋ねると、「大変お恥ずかしい話なのですが、実は今日用意し

ておりました 『手みやげ』 を支社の方に忘れてしまいまして」 と、これ以上はないと思わ

れるバツの悪そうな表情を浮かべている。

予期せぬ突然のことに当方もなんといっていいのか一瞬戸惑ったが、「イヤわざわざお越し

いただいただけでも恐縮しているので、そんなことは一切気になさらないでください」 と

伝えると、すぐにホッとした表情になり、とりあえずすぐ自宅に案内することになった次第

である。

社会人になって間もないような新人ならともかく、身なり、雰囲気、礼儀などのすべてにお

いてソツのないきちんとしたものが感じられ、それなりの十分なキャリアを積んでいると思

われる超有名企業の支社長から思いがけない一言が発せられたため、そのギャップの大

きさが (失礼ながら) 滑稽で、逆にそれだけでまだ電話だけでしか話していない初対面

の人に 「人柄のよさそうな人だ」 と好感を抱いてしまうから不思議なものである。

まあそれはそれとして、この支社長、いつどの時点で 「手みやげを忘れたことに気づいた

のか」 (当然尋ねるわけにもいかないが) は余計なことながら大変興味を抱いてしまう

問題である。というのも、そこには、「約束の時間に決して遅れてはならない」 、さりとて

「お詫び訪問をするのにまさか 『手ぶら』 というわけには絶対にいかない」 というまさ

に 「究極?ともいうべき二者択一」 を迫られる場面であるからなのだが、この続きにつ

いては、「こじろう117」・・・『瞬時』 に迫られる決断!!!(その2) で触れることに

したい。


「どちらのオヤツを選択すべきか」 と
いう場面で、瞬時に決断する自信が
ある!?         こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月20日

初任給 “54万円”!!!

19日某紙朝刊で 「初任給は54万円」 というタイトルの記事を見つけた瞬間は、

“初任給” とはいっても、別企業等でそれなりのキャリアを積んだ中途採用者 (転

職者) のことかと思いきや、来年4月に入社する 「新卒社員」 を対象にしたもの

というので、その金額の高さに正直驚きを隠せなかった。

その記事の内容は、


・・・・・・野村ホールディングスは来年4月に入社する新卒社員の一部を対象に、初任給

     を54万2千円に設定する。基本給相当部分だけで年間650万円となり、業績

     に応じて決まる賞与と合わせれば、入社1年目でいきなり大企業の管理職並み

     の年収を得るスーパー新人も誕生しそうだ。

     世界の金融市場で戦える優秀な人材を囲い込み、競争力強化につなげるのが

     狙い。 「超氷河期」 の就職戦線が続く中、証券最大手による破格の待遇は反

     響を呼びそうだ。

     高額初任給の対象になるのは、来年4月入社予定の600人のうち、投資銀行や

     市場取引、情報技術 (IT) 関連といった業務部門に配属される40人程度で

     「グローバル型社員」 と呼ばれる。担当分野に関する高い専門性と高度な語学

     力が必須で、英語能力試験 「TOEIC」 で860点以上が条件という。

     ただ、残業手当や家賃補助などは別途支給されない。業績への期待から重圧も

     大きく、野村は 「トータルで考えれば突出して高額とはいえない」 (広報部) 

     と説明している・・・・・・


というものである。

記事にもあるように、「(大変厳しい環境にある) 世界の金融市場で戦える優秀な人材を

囲い込み、競争力強化につなげる」 という趣旨は十分に説得力がある。そういう激しい

競争社会で内外の優秀な証券マンと激しい戦い?を強いられるような職種に就くには、そ

れなりのインセンティブも必要であろう。「超氷河期」 の就職戦線が続く中、入社したて

の社会人1年生にこのような破格の待遇を用意することに反響もあるだろうが、そもそも

1民間企業が合法的に行なう人事施策に外部がとやかくいう資格も権利もないのはいうまで

もないことである。

しかし、それは十分に承知の上で個人的には一つの懸念を隠すことはやはりできない。それ

は、卓越した専門性と高度な語学力を身につけるに至った潜在的能力と並大抵とは思えない

努力は十二分に尊重するにしても、新卒社員といえば一般にまだ20代前半である可能性が

高く、基本的に 「社会人」 としての経験はないという前提があるからだ。イヤ、だからとい

って高収入を得ることがよくないということではない。そういう収入を得る立場の彼らおよび

これから社会に出ていく若者たちに 「高収入」 = 「社会人としての実力」 というような

感覚、風潮が蔓延するとしたらそれは好ましくないのでは、ということである。

国際競争社会の中、いわゆるエキスパート、あるいはスペシャリストと呼ばれる人材が今ま

で以上に必要とされることは当然であろう。しかしいくらその道の極めて高度な専門知識や

技術を有していたとしても、それらを実際に縦横無尽に駆使していくには、やはり社会の現

場で培われる、経験を積むことによってしか得られないバランス感覚が不可欠であることも

また否定できない事実なのである。

収入の大小は 「社会人としての実績を示す一つの指標」 となることに疑いはないが、逆

にいえばただ単に 「一つの指標にすぎない」 ともいえるわけで、そこを若いうちに勘違

いすることによって後に大きな蹉跌を味わう可能性も一段と高くなってしまうことも考えら

れる。

さらにいえば、この初任給は 「まだ顕在していない新卒社員の能力に対して支払われる

ものではない」 ということである。 「(最低限) これだけの実績や業績を挙げるべきだ」 

という前提で支払われるものである。「超氷河期」 といわれる就職戦線において、収入の

大きさだけをとれば最高勝利者という誇りを胸に仕事に邁進してほしいのはたしかであるが、

それ相応の業績や実績を挙げることが必然とされる極めて大きな重圧に耐えるだけの精神

的、肉体的たくましさもぜひ身につけていってほしいものである。


「飼い犬」 には就職活動がないのを
いいことに、犬としての専門的技術
など一切身につけるつもりのない!?
             こじろう







  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(4)ペット

2010年08月19日

『名門』 の苦悩!!!

その世界における 「名門企業」 とか 「名門校」 という存在は、他組織や他校からは

一般的に “羨望の的” であるものだが、その 「名門」 を維持するための努力や苦労

が並大抵ではないことは容易に想像できる。それでも “苦労” などならまだしも、とき

には “不正” にすら手を染めなくてはならないのかと考えさせられる事例が、昨日の某

紙記事にあった。タイトルは 「『とめはねっ!』 モデル (私立O校) 書道展で不正

・・・2487作品失格 顧問 『勝ちたい一心で』」 というもので、その内容は、
   

・・・・・・ O市の私立O校は16日、今年と昨年の全日本高校・大学生書道展に出品する

      際、篆刻の同じ印影を複数の作品で使ったり、出品していない生徒の名前を

      使うなどの不正が多数見つかったことを明らかにした。主催者は、同校が今年

      出品した2487作品をすべて失格とした。

      O校は同書道展の団体賞で9回最優秀校に選ばれ、人気漫画 「とめはねっ!

      鈴里高校書道部」 に登場する名門校 「豊後高校」 のモデルとしても知ら

      れている。

      同校によると、書道部顧問の男性教諭 (51才) が 「自分の判断で、勝ち

      たい一心で不正をやった」 と話しており、停職3カ月の処分にする方針。同

      校の説明では、今年の篆刻部門に、すべて作者が違う247作品を出品した

      が、同じ印影を使ったものが複数あった。漢字、かな、調和体の各部門でも、

      書道部員らの試作品に別の生徒名を書いて出品していた。

      実際に出品した書道部員や一般生徒は計273人。団体賞は出品数に応じて

      ポイントが加算される仕組みで、各部門への出品は1人1作品に制限されて

      おり、かなりの数が不正出品とみられる。

      昨年の篆刻部門では団体賞の最優秀校となったが、241人の出品者名簿に

      卒業生8人や実在しない生徒25人の名前があることも判明し、同校は主催

      者に最優秀校の盾を自主返納した・・・・・・


というものである。

一般に他人や他組織があこがれるような立場に立つ、たとえば 「斯界のトップ (クラス)

に君臨している」 のは大変誇らしいことであるが、一旦手に入れたその地位や名声という

ものはそう簡単に手放したくない、譲りたくないのが普通であろう。個人の場合もさること

ながら、ことに組織 (企業や学校など) の場合には、自分 (達) の代 (自分の担

当時) に 「名門としての栄誉を汚すわけにはいかない」 と非常に大きなプレッシャー

を背負ったり、 “苦悩” にすらなりうると想像される。前掲の記事にもあるように、今回

O高校の書道部顧問の教諭は 「自分の判断で、勝ちたい一心で不正をやった」 と吐露

しているが、いかなる状況であれ、まして教育の現場でやはり不正を許すことができない

のは当然である。また発覚した場合の信用・信頼の回復は、当人、当組織にとって 「一

からやり直します」 程度で済むほど生易しいものではないだろう。

個人であれ組織であれ何かに従事する以上は、一般的にその世界のトップ (クラス) に

なることを目指すのは当然で、そのことこそが人や組織を成長させる源泉であることに疑い

はない。しかしやはりどんなことにもライバルや競争相手となる存在はあるもので、一旦名

声などを手に入れても、それを維持していくにはさらに数倍の労力や工夫を要することも珍

しいことではないだろう。力不足を自覚した時に素直にそれを認め、捲土重来を期すことは

そのことだけをもって、一度でも得られた 「名門」 の栄誉を汚すことには決してならないの

である。


他の犬の “羨望の的” になることに
一切の興味がない!?    こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月18日

『他人事』 には無責任!!!

先日某紙に、「逮捕の客室乗務員 米で賛否両論・・・『夢の辞め方』 『なぜ英雄視』 

論争に」 というタイトルの記事があり、すぐに読み進めてしまった。

その内容は、

・・・・・米ニューヨーク市の空港に到着した旅客機内で、乗客とのいさかいをきっかけに

    「もうたくさんだ」 と言い残し、ビールを手に脱出用シューターで機外に出て逮捕・

    起訴された客室乗務員男性に米社会で賛辞と批判が渦まき、論争の種になって

    いる。 「彼に自由を」 と描かれたTシャツも売られ始めた。

    米メディアによると、今月9日、格安航空会社ジェットブルー便がケネディ国際空港

    に到着後、S被告 (38才) は機内放送で、乗客の一人をののしり、「この職業

    を20年続けてきたが、もうたくさんだ」 と話し、機内飲料のビールを手にシューター

    から機外に。約1時間後、同市クイーンズの自宅で危険行為などの容疑で逮捕さ

    れた。直後から、「そんなふうに会社を辞めるのが夢だった」 などと英雄視する声が

    インターネットで相次ぎ、被告を支持する会員制交流サイト 「フェースブック」 では、

    10万人以上が被告がとった行動に賛同。人がシューターで飛び降りるイラストの横に、

    「かっこよく辞めよう」 との文字が入ったTシャツも販売され始めた。

    一方、同じ機内にいた他の乗客は 「彼はずっと無礼な態度をとっていた」 「なぜ

    英雄視するのかわからない」 と強く批判。不動産王として有名なドナルド・トランプ氏

    は 「大惨事を引き起こすところだった」 「ヒドイ従業員だ」 と非難した。

    S被告は、乗客女性の手荷物の収納を手伝った際に額に切り傷を負い、さらに女性に

    ののしられたと主張。警察は複数の乗客の証言から、被告の主張の信憑性を疑って

    いるという・・・・・


というものである。

TVや映画の一場面でも観ているような気分でこの記事を読んだが、「もうたくさんだ」 と、

すべてを放り出してその場を突然去っていくというのは、勤め人ならたしかに誰もが一度は

夢見る?かっこいい?行動かもしれない。しかし、その 「かっこよさ」 はほんの一瞬で

消えてしまい、(普通のまともな神経と感覚を有した人という前提では) その後襲ってくる

さまざまな悔恨の念に苛まされ続けるのは必至であろう。米国社会のことはよくわからない

が、もしこれが日本での出来事であるとすれば、その一瞬の 「かっこよさ」 の代償はあま

りにも大きいものが予想され、イザ実行するには相当の勇気と覚悟が必要と思われる。

記事によれば、今回S被告がとった行動への賛同者が10万人以上ということであるが、こ

れもそれではその人たち自身が同じ立場で同じことができるかといえば、到底無理であろ

うと推測される。まさに映画を観ていたり、小説を読んでいるような感覚で、いわば他人事

だからこそ、無責任な?賛同ができるというものだろう。

自分自身が人生において何か一つの 「賭け」 に出ようとするような場合、知人友人など

に相談しアドバイスを求める、背中を押してもらうということはよくあると思うが、「思いきって

やってみろよ」 などと言われた時は、当然それは参考にする程度にして、あくまでも自分

自身で最終決断することが肝要である。「そそのかされた」 とまではいいたくないが、や

はり肉親などは別として 「他人事は他人事として根本的には無責任である」 のが普通の

人間というものである。


飼い主が何かで悩んでいても、
「他人事」 として無関心を貫
く!?       こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット

2010年08月17日

『罪の意識』 を感じない???

実際には立派な犯罪、また強く非難されるべき反社会的な行為でありながら、厳し

く取締りなどされないことをいいことに、それを平然とし続ける連中はどこにでもいる

ようだ。

昨日、C新聞の “発言” というコーナーに 「図書館の本の切り取り残念」 という

タイトルの男性 (87才) の投稿が掲載されていた。

その内容は、


・・・・・・ 市の図書館は、本が自由に利用でき誠にありがたいことです。しかし、この

      間、読みふけっていてがくぜんとしました。82ページの次が87ページに

      なっているではありませんか。

      おかしいなとよく確かめてみました。きれいに切り取ってあるではありませ

      んか。どうして傷を付けずに奥深くまで切り取れたのか、ちょっと見た目で

      はわかりません。ページ数でわかるだけです。

      こんなことで自分一人は満足して、得したと思っているかもしれませんが、

      スーパーで万引してわからないでいる犯罪のごとき行いに等しく感じます。

      ほしいところなら、手間ひまかけても写し取って、メモしてくださればと思

      います。必要に応じて簡単に借りられるものです。

      借りたものなら、他人のものならと思わず、みんなのもの、みんなの本と思

      うのです。みんなで大切に読んでほしいと切に思いました。どこの図書館に

      おいても同じです・・・・・・


というものである。

自分自身、最近は図書館で本を借りるというのはせいぜい数年に1~2回程度しかない

が、それでもこの男性と同じような経験をしたことはある。その時は 「切り取られている」 

というほどヒドイものではなかったが、消すことが不可能なペンなどで本の中にあちこち

メモのような書き込みがあったり、何かの液体をこぼしたような大きなシミがあったりして

印刷された文字が判読不能、あるいは判読困難というようなものである。

この投稿の中では 「借りたものなら、他人のものならと思わず、みんなのもの、みんな

の本と思うのです・・・・・」 ということが述べられており、もちろんそのことに異論があ

るわけではない。しかし、さらにいえば 「借りたものだからこそ、他人のものだからこそ

(決して傷など付けずに大切に使用させていただく)」 というのが本来の考え方であり、

とるべき行動ではないだろうか。

図書館にとっては基本的には 「貸した」 記録が残るのであるから、一度でもそういう

こと (本を粗末に扱うなどのこと) をした者は一定期間 “借り出し禁止” などの措置

をとるべきだと思うが、返却の都度詳細に本を点検するわけにもいかなかったり、誰の

仕業か特定しにくいなどの理由でそれも難しいということだろうか。

となればやはり、利用者一人一人の 「良識」 とまでいわなくてもせめて 「常識」 に 
 
委ねるしかないということになるのだが、一番懸念されるのは、その 「常識」 を身につ

ける途上にある子どもたちへの影響である。借りてきた本の一部が抜き取られていたり、

損傷させられたりしているのを日常的に目にすれば、当然それらに対する違和感は薄れ

ていく一方であろう。ましてやその親が身近でそういうようなことをしているのを目の当た

りにしていれば、もうどうすることもできない。「そんなことはありえない」 と考えたいのは

やまやまであるのだが・・・・・


自分のしでかしたイタズラに
「罪の意識」 を感じながらも
素直には認めたくない!?
          こじろう




  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月16日

最悪の 『親孝行』???

 “親孝行” と一口にいっても実にさまざまなものが考えられる。親を旅行に連れてい

く、食事に招待する、欲しいものをプレゼントをする、やさしい言葉をかける、など挙げて

いけばきりがないが、一応社会人と呼ばれる立場になった人ができる?最高の親孝行

とは、「親に心配をかけずに 『社会人として自立できている姿を見せる』 こと」 では

ないかといわれて、それにそう簡単に反論はできないだろう。

先日の時事通信社の記事に 「盗んだ金  『給料』 と、母に = 空き巣容疑で逮捕の

男」 というタイトルの記事があった。

その内容 (の一部) は、


・・・・・・ 大阪府と兵庫県で空き巣を繰り返したとして、兵庫県に窃盗容疑で逮捕され

      た男が、盗んだ金の一部を母親に “給料” と偽って渡していたことが10

      日、捜査関係者への取材でわかった。

      県警によると、男は同県伊丹市の無職、手取△△容疑者 (29才) =起訴

      済み= 。手取容疑者は母親に定職に就くようしかられ、「仕事に行ってくる」

      と言って外出。空き巣で得た金のうち、3月に18万円、4月には20万円を

      渡していた。

      出かける際にはスーツ姿で、「母親を安心させたい」 という思いと、空き巣

      に入った際に怪しまれないようにする狙いがあったという・・・・・・


というものである。

ただ 「仕事に行ってくる」 というだけではなく、スーツを纏って出かける姿を見せられ、

またいかにもそれらしい金額 (20万円前後) の給料を得ていると思わされた母親とし

ては、たとえ短い間でも 「子どもからの最高の親孝行である」 と考え、さぞかしうれしか

ったことだろう。ところが結局それが偽りであるどころか、窃盗によるものだったとわかれ

ば、そのショックはいかばかりであろうか。

親として、一般的に自分の子どもによる親孝行ほどうれしいものはないだろうが、それが 

「あやしいものではないか」 と一つ一つ検証しなくてはならないとしたら、逆にそれほど悲

しいこともないだろう。

それにしても関係ないことだが、今回の容疑者、給料の話題にピッタリの名で、思わず目を

疑ってしまったのは自分だけであろうか。


「飼い主孝行」 ということばがあると
しても、おそらく全く関心をもたないで
あろう!?         こじろう



  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月15日

『虐待』 となんら変わらない!!!

つい最近もN県内で、子どもに対する 「虐待」 に関するニュースを目にしたばかりで

あるが、東北地方のF県の地方紙で、結果として 「虐待」 とみなされてもおかしくな

い事例がこの夏だけで多数あったことが報道され、驚きを通り越してあきれてしまった。

記事のタイトルは 「子どもの車両閉じ込め20件 熱中症事故注意」 というものである

が、その内容は、


・・・・・・ 今年の7~8月初旬までに、F県内で鍵を車内にいれたままドアロックして

      JAFに救援を頼んだ中に、子どもが車内に残されていたケースが20件あっ

      たことが、9日までのJAF、F県支部のまとめでわかった。同支部は 「子

      どもの熱中症事故」 につながるとして注意を呼びかけている。

      同支部によると、いずれも車内に残された子どもは無事だったが、なかには

      救急車を呼んだケースもあった。JAFの行なった実験で、気温32度の炎天

      下にエアコンを止めて45分間放置した車内の温度は約60度に達していた。

      量販店などの駐車場では、エアコンをつけた車内に子どもを残して車を離れ

      自動でドアがロックされてしまうケースも多いという。同支部ではリモコン

      キーでも手動で施錠するよう呼びかけている・・・・・・



というものである。

以前、母親がパチンコに熱中している間に、駐車場の車内に残された小さな子どもが亡く

なっていたというニュースを耳にしたことがあったが、まずたとえ短時間であろうとも、小さ

な子どもだけを残して自動車を去るという感覚を個人的には理解できない。夏場の熱中症

の危険性だけでなく、たとえばその間に子どもが自動車ごと、あるいは自動車から引きず

り出されて連れ去られる可能性などを考えはしないのだろうか。たとえドアロックをしてあっ

たとしても、外から開けるようにいわれた子どもが頑なにそれを拒否し続けることができる

とは到底思えない。

さらに熱中症に話を戻すと、記事にもあるように 「炎天下の車内の温度は (サウナなどを

除けば) 一般人が通常経験することはほとんどないものである」 ということは今や常識で

あるし、そうでないとしてもたとえば小さなこどもを育てている保護者としては当然承知して

おくべきことである。故意は論外として、たとえ “うっかり” でも一切認められないミスで

あり、その行為はまさに 「『虐待』 となんら変わりない」 といえるものであるのだ。


まだ6月上旬だったとはいえ、飼い主
に自動車内に残された際、熱中症にな
りかけ大変な思いをし、それ以来飼い
主に不信感を抱いている!?
            こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット

2010年08月14日

『居心地』 そんなによいのか???

“刑務所” とか “留置場” という場所。TVドラマや映画で観ることはあっても、残念

ながら自分自身は未だ足を踏み入れたことがないし、また今後もその予定はないが、

もしかしたら今は 「実社会よりよほど 『居心地がよい』 ところなのか」 と、思わさ

れてしまうような事件がたった数週間で2件、しかも同じ北海道で起こったというから

驚きである。いずれも北海道の地元紙の記事からである。

一つ目のタイトルは 「暑くて留置場に入りたかった 札幌 窃盗容疑で男逮捕」 と

いうもので、


・・・・・・ 札幌豊平署は (先月) 16日、窃盗の疑いで住所不定無職の男 (53才)

      を現行犯逮捕した。男は 「暑かったので逮捕されて留置場に入りたかった」

      と供述しているという。

      逮捕容疑は、同日午後札幌市のホームセンターで電池パック (3240円

      相当) を盗んだというもの。

      同署によると、男が店外に出たところを同店の警備員が取り押さえ、同署員

      に引き渡した。この日の札幌市の最高気温は平年より3.9度高く、7月に

      入ってから2番目に暑かった。男の所持金は32円だった・・・・・・


二つ目は、「出所の日 コンビニ強盗未遂で男逮捕 店舗向かいに交番」 というタイ

トルであり、


・・・・・・ 岩見沢署は7日、強盗未遂の疑いで住所不定無職の男性 (44才) を現

      行犯逮捕した。逮捕容疑は同日午後、空知管内のコンビニエンスストアで、

      女性店員に 「金を出せ、警察を呼べ」 などと言って脅し、現金を奪おうと

      したもの。

      同署によると店内にいた男性店員が店舗向かいの駐在所の同署員を手招

      きで呼び、署員が駆けつけ逮捕した。同容疑者は同日、月形刑務所から出

      所したばかりであった・・・・・・


というものである。

この二つの事件、共通しているのは 「『逮捕されるため』 に罪を犯した」 という点で

ある。一つ目はそのまま 「留置場に入りたかった」 ということであるし、二つ目も出所

した日にわざわざ交番の前で 「警察を呼べ」 と騒ぎを起こしたのは、「すぐにでも刑

務所の塀の中に戻りたかった」 としか思えないわけである。

今の世の中、たしかに普通に生きていくだけでもいろいろと大変だといわれるが、「いく

らなんでも刑務所や留置場に入るのだけは」 と考えるのは古いということか、あるいは

案外、実社会で居場所がない、おもしろくない (と思っている) 人などにとっては、刑

務所や留置場の方が、実質的に快適?ということなのだろうか。

いずれにせよ、このような突拍子もないこと信じがたいことを考えるだけならまだしも、

実際に行動に移すなどということが起こるのも、この過去に記憶のないような “猛暑”

のせいであると安易ながら結論づけることにしたい。


猛暑のせい?で、“突拍子もない”
ことをしでかしては、飼い主と諍い
を起こす毎日の!?   こじろう





     
 
  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月13日

“封印してきた” 記憶!!!

1985年8月12日の 「日航ジャンボ機墜落事故」 から25年が経過した。その当時

ラジオでの第一報に自分の耳を疑ったおぼえがあるが、この事故の規模をはじめとし

てその衝撃はとにかく大きかったと記憶している。今や歴史の一コマとして毎年この

時期になると当時を思い出すことになるが、犠牲になった方々の遺族、関係者にとっ

ては25年たった今でも、我々には想像できないさまざまな思い、苦しみなどがある

のだと、改めて思い知らされる記事が昨日、時事通信から配信された。

そのタイトルは、「新たな決意、御巣鷹に = 事故当日にケンカ、責め続けた兄 -

25年経て、遺族会活動に」 というもので、内容は


・・・・・・ 「忘れることで逃げてきたが、そろそろ立ち上がらなければ」 と思った。

      1985年8月の日航ジャンボ機墜落事故で弟を失ったMさん(38才)。

      これまでは年1回の慰霊登山や灯篭流しに参加するだけだったが、今夏から

      母が発足させた遺族会を手伝うことを決心した。

      (中略)

      Mさんには封印してきた記憶がある。事故があった8月12日、13才だった

      Mさんは高校野球観戦のために一人で旅立つ弟のKちゃん (当時9才) と

      カードゲームに興じていた。ささいなことから口げんかになり、思わず、 「お

      前なんか帰ってくるな」。 そう口にした。

      夜、事故の知らせが入った。「K (弟) は運が強いから絶対帰ってくるよ」

      一才年下の妹とそう励まし合いながら夜通し泣いた。一睡もできなかった。でも

      Kちゃんは帰ってこなかった。自分のせいではないとわかっていても、「あんな

      ことを言ったから」 と何度も自責の念に駆られた。つらい気持ちから逃れるた

      め忘れようと努めた。

      最近、この出来事を話せるようになった。「事故当時を真剣に思いだし、真剣に

      何か言わなければと思った」

      今は連絡会のHPの立ち上げに携わる。「できることから手伝ってほしい」 会の

      活動について何も言わなかった母が初めて声をかけた。新たな決意をKちゃんに

      伝えるため、12日、御巣鷹山の尾根に登った・・・・・・


というものである。

当時まだ13才であったMさん。「自分のせいではない」 と思いながらも、その後最も多感

な思春期から青年期まで20年以上にもわたって “自責の念” に駆られ続け、記憶を封印

しようとしてきたその苦しみの大きさは、想像を絶するものであっただろう。またわずか9才

でこの世を去らねばならなかったKちゃんの無念さを考えると、涙なしではとてもこの記事を

読むことができない。自らには全く落ち度のないこのような事故や災害で思いがけず尊い命

を落とすことになった犠牲者の遺族の方々の悲しみ、苦しみはやはり関係者以外には決して

理解することなどできないものなのかもしれない。

また、日常生活の中で、できれば思い出したくない、封印してしまいたいような記憶というの

は多かれ少なかれ誰にでもあるものだ。しかし、そのなかにも 「いつかはその封印を解かざ

るをえない」 ものがあり、さらに 「いずれそれと面と向かい合わざるをえない」 という覚悟も

必要になるのだろう。


「忘れてしまいたい失態」 をいくつも
抱えながらも、常に前向きに生きよう
と考えている!?     こじろう











  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット

2010年08月12日

『美談』 には違いないが・・・(その3)

「こじろう117」・・・『美談』 には違いないが・・・(その1) (その2)の続きである。

今回の 「美談」 の主人公はいうまでもなく大金を置いていった男性であるが、舞台

となっているラーメン店のことについても一つ二つ触れておかねばならないだろう。

まず素朴な疑問として、警察にこの100万円を “拾得物” として届け出た経緯の

部分がある。記事を読む限り、この男性は黙って店側に気づかれずに “新札の束” 

を置いていったわけではなく、「店の関係者と面と向かって?話をしながら」 というこ

とのようである。そういう状況で渡されたものを “拾得物” と解釈するのかはよくわか

らないが、その際の店側と男性側の具体的なやりとりはどの程度のどのようなもので

あったのだろうか。何しろ100万円のしかも現金といえば、一般的には十分 “大金”

である。「使ってくれ」 といわれ即座に 「はいわかりました」 という会話があった

わけでもなかろうし、“一旦” ということにせよ、店側は受け取ることに抵抗はなかっ

たのだろうか。でも、まあそれはたとえば混雑時であまりに唐突な申し出?に店側の

スタッフがとまどっている間に男性が去ってしまったとか、その時に対応したのが店長

などではなく、まだ何もわからない新人のアルバイト店員であった可能性なども考えれ

ば、この点はクリアできるというものである。

店側の対応で最も気になるのが、記事にあるように “拾得物” がまだ店のものにな
 
っていない (3ヶ月たっていない) にもかかわらず無料提供を始めたことである。「男性

の意思を尊重して (とりあえず) 店側の負担で始めた」 というようであるが、もし、

その男性が気が変わって3か月以内に警察に現れるようなことがあった場合は、全面

的に (一部拾得の謝礼などで補填できるとしても) この無料提供の100万円分は店

の負担ということになろう。いろいろと話題になることでの 「宣伝・広告費」 としては

一般の飲食店として、少々高くつきすぎるような気がしないでもない。またこのラーメン

店、純然たる個人経営なのか、チェーン店なのか、フランチャイズなのかよくわからない

が、このことに対する経営判断はどうなっているのか、また経理面でどのような処理がな

されることになるのかは大変興味深いところでもある。店側の事情は二の次だとしても、

万が一の可能性を考える、さらには一応 “拾得物” の最終的な行き先が確定してから

今回のようなことが行なわれてもよかったのではないかと思われる。

(その1) (その2) でも述べたように、今回の 『美談』 となった男性の厚意、および

ラーメン店のとりあえずの無料提供という英断により、誰かに迷惑がかかったとか誰か

が傷ついたということは少なくとも表面的にはないと思われるし、そもそも何もしていな

いものが外部からいろいろ口を出す資格もなければ権利もないことである。よしんば自

分自身が同じこと、あるいはそれ以上のことができたとしても、やはりとやかくいう筋合

いでないことを承知すべきであると思う。しかし、それらをすべて考慮したうえであえて申し

あげさせていただければ、この100万円という大金、「本当に子どもたちの純粋なよろ

こびの顔の元として、それにふさわしい経緯をもって手に入れ、渡されたものである」

ことを切に願いたいものである。


自分のプライベート? に、たとえ
飼い主といえど “口を出してほし
くない” と思う!?  こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月11日

『美談』 には違いないが・・・(その2)

「こじろう117」・・・『美談』 には違いないが・・・(その1)・・・の続きである。

(その1) でも述べたように、今回のこの男性の 「厚意」 そのものは基本的に素晴ら

しく尊いと思われるものであり、同じことをできる人がどれだけいるかといえば、そう多くは

ないどころか、「めったにいない」 というのが実情であろう。

それは単に 「金銭的な余裕があるかどうか」 ということにとどまらず、こういうことをスマ

ートにやりこなすには、ある種の勇気が必要となるからである。たとえば高額の所得を誇

るプロスポーツ選手がいろいろな施設や団体に寄付をするような場合、まず世間はそれを

好意的に、かつ美談として素直に受け止める可能性が高いだろう。しかし、一般人がそう

いうことをするとなった場合は、それが本当に純粋な気持ちや動機に基づくものであった

としても、残念ながら世間は必ずしもそう受け止めてくれるとはかぎらない。何か別の目

的があるのではなどと勘繰られてしまえば、結局せっかくの厚意が台無しになってしまっ

たり、踏みにじられてしまったりして、落胆しまうことにもなりうる。

そういう意味では今回の男性、(姿は晒しても) 自らの身分などを一切明かしていない点

からして 「純粋な気持ちから」 の厚意と捉えるべきであろう。また寄付などをする場合、

そのお金の使われ方は寄付した側には必ずしもわかりにくいことがあるかもしれないが、

今回の場合は目に見える形で使われる前提になっていることも一つの救いである。

それでは次にその行為が世間、社会に対して 「純粋に厚意として役立てられたかどうか」

ということについてである。今回男性が大金を寄付?する場としてどうしてこの 「一ラーメン

店」 を選択したのかは本人に聞いてみなければわからないことである。以前個人的になん

らかのつながりがあり、そのときの 「恩返し」 かもしれないし、また日常その店で飲食す

ることにより幸福な気分にさせてもらっていることへの 「感謝のきもち」 によるものである

かもしれない。しかしもしそういう背景が存在せず、純粋に 「 (不特定多数の) 子ども

たちに食べさせてあげたい」 というのなら、この特定の一店に100万円もの大金を提供

しなくても、ほかにもやり方があるのではないだろうか。記事によると、高校生以下の子ど

もたちに通算1500杯以上のラーメンが無料提供されたそうだが、もしかしたら、そのかな

りの部分は一部の子どもだけが食べた分で占められていたということがあるかもしれない。

「一人1杯かぎり」 というような形になっていれば別として、そうではないとしたら、恩恵に

浴することができたのはひとりで何回も提供を受けた一部特定の子どもたちであり、男性の

「子どもたちに食べさせて」 の真意は必ずしもかなえられているとはいえないだろう。

今回のこの話題の主人公は言うまでもなくこの男性であるが、実はこのラーメン店の対応、

考え方も検証する必要がある。それらについては 「こじろう117」・・・『美談』 には違い

ないが・・・(その3) で、まとめとして述べたいと思う。


「飼い犬に食べさせてあげたい」 と
いう飼い主の気持を理解しながらも、
素直にその喜びを表現できないこと
のある!?        こじろう































  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月10日

『美談』 には違いないが・・・ (その1)

先日全国紙Y新聞配信の記事に、「 『子どもに食べさせて』 ラーメン店に100万円」

というタイトルのものがあり、思わず目を向けさせられた。その内容は、


・・・・・・ 大阪住之江区のラーメン店で先月27日、男性客が 「これで子どもたちに

      ラーメン食べさせて」 と100万円をおいて立ち去った。

      店は6日まで、一杯650円のラーメン計1540杯を高校生以下の子ども

      たちに無料で提供。子どもたちは男性客を 「100万円おじさん」 と呼び

      「お礼を言いたい」 と似顔絵をもとに探している。

      男性客は同日3時頃にラーメンなどを食べて料金と一緒に新札の束を置い

      ていったという。30才代で眼鏡をかけていた。

      店側は拾得物として住之江署に届けたが、翌28日に電話があり、「子ども

      に食べさせてやって」 と念押し。届け出た拾得物は落とし主が3か月以内

      に現れなかった場合以外には拾った人に戻らないが、店長 (35才) は、

      「暗い話題が多い中、希望に応えたい」 と2日から店の負担で無料サー

      ビスを始めた・・・・・・


というものである。

自らの名前も連絡先も告げずに、100万円の (庶民にとっては) 大金を、ただ一言

「子どもたちに食べさせてやって」 と言い残して置いていく。「これを 『美談』 といわ

ないとしたら、なんと呼べばいいのか」 と問われれば、たしかに 「美談」 に違いない

としかいえないような話であるし、またこの男性と同じことができるかとやはり問われた

際に 「できる」 といえる人は (この男性と同年代にかぎらず) いろいろな意味で多く

はないだろう。

この件で、少なくとも無料でラーメンを提供された子どもたちは純粋によろこんでいるだ

ろうし、またラーメン店自体も男性の厚意を素直に受け止め、とりあえずの利益を度外

視したいわば “社会貢献” を実践している姿は、今のような殺伐とした世の中にあっ

て、すがすがしいものと受け止められるのも疑いはない。

しかし、この記事を目にしたときに、この話を全ての点でスンナリ受け止めろと言われて

も、(少なくとも今の時点では) なぜかそうはいかないのも事実である。イヤ、この男性

の 「今回の厚意」 に何かいちゃもんをつけるつもりは毛頭ない。ただ、全面的にこれを

正真正銘の 「美談」 として受け止めるには、「一応クリアしておかなければならない点

がいくつかかあるのでは」 ということだけなのだが、それらについては 「こじろう117」

・・・『美談』 には違いないが・・・(その2)・・・で触れることにしたい。


たとえオヤツをくれるといわれても
見知らぬ人には警戒して近づかない
ことをモットーとしている!?
           こじろう


  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月09日

まだいたのか? こんなヒドイのが!!!

昨日、某紙朝刊の “読者投稿” のコーナーに、「経験がないほどひどいタクシー」 と

いうタイトルのものが掲載されていた。その内容は、


・・・・・・ 親族が危篤との報を受け、幼い子どもを連れて病院へ駆けつけたのですが、

      M本駅から利用したタクシーでとても不快な思いをしました。

      子どもと大きな荷物を抱え、やっと乗り込んで行き先の病院を告げるとワンメ

      -ターのせいか 「あ~あ」 とガッカリした声を出し、猛暑日なのに車内に

      冷房をかけていません。「涼しくなりませんか?」 と声をかけたのに無視さ

      れ、運転もとても荒くて・・・と、今まで経験がないほどひどい対応でした。

      長時間客待ちをして近距離の客ならガッカリするのは理解できます。しかし、

      それがいやならばその旨を伝えるステッカーでも張ってほしいものです。

      M本は観光地であり、県外の方の利用も多いと思います。官民一体となって

      観光業のサービス向上に力を入れている今、一人一人の運転手もS州のホス

      ピタリティーを支える一員であるという自覚を持って業務に励んでいただきた

      いと思います・・・・・・


というものである。

今から20年ほど遡ると、大都市、地方都市を問わず夜ともなればまだ公共交通機関 (バス

・電車) が運行している時間にもかかわらず、すでにタクシー乗り場は長蛇の列というこ

とが珍しくなかった。当時はそんな状況の中、乗客側は 「乗せていただいている」、タク

シー側は 「乗せてあげている」 という雰囲気もあって、ずいぶん横柄で不愉快な応対を

するタクシーに乗ったという経験は自分自身も幾度となくあったような覚えがある (もちろ

ん当時といえど親切で気持ちのよい受け答えをしてくれる運転手がたくさんいたことも事実

であるが)。しかし、近年はその同じタクシー乗り場の路上に、「タクシー自身が長蛇の列

を作っている」 という状況があたりまえの光景になってしまい、さらには並んでいるタク

シーの先頭から必ずしも乗らなくてもいい、つまり一般のタクシー乗り場においてさえ、乗

車するタクシーを選べるということにもなっているという背景も手伝ってか、「乗務員の人

たちのサービス (精神) が格段に向上した」 と、少なくとも個人的には感じている。

それゆえに今回のこの投稿を見た瞬間、「まだいたのか? こんなヒドイのが」 という思

いをしたのである。

どのような業務においても、自分の思惑通りにいかないことは少なくないどころか、むしろ

思惑どおりになることの方が珍しいともいえよう。中にはそれだけをとれば 「ムダ」 とは

いわないまでも、ほとんど利益につながらないものがたくさん存在することすらある。タクシ

ー乗務員でいえば、投稿にもあるように長い客待ちの末にあたった客が 「ワンメーター」

であれば 「あ~あ」 と思いたい気持ちは理解できなくない。しかし、それは少なくともお

客の目の前で表現すべきことではない。一般にサービス業というものは、一つ一つはほん

のわずかな利益しか生まないとしてもその積み重ねによって成り立っているのである。さら

にその 「サービス業に携わる」 ということは単に自らの利益の追求にとどまらず、サー

ビスを受ける側の満足や感激というものを感じられるものでなければ、それは極端にいえ

ば 「人を騙して金品をむさぼり取る詐欺師のすることと根本の部分はさして変わらない」

とも考えられるだろう。

このようなヒドイ応対でイマドキよくタクシーの乗務員が務まるものだと驚いてしまうほどで

あるし、また非難、批判するのも簡単である。しかし、今回の投稿を読むことを通じて、業種

は違っても自分自身がその業務において、さらには仕事を離れた日常生活のあらゆる場面

において、「今回のタクシー乗務員の行動、姿勢を一方的に非難、批判できるのかどうか振

りかえるよい機会」 とすべきであるかもしれない。


散歩中に他の犬とその飼い主を見て
「イマドキ (基本的マナーを守れない)
こんなヒドイのがいるのか」 と思うこ
とがあり、反面教師としている!?
              こじろう










  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(6)ペット

2010年08月08日

『うれしい』 だけで済む話か???(その2)

「こじろう117」・・・『うれしい』 だけで済む話か???(その1)・・・の続きである。

「岐阜県のメーカーM工業が、同社創立45周年記念企画としてエジプトへの社員旅行で

50問のクイズを出題、満点を取った社員全員に “年間180日間の有給休暇” を与える

(実質的に1年間休み) と発表した」 という某紙の記事を読んで、自分がその恩恵に浴す

る ( “有給” で一年間の休暇が取得できる) 立場となれた際、「はたして 『うれしい』

というだけで済むのか、つまりそのことを手放しで喜ぶことができるのか」 というのが今日

のテーマである。

特に企業に属する一従業員として、「一年を通じて仕事を休む」 というのは、たとえば病気

療養のためというようなことも考えられるが、肉体的、精神的にそれなりの支障がないという

前提では、ことに我が国では考えにくいことである。ほとんどの人にとって普通は 「休暇」

というものは少ないよりは多い方が好ましいと思われるが、それにも限度というものは存在

する。業種、業態、職種、職制等により一概にいえることではないが、長期の休暇を取得する

ことの一番のデメリットの一つはその (休暇の) 間に、自分の仕事自体も中断されるとい

うこと、さらにはもしかしたら自分自身の仕事やそれにおけるポジションを同僚や後輩に移さ

れてしまう、(ことばは悪いが) 奪われてしまう可能性、およびその懸念に悩まされるとい

うことではないだろうか。

自分にとってその仕事が充実していればいるほど、その地位に満足していればいるほどその

時間から離れることによる不安や心配が増大するのは普通である。まして一年という長きに

わたってとなれば、休んでいても結局、居ても立っても居られないという状態が続いて不思

議ではない。

以前ほどのことはなくても、未だ就業規則上の有給休暇を完全に消化できる人は現実には

多くないと思われる。その是非はともかくとして、それは単に 「『取得しにくい』 というもの

以上の事情や理由が存在する」 と考えるべきであろう。

今回 (M工業) の場合は、創業者の取締役相談役自身が 「休みを多く取った分、仕事

も頑張れる。満点が出たらパートや派遣社員で対応したい」 と、なんとも社員にとっては

安心できる頼もしいコメントを出しているし、こういう企業が今後も続々と出現すること自体

は大変結構なことであるともいえる。

しかし、何に関してもいえることであるが、「日頃はなるべくたくさん欲しいと思っているも

のでも、イザ実際に思いがけないほどそれが手に入る」 となれば、それはそれで別の面

で支障が出たり調整が必要であったりと、かえって面倒になる、つまりそれを 「返上する

方がはるかに都合がよい」 ということもありうるのだ。


飼い主に思いがけずたくさんのオヤツ
をもらった時は、「何かあるな」 との
警戒モードに入る!?    こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月07日

『うれしい』 だけで済む話か???(その1)

昨日の某紙朝刊に 「クイズ満点なら 1年休み・・・岐阜のメーカー 社員旅行で出題」

という小さな記事があり、なかなか興味深く読ませてもらった。

その内容は、


・・・・・ 電気設備資材メーカーの M工業 (岐阜県輪之内町) は4日、エジプトへの

     社員旅行で現地にまつわるクイズに挑戦してもらい、満点を取った社員は実質

     的に1年間の休暇を取得できるイベントを実施すると発表した。

     同社創立45周年の記念企画。来年2月の社員旅行で50問を出題し、100点

     を取った全員に180日の特別休暇 (有給) を与える。有給休暇を含めた同社

     の休日は年間185日あり、合わせて1年間の休みが取れるという。このほか

     得点の上位者に20日から1日の休みを “プレゼント” する。創業者のY取締

     役相談役は 「休みを多く取った分、仕事も頑張れる。満点が多く出たらパート

     や派遣社員で対応したい」 と話した。

     旅行費用は会社が負担する。社員約800人のほかグループ企業の社員も旅

     行の参加対象で、計650人が参加する見通し・・・・・


というものである。

この経済情勢の中、「会社の費用負担」 で650人もの大人数がエジプトに社員旅行でき

るというだけでも “ビックリ” するような話である。しかも 「会社の業績に多大な貢献をし

たから」 ということでなく、たかが (失礼!) クイズで満点を取るだけで半年にもわたる

“有給休暇” が与えられるなんていうことは俄かには信じられず、まさに夢のような待遇と

いえるだろう。創立45周年を迎えるだけあって、いい加減な企業とは考えられない (失礼!)

が、堅調に相当な業績を挙げているということだろうか。

しかしこの話を聞いた一般の社会人 (特に企業等の従業員) にとって、もし自分がその

立場に立てた、つまり半年の有給休暇をもらえるようになったとして、はたしてそれは素直

に 「『うれしい』 だけで済む話」 かといえばそうとも言い切れないだろう。いやむしろ、

「それは結構です (お話だけありがたく頂戴いたします) 」 ということにもなりかねない

と思われるのだが、そのあたりのことについては 「こじろう117」・・・『うれしい』 だけで

済む話か???(その2)・・・で述べることにしたい。


飼い主が考えているほど自分にとって 
「『うれしい』 だけで済む話ばかりでは
ない」 と主張したい!?   こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット

2010年08月06日

『通報した』 のは誰なのか???

4日、某地方紙 (F日報) 発信の記事に 「酒気帯び運転の県職員処分 停職6カ月」

というものがあった。タイトルだけを見ると、どこにでも転がっている?何の変哲もない?

ニュースのようであるが、その内容は、


・・・・・ 福島県いわき市の県の出先機関に勤務する30才代の男性職員が酒気帯び運

     転で私有車を運転した問題で、県は3日、男性職員に停職6か月の懲戒処分に
     
     した。県によると、男性は略式起訴され7月12日に罰金30万円の略式命令を

     受けた。男性職員は1月31日午前1:10ころ、須賀川市の自宅駐車場に止め

     ていた車の位置を直そうと、酒気帯び状態で 「2~3m」 運転した・・・・・


というものである。

これだけの短い記事であるため、詳細は不明だが、驚いたのは今回の処分の原因となっ

た半年前の酒気帯び運転が、「わずか2~3mのもの」 という点である。もちろんたかが

2~3mとはいえ、「酒気帯び運転」 という、法律に違反した反社会的行為については

 (少々厳しすぎる面もあるとはいえ) 基本的に同情の余地はない。「100万円であろ

うと100円であろうと、『窃盗は窃盗』 」 と同じ理屈である。

しかし普通、酒気帯び運転の取締りを受けるのはたとえば “飲酒検問” とか、自動車

事故に関わった際にチェックされるような場合がほとんどである。今回は特に自宅駐車場

およびそのごく近辺でのことだけに、どういう経緯で酒気帯び運転の事実が警察に知れた

のかには大いに興味をそそられるところだ。たまたま自宅付近を警官がパトロールしてい

たとか、なにか別の件でその男性が警察にマークされていた、なども考えられないことは

ないが、それらの可能性は高くないだろう。

とすれば現場、つまり男性の自宅付近の誰かが通報したということになるが、それが男性

の家族であるというのも考えにくいし、近隣住民などだとしても公道を何百メートルも走行

しているわけではなく、ただ自宅駐車場で自車をほんの少し移動する程度のことを見てわ

ざわざ警察に通報するような人はまずいないのではないか。

まあ、いろいろ推測したところで自分にとって何のメリットもないことであるし、家族から

は、「どうでもいいことにまたムダな時間を使って悩んでいる」 と冷たい視線を向けられ

ることになりそうなのでこのくらいにしておくが、いずれにせよ腑に落ちないことはたしか

である。

自分自身も以前、外で飲酒をした後に家族の運転する自動車で帰宅した際、自宅の駐

車場で同じこと (数メートル程度の車の移動) をしたことがあるが、「たとえほんのわ

ずかな距離でも “飲酒” “酒気帯び” の状態では決してハンドルを握ってはいけな

い」 ということを今回の記事から得られた教訓として、この話を終わりにしたい。


自分のしたイタズラを見つけられた際、
飼い主の家族内で “通報” されるの
を恐れることのある!?   こじろう




  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット

2010年08月05日

『楽しみ』 を半減させないで!!!

8日投開票のN県知事選挙も間近となり、ここ連日地元紙を中心にその終盤情勢等が

かなりの紙面を割いて報道されている。投票先をなかなか絞り込めず、また立会演説会

への出席等もままならない有権者にとって、各候補者の掲げる政策や政治信条などをこ

と細かく紹介してくれるマスコミ、その中でも特に地元紙の報道はたしかに参考になり、

ありがたいものである。また、詳細な報道により選挙および政治への関心がより一層高

まることにも疑いはない。

しかし近年の選挙報道の中に一部で疑問の声が上がるのが、世論調査による 「投票先」 

に関する動向、つまり当落に関するそれも頻繁な情勢の報道である。4日の地元紙の第

一面にも、「K氏とA氏 接戦」 「M氏、追い上げ図る」 というような大きな見出しがすぐ

目についたが、こういう 「情勢」 に関する報道を目にした有権者の中には、その後の

実際の投票行動に少なからず影響を受ける人もそれなりに存在するのではないかとい

う懸念である。たとえば、「どうせこの候補者は当選間違いないから、わざわざ自分が

投票するまでもないだろう」 とか 「この候補者は苦戦していてかわいそうだから、そ

の政策についてはともかくとして一票を投じてあげよう」 というようなものであろう。

昨年の総選挙の県内小選挙区、および先般の参院選挙の県区においても、「終盤

の当落予想」 と 「実際の当落」 は完全に一致していて、その情勢分析の正確さは

既に証明されている。しかしそれは報道機関の主観でなく、公正な世論調査に基づくも

のであるため報道の内容そのものに何か問題があるわけではない。さらにいえば、そう

いう情報分析を参考にするかしないか、利用するかしないかは有権者、つまり投票する

側の自由意思によるものであり、本来報道機関がとやかく言われる筋合いのものでは

ないのである。

不謹慎を承知でいえば、個人的にこの 「当落予想」 に関する報道で残念?なのは、

結果があまりに早くわかってしまうことで、開票当日の 「ワクワク感」 つまり楽しみ

が半減してしまうことである。新聞各紙による投票日以前の情勢分析の報道に加え、

昨今はTVでの当日の開票特別番組でも、投票終了時間である20時になった瞬間に

大勢が判明してしまうことが一般的になってしまい、その後の番組内では一部の激戦

区などの情勢はともかくとして、わかりきった同じことをだらだらと流すだけの極めて

つまらないものになってしまうのである。

「ほとんどの候補者および熱心な支持者らにとって一生をかけた戦いの結果を、スポー

ツの試合結果を見るような楽しみにするのはどうか」 という向きもいるが、やはり、

勝敗の結果というものはなるべくギリギリまでわからない方がおもしろいものである

ことはいうまでもないだろう。


自分の日常生活の中で 「ワクワク感」
を常に失いたくない!?   こじろう

 







  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(6)ペット

2010年08月04日

一層の取締り強化を!!!

昨日、某紙朝刊に 「わが子の喫煙止めなかった疑い 県内の母3人 書類送検」 という

タイトルの記事が目についた。その内容は

・・・・・ M署は2日までに、未成年のわが子が喫煙しているのを知りながら止めなかったと

     して、未成年者喫煙禁止法違反の疑いで管内の母親3人の書類をそれぞれM区

     検に送った。

     M署と県警少年課によると、3人の母親のうちの一人 (37才) は7月に15才

     の子どもにタバコを買い与えた疑いで、あとの二人の母親 (46才) (42才)

     はそれぞれ16才の子どもが喫煙しているのを黙認した疑い。

     これとは別に、同署は未成年と知りながら高校生にタバコを売ったとして、M市内

     の小売業の男 (72才) と、男の店の従業員で同市の女 (68才) について

     も同法違反の疑いで同様に書類送検した。

     (中略) 同法違反容疑で親が立件されるケースは初めてではないが、違反が増

     加傾向にあることや学校が夏休みに入ったことなどから、県警はパトロール強化と

     合わせて未成年者の喫煙防止を呼び掛けている・・・・・

というものである。

書類送検された3人の中でも、特に 「子どもにタバコを買い与えたという母親」 は論外で

あるとして、たとえ 「喫煙の黙認」 ということであってもやはり親および周囲の大人たちの

責任は極めて重大であり、今後もこの手の取締りはさらなる強化が必要とされるであろう。

15~16才ともなれば、当然自分自身で 「していいこと、してはいけないこと」 の区別を

つけることが求められる。しかし、今現在大人となっている誰もが少なからず経験している

ように、その年頃の少年少女は “好奇心の塊” のようなものであり、また周囲からの (本

人にとっては) 魅力的な?誘惑も頻繁にあるはずである。放っておけば特に10代半ばの少

年少女たちがいわゆる非行 (あるいはその前段階) に走るのはいわば必然の流れである

といっても過言ではなく、そこで歯止めをかけるのがまさに親であり、保護者であり、身近な

周囲の大人たちということではないだろうか。

先述のように親が子どもにタバコを買い与えるのは言語道断であるが、見て見ないふりをす

るのも相手が (ことに自分の) 子どもの場合は、親としてそれと同じくらい “重い罪” で 

あるといっていいだろう。その意味で今回のような “親”、“保護者” への取り締まりを

今後さらに強化してほしいところである。

もっとも、いくらそういうことを注意、指導しようにも、「実際支払えるにもかかわらず、平気

で給食費などを支払わない」 「何か気に入らないことがあると、自分の責任は棚に上げて

学校や社会のせいにする」 ような親を見て、注意や指導を 「素直に受け入れる気持ち」 

が子どもに生じてくるかといえば、そこには大きな疑問が存在するのもまた否定できないの

である。


「飼い犬の不始末は飼い主の責任」 
とばかりに、自由奔放にふるまっ
ている!?      こじろう




  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(6)ペット

2010年08月03日

『ストレス』 解消になるか???

1日の某地方紙 (H新聞) に 「ストレス解消が売り物 札幌市中央区のバー」 という

タイトルの記事を見つけた。その内容は、

・・・・・ お酒を飲みながら、おもちゃの銃で的を撃ったり食器を床にたたきつけたりして

     遊ぶ。現代社会のストレス解消を売り物にするバー札幌市中央区に登場した。

     たまったうっぷんを晴らそうと人々が夜な夜な訪れる光景は、停滞感に覆われ

     た今の時代を象徴しているともいえそうだ。

     (中略) 小部屋の中では 「皿」 や 「トックリ」 などの食器7個セットを買い

     割ることができる。「こちらは女性のお客様が多い。上司の名前を書いて割る

     方もいます」 と同店。

     (中略) 料金は基本コースが飲み放題で2500円、食器セットは500円。

     午後7時から午前5時まで営業。

     (中略) 開店から1カ月でリピーターも増えつつあるという。同店社長は、こ

     れは 「自分自身が必要だった店」。 “ストレス社会” といわれながら発散

     の場は少ないので、ぜひこちらで解消してほしい」 と述べている・・・・・

というようなものである。

この手の飲食店、数年前にもあるTV番組で観たことがあり、初めて聞いた話ではないが、

まあ、いろいろとアイディアというものは出てくるものだと感心してしまう。

ストレスの解消方法というのは人それぞれであり、法を犯さない、公共の福祉に反しない、

他人に迷惑をかけないという前提では何をしても基本的には自由である。しかし、個人的

には、この店のサービス (有料) にあるような 「食器を床にたたきつけて割ることが、本

質的なストレスの発散、解消となる」 ということについては、今一つ理解しがたいのも事実

である。

もともと (陶器などの) の食器というものは、「割らない (ように注意する) もの」 また

「割ってはいけないもの」 というのが普通であるため、その 「してはいけないこと」 つ

まり 「“禁断” を打ち破れるというところが魅力」 だということなのだろうが、それは

「ほんの一瞬の気持ちよさにすぎない」 のではないかと思われるのである。また 「上

司の名前を書いた皿を割る」 というのも、何か昔の 「ワラ人形の呪い」 みたいな不気

味さは隠せない。たしかにその (割った) 瞬間は “爽快” な気分になれるかもしれ

ないが、おそらくその上司とは早ければその翌日には実際に顔を合わせることにもなる

わけで、その際に余計な 「むなしさ」 などが発生するのではないかと逆にいらぬ心配

をしてしまうのである。

とはいえ、今回の記事にあるようなアイディア商法にケチをつけるつもりは毛頭ないし、

他にも 「ストレス解消」 を謳った 「どうしようもない」 ものがたくさん存在しているの

も事実である。かくいう自分自身も家族から見れば、(ストレス解消のためかどうかは別

として) 「何でそんなことに一生懸命になれるの」 ということが少なくないようである。

先にも述べたように、「周囲に迷惑をかけずに500円程度でたとえ一時的にせよストレス

の発散、解消ができる」 と考えれば、それを他人がとやかくいうことはないのだろう。



日々のストレスをため込まないよう
に、自分なりにいろいろと工夫して
いるつもりの!?    こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(4)ペット

2010年08月02日

“低級?” いや “高級?”

一般に、“高級” と “低級” は正反対の概念だが、同じ物事でも観点を変えれば、そ

れがそのどちらに位置づけられるべきなのか、なんとも判断つかないことがある。

昨日某紙に 「法科大学院学費のため 空き巣の大学生逮捕」 というタイトルの記事を

みつけた。その内容は、

・・・・・30日、広島県警福山西署は福山市内の岡山商科大法学部4年の男子学生(21才)

を住居侵入と窃盗の疑いで緊急逮捕した。

発表によると同容疑者は28日午前、会社経営の男性宅に侵入し、現金3万3000円と

腕時計や家電製品など21点 (計60万7000円相当) を盗んだ疑い。「法科大学院

への進学費用を集めるために盗んだ」 と話しているという。

(中略) 今回の現場近辺では5月中旬以降、現金や貴金属などが盗まれる空き巣被害

が多発しており、同署で関連を調べている・・・・・

とういうものである。

この犯罪そのものはいわばありきたりのものであるし、また容疑者がまだ21才の学生だ

ということもとりたてて珍しいことではない。しかし一点興味を引くのが 「犯行の動機」

である。窃盗の目的が普通に 「進学費用のため」 というのならともかく、よりによって

「“法科大学院” への進学費用」 ということだからだ。実際今回の容疑者が本当にその

ような動機、目的で犯行に及んだかどうかは定かではないし、諸状況 (余罪の可能性な

ど) からしても、どちらかといえば 「苦しまぎれに」 あるいは 「同情を買おうとして」 

そのような供述をしている可能性の方が高いかもしれない。

しかしそれはそれとしても、「これから法曹界へ足を踏みいれようと考えている人間が、

その資格を得るための手段に 『法を犯して得た金銭』 を利用する」 というのは、とん

でもない “低俗” “低級” な行為である反面、これを “ジョークの世界” に持ち込め

ば、それはなかなか気の利いた “高級” つまりレベルの高いものと評価されても不思

議でないかもしれないのである。


自分のイタズラは 「“低級” な
動機によるものではない」 と主張
している!?      こじろう
















  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット