2012年04月18日
『善意』 の行方???
「困っている人に救いの手を差し伸べる・・・」 。社会に生きる者として一般に当
然の行為である。ましてその相手が10才前後の子どもの場合には・・・。
さて昨日某紙に 「病院行くお金ない・・・小学女児? 3人の女性から現金詐取」
というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・長崎市内で3月末以降、小学生くらいの女児から現金をだまし取られた
との相談が長崎県警に相次いで寄せられたことが分かった。
県警は詐欺容疑で捜査している。
県警浦上署によると、3月31日から今月5日にかけ、同市の平和公園
周辺で、高校生 (17才) 、大学生 (23才)、社会人 (28才) の女
性3人が、小学高学年とみられる女児に 「おじいちゃんが入院する病
院まで行きたいが、お金がない」 「家まで帰るお金がない」 などと声を
かけられ、3人はいずれも現金3000円を女児に渡した。その後 「だま
されたようだ」 と相談があったという・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
この記事を読んでまず抱いてしまう素朴な疑問、それは 「後になって女性3人が
どのようにして 『だまされた』 と気付いたのか」 ということである。おそらく女児
が礼だけ述べてそのまま立ち去ったわけではなく、 「後でお金を返すために連絡
します」 とでも言っていたにもかかわらず結局 「そのまま音沙汰がない」 という
ようなところだろうが、いまひとつ釈然としない点が残るのは否めない。
さて以前 「こじろう117」・・・難しい “対応” (その1)・・・および・・・(その2)・・・
で父親から 「物乞い」 を強要された少年についての事件を取り上げたが、この
女児の詐取が事実であるとすれば、単独の犯行というよりも、やはりその親ない
しは別の大人が裏で糸を引いていた可能性が高いだろう。だがそれにしても物心
がついてまだ数年足らずという段階で、大人たちを立て続けにだますことができ
るその力量?は末恐ろしいの一語に尽きるというものだ。また、お金を出してあ
げた3人の女性の側は、純粋な 「善意」 や 「親切心」 からしたことであるの
は疑いないが、そのことが結果として女児の犯罪に対する協力行為となっただ
けでなく、今回の成功により女児が今後さらなる悪事に手を染めることへの自信
を強めさせてしまった可能性があるともいえるだろう。
「善意」 が尊いものであるのはいうまでもない。だが、特に 「安易な善意」 は
時として、とんでもない方向に進んでいくこともある。
飼い主の側から 「だまされた」 とか 「うまくいいくるめ
られた」 と後になって感ずることが最近特に多い!?
こじろう
然の行為である。ましてその相手が10才前後の子どもの場合には・・・。
さて昨日某紙に 「病院行くお金ない・・・小学女児? 3人の女性から現金詐取」
というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・長崎市内で3月末以降、小学生くらいの女児から現金をだまし取られた
との相談が長崎県警に相次いで寄せられたことが分かった。
県警は詐欺容疑で捜査している。
県警浦上署によると、3月31日から今月5日にかけ、同市の平和公園
周辺で、高校生 (17才) 、大学生 (23才)、社会人 (28才) の女
性3人が、小学高学年とみられる女児に 「おじいちゃんが入院する病
院まで行きたいが、お金がない」 「家まで帰るお金がない」 などと声を
かけられ、3人はいずれも現金3000円を女児に渡した。その後 「だま
されたようだ」 と相談があったという・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
この記事を読んでまず抱いてしまう素朴な疑問、それは 「後になって女性3人が
どのようにして 『だまされた』 と気付いたのか」 ということである。おそらく女児
が礼だけ述べてそのまま立ち去ったわけではなく、 「後でお金を返すために連絡
します」 とでも言っていたにもかかわらず結局 「そのまま音沙汰がない」 という
ようなところだろうが、いまひとつ釈然としない点が残るのは否めない。
さて以前 「こじろう117」・・・難しい “対応” (その1)・・・および・・・(その2)・・・
で父親から 「物乞い」 を強要された少年についての事件を取り上げたが、この
女児の詐取が事実であるとすれば、単独の犯行というよりも、やはりその親ない
しは別の大人が裏で糸を引いていた可能性が高いだろう。だがそれにしても物心
がついてまだ数年足らずという段階で、大人たちを立て続けにだますことができ
るその力量?は末恐ろしいの一語に尽きるというものだ。また、お金を出してあ
げた3人の女性の側は、純粋な 「善意」 や 「親切心」 からしたことであるの
は疑いないが、そのことが結果として女児の犯罪に対する協力行為となっただ
けでなく、今回の成功により女児が今後さらなる悪事に手を染めることへの自信
を強めさせてしまった可能性があるともいえるだろう。
「善意」 が尊いものであるのはいうまでもない。だが、特に 「安易な善意」 は
時として、とんでもない方向に進んでいくこともある。
飼い主の側から 「だまされた」 とか 「うまくいいくるめ
られた」 と後になって感ずることが最近特に多い!?
こじろう