2010年09月08日

『スマートに』 かわせるか!!!(その2)

「こじろう117」・・・『スマートに』 かわせるか!!!(その1)・・・の続きである。

相手から突然、思いがけないようなひと言が発せられた際、「何と失礼な」 とまではいか

ないまでも、その一言が 「その場にふさわしくない」 「その場の雰囲気が一瞬にして壊

れてしまう」 可能性を考えなくてはならない場合は日常、それなりにあるだろう。

そのようなとき、 たとえば業務中の上司と部下の関係、家庭での親子の関係などの場合、

教育の必要上から時機を逸しないようすぐに注意したり窘めたりせざるをえないこともあり

うる。しかしその必要がないような場合は、その一言にまともに反応し、ムキになって反論

を加えたりすれば、のちに自分自身が虚しさに襲われたり、自己嫌悪に陥ってしまうことが

せいぜいだろう。冷静になれば、その相手方の人物と比較した自分が 「同じかそれ以下の

社会人レベル」 だと気づいてしまうからである。

だが、かといってそのようなときに 「沈黙するわけにもいかない」 のも普通であるとしたら、

そこでいかに 「『スマート』 にかわすことができるか」 が最も重要なこととなる、言いかえ

ればその際にこそ 「社会人としての本物の実力」 が試されることになるのである。

それではその 「スマートさ」 とは何かと言えば、相手にそのひと言が不用意で失礼であ

ることをできる限り 「自ら気づかせる」 それも 「できるだけ簡潔で効果的な方法 (こと

ば) を用いることによって」 である。

若い時分 (30才くらいまで) は、相手の話を “ストレートに” 受け止めがちであるだ

けでなく、それに対して “ストレートに” 反応してしまう、つまりそこにつまらぬ表面的な

「いさかい」 や 「あつれき」 が生ずる可能性も高い。でもそれもある意味では 「若さ

の特権である」 という解釈もあり、ある程度までは容認されるといってもいいだろう。

しかし、それなりの年齢を重ねてきた人間が同じようなことをしてしまえば、(口や表情に

は出なくても) それはいわば嘲笑の対象にすらなってもおかしくない。たとえば 「いい歳

して大人げないねえ」 というものである。さらにそこに 「品性の無さ」 などが加わって

しまえばもってのほかで、もはや救いようがないだろう。

自分自身がそうならないよう常に意識した行動をとることを前提に、男女を問わずもしそう

いう中高年を見かけたり、また現実に立腹することがあったら、「その歳にもなって、未だ

そんな程度の社会的レベルとは “哀れ” なものだ。これまでにも、さらにこれから先に

もこの人はそれなりの “社会的制裁” を受けることになるのは必至だろう。かわいそう

な人だ」 と思ってやり過ごすのが、これまた 「スマートなその場のかわし方」 というも

のかもしれない。


散歩の途中でやたらと威嚇してくる犬
に出会うたびに 「品性のない、かわい
そうな犬だなあ」 と、大人の対応を
心がけている!?     こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット