2014年10月16日
レシートに 『太った女性』???
たとえば、飲食店のスタッフの間で、
スタッフA : 「あちらのお客様に 『おしぼり』 を届けてくれない」
スタッフB : 「え、どの方?」
スタッフA : 「右の奥の席の少し 『ぽっちゃりした』 女性よ」
スタッフB : 「ああ、あの 『少し太った』 女性ね。了解」
などというやりとりはそれほど珍しいものではないだろう。
そこで昨日の某紙、 「レシートに 『太った女性』 、ピザハットが謝
罪」 というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・シンガポールにあるファストフードチェーン大手ピザハット
で持ち帰りピザを注文した女性が、 「ピンク・ファット・レディ
(Pink Fat Lady、ピンクの服を着た太った女性) 」 との走
り書きが書かれたレシートの写真をフェイスブックに投稿し
たことから、ピザハットは謝罪と真相究明を約束する事態
となった。
問題のレシートの写真は、12日にアイリ・シーさんがピザ
ハットのフェイスブックに投稿したもの。持ち帰り注文品が
印刷されたレシートの一番下に、 「Pink Fat Lady」 と読
める筆跡がある。レシートの品を注文したアイリさんを特定
するためのメモとみられ、アイリさんは自身を 「ピンク・ファ
ット・レディ」 と表現されたことに傷ついたとピザハットのフェ
イスブック上で訴えている。 「レシートに書かれたように私
を表現するなんて、あなた方のスタッフは感じがいいとはい
えませんね」
アイリさんの書き込みは、さらに続く。 「一顧客として、私に
も他の顧客と同様に基本的な敬意を払った対応を強く望む
とともに、ピザハットとそのスタッフから謝罪があることを期
待します」
アイリさんの苦情は、まだ終わらない。 「とにかく侮辱され
たと感じた。ちょっとばかりサイズが大きいからって、何が
悪いの?私は客で、お金を払ってピザを買ったのよ!無料
でもらったわけじゃない」
これに対し、ピザハットはアイリさんに対し 「素直に」 謝
罪するとの声明を発表。経営陣とスタッフからの声明とし
て、レシートの問題は 「わが社の企業価値に反して起こ
ったもので、われわれは人々の感情を害する行為や行動
は容認しない」 との決意表明がなされた・・・・・・・・・・・・・
というものである。
最初から 「笑いの対象」 として客を見ているとすれば、もちろん
論外。しかし冒頭の例のように、スタッフ同士で客の特徴などを確
認し合うのは業務の遂行上やむを得ない面もあるだろう。だが、さ
すがにそれを客に気づかれてしまうのは深刻な失態に他ならず、
なんら弁明のしようがない、というものだ。
まあ一般にそれなりの店の場合、客に関する 「そういった趣旨」
のメモなどを見られてしまう万が一の可能性をあらかじめ想定し、
暗号や符丁を用いてスタッフ側にしかわからない形をとるなどの
“安全策” を講じているのが普通。だが、やはり端から客を単なる
金儲けの対象、道具としか思わないような姿勢が事業者および
従業員のいずれかに微塵でも存在すると、こういった事態は往々
にして避けられない・・・。
飼い主と自分の間でしか通用
しない “符丁” をいくつか理
解している!? こじろう
スタッフA : 「あちらのお客様に 『おしぼり』 を届けてくれない」
スタッフB : 「え、どの方?」
スタッフA : 「右の奥の席の少し 『ぽっちゃりした』 女性よ」
スタッフB : 「ああ、あの 『少し太った』 女性ね。了解」
などというやりとりはそれほど珍しいものではないだろう。
そこで昨日の某紙、 「レシートに 『太った女性』 、ピザハットが謝
罪」 というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・シンガポールにあるファストフードチェーン大手ピザハット
で持ち帰りピザを注文した女性が、 「ピンク・ファット・レディ
(Pink Fat Lady、ピンクの服を着た太った女性) 」 との走
り書きが書かれたレシートの写真をフェイスブックに投稿し
たことから、ピザハットは謝罪と真相究明を約束する事態
となった。
問題のレシートの写真は、12日にアイリ・シーさんがピザ
ハットのフェイスブックに投稿したもの。持ち帰り注文品が
印刷されたレシートの一番下に、 「Pink Fat Lady」 と読
める筆跡がある。レシートの品を注文したアイリさんを特定
するためのメモとみられ、アイリさんは自身を 「ピンク・ファ
ット・レディ」 と表現されたことに傷ついたとピザハットのフェ
イスブック上で訴えている。 「レシートに書かれたように私
を表現するなんて、あなた方のスタッフは感じがいいとはい
えませんね」
アイリさんの書き込みは、さらに続く。 「一顧客として、私に
も他の顧客と同様に基本的な敬意を払った対応を強く望む
とともに、ピザハットとそのスタッフから謝罪があることを期
待します」
アイリさんの苦情は、まだ終わらない。 「とにかく侮辱され
たと感じた。ちょっとばかりサイズが大きいからって、何が
悪いの?私は客で、お金を払ってピザを買ったのよ!無料
でもらったわけじゃない」
これに対し、ピザハットはアイリさんに対し 「素直に」 謝
罪するとの声明を発表。経営陣とスタッフからの声明とし
て、レシートの問題は 「わが社の企業価値に反して起こ
ったもので、われわれは人々の感情を害する行為や行動
は容認しない」 との決意表明がなされた・・・・・・・・・・・・・
というものである。
最初から 「笑いの対象」 として客を見ているとすれば、もちろん
論外。しかし冒頭の例のように、スタッフ同士で客の特徴などを確
認し合うのは業務の遂行上やむを得ない面もあるだろう。だが、さ
すがにそれを客に気づかれてしまうのは深刻な失態に他ならず、
なんら弁明のしようがない、というものだ。
まあ一般にそれなりの店の場合、客に関する 「そういった趣旨」
のメモなどを見られてしまう万が一の可能性をあらかじめ想定し、
暗号や符丁を用いてスタッフ側にしかわからない形をとるなどの
“安全策” を講じているのが普通。だが、やはり端から客を単なる
金儲けの対象、道具としか思わないような姿勢が事業者および
従業員のいずれかに微塵でも存在すると、こういった事態は往々
にして避けられない・・・。
飼い主と自分の間でしか通用
しない “符丁” をいくつか理
解している!? こじろう