2012年02月20日
架空の ”根拠”???
テレビを観ていると 「この番組はフィクションです」 とか 「登場する人物や団体名
は架空のものです」 というテロップ (字幕) を目にすることがよくある。
さて、先日某紙に 「NHK松山 『愛媛大教授、窃盗で逮捕』 と誤報・・・事実なし」
というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・NHK松山放送局が16日朝のローカルニュースの中で、「窃盗の疑い、
愛媛大教授逮捕」 と誤った字幕を2秒流した。
同番組と正午過ぎのニュースで、アナウンサーが 「この字幕は全くの
『架空』 の内容で、お詫びします」 と訂正。夜間緊急の訓練用に作っ
ていた字幕を表示したといいい、同放送局広報部は 「逮捕の事実は
無く、申し訳ない。原因を検証する」 としている。
誤報を知った同大学の柳沢康信学長がこの日午前、電話で同放送局
長に抗議。同局長らが大学に出向いて謝罪した・・・・・・・・・・・
というものである。
TVのニュースやワイドショーなどで、そのときの話題の内容と全く関係のないテロップ
(字幕) が誤って出てくる場面は自分自身でも何度か目にしたことがある。ことに報道
番組などというのは一般に生放送で、しかもその直前に起きたあるいはその瞬間に起
きている事件や事故などに緊急対応しなくてはならないことなど考えれば、多少の間違
いがあってもいちいち目くじらを立てるほどのことはないという見方もできるだろう。
その点今回の事件?についても、一般の視聴者からすればその後の 「訂正とお詫び」
を以って一件落着?というものだが、少なくとも 「愛媛大学」 およびその関係者として
は 「詫びて済まされる問題か!」 というのが本音ではないか。
NHK側からすれば、その字幕は 「夜間緊急訓練用」 のものだというが、「訓練用」 と
いうことは、もともと 「それが放送される前提がない」 ハズである。となれば具体的に
「愛媛大学」 という実名を用いたものにする必要は全くないし、さらに 「窃盗で逮捕」
などという “汚名” の要因となるものにする理由もない。万一それが誤って一般視聴
者の目に触れる可能性を少しでも考慮するとしたら、それこそ架空の名称を用いるべ
きであり、どうしても実際の名称を用いるのであれば、せめて 「愛媛大教授チームが
△△を発明」 とか 「愛媛大教授が□□を受賞」 などの喜ばしい内容のものにしておく
べきだろう。 愛媛大学としてはいくら 「架空の内容です」 といわれても、いい気持ち
がしないどころか、 「NHKはうちの大学の教授や関係者による “醜聞” を普段から
ら期待?予期?しているのではないか」 と勘繰りたくもなるというものだ。さらにはこ
の場面で 「架空」 などといわれれば、よけいにそれを作成した “根拠” を知りたく
なる、すなわち 「なぜ 『架空』 の話に、よりによって自分の大学の実名が使われ、
しかも貶める内容なのか」 と考える余地が生まれてしまうのだ。
昨年の完全地デジ化を機に、受信料収入の減少に頭を悩ませているといわれるNHK
にとって、また一つ 「受信料支払い拒否」 のネタになるような過ちを増やしてしまった
ともいえるが、以前からの根本的体質を変えない限り、この手の騒ぎは今後もなくなる
ことはないと確信する次第である・・・。
飼い主の過ちにより、大変に危険な目に遭った
際、 「詫びて済む問題だと思っているのか」
と言いたかった!? こじろう
は架空のものです」 というテロップ (字幕) を目にすることがよくある。
さて、先日某紙に 「NHK松山 『愛媛大教授、窃盗で逮捕』 と誤報・・・事実なし」
というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・NHK松山放送局が16日朝のローカルニュースの中で、「窃盗の疑い、
愛媛大教授逮捕」 と誤った字幕を2秒流した。
同番組と正午過ぎのニュースで、アナウンサーが 「この字幕は全くの
『架空』 の内容で、お詫びします」 と訂正。夜間緊急の訓練用に作っ
ていた字幕を表示したといいい、同放送局広報部は 「逮捕の事実は
無く、申し訳ない。原因を検証する」 としている。
誤報を知った同大学の柳沢康信学長がこの日午前、電話で同放送局
長に抗議。同局長らが大学に出向いて謝罪した・・・・・・・・・・・
というものである。
TVのニュースやワイドショーなどで、そのときの話題の内容と全く関係のないテロップ
(字幕) が誤って出てくる場面は自分自身でも何度か目にしたことがある。ことに報道
番組などというのは一般に生放送で、しかもその直前に起きたあるいはその瞬間に起
きている事件や事故などに緊急対応しなくてはならないことなど考えれば、多少の間違
いがあってもいちいち目くじらを立てるほどのことはないという見方もできるだろう。
その点今回の事件?についても、一般の視聴者からすればその後の 「訂正とお詫び」
を以って一件落着?というものだが、少なくとも 「愛媛大学」 およびその関係者として
は 「詫びて済まされる問題か!」 というのが本音ではないか。
NHK側からすれば、その字幕は 「夜間緊急訓練用」 のものだというが、「訓練用」 と
いうことは、もともと 「それが放送される前提がない」 ハズである。となれば具体的に
「愛媛大学」 という実名を用いたものにする必要は全くないし、さらに 「窃盗で逮捕」
などという “汚名” の要因となるものにする理由もない。万一それが誤って一般視聴
者の目に触れる可能性を少しでも考慮するとしたら、それこそ架空の名称を用いるべ
きであり、どうしても実際の名称を用いるのであれば、せめて 「愛媛大教授チームが
△△を発明」 とか 「愛媛大教授が□□を受賞」 などの喜ばしい内容のものにしておく
べきだろう。 愛媛大学としてはいくら 「架空の内容です」 といわれても、いい気持ち
がしないどころか、 「NHKはうちの大学の教授や関係者による “醜聞” を普段から
ら期待?予期?しているのではないか」 と勘繰りたくもなるというものだ。さらにはこ
の場面で 「架空」 などといわれれば、よけいにそれを作成した “根拠” を知りたく
なる、すなわち 「なぜ 『架空』 の話に、よりによって自分の大学の実名が使われ、
しかも貶める内容なのか」 と考える余地が生まれてしまうのだ。
昨年の完全地デジ化を機に、受信料収入の減少に頭を悩ませているといわれるNHK
にとって、また一つ 「受信料支払い拒否」 のネタになるような過ちを増やしてしまった
ともいえるが、以前からの根本的体質を変えない限り、この手の騒ぎは今後もなくなる
ことはないと確信する次第である・・・。
飼い主の過ちにより、大変に危険な目に遭った
際、 「詫びて済む問題だと思っているのか」
と言いたかった!? こじろう