2011年02月25日

今どき 『ヘイ、彼女』???

公のスペースや飲食店内などで、周囲にそれなりの数の人がいるのに傍若無人に振る舞った

り、不快に感じることを大きな声で口走る人間というのをたまに見かけることがある。

そういう連中のなかには、「ただの常識知らず」 もいれば、「目立ちたいだけの人間」 もいる

だろうが、そこに居合わせる無関係な人々からすると 「本当に迷惑な話」 である。

さて先日某紙に 「従業員に 『ヘイ、彼女』  注意され暴れた無職男を現行犯逮捕」 という

タイトルの記事があったが、その内容は、


・・・・・・・埼玉県警飯能署は21日、傷害の現行犯で飯能市の無職の男S容疑者 (27才) を

      逮捕した。同署の調べによるとS容疑者は21日午後3時半ごろ、同市内のコーヒー

      チェーン店で女性従業員 (27才) に、「ヘイ、彼女」 と声をかけたところ、別の男

      性従業員 (27才) から、「こちらはそういう店ではないので、そういう声かけはやめ

      てください」 と注意されたことに腹を立て、男性従業員の顔面を一発殴って前歯を折

      るケガをさせた疑い。その場で店長  (31才) が取り押さえ、駆けつけた同署員に

      引き渡した。

      S容疑者はたびたび来店しては女性の店員や客に声をかけていたため、マークされて

      いた・・・・・・・


というものである。

この記事のタイトルを見ただけの状態では、「この事件の容疑者はさぞかし年配のオヤジだろう」

と思わされたが、記事の中でその年齢が27才と知ったときは、「今どきの若者が 『ヘイ、彼女』 

なんて言い方をなぜ知っているんだ」 という素朴な疑問に変わっていた。

まあそれはともかくとして普通、(その店のもともとの雰囲気にもよるし、極めて品がないことはた

しかだが) 女性店員に対して 「カノジョ」 とか 「オネエチャン」 という呼び方を一回したぐら

いで、いきなり注意されることはあまりないようにも思えるが、「たびたび来店しては女性の店員

や客に声をかけていた」 ということから、それまで店の方でも相当に迷惑がっていただろうこと

がうかがえる。もちろん 「コーヒーチェーン店」 側にとってこういう人物は 「大変困ったイヤな

客」 ということになるのだろうが、それで本当に迷惑を被るのは、 「わざわざ時間を使って来

店し、お金を払って静かに一人でコーヒーを嗜んだり、友人らと他愛もないおしゃべりを楽しみた

い普通の客」 の側である。こういう輩に同じ空間にいられると、たとえ直接何かされなくてもそ

ちらが気になってしまい、「せっかくのコーヒーの味わいなど、どこかにすっ飛んでいってしまう」 

というものだ。

「周囲から遮断された自分 (達) だけの空間」 の中で何をしようが、誰を何と呼ぼうがそれは

自由である。しかし、そうでない場所では 「自分ひとりの身勝手な行動により、他人を不快にさ

せたり、その場の雰囲気を悪くしない」 というのは、社会における最低限のルールである。


「今どきのラブリーな名前」 で呼んで
もらえないことに、複雑な思いを抱いて
いる!?          こじろう





  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット