2012年07月10日

その 『タイトル』 適切???

毎日目にする数え切れないほどの事件の記事。すべてに目を通そうとしても到

底、時間も体力も足りない。そこで 「どれに目を通すべきか」 の決め手になる

のがその記事の 「タイトル」 だが・・・。

さて昨日の某紙 「市バス運転手、両手で男性突き飛ばす・・・意識不明」 とい

うタイトルの記事の内容は、


・・・・・・・・宮城県警仙台南署は8日、仙台市交通局職員M容疑者 (62才)

      を傷害の疑いで逮捕した。

      発表によると、M容疑者は7日午後9時35分頃、同市内のスナック

      前で同区の無職男性 (69才) を両手で突き飛ばして転倒させ、

      頭の骨を折るなどのケガを負わせた疑い。

      男性は同署員が駆け付けた時は意識があったが、搬送先の病院

      で外傷性くも膜下血腫と脳挫傷などで意識不明の重体となった。

      スナックで飲酒中に口論になったという。

      仙台市交通局によると、M容疑者は市職員を定年退職後再任用

      されて市バスの運転手として勤務しており、7日は非番だった・・・

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

「飲食店等で酒に酔って口論、興奮しその後のちょっとしたはずみで・・・」 と

いう加害パターンはいかにもありふれているが、さすがに相手が意識不明の

重体ともなれば、 (キッカケは単なる酒酔いでも) 「全国に実名報道」 され

ることに残念ながら同情の余地はない。

だがそれはそれとして、 「記事の中ではともかくその 『タイトル』 のしかもト

ップに 「市バス運転手」 とする必要性や妥当性」 については少なからず疑

問の余地が存在してしまう。

というのも、つい先日 「こじろう117」・・・『一度、やってみたかった』???

・・・において、名古屋市営バスの運転手がある乗客の一言に腹を立て、8人

をバスに残したまま去ってしまうという “職場放棄” した事件についた触れ

たばかりで、 「一週間も経つか経たないかのうちに、また同じようなバス運

転手に関わる事件が、今度は仙台でも起きたのか。昨今は乗客のマナーに

もさまざまな問題がある反面、乗務員もキレやすいようで困ったものである」

などと (勝手ながら) 早合点させられたからである。

ちなみにその事件に関する某紙記事のタイトルは 「客にせかされ運転放棄、

名古屋市営バス運転手」 で、そこに 「市営バス運転手」 というのが入るか

どうかは事件の本質および記事の趣旨に直結するものである。だが、今回の

件はM容疑者が 「市バスの運転手」 であることと事件そのものは何ら関係

ないものだ。もちろん記事の中身に容疑者ら関係者の職業が紹介されるのは

一般的であるが、わざわざそれを 「タイトルのトップ」 にすれば、読者として

は 「バスの運行に関わる何らかのトラブルに違いない」 と考えてその記事に

食いついてしまう・・・というものだろう。

詐欺被害などに直結するいわゆる 「釣り広告」 的なものではなく、実害が発

生するものではないとはいえ、一般に 「忙しい現代人」 にとってはたとえ単な

る報道の見出しであっても、より適切で時間のムダにならないものを求めたい

・・・。


ブログのタイトルの中にも時々、
「記事の中身と全く関係ない」
ものが見受けられることを飼い
主共々疑問に思う!?
              こじろう
  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット