2011年02月07日

『狙い』 は悪くない???

自分にはそういう経験がないのでよくわからないが、ギャンブルなどで 「勝った」 ある

いは 「当たった」 ときの 「うれしさ」 は (その金額にもよるが) 相当なものであろ

うと推測される。一方、それで有頂天になった際の 「無防備さ」 も日常の比ではない

だろう。

さて先日某紙に 「大当たりパチンコ客狙い、スリ30年 67才男逮捕」 というタイトル

の記事があったが、その内容は、


・・・・・・・大当たり中のパチンコ客の上着から財布を抜き取ったとして、警視庁捜査3課

      は窃盗の疑いで西東京市の無職A容疑者 (67才) を逮捕した。昭和56年

      頃からパチンコ客を専門に狙う手口でスリを重ねていたという。

      同課によるとA容疑者は 「生活保護は受けていない。暮らしのため商い (ス

      リ) をやった」 と供述。新宿などでも同様の犯行を繰り返していたとみられる。

      スリ犯特有の視線を客に送るA容疑者を捜査員が発見、犯行を確認して取り押

      さえた。

      逮捕容疑は先月28日午後3時頃、港区新橋のパチンコ店内で客の男性 (60

      才) の上着の外ポケットから現金2000円が入った財布を盗んだとしている。

      パチンコ店のスリ被害者は遊技に熱中して被害に気付かず、自分で金品を落と

      したと勘違いしてしまうケースが多いといい、同課は注意を呼びかけている・・・・・・・


というものである。

このA容疑者。今までにも逮捕歴があったかどうかはこの記事からだけでは不明だが、30

年もの歳月を 「スリ」 という仕事?一筋で過ごしてきたとすれば、それはそれで感心?

してしまう。また生活保護も受けずにそれで暮らしてきたとなれば、(腕がいいからだろうが)

「スリ」 という職業?も、本人が “商い” と称するほどに 「うま味」 のあるものというこ

となのだろうか。

さて、A容疑者が 「専ら狙った」 という 「(大当たり中の) パチンコ客」 であるが、記事

の中にある 「遊戯に熱中して、スリに遭ったことにも気付かない」 のは非常によくわかる。

「スリで狙う “獲物” 」 としては、(被害に遭った人たちには気の毒だが) いわば最適

といえるカモだろう。

人間、自分にとって何かよいこと、夢中になれること、うれしいことがあるときは一般に最も

「無防備」 になるものであり、そこにこそ最強 (最凶) の 「魔手」 が忍び込んで来やす

いことを忘れてはならないのだ。


お気に入りのオヤツを目の前に出さ
れた時に、明らかに 「無防備さ」 を
露呈してしまう!?    こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット