2011年02月10日
『ワンコ』 さまさま???
ペットとして “犬” を飼う理由は人それぞれでさまざまだろうが、たいていは (少なくとも
飼育し始めた当初は) 「癒しを求めて」 ということが多いような気がする。しかし、もしそれ
(飼い主および周囲の人々を癒すこと) にとどまらないどころか、たとえば経営している会社
の業績そのものに多大な貢献をしているとなれば、これはまさに 「ワンコ さまさま」 とい
うことになるだろう。
先日の某紙に、「社内で犬、歩いてますけど!・・・でも売上げ4倍」 というタイトルの記事が
あったが、その内容は、
・・・・・・・社長が事務所に愛犬を放し飼いにした結果、社員がリフレッシュされ、売り上げが
大幅に伸びた会社が大阪市内にある。
動物と触れ合うことで心身の健康維持を目指す 「アニマルセラピー」 の事業所
版ともいえ、労働者の心の健康が社会問題になる中、同様の取組みが広まりつ
つある。
この会社は大阪市西区の情報会社 “I”。同社は行政文書を記号に置き換える業
務などを行い、ビルのワンフロアにある事務所では、約40人の女性社員がデータ
入力のためパソコンに向き合う。そこへヨークシャーテリアのヌクちゃん (雄、1才)
が駆け寄ると、社員は少しだけ手を止め犬をなでる。
社員らは1時間に1万5000字を打ち込むため、ストレスがたまりやすく、体調不良
を訴えて休業したり退社したりする社員もいた。同社の社長 (65才) は 「何か
社員を癒す方法はないか」 と思案。
自宅で4匹の犬を飼育する愛犬家でもあり、「アニマルセラピー」 で元気を取り戻
す高齢者がいることを知ったため、2009年8月から就業時間に愛犬を連れてきて
社内で飼い始めた。
ヌクちゃんは職場を “視察” し、終業時にはお見送りもする。笑顔が生まれ次第に
長期休業する社員もなくなった。同社の売り上げは飼育前の2年前に比べ約4.4
倍に伸びたという。
社員らは 「ヌクちゃんのおけげでホッとできる」 とよろこぶ。社長は 「ここまでの
売り上げ増にはビックリ。社員の健康も維持でき、ありがたすぎる」 と話す・・・・・
・・・・・・・
というものである。
TVなどを観ていると、よく 「看板犬」 といわれるような “犬” をつないでいる各種ショップ
が出てくることがあるが、「数十人もの人が一緒に働く職場で、しかも放し飼いにしているとい
うケースはあまりないのでは」 と推測される。というのも、それなりの人数になってくれば中
には 「犬が好きでない」 とか 「犬アレルギー」 の人がいる可能性も考えられるからだが、
この事業所についてはその点の心配もないようで、その光景は大変にほのぼのしたものが
目に浮かび、全く無関係な自分自身も勝手に楽しくなってしまうほどである。
「 (2年前に比べ) 売上げが4倍になった」 というのが、まさか単純に 「ヌクちゃんのおか
げ」 ということもないだろうが、同社の社長として、「自分自身の飼い犬が社員の心の健康
向上に貢献しただけでなく、業績にまで結びついたそのよろこび」 は、たとえ 「こじつけ?」
と揶揄されようとも、それを補って余りあるものといえるだろう。
「業績の (大幅な) 向上」 に直結するかどうかはともかく、少なくとも 「人々の心身の健
全化に犬をはじめとする動物が貢献するこのような動き」 がますます活発になっていくのは、
なかなか素晴らしいことである。だがこういう話を聞くと、実際に犬を飼育しているものとして
「それでは自分の飼い犬は、どのような社会貢献ができるであろうか」 とすぐ考えてしまう
のも自分だけではないだろう。しかし、自分自身 (の飼い犬) については残念?ながら、
「 『貢献』 より前に、まずは他人に 『迷惑をかけない』 ようになるのが先決」 と思い直
すのが精一杯のようである。もっともそれも、 「もともとは 『飼い犬自体の責任』 でなく、
すべては 『飼い主 (自分自身) の責任』 であるということを否定できないのが情けない
ばかりだ。
「写真を見る限りは、『おとなしそうな犬』 なのにねえ」 と言われるのも、今に始まったこ
とではないが、それでも自分にとってはすでに 「 『こじろう』 のいない人生は考えられな
い」 となってしまっているだけに、「犬の魅力 (魔力?) とは本当に 『すごい』 もの」
しみじみ感じざるを得ない今日この頃である。
飼い犬自身は飼い主を選べないのだから、
「飼い主は飼い犬のために一生懸命尽す
べきだ」 と主張したい!? こじろう
飼育し始めた当初は) 「癒しを求めて」 ということが多いような気がする。しかし、もしそれ
(飼い主および周囲の人々を癒すこと) にとどまらないどころか、たとえば経営している会社
の業績そのものに多大な貢献をしているとなれば、これはまさに 「ワンコ さまさま」 とい
うことになるだろう。
先日の某紙に、「社内で犬、歩いてますけど!・・・でも売上げ4倍」 というタイトルの記事が
あったが、その内容は、
・・・・・・・社長が事務所に愛犬を放し飼いにした結果、社員がリフレッシュされ、売り上げが
大幅に伸びた会社が大阪市内にある。
動物と触れ合うことで心身の健康維持を目指す 「アニマルセラピー」 の事業所
版ともいえ、労働者の心の健康が社会問題になる中、同様の取組みが広まりつ
つある。
この会社は大阪市西区の情報会社 “I”。同社は行政文書を記号に置き換える業
務などを行い、ビルのワンフロアにある事務所では、約40人の女性社員がデータ
入力のためパソコンに向き合う。そこへヨークシャーテリアのヌクちゃん (雄、1才)
が駆け寄ると、社員は少しだけ手を止め犬をなでる。
社員らは1時間に1万5000字を打ち込むため、ストレスがたまりやすく、体調不良
を訴えて休業したり退社したりする社員もいた。同社の社長 (65才) は 「何か
社員を癒す方法はないか」 と思案。
自宅で4匹の犬を飼育する愛犬家でもあり、「アニマルセラピー」 で元気を取り戻
す高齢者がいることを知ったため、2009年8月から就業時間に愛犬を連れてきて
社内で飼い始めた。
ヌクちゃんは職場を “視察” し、終業時にはお見送りもする。笑顔が生まれ次第に
長期休業する社員もなくなった。同社の売り上げは飼育前の2年前に比べ約4.4
倍に伸びたという。
社員らは 「ヌクちゃんのおけげでホッとできる」 とよろこぶ。社長は 「ここまでの
売り上げ増にはビックリ。社員の健康も維持でき、ありがたすぎる」 と話す・・・・・
・・・・・・・
というものである。
TVなどを観ていると、よく 「看板犬」 といわれるような “犬” をつないでいる各種ショップ
が出てくることがあるが、「数十人もの人が一緒に働く職場で、しかも放し飼いにしているとい
うケースはあまりないのでは」 と推測される。というのも、それなりの人数になってくれば中
には 「犬が好きでない」 とか 「犬アレルギー」 の人がいる可能性も考えられるからだが、
この事業所についてはその点の心配もないようで、その光景は大変にほのぼのしたものが
目に浮かび、全く無関係な自分自身も勝手に楽しくなってしまうほどである。
「 (2年前に比べ) 売上げが4倍になった」 というのが、まさか単純に 「ヌクちゃんのおか
げ」 ということもないだろうが、同社の社長として、「自分自身の飼い犬が社員の心の健康
向上に貢献しただけでなく、業績にまで結びついたそのよろこび」 は、たとえ 「こじつけ?」
と揶揄されようとも、それを補って余りあるものといえるだろう。
「業績の (大幅な) 向上」 に直結するかどうかはともかく、少なくとも 「人々の心身の健
全化に犬をはじめとする動物が貢献するこのような動き」 がますます活発になっていくのは、
なかなか素晴らしいことである。だがこういう話を聞くと、実際に犬を飼育しているものとして
「それでは自分の飼い犬は、どのような社会貢献ができるであろうか」 とすぐ考えてしまう
のも自分だけではないだろう。しかし、自分自身 (の飼い犬) については残念?ながら、
「 『貢献』 より前に、まずは他人に 『迷惑をかけない』 ようになるのが先決」 と思い直
すのが精一杯のようである。もっともそれも、 「もともとは 『飼い犬自体の責任』 でなく、
すべては 『飼い主 (自分自身) の責任』 であるということを否定できないのが情けない
ばかりだ。
「写真を見る限りは、『おとなしそうな犬』 なのにねえ」 と言われるのも、今に始まったこ
とではないが、それでも自分にとってはすでに 「 『こじろう』 のいない人生は考えられな
い」 となってしまっているだけに、「犬の魅力 (魔力?) とは本当に 『すごい』 もの」
しみじみ感じざるを得ない今日この頃である。
飼い犬自身は飼い主を選べないのだから、
「飼い主は飼い犬のために一生懸命尽す
べきだ」 と主張したい!? こじろう