2011年08月15日
なんとも 『セコイ』???
依頼しておきながら、「それが有料だと知ったとたんにキャンセルする」。その当人が
どう思っているかはともかく、傍から見て社会では最も 「みっともない」 「セコイ」
場面のような気がするが・・・。
先日某紙に 「富士登山、携帯でSOS・・・有料知ると自力下山」 というタイトルの記
事があったが、その内容は、
・・・・・・・静岡県内の今夏の富士登山で、県警山岳遭難救助隊の出動回数が過去
最悪で推移していることがわかった。背景には携帯電話の普及で手軽に
救助を要請できるようになったことや、登山ブームで準備不足の登山者が
増えたことなどが挙げられる。
7月17日午後、東京都の男性 (60才) が6合目で道に迷い、携帯電
話から110番した。 「その場に留まるように」 との県警の指示を無視し
て自力で下山し、翌朝発見された。捜索に出向いた御殿場、富士宮署員
はムダ足を踏まされた。
富士宮署幹部によると、救助の要請から救助隊の到着までは早くても4
~5時間はかかる。 「事情を話すと登山者の半数近くは自力での下山
を選択する」 といい、要請のハードルが下がっていることをうかがわせる。
一部に 「ヘリを飛ばせ」 などと無理な要求もある。
県警の出動とは別だが、同月13日、富士山須走口の標高約3000mで、
香川県の40才代の男性から 「転んで手の指を骨折し、頭にもケガで動
けない」 と携帯電話で通報があった。県警の依頼で山小屋を経営する
連絡役のYさん (61才) が 「別の山小屋から登山用車両で救助に向
かわせるが、有料になる」 と告げると、「金がかかるならいい」 と歩いて
下山してきた。
6合目で山小屋を経営するOさん (61才) は、「出動中は山小屋を閉め
なければならず、燃料代もかかるため1回3万円を徴収する」 と話す。た
だ現金を持たない登山者も多く、踏み倒されることも少なくない。
県警地域課によると富士山では2010年、過去最多の48件、55人の遭
難があり4人が死亡したが、50人は軽傷か無傷だった。県警や消防は緊
急性が少しでもあると判断すれば救助に向かうため、不要な出動の増加
は深刻な事故の対応に悪影響を及ぼしかねない・・・・・・・・・・・・
というものである。
よほどの不可抗力とか天災でもないかぎり、自らの生命・身体の安全は自己責任で
確保するのが原則であり、十分な準備や心構えなど有さないまま、「何かあったら
救助救援を頼ればいい」 という安易で身勝手な考えは通用しないのが社会という
ものである。また実際は救助などほとんど必要がない程度のことで軽々しく依頼す
ることで、やむを得ない事情で本当にそれを必要とする人たちが救えないということ
になるとしたら、道義的にも責められる面は少なくない。
さてそれはそれとして、冒頭でも触れたように全く信じられないのが 「無料が当然」
とか 「有料なら (救助は) 結構」 さらには、「実際にかかった救助費用を踏み倒
す」 という感覚である。そういうことを平然と言いのけ、実行するということは、日常
においてはたとえば 「何人かで食事等に行った際にごちそうされるのはあたりまえ」
「1人で外食した際に店側が気がつかなければ平気で無銭飲食する」 と同じことを
していると気づいていないのだろうか。イヤ気づくも何も、「普段そういうことをしている
ような輩だからむしろ・・・」 と考えるのが順序的には正しいのかもしれない。
飼い犬の生命身体の安全は、飼い主の
責任で確保するのが当然と考えている
!? こじろう
どう思っているかはともかく、傍から見て社会では最も 「みっともない」 「セコイ」
場面のような気がするが・・・。
先日某紙に 「富士登山、携帯でSOS・・・有料知ると自力下山」 というタイトルの記
事があったが、その内容は、
・・・・・・・静岡県内の今夏の富士登山で、県警山岳遭難救助隊の出動回数が過去
最悪で推移していることがわかった。背景には携帯電話の普及で手軽に
救助を要請できるようになったことや、登山ブームで準備不足の登山者が
増えたことなどが挙げられる。
7月17日午後、東京都の男性 (60才) が6合目で道に迷い、携帯電
話から110番した。 「その場に留まるように」 との県警の指示を無視し
て自力で下山し、翌朝発見された。捜索に出向いた御殿場、富士宮署員
はムダ足を踏まされた。
富士宮署幹部によると、救助の要請から救助隊の到着までは早くても4
~5時間はかかる。 「事情を話すと登山者の半数近くは自力での下山
を選択する」 といい、要請のハードルが下がっていることをうかがわせる。
一部に 「ヘリを飛ばせ」 などと無理な要求もある。
県警の出動とは別だが、同月13日、富士山須走口の標高約3000mで、
香川県の40才代の男性から 「転んで手の指を骨折し、頭にもケガで動
けない」 と携帯電話で通報があった。県警の依頼で山小屋を経営する
連絡役のYさん (61才) が 「別の山小屋から登山用車両で救助に向
かわせるが、有料になる」 と告げると、「金がかかるならいい」 と歩いて
下山してきた。
6合目で山小屋を経営するOさん (61才) は、「出動中は山小屋を閉め
なければならず、燃料代もかかるため1回3万円を徴収する」 と話す。た
だ現金を持たない登山者も多く、踏み倒されることも少なくない。
県警地域課によると富士山では2010年、過去最多の48件、55人の遭
難があり4人が死亡したが、50人は軽傷か無傷だった。県警や消防は緊
急性が少しでもあると判断すれば救助に向かうため、不要な出動の増加
は深刻な事故の対応に悪影響を及ぼしかねない・・・・・・・・・・・・
というものである。
よほどの不可抗力とか天災でもないかぎり、自らの生命・身体の安全は自己責任で
確保するのが原則であり、十分な準備や心構えなど有さないまま、「何かあったら
救助救援を頼ればいい」 という安易で身勝手な考えは通用しないのが社会という
ものである。また実際は救助などほとんど必要がない程度のことで軽々しく依頼す
ることで、やむを得ない事情で本当にそれを必要とする人たちが救えないということ
になるとしたら、道義的にも責められる面は少なくない。
さてそれはそれとして、冒頭でも触れたように全く信じられないのが 「無料が当然」
とか 「有料なら (救助は) 結構」 さらには、「実際にかかった救助費用を踏み倒
す」 という感覚である。そういうことを平然と言いのけ、実行するということは、日常
においてはたとえば 「何人かで食事等に行った際にごちそうされるのはあたりまえ」
「1人で外食した際に店側が気がつかなければ平気で無銭飲食する」 と同じことを
していると気づいていないのだろうか。イヤ気づくも何も、「普段そういうことをしている
ような輩だからむしろ・・・」 と考えるのが順序的には正しいのかもしれない。
飼い犬の生命身体の安全は、飼い主の
責任で確保するのが当然と考えている
!? こじろう