2012年02月03日

『妙に』 気になって・・・!!!

その中に身を置いている時にはなんともなかったことも、状況が異なれば

「妙に気になり始める」 ということは日常少なくない。

さて、昨日某紙に 「喫煙率2割切る 過去最低」 というタイトルの記事

があったが、その内容は、


・・・・・・・・2010年の成人の喫煙率は19.5%で、前年と比べ3.9%

      低下し過去最低となる一方、禁煙したいと考えている喫煙者

      が過去最高の37.6%に上ったことが先月31日、厚生労働

      省の国民健康・栄養調査でわかった。

      同省は 「たばこ税の増税に伴う10年10月の値上げを機に、

      タバコをやめた人や、やめたいと思う人が増えたのではないか」

      としている・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

この調査、実際に実施したのは一昨年の11月、つまりそれから14カ月も

経過してその結果が (ようやく) 公表されているということもさることなが

ら、喫煙率低下の原因に関する分析も、 「だれが考えてもわかる」 よう

なものと言わざるを得ず、厚労省に限ったことではないが、改めて 「 『お

役所』 仕事というのは、あまり 『お役』 に立つものではない」 と考えさ

せられた次第である。

まあそれはともかく、この現在の喫煙率の数字 (の低さ) を見るまでもな

く、昨今は、街なかでも 「タバコをくわえている人」 が以前と比較して本当

に少なくなっているのを実感する。今から30年も遡れば、当時 「成人男性

の 『3分の2』 から 『4分の3』 ぐらい」 は習慣的にタバコを吸っていた

のでは」 といったイメージがあるが、今は自分の周囲を見渡す限りその半

分ないしは3分の1程度しか喫煙者はいないのではないか。

さて自分のような 「喫煙習慣を一度も有したことのない者」 にとって、こう

いった状況がもたらす日常の変化といえば、 「現在の方が、タバコの煙や

ニオイにより敏感になっている」 ということである。子どものときはヘビース

モーカーだった父が家の中でタバコをスパスパするのは毎日のことであった

し、学生のときも周囲の先輩、友人たちは別に断りもなくその煙をくゆらせ

ていた。徹夜でマージャンなどする際に、狭い部屋の中で自分以外の3人

全員に一晩中煙を吐き出されていたのはさすがにこたえたが、それでもそ

のニオイは日常生活につきもの程度に考えていたハズである。

ところが、いざ周囲に喫煙者がほとんどいなくなった今は、タバコの煙の横

をほんの少し通り過ぎるだけでそれが 「妙に」 気になってしまうようにな

ったのだ。特にアルコールを出されるような店で一応?禁煙席に座ってい

るときでさえ、遠くの方からそれとなく漂ってくるタバコのニオイが気になっ

てしまい、逆に自分の嗅覚も (飼い犬ほどではないにせよ) まだまだ捨

てたものではないというトンチンカンな自信さえ湧いてくる。

自分の家族も同様で、そんなときに帰宅した際には 「すぐ洗濯するから、

身につけているものを全部脱いで、すぐにお風呂に入って」 などと言われ

てしまうので、ほろ酔いの上機嫌も即座にすっ飛んでしまうことすら少なく

ない。

冒頭でも触れたように、その渦中にいるときはなんともなかったようなこと

も、状況が大きく変わることで、急に気になりだすことは少なくない。ことに

人間関係が複雑に絡み合う社会では、周囲に人々にとって自分がその一

因となっていないかどうか、常に点検が必要かもしれない・・・。


(当然ながら) 自らの嗅覚に関しては
並々ならぬ自信を有し、ほんのわずかな
匂いの違いも見逃さない!? こじろう












  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット