2011年08月25日
日本人 『スゴすぎる』???
毎日毎日、日本国内では 「明るい話題よりも暗いものの方が圧倒的に多い」 という
状況であり、「もう見たくない聞きたくない」 と思わされる 「その当事者の人格や人間
性を疑わざるを得ない」 事件の報道が後を絶たない。 「このままではこの国は一体ど
うなってしまうのか」 という論調も喧しいばかりだ。
ところがそんな中、某誌に他国民が日本人の素晴らしさを称賛する話についての記事
を見つけた。そのタイトルは 「 『被災金庫の22億円返還』 のニュースにアメリカ人
ビックリ 持ち主に返す日本人スゴすぎ!」 というもので、内容は、
・・・・・・・・3月に起きた東日本大震災以降、食品汚染など新たな問題が噴出する
中、 「被災金庫の22億円返還」 というニュースが海外で話題になっ
ている。
岩手、宮城、福島の3県で約5700個の金庫が警察に届けられ、中の
現金は約23億6700万円で、さらに届けられた財布やバッグの現金
を合わせると計約37億900万円に上る。そのうち85%にあたる約31
億円が持ち主に戻った。
「拾ったものを返す、または交番に届ける」 のは日本ではごくあたりま
え。だがアメリカの大型掲示板 (reddit) では、日本に対する驚きの
意見が上がっている。掲示板のコメントに寄せられた1000を超える
それらの中から主なものをピックアップすると、
「以前日本に住んでいた際、銀行のATMで日本円を引き出したまま置
き忘れたことがあったが、20分後に銀行から電話がかかってきて自分
の口座に戻してもらった。誰かがATMから銀行に持っていってくれた
ようだ。信じられないかもしれないが本当の話だ」
「電車賃がなくて困っていると交番で警察官がお金を貸してくれる」
「 『財布を道で拾ったら交番に届ける』 って、日本では子どもでも
できる」
「旅行で日本に行ってホテルの部屋に財布やカメラを置いたまま外出
してもホテルの従業員に盗まれない」
「地震の後に強奪が起きなかったということが、これで信じられる」
「アメリカで育ったから 『拾ったモノは見つけた人がもらってOK。
なくした人は残念』 というのを小さい頃に教わったけど、日本では
それは間違いのようだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
「あれほどの大災害時にもかかわらず、被災地周辺でそれに乗じた強奪などが (ほとん
ど) 起きなかった」 ことに関する海外からの驚きの声は当時たしかにあった。それに加
えて、「計数十億円もの金銭が持ち主に返還された」 という事実は、わが国の国民性を
誇りに思ってもよい瞬間といえるかもしれない。
たしかに海外旅行の際はそこが先進国であっても強盗・置き引き・スリなどの危険性に対
してイヤというほど気を遣わざるを得ないことは疑いなく、まして置き忘れたものや落とした
ものが戻ってくるなどということはまずなさそうだ。上記にもある 「 (アメリカでは) 拾っ
たものは見つけた人がもらってOK!、なくした人は残念」 のを耳にすれば、一般に日本
人の倫理観の高さがわかるというものだろう。
それでは他国との比較はともかく、国内においての時系列ではどうだろうと考えたとき、
昨今のさまざまな事件報道を見ればその倫理感の低下の度合いはまた目を覆うばかり
ともいえてしまう。
人間にしても社会しても、「低レベルのものと比較して自己満足している」 ようでは進歩
は望めないどころか、ますます堕落するのは明らかである。
他の犬との接触が普段ほとんどないため、
飼い主をライバル視しては、優越感に浸
っている!? こじろう
状況であり、「もう見たくない聞きたくない」 と思わされる 「その当事者の人格や人間
性を疑わざるを得ない」 事件の報道が後を絶たない。 「このままではこの国は一体ど
うなってしまうのか」 という論調も喧しいばかりだ。
ところがそんな中、某誌に他国民が日本人の素晴らしさを称賛する話についての記事
を見つけた。そのタイトルは 「 『被災金庫の22億円返還』 のニュースにアメリカ人
ビックリ 持ち主に返す日本人スゴすぎ!」 というもので、内容は、
・・・・・・・・3月に起きた東日本大震災以降、食品汚染など新たな問題が噴出する
中、 「被災金庫の22億円返還」 というニュースが海外で話題になっ
ている。
岩手、宮城、福島の3県で約5700個の金庫が警察に届けられ、中の
現金は約23億6700万円で、さらに届けられた財布やバッグの現金
を合わせると計約37億900万円に上る。そのうち85%にあたる約31
億円が持ち主に戻った。
「拾ったものを返す、または交番に届ける」 のは日本ではごくあたりま
え。だがアメリカの大型掲示板 (reddit) では、日本に対する驚きの
意見が上がっている。掲示板のコメントに寄せられた1000を超える
それらの中から主なものをピックアップすると、
「以前日本に住んでいた際、銀行のATMで日本円を引き出したまま置
き忘れたことがあったが、20分後に銀行から電話がかかってきて自分
の口座に戻してもらった。誰かがATMから銀行に持っていってくれた
ようだ。信じられないかもしれないが本当の話だ」
「電車賃がなくて困っていると交番で警察官がお金を貸してくれる」
「 『財布を道で拾ったら交番に届ける』 って、日本では子どもでも
できる」
「旅行で日本に行ってホテルの部屋に財布やカメラを置いたまま外出
してもホテルの従業員に盗まれない」
「地震の後に強奪が起きなかったということが、これで信じられる」
「アメリカで育ったから 『拾ったモノは見つけた人がもらってOK。
なくした人は残念』 というのを小さい頃に教わったけど、日本では
それは間違いのようだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
「あれほどの大災害時にもかかわらず、被災地周辺でそれに乗じた強奪などが (ほとん
ど) 起きなかった」 ことに関する海外からの驚きの声は当時たしかにあった。それに加
えて、「計数十億円もの金銭が持ち主に返還された」 という事実は、わが国の国民性を
誇りに思ってもよい瞬間といえるかもしれない。
たしかに海外旅行の際はそこが先進国であっても強盗・置き引き・スリなどの危険性に対
してイヤというほど気を遣わざるを得ないことは疑いなく、まして置き忘れたものや落とした
ものが戻ってくるなどということはまずなさそうだ。上記にもある 「 (アメリカでは) 拾っ
たものは見つけた人がもらってOK!、なくした人は残念」 のを耳にすれば、一般に日本
人の倫理観の高さがわかるというものだろう。
それでは他国との比較はともかく、国内においての時系列ではどうだろうと考えたとき、
昨今のさまざまな事件報道を見ればその倫理感の低下の度合いはまた目を覆うばかり
ともいえてしまう。
人間にしても社会しても、「低レベルのものと比較して自己満足している」 ようでは進歩
は望めないどころか、ますます堕落するのは明らかである。
他の犬との接触が普段ほとんどないため、
飼い主をライバル視しては、優越感に浸
っている!? こじろう