2012年08月18日

日本は 『安全・安心』???

政府機関や自治体が行う 「各種調査」 には、信憑性はともかく、その

目的や効果に対して大いに首を傾げてしまうものが少なくない。

さて昨日の某紙 「 『日本は安全・安心』 6割、前回調査から大幅増」 

というタイトルの記事の内容は、


・・・・・・・・内閣府は16日、 「治安に関する世論調査」 の結果を発表

      した。

      「日本は安全・安心な国か」 との質問で 「そう思う」 「どちら

      かといえばそう思う」 の合計が59.7%となり、2006年の前

      回調査比で13.6%の大幅増となった。

      「ここ10年間で治安が悪くなった」 と思う人は81.1%だった

      が、前回の84.3%から減少した。

      警察庁によると、刑法犯の認知件数は戦後最多を記録した02

      年 (約285万件) から9年連続で減少し、11年は約148万

      件だった。今年は11年をさらに下回るペースで推移していると

      いう。調査結果にはこうした状況が影響している可能性がある。

      犯罪の不安を感じる場所には 「繁華街」 が前回比9ポイント

      増の53.7%で最多だった。以下、路上 (53.6%) 、インタ

      ーネット空間 (41.9%) が続いた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

「 『日本は安全・安心な国か』 と考える人が60%」 という数字はともか

く、それが6年前と比べて 「14%の大幅増」 となった、つまりその当時と

比較して 「より安全・安心な国になった」 との実感を有している国民は実

際どのくらいいるのだろう。結局この (手の) 調査、数字的な結果はたし

かに何らかの形でてくるが、それではそれを以て何をどうするのか、またそ

れがどのように活用され、国民 (の生活に) 直結するのかと問えば、明

確な回答などまず得られないのがオチだ。それどころか 「行政側がいか

にも自己満足的、実績作り的に 『仕事をしている』 とアピールすることを

目的としたいわば 『調査のための調査』 ではないか」 との疑念を抱か

ざるを得ない。まあそれはそれで仕方ないとしても、そのコストは当然国民

の血税によって賄われていることは間違いなく、さらに調査協力者は少な

からず自らの私的および公的な時間を犠牲にしている可能性が高い・・・

ことを (調査実施側には) 忘れてほしくないものだ。

( 「こじろう117」・・・ヒドすぎる 『コスト意識』!!!(その1)・・・(その2)

・・・(その3)・・・(最終回)・・・明らかな 『ムダ』 は許さない!!!・・・参照)


飼い主宅そのものは 「安心・安全である」
と信じたいが、飼い主が時々ボケた行動を
するのが大いに心配な!?    こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット