2012年04月12日

警官の “有料派遣”!!!

人間、窮地に陥った際にはなりふり構っていられないのは当然だが、それは

自治体や国家の場合ですら例外ではない・・・。

さて昨日某紙に 「ギリシャ、警官を有料派遣 歳入増図る」 というタイトル

の記事があったが、その内容は、


・・・・・・・財政破綻状態のギリシャ政府は10日までに、多額の現金の輸送警

     護などに警察官を有料で派遣する事業を始めることを決めた。国家の

     歳入増を図るのがねらい。

     料金は警察官が1時間30ユーロ (約3000円) の他、警察犬が同

     50ユーロ、パトカーが同40ユーロ、ヘリコプターが同1500ユーロなど

     となっている。現金以外にも危険物や貴重品、芸術作品などの輸送の

     警備や、民間の警備訓練などにも派遣する。

     これらの中には過去に無料で提供されていた任務もあるが、 「国家の

     歳入に計上され、警察関連の装備やインフラ整備に充てられる予定」

     としている・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

先般、紆余曲折の末に最悪の 「無秩序のデフォルト」 だけは何とか避けられた

とはいえ、欧州ソブリン危機の “元凶中の元凶” として欧州のみならず全世界

の経済を大混乱に陥れたギリシャ政府および国民。財政再建に加え、 「世界で

最もはたらかない公務員 (国民) 」 という汚名を返上するための苦肉の策と

いうところだろう。だが、一般市民の治安を守るだけで精一杯であるハズの警察

官を、本来なら民間の警備会社が行う業務に振り向けられるだけの十分な余裕

があるという裏付けに他ならず、 「その前にまず人員削減すべきだ」 という他

のユーロ加盟国などからの批判や非難は免れないだろう。

まあそれはさておきいささか話は飛躍するが、こういった報道に接して改めて考

えさせられること、それは 「110番や119番による緊急出動、およびそれに付

随する業務がすべて無料でよいのか」 というものである。警察や消防の出動は

ともかく、近年大きな社会問題となっている 「全くその緊急性や必要性がないに

もかわらず、個人的な都合やわがままで119番通報をする」 という悪質なケース

について 「その出動費用を請求し支払わせる」 ということをそろそろ真剣に議論

すべきだと思うが、それについてはまたいずれの検討課題としたい。


( 「こじろう117」・・・『非常識』 とも違う???・・・『原因を作っているのは・・・』!!!

・・・参照)


「ギリシャの警察犬は1時間で約5000円稼ぐ」
と聞いても、何ら感想はない!?    こじろう





    


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット