2010年09月30日
『自作自演』 は難しい・・・???
毎日毎日、全国のいたるところでさまざまな犯罪は起こり、容疑者らが逮捕されるもの
だが、その中に少なからず存在するのがいわゆる 「狂言犯罪」 である。その一例が、
先日の産経新聞配信の 「ローソン強盗は自作自演 栃木県警が逮捕 目撃情報なく
バレル」 というタイトルの記事に書かれていた事件であり、その内容は
・・・・・宇都宮市のコンビニエンスストア 「ローソンH店」 において今年5月男性店長
が襲われて売上金約443万円が奪われ、けがを負ったとされる強盗傷害事件
で、栃木県警捜査1課と宇都宮南署は27日午前、店長が事件を自作自演した
疑いが強まったとして、偽計業務妨害の疑いで同県壬生町、同店経営者で店長
の男性 (36才) を逮捕した。
調べによると、同容疑者は5月31日午前10:40頃、経営するコンビニで
「強盗です。売上金443万円を奪われた」 とウソの通報をし、宇都宮南署
などの業務を妨害した疑いがもたれている。
同署によると、同容疑者は駆けつけた署員に、“犯人” の特徴を 「身長175
センチで30才くらいのガッチリした体格の男」 と説明していた。ただ、目撃
情報などまったく出てこないなど、不審な点が多かったという。詳しい動機など
を調べている・・・・・
というものである。
まずこの記事を読んでの素朴な疑問は、4か月も前に起きた事件がなぜ今頃になって
「自作自演」 と判明したのだろうかということである。いろいろな人物や背景が複雑に
絡み合うような事件であればともかく、記事を読む限りはどこにでも転がっていそうな
単純?なものとしか思えないが、店長の話していたことに対するいろいろな裏付け捜査
に時間がかかったということで一応承知したい。
それはそうと、やはりこの手の事件でいつも感じることは 「結局自作自演はうまくいか
ない」 ということである。この事件の詳しい動機や背景は捜査中ということのようだが、
単なるアルバイト店員などではなく、事件の主人公は?一応 “経営者” としての店長
である。経営状況が思わしくなくて自暴自棄的にこの狂言強盗に手を染めたという可能
性もあるとはいえ、もし失敗すればそれまで築きあげてきたものをすべて一瞬にして失う
どころか、周囲の人たちにも大変な迷惑がかかることは容易に推測できることなのだ。と
なれば、よほど綿密な計画を練っていたのではないかと思われるのだが、たとえその通り
だとしても結局はこのように失敗するのがオチである。
「 『真実』 ではないことをあたかも 『真実のように』 見せかける」 ということは、一見
簡単なようだが、それがどんなに用意周到なものであっても当人の気づかないところに必
ず 「不審点」 や 「ほころび」 が存在するのであろう。
「自作自演の “強盗”」 はともかくとして、日常生活でも、やはり 「作り話」 というのは
どうしてもどこかに矛盾が生ずるものである。それをしている当人は相手や周囲をしっかり
欺いているつもりでも、「実はすでに 『偽り』 だということを悟られている」 ことほど恥ず
かしいことはないのだ。
“HONESTY PAYS IN THE LONG RUN.” というのは、どの時代にあっても疑いのな
い真理なのである。
飼い主に対する 「自作自演」 を見破られ
逆切れすることのある!? こじろう
だが、その中に少なからず存在するのがいわゆる 「狂言犯罪」 である。その一例が、
先日の産経新聞配信の 「ローソン強盗は自作自演 栃木県警が逮捕 目撃情報なく
バレル」 というタイトルの記事に書かれていた事件であり、その内容は
・・・・・宇都宮市のコンビニエンスストア 「ローソンH店」 において今年5月男性店長
が襲われて売上金約443万円が奪われ、けがを負ったとされる強盗傷害事件
で、栃木県警捜査1課と宇都宮南署は27日午前、店長が事件を自作自演した
疑いが強まったとして、偽計業務妨害の疑いで同県壬生町、同店経営者で店長
の男性 (36才) を逮捕した。
調べによると、同容疑者は5月31日午前10:40頃、経営するコンビニで
「強盗です。売上金443万円を奪われた」 とウソの通報をし、宇都宮南署
などの業務を妨害した疑いがもたれている。
同署によると、同容疑者は駆けつけた署員に、“犯人” の特徴を 「身長175
センチで30才くらいのガッチリした体格の男」 と説明していた。ただ、目撃
情報などまったく出てこないなど、不審な点が多かったという。詳しい動機など
を調べている・・・・・
というものである。
まずこの記事を読んでの素朴な疑問は、4か月も前に起きた事件がなぜ今頃になって
「自作自演」 と判明したのだろうかということである。いろいろな人物や背景が複雑に
絡み合うような事件であればともかく、記事を読む限りはどこにでも転がっていそうな
単純?なものとしか思えないが、店長の話していたことに対するいろいろな裏付け捜査
に時間がかかったということで一応承知したい。
それはそうと、やはりこの手の事件でいつも感じることは 「結局自作自演はうまくいか
ない」 ということである。この事件の詳しい動機や背景は捜査中ということのようだが、
単なるアルバイト店員などではなく、事件の主人公は?一応 “経営者” としての店長
である。経営状況が思わしくなくて自暴自棄的にこの狂言強盗に手を染めたという可能
性もあるとはいえ、もし失敗すればそれまで築きあげてきたものをすべて一瞬にして失う
どころか、周囲の人たちにも大変な迷惑がかかることは容易に推測できることなのだ。と
なれば、よほど綿密な計画を練っていたのではないかと思われるのだが、たとえその通り
だとしても結局はこのように失敗するのがオチである。
「 『真実』 ではないことをあたかも 『真実のように』 見せかける」 ということは、一見
簡単なようだが、それがどんなに用意周到なものであっても当人の気づかないところに必
ず 「不審点」 や 「ほころび」 が存在するのであろう。
「自作自演の “強盗”」 はともかくとして、日常生活でも、やはり 「作り話」 というのは
どうしてもどこかに矛盾が生ずるものである。それをしている当人は相手や周囲をしっかり
欺いているつもりでも、「実はすでに 『偽り』 だということを悟られている」 ことほど恥ず
かしいことはないのだ。
“HONESTY PAYS IN THE LONG RUN.” というのは、どの時代にあっても疑いのな
い真理なのである。
飼い主に対する 「自作自演」 を見破られ
逆切れすることのある!? こじろう