2011年02月02日
『効果』 は期待薄???
その当人は 「斬新で素晴らしいアイディアだ」 と自信?を持っているのかもしれないが、
客観的に見て、その “効果” についてはかなり疑問視せざるを得ないことに手を染める
人は結構いるようだ。しかし、さらにそれが反社会的で罪に問われるような手段となれば、
これはもう、「救いようもない」 といえるものになる。
先日某紙に 「よそが満室ならウチに来るかも・・・・・ウソの予約13回」 というタイトルの
記事があったが、その内容は、
・・・・・・・福岡県警久留米署は先月27日、佐賀県鳥栖市のホテル経営会社役員K容疑
者を業務妨害の疑いで逮捕した。
発表では、昨年10~11月、インターネットの宿泊サイトに架空名義で登録し、
久留米市内のビジネスホテルにウソの宿泊予約を計13回行い客室の確保など
をさせ、業務を妨害した疑い。
K容疑者の会社は久留米市内でビジネスホテルを経営。「自分のホテルにも客
を呼び込むため、昨年9月から続けていた」 と供述しているという。別のホテル
にも架空の予約をしたとみて調べている・・・・・・・
というものである。
昔から悪質なイタズラや嫌がらせで 「架空の出前注文をしてはその飲食店および届け先
にされた家庭などに損害を与えようとする」 ものがあると聞くが、その場合はその行為者
には基本的に利益をもたらさないのは明らかである。今回のケースでは一見すると行為者
に利益をもたらすようにも思えるが、実際はどうだろうか。
福岡県久留米市といえば、人口30万を超える “中核市” である。宿泊施設の数はおそ
らく全体で相当の数に上るだろうし、ビジネスホテルの類だけでも数十件は下らないと推
測される。したがって街なかに数件のホテルしかないような小さな町村での話ならともか
く、一軒やニ軒のホテルを満室にしたところで、その分自分の (経営している) ホテル
の客が大幅に増えるなどということはまず考えられないだろう。その発想は、「受験生が
自らの志望校合格のために、受験当日になるべく多くの他の受験生が体調不良にでもな
るように願う」 程度のレベルで、少なくとも逮捕される危険を冒してまで行なう価値は全く
存在しないと思われる。
たとえばスポーツの世界でも、勝利のための一手段として相手の嫌がることを (反則に
ならない範囲で) 行なうことに、たしかに有効な部分はあるだろう。しかし、それはあく
までも正攻法による攻撃の補足的なものであり、それだけで勝利をつかめるほど甘いも
のではない。まして反則を犯してしまえば、勝利をつかむどころか、退場、ヘタをすれば
永久追放の憂き目に遭うことにもなるだろう。
ビジネスの世界でもそれは同様である。他人の足を引っ張って通用するのは 「政治の
世界」 のことくらいしかないのだ。
オヤツを少しでも多くもらおうとして
アイディアを練るものの、その効果に
ついては疑問視されてしまう!?
こじろう
客観的に見て、その “効果” についてはかなり疑問視せざるを得ないことに手を染める
人は結構いるようだ。しかし、さらにそれが反社会的で罪に問われるような手段となれば、
これはもう、「救いようもない」 といえるものになる。
先日某紙に 「よそが満室ならウチに来るかも・・・・・ウソの予約13回」 というタイトルの
記事があったが、その内容は、
・・・・・・・福岡県警久留米署は先月27日、佐賀県鳥栖市のホテル経営会社役員K容疑
者を業務妨害の疑いで逮捕した。
発表では、昨年10~11月、インターネットの宿泊サイトに架空名義で登録し、
久留米市内のビジネスホテルにウソの宿泊予約を計13回行い客室の確保など
をさせ、業務を妨害した疑い。
K容疑者の会社は久留米市内でビジネスホテルを経営。「自分のホテルにも客
を呼び込むため、昨年9月から続けていた」 と供述しているという。別のホテル
にも架空の予約をしたとみて調べている・・・・・・・
というものである。
昔から悪質なイタズラや嫌がらせで 「架空の出前注文をしてはその飲食店および届け先
にされた家庭などに損害を与えようとする」 ものがあると聞くが、その場合はその行為者
には基本的に利益をもたらさないのは明らかである。今回のケースでは一見すると行為者
に利益をもたらすようにも思えるが、実際はどうだろうか。
福岡県久留米市といえば、人口30万を超える “中核市” である。宿泊施設の数はおそ
らく全体で相当の数に上るだろうし、ビジネスホテルの類だけでも数十件は下らないと推
測される。したがって街なかに数件のホテルしかないような小さな町村での話ならともか
く、一軒やニ軒のホテルを満室にしたところで、その分自分の (経営している) ホテル
の客が大幅に増えるなどということはまず考えられないだろう。その発想は、「受験生が
自らの志望校合格のために、受験当日になるべく多くの他の受験生が体調不良にでもな
るように願う」 程度のレベルで、少なくとも逮捕される危険を冒してまで行なう価値は全く
存在しないと思われる。
たとえばスポーツの世界でも、勝利のための一手段として相手の嫌がることを (反則に
ならない範囲で) 行なうことに、たしかに有効な部分はあるだろう。しかし、それはあく
までも正攻法による攻撃の補足的なものであり、それだけで勝利をつかめるほど甘いも
のではない。まして反則を犯してしまえば、勝利をつかむどころか、退場、ヘタをすれば
永久追放の憂き目に遭うことにもなるだろう。
ビジネスの世界でもそれは同様である。他人の足を引っ張って通用するのは 「政治の
世界」 のことくらいしかないのだ。
オヤツを少しでも多くもらおうとして
アイディアを練るものの、その効果に
ついては疑問視されてしまう!?
こじろう