2012年02月21日

『上司キライ・会話もイヤ』!!!

生まれてくる子どもが自分の親を選べないのと同様に、 「勤め人の世界」 では

一般に部下が上司を選ぶことはできない・・・。

さて昨日某紙に 「 『上司キライ・会話もイヤ』・・・文書回覧せず、自衛官停職」 と

いうタイトルの記事があったが、その内容は、


・・・・・・・陸上自衛隊霞ヶ浦駐屯地は17日、業務隊所属の40才代の男性一等

     陸尉を停職6日の懲戒処分にした。

     発表によると、一等陸尉は2007年9~12月、回覧文書の押印欄に勝

     手に上司の印章を押して回覧せず、上司から印章を使わないよう指導さ

     れても従わなかった。

     一等陸尉は、 「上司が気に入らず、回覧の際に会話するのもイヤだった」

     と話しているという・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

2007年の9~12月といえば、すでにそれから4年以上もの月日が経過している

にもかかわらず、なぜ今頃になって処分がなされることになったのかがまずは興味

深いが、それはその組織なりの事情があるということで納得するしかないだろう。

さてこの一等陸尉。40才も過ぎているというのに、まるで小学生の男の子が女の

子にイジワルするようなレベルのことを職場で真剣に行っていたようで、 (不謹慎

ながら) 傍からみれば滑稽でおかしくて仕方ない。もっとも一般に相手が上司で

あろうと部下であろうと、 「許可も得ず、無断で他人の印章を押す」 などというの

は、法を犯している可能性があることはもちろん、道義的・社会的にも許されざる

行為である。しかも隠れてではなく、上司本人から指摘・注意されていたうえでそ

のまま続けていたとなれば、よくそんな人間が何年も同じ部署で勤務し続けられた

ものだとある意味感心?してしまう。それとも “自衛隊” という組織の中ではそう

いうことが当たり前で、かつそのくらい図太くなければやっていけないということで

あれば話は別であるが・・・。

さてたとえば 「男と女の関係」 の場合、少なくとも現代の社会や慣習においては

「 (一緒にいるとか付き合うのが) イヤなのであれば、離れればいい」 というの

が普通だが、 「上司と部下」 となれば、もともと好きで一緒に仕事をしているわけ

でもなく、さりとて相手がイヤでも簡単に離れることはできないから厄介である。そ

れでも数年に一度くらいの割合で転勤とか転属、異動といったものがある職場はま

だよいが、中小企業等で 「退職しないかぎりはずっとその関係が続く」 という場

合は本当に大変な面が多いと思われる。

ところで件の “上司” だが、部下に直接 「嫌がらせ」 をされたこともさることな

がら、本当に気の毒なのは今回の事件を報道で知った人たちに 「ここまで部下
 
から嫌われてしまうこの “上司” 、一体どんな人物なのだろう」 と思われること

だろう。 「人の上に立つとはそういうものだ」 というのは簡単だが・・・・・・・。

(「こじろう117」・・・『積年の恨みを』???・・・参照)


飼い犬にとって 「飼い主を選べない」
のは理不尽だと思う!?  こじろう



  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット