2012年03月01日
『払えば文句ない・・・』???(その1)
窮地に陥った際に 「金銭で片が付くことなら、最悪自分が (それを身銭を
切って) 支払えば文句ないだろう」 と、考えるぐらいのことはさして珍しく
ないと思われる・・・。
昨日某紙に 「市職員 『事務処理わからなかった』 と私費で支出」 という
タイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・・・岐阜市民病院は27日、昨年5~6月にかけ水銀処理装置の廃
棄に伴う水質検査や、冷蔵庫の移動運搬の委託業務で、計6万
8700円の不適正な事務処理があったと発表した。
同病院によると、担当した病院政策課の男性職員 (26才) が
業者から見積もりをとって委託業務を発注したが、その後の会計
処理をせずに放置。業者からの請求を受けて2月3日、私費で業
者に代金を支払った。同17日、同僚職員が業者からの請求書が
机上に放置してあるのに気づき、発覚した。
男性職員は 「支払方法がわからなかった」 と話したといいい、
上司も事務処理の確認をしていなかった。同市は関係者から事情
を訊いて近く処分する方針。
同病院では 「事務処理のマニュアル化と複数職員による伝票チェ
ックで再発防止を図りたい」 としている・・・・・・・・・・・
というものである。
この男性職員。現職務に就いてどのくらいの年月になるのかはともかく、 「業
者への支払い方法がわからなかったから放っておいた」 というのは職務怠慢
以外の何物でもない。さらには 「本来そうすべきでないものを、 『私的に (自
腹を切り) 支払って済まそうとした』 ことにより、その後さまざまな方面に与え
る悪影響や問題の深刻さ」 については、一般に高校生ぐらいになれば十分に
理解および予測ができるだろうから、まだ若いとはいっても 「立派な26才の
社会人としてあまりに軽率である」 という誹りは免れないだろう。
だがそれはそれとして、もちろん今回の一件はこの男性の直属の上司、および
組織全体の極めて杜撰でいい加減な事務処理の態勢が招いた結果であること
はいうまでもない。この市民病院、いつ設立されたものかは知らないが、今さら
ながら 「事務処理のマニュアル化と複数の職員による伝票チェックで・・・」 で
などと、小学校の児童会のようなことをいっているくらいだから、この種のことは
氷山の一角に過ぎず、他にも日常的に行われてきただろうことは容易に想像が
ついてしまうというものだ。
さて今回の事件のような 「本来は業務上の支出や処理を行うべきものに関す
して一職員が 『 (自腹を切って) 私費で負担している」 というケース。その
大半は、自らの業務上の失敗や怠慢、職務能力の欠如を隠蔽・糊塗するため
誰にも知らせずに 「一人でこっそり、ひっそり」 と行うのが一般的だろう。
だが、一組織としてその事実を知りながら黙殺するのみならず、逆にそれを強
制する、あるいは組織ぐるみで隠蔽を図る例も枚挙に暇がないと思われる。
それらについては 「こじろう117」・・・『払えば文句ない・・・』???(その2)
で、いずれこの続きとして触れたいと思う。
飼い主による 「食事とオヤツさえ与えれば
飼い犬は文句を言わないだろう」 という考
え方が気にいらない!? こじろう
切って) 支払えば文句ないだろう」 と、考えるぐらいのことはさして珍しく
ないと思われる・・・。
昨日某紙に 「市職員 『事務処理わからなかった』 と私費で支出」 という
タイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・・・岐阜市民病院は27日、昨年5~6月にかけ水銀処理装置の廃
棄に伴う水質検査や、冷蔵庫の移動運搬の委託業務で、計6万
8700円の不適正な事務処理があったと発表した。
同病院によると、担当した病院政策課の男性職員 (26才) が
業者から見積もりをとって委託業務を発注したが、その後の会計
処理をせずに放置。業者からの請求を受けて2月3日、私費で業
者に代金を支払った。同17日、同僚職員が業者からの請求書が
机上に放置してあるのに気づき、発覚した。
男性職員は 「支払方法がわからなかった」 と話したといいい、
上司も事務処理の確認をしていなかった。同市は関係者から事情
を訊いて近く処分する方針。
同病院では 「事務処理のマニュアル化と複数職員による伝票チェ
ックで再発防止を図りたい」 としている・・・・・・・・・・・
というものである。
この男性職員。現職務に就いてどのくらいの年月になるのかはともかく、 「業
者への支払い方法がわからなかったから放っておいた」 というのは職務怠慢
以外の何物でもない。さらには 「本来そうすべきでないものを、 『私的に (自
腹を切り) 支払って済まそうとした』 ことにより、その後さまざまな方面に与え
る悪影響や問題の深刻さ」 については、一般に高校生ぐらいになれば十分に
理解および予測ができるだろうから、まだ若いとはいっても 「立派な26才の
社会人としてあまりに軽率である」 という誹りは免れないだろう。
だがそれはそれとして、もちろん今回の一件はこの男性の直属の上司、および
組織全体の極めて杜撰でいい加減な事務処理の態勢が招いた結果であること
はいうまでもない。この市民病院、いつ設立されたものかは知らないが、今さら
ながら 「事務処理のマニュアル化と複数の職員による伝票チェックで・・・」 で
などと、小学校の児童会のようなことをいっているくらいだから、この種のことは
氷山の一角に過ぎず、他にも日常的に行われてきただろうことは容易に想像が
ついてしまうというものだ。
さて今回の事件のような 「本来は業務上の支出や処理を行うべきものに関す
して一職員が 『 (自腹を切って) 私費で負担している」 というケース。その
大半は、自らの業務上の失敗や怠慢、職務能力の欠如を隠蔽・糊塗するため
誰にも知らせずに 「一人でこっそり、ひっそり」 と行うのが一般的だろう。
だが、一組織としてその事実を知りながら黙殺するのみならず、逆にそれを強
制する、あるいは組織ぐるみで隠蔽を図る例も枚挙に暇がないと思われる。
それらについては 「こじろう117」・・・『払えば文句ない・・・』???(その2)
で、いずれこの続きとして触れたいと思う。
飼い主による 「食事とオヤツさえ与えれば
飼い犬は文句を言わないだろう」 という考
え方が気にいらない!? こじろう