2012年03月04日

“東大教授” は巡査長???

「肩書とか地位」 と、その人の 「人間的な魅力」 が一致するとはかぎらない。

むしろ中にはそういったもの (肩書など) を手に入れた途端に 「イヤな人にな

ってしまったものだ」 と周囲からみられる人も少なくない。だが、そうは言いつつ

も実際にこれから交際などを始めようとする際にはやはり 「相手の職業や立場

を気にかけないわけにはいかない」 のが普通の人の本音というものだろう。

さて昨日某紙に 「東大教授と偽った巡査長・・・別れ告げられ、つきまとい」 と

いうタイトルの記事があったが、その内容は、


・・・・・・・・女性につきまとったとして、神奈川県警が相模原北署刑事課の巡査

      長 (57才) を軽犯罪法違反 (つきまとい行為の禁止) 容疑で横

      浜地検相模原支部に書類送検していたことが2日、わかった。

      書類送検は1月25日。巡査長は同日付で依願退職した。

      捜査関係者によると、巡査長は2011年12月20日、相模原市内な

      どで乗用車を運転する20才代の女性を約15分間、女性の自宅から

      約10kmにわたり自分の乗用車で追いかけつきまとった疑い。女性

      が110番し、パトカーで駆けつけた署員がつきまといを止めさせた。

      この日巡査長は休みだった。

      巡査長は 「自分は東京大学の教授」 と偽って女性と交際を始め、

      11年夏ごろまで数年間、女性と交際していたという。
    
      調べに対し巡査長は、 「一方的に別れを告げられたので理由を訊き

      たかった」 と話している・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

以前、 「こじろう117」・・・『旦那は犬』???・・・などの中で、昨今流行り?

の 「歳の差婚」 や 「歳の差恋愛」 を取りあげたことがあるが、「還暦近くに

もなって 『自分の娘 (がいたとして) より歳下でもおかしくない』 ような若

い女性に血道を上げることのできる、その 『エネルギッシュさ』 に敬服せざ

るをえない」 といったらイマドキ情けないと言われてしまうのだろうか。

さて、異性の気を引き交際を始めようとする際に、自らの職業や肩書を詐称す

る輩は少なくないようだが、定番?ともいえる “開業医” とか “大企業のオ

ーナー経営者もしくはその御曹司” さらには “単なる大学教授” といったも

のでなく、具体的に “東大の教授” を用いたところに、個人的には大いなる

興味を抱いてしまう。一般に他人をだます際に、 「具体的な実名などを用い

る」 ことで相手が自分を信じやすくなるという利点が考えられる一方、それだ

けボロも出やすくなるという欠点の存在も無視できない。 “東大の教授” と

いう肩書が、20才代の女性にとって57才男と交際する決め手になったかど

うかは記事の内容からだけでは何とも言えない。しかし数年間も交際した挙

句に一方的に別れを告げることになった理由の一つに 「東大教授にしては・・・

ちょっと・・・???」 と徐々に疑いが強まり、結局真相がわかってしまった」 

というものがある可能性が低いともいえないだろう。

小説や映画の中の世界では 「相手の身分などを全く知らずに交際し始めた

ところ何かのキッカケで真相を知ってしまった。だが、既にその時点では愛情

が深いものになっており、かつ人柄にも強く惹かれていたため、あえて気付か

ないフリをして禁断の?恋を最終的に実らせた」 などというストーリーは、た

しかにありふれている。

だが、現実の世界で・・・うまくいくことはまずありえない・・・。


犬の世界にもいろいろと血統や肩書
があるようだが、自分には縁のない
話と割り切っている!? こじろう






  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(4)ペット