2012年07月16日

『字幕』 VS 『吹替え版』!!!

米国の人気TVドラマシリーズ 「24」 の主人公 “ジャック・バウアー” に関し、

その 「 『声優に吹替えされたセリフ』 を耳にするのも一つの楽しみ」 というフ

ァンは少なくないのではないか。実はかくいう自分自身もその一人である・・・。

さて昨日の某誌 「 『若者の字幕離れ』 話題に」 というタイトルの記事の内容

は、


・・・・・・・・特に若い洋画観賞者の 「字幕離れ」が進んでいる。かつては身体の

      動きや表情と同じく声も演技の一つと考えられ、洋画は字幕での鑑賞

      が当たり前だった。ところが最近の洋画はアニメ映画でなくても日本語

      吹き替え版が増えている。

      ある洋画宣伝スタッフは 「特に若い人たちの字幕離れがすさまじく、

      4年前ぐらいから吹き替え版が増え始め、2年前から字幕版、吹き替

      え版を交互に上映するようになりました。字幕版を苦手とする観客の

      声は 『大きなスクリーンで字幕を目で追うのは疲れる』 『いつ消える

      かわからない字幕を集中して見ていたら演技を見られない』 『サスペ

      ンスや社会派ドキュメンタリーなどは、字幕だけじゃ理解しきれない』 

      などです」 と説明する。

      また別の映画関係者は 「たしかに字幕は一度に読み切れる文字数

      の関係でしゃべっていることを3分の一くらいに凝縮せざるを得ないの

      です」 とも指摘している・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

映画館の大きなスクリーンか、それとも自宅のTV画面でDVD鑑賞するか、に

より、ずいぶんその感じが違ってくるのでなんとも言えないが、まず映画館に関

しては個人的に 「字幕」 にこだわりたい。理由は 「長年にわたりそれに慣れ

ているから」 という漠然とした部分が大きいかもしれない。中学生ぐらいのとき

には、英語の授業で習いたての単語や表現が劇中に登場するたびにうれしく

なって、それらを探すために洋画を見ているようなところすらあり、そんなことも

今につながっているのだろう。

それに対し、家でDVDやTV番組として洋画を見る場合には、冒頭のキエファー

・サザーランド (ジャックバウアー) ではないが、 「この俳優 (のこの役柄)

にはこの声優」 という吹替えを楽しみにして観ているものも少なくない。

古くは 「スティーブマックイーン」 や 「チャールズブロンソン」、 比較的最近

でいえば 「ハリソンフォード」 らがそれにあてはまるが、このクラスのお決まり

の声優の吹替えともなれば、もはや名人芸。たまに作品によって声優が異なっ

たりすると、それだけで鑑賞意欲が一気に失われてしまうことすら珍しくない。

たしかにオールド?本格派?洋画ファンからすれば 「 (吹替えによって) 声

や雰囲気を勝手に変えられると名優に抱いていたイメージが壊される。作品の

オリジナリティが損なわれる」 という声もあるだろう。だが、 「字幕」 で観よう

と、 「吹替え版」 だろうと、観る人それぞれが楽しめればそれで結構といって

しまえばそれまで・・・だ。


「イヌが主役の映画」 を飼い主と観ること
があるが、いつもさしたる感想はない!?
                     こじろう






  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット