2011年02月12日
『口に出せないこと』 を平然と!!!
業務、プライベートを問わず、普段寡黙な人が突然発する (予期せぬ) 一言というのは
大変衝撃的であったりするものだが、それは周囲を 「ドキリ」 とさせるのみならず、加え
て 「気まずい」 雰囲気を作り出しかねない。
さて、先日週刊Pに 「長老集う名球会総会で野茂氏 『名球会は結局何するところ?』 」
というタイトルの記事があったが、その内容は
・・・・・・・日本国内が斎藤祐樹フィーバーに揺れる中、球界の “長老” たちはある騒動
に見舞われていた。
「名球会で、大騒動が起きているらしい。年末の総会の爆弾発言が引き金と言
われているようだ」 (スポーツジャーナリスト)
名球会といえば、2009年創立以来会長を務めてきた金田正一氏が勇退し、王
貞治氏が第2代会長に就任した。先の総会が行われたハワイのホテルの一室
では約30名の王会長をはじめとする名球会の錚々たるメンバーがテーブルを
囲んでいたが、“爆弾発言” はその席上で飛び出した。発言主は今回が初参
加の野茂英雄氏 (元近鉄、ドジャース他=2009年入会) である。
「発言内容は 『名球会は結局、何をするための組織なのか。もっと社会貢献を
するべきではないのか』 といった、名球会の活動に疑問をぶつけたものだった
ようです。寡黙で知られる野茂氏が率先して口を開いたことで、ビックリした会員
も少なくなかったでしょうね」 (同前)
しかもそれに続く形で、古田敦也氏や野村謙二郎氏といった若手会員らも続々
と発言した。新参者の若手が重鎮たちにモノ申す・・・体育会系の世界では基本
的にタブーであるだけでなく、名球会にとっては、「総会での発言」 は今までほ
とんどなかったという経緯もある。
「金田会長時代、総会はスタッフに会計報告をさせ、10分くらいでシャンシャン
で閉会していた。挙手して質問でもしようものなら、会長に 『文句があるなら
オレの事務所に来い』 と一喝される。そのため誰も発言しようとはしなかった」
(球会関係者)
かつてある会員が今回の野茂氏のように 「ゴルフばかりやっていないで、もっと
社会に貢献するようなことをやった方がいい」 と提言したものの聞き入れられず、
その会員は総会はおろか行事一切に参加しなくなった経緯もある。
今回の総会の内容が外部に漏れなかったことはさまざまな憶測を呼んだ。 「今
回は特に散会後、“他言は無用” という緘口令が敷かれたと聞いています」 (前
出のスポーツジャーナリスト)・・・・・・・
というものである。
今やその 「存立の危機」 に瀕しているといってもいい日本相撲協会のような “公益法人”
でもなく、純然たる民間の一団体 「名球会」 の体質や社会貢献の問題については、いくら
「長年の熱心なプロ野球ファンの一人」 を自認?する自分でも特に興味はないし、そもそも、
あれこれモノ申す資格も権利もないが、この総会のやりとりそのものについてはなかなか面
白いと感じるところはある。
まず冒頭でも触れたように、寡黙な人間が大勢の前でイキナリ周囲を 「ドキリ」 とさせる発
言をすることは取りたてて珍しいことではない。ただ、それをするにはその人なりの 「勇気」
や 「覚悟」 などを必要とすることが一般的だと思われるが、こと、この野茂氏に関していえ
ば、勇気や覚悟、また総会の雰囲気もどこ吹く風、ただ思いついたことをそのまま 「口に出し
た」 可能性がかなり高いといえるだろう。その後は和製大リーガー (十分な活躍をしている、
あるいは、してきたかどうかは別にして) が数え切れないほど?出てきたが、この野茂氏が
ドジャースに初入団した当時は、 (日本人史上初の大リーガーではなかったが) まだ 「日
日本が大リーグで本当に通用するのか」 という否定的、懐疑的な見方がかなり多かった、つ
まり 「まだ、誰も成し得ていない (ような) ことに果敢にチャレンジできる」 のが彼だった
わけで、その点、今回の発言も 「誰にもできそうにないことを、深く考えずに (失礼!?)
『さらっと』 やってしまう」 彼の性格からすれば何も不思議なことはないといえるだろう。
「その場の雰囲気を壊さない」 、現代風にいえば 「その場の空気を読む」 ことが人間社会
の基本原則であることは今も昔も変わらない。しかし、必要以上にそれが尊重されると、「い
つまでたっても好ましくない因襲や慣例が改められず、その組織等にとって進歩がない」 と
いうことにつながるのもまた否定できないものだ。営利、非営利を問わず、その組織の代表者
とかリーダーといわれる人たちは 「気がついたら自らが 『ハダカの王様』 になっていた・・」
とならぬよう、そのあたりを常に念頭においた運営が求められるというものである。
人間のことばが話せるなら、おそらく
「口に出せないこと」 を平気で口走り
そうな!? こじろう
大変衝撃的であったりするものだが、それは周囲を 「ドキリ」 とさせるのみならず、加え
て 「気まずい」 雰囲気を作り出しかねない。
さて、先日週刊Pに 「長老集う名球会総会で野茂氏 『名球会は結局何するところ?』 」
というタイトルの記事があったが、その内容は
・・・・・・・日本国内が斎藤祐樹フィーバーに揺れる中、球界の “長老” たちはある騒動
に見舞われていた。
「名球会で、大騒動が起きているらしい。年末の総会の爆弾発言が引き金と言
われているようだ」 (スポーツジャーナリスト)
名球会といえば、2009年創立以来会長を務めてきた金田正一氏が勇退し、王
貞治氏が第2代会長に就任した。先の総会が行われたハワイのホテルの一室
では約30名の王会長をはじめとする名球会の錚々たるメンバーがテーブルを
囲んでいたが、“爆弾発言” はその席上で飛び出した。発言主は今回が初参
加の野茂英雄氏 (元近鉄、ドジャース他=2009年入会) である。
「発言内容は 『名球会は結局、何をするための組織なのか。もっと社会貢献を
するべきではないのか』 といった、名球会の活動に疑問をぶつけたものだった
ようです。寡黙で知られる野茂氏が率先して口を開いたことで、ビックリした会員
も少なくなかったでしょうね」 (同前)
しかもそれに続く形で、古田敦也氏や野村謙二郎氏といった若手会員らも続々
と発言した。新参者の若手が重鎮たちにモノ申す・・・体育会系の世界では基本
的にタブーであるだけでなく、名球会にとっては、「総会での発言」 は今までほ
とんどなかったという経緯もある。
「金田会長時代、総会はスタッフに会計報告をさせ、10分くらいでシャンシャン
で閉会していた。挙手して質問でもしようものなら、会長に 『文句があるなら
オレの事務所に来い』 と一喝される。そのため誰も発言しようとはしなかった」
(球会関係者)
かつてある会員が今回の野茂氏のように 「ゴルフばかりやっていないで、もっと
社会に貢献するようなことをやった方がいい」 と提言したものの聞き入れられず、
その会員は総会はおろか行事一切に参加しなくなった経緯もある。
今回の総会の内容が外部に漏れなかったことはさまざまな憶測を呼んだ。 「今
回は特に散会後、“他言は無用” という緘口令が敷かれたと聞いています」 (前
出のスポーツジャーナリスト)・・・・・・・
というものである。
今やその 「存立の危機」 に瀕しているといってもいい日本相撲協会のような “公益法人”
でもなく、純然たる民間の一団体 「名球会」 の体質や社会貢献の問題については、いくら
「長年の熱心なプロ野球ファンの一人」 を自認?する自分でも特に興味はないし、そもそも、
あれこれモノ申す資格も権利もないが、この総会のやりとりそのものについてはなかなか面
白いと感じるところはある。
まず冒頭でも触れたように、寡黙な人間が大勢の前でイキナリ周囲を 「ドキリ」 とさせる発
言をすることは取りたてて珍しいことではない。ただ、それをするにはその人なりの 「勇気」
や 「覚悟」 などを必要とすることが一般的だと思われるが、こと、この野茂氏に関していえ
ば、勇気や覚悟、また総会の雰囲気もどこ吹く風、ただ思いついたことをそのまま 「口に出し
た」 可能性がかなり高いといえるだろう。その後は和製大リーガー (十分な活躍をしている、
あるいは、してきたかどうかは別にして) が数え切れないほど?出てきたが、この野茂氏が
ドジャースに初入団した当時は、 (日本人史上初の大リーガーではなかったが) まだ 「日
日本が大リーグで本当に通用するのか」 という否定的、懐疑的な見方がかなり多かった、つ
まり 「まだ、誰も成し得ていない (ような) ことに果敢にチャレンジできる」 のが彼だった
わけで、その点、今回の発言も 「誰にもできそうにないことを、深く考えずに (失礼!?)
『さらっと』 やってしまう」 彼の性格からすれば何も不思議なことはないといえるだろう。
「その場の雰囲気を壊さない」 、現代風にいえば 「その場の空気を読む」 ことが人間社会
の基本原則であることは今も昔も変わらない。しかし、必要以上にそれが尊重されると、「い
つまでたっても好ましくない因襲や慣例が改められず、その組織等にとって進歩がない」 と
いうことにつながるのもまた否定できないものだ。営利、非営利を問わず、その組織の代表者
とかリーダーといわれる人たちは 「気がついたら自らが 『ハダカの王様』 になっていた・・」
とならぬよう、そのあたりを常に念頭においた運営が求められるというものである。
人間のことばが話せるなら、おそらく
「口に出せないこと」 を平気で口走り
そうな!? こじろう