2012年03月30日

要求 『エスカレート』!!!

一度何かの弱みを握られた際に、 「事を丸く収めようと不用意に理不尽な要求に

屈した挙句、次から次へとそれがエスカレートし、泥沼にはまっていく・・・・」 。

典型的な転落パターンの一つである・・・。

さて昨日某紙に 「留置係が全員勾留者に喫煙や飲食の便宜を図る署」 という

タイトルの記事があったが、その内容は


・・・・・・・・・京都府警田辺署の留置管理係の男性巡査部長 (55才) が勾留中

      だった男 (31才)  に便宜を図ったことを逆手に取られて30万円を

      脅し取られた事件で府警は27日、巡査部長を含む留置管理係7人全

      員が昨年12月~今年1月、男らに便宜を図っていたと発表した。

      府警によると、留置場内で大声を出して暴れた男に菓子を与えたのが

      発端で、さらに男の要求はエスカレート。その様子を見ていた勾留中の

      他の2人からも同様に要求されていた。7人は喫煙なども許していた・・・・

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

刑務所や留置場を舞台にしたドラマや映画は国の内外を問わず少なくない。そう

いったもののなかにはよく、看守や留置管理係がその立場を利用して受刑者らに

便宜を図ってやる見返りに 「袖の下」 をこっそり受け取る場面がよく出てくるが、

それは 「 『看守ら』 および 『受刑者ら』 双方にとって有益」 あるいは 「看

守らの方が優位に立っている」 などのパターンが一般的だろう。だが現実の世

界の田辺署の留置場ではどうやらそのいずれでもないようで、留置管理係の側

の立場が一方的に弱く、まさに 「勾留していた者にいじめられていた」 姿を思

い浮かべると、(不謹慎ながら) なぜかおかしく、笑えてしまう。

それにしても 「大声で暴れたのでとりあえず菓子を与えて黙らせた。ところが

それに味をしめられ、さらには弱みに付け込まれて要求がエスカレート。泥沼に

はまっていく」 とは、まるで 「ワガママな飼い犬とダメな飼い主が陥る悪循環

のパターンそのものでは・・・」 とわが身を振り返り、思わずドキッとしてしまった

自分自身が情けない・・・。


「ワガママな飼い犬」 と言われるのが
極めて心外である!?    こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット