2012年03月02日
親切心 『踏みにじられ・・・』???
「道すがら、困っている (ようにみえる) 人に声をかける。実際に手助けを
する」 。社会に生きる常識人としてごく普通のこととはいえ、いざその場面
で即座に行動に移すのは、それほどたやすいことではない。
さて昨日某紙に 「女性の親切心踏みにじり・・・乗った車で金盗んだ女」 と
いうタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・鹿児島県警鹿屋署は2月28日、同県肝付町の無職の女I容疑者
(54才) を窃盗容疑で逮捕した。
発表によると、I容疑者は同日午後1時半ごろ鹿屋市の路上で同市
の自営業女性 (53才) の軽乗用車の助手席に乗り、車内のバ
ッグから4000円などの入った財布を盗んだ疑い。容疑を認めてい
るという。
女性はおぼつかない足取りで歩いていたI容疑者に声をかけ、車で
目的地まで送った後、盗難に気づき、 「親切心を踏みにじられ、許
せない」 と話している・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
この54才のI容疑者。 「おぼつかない足取りで歩いていたというのが演技
によるもので、もともとある程度の計画性を以って犯行に及んだ」 のか、そ
れとも 「歩いている時は本当に身体の具合が悪く、その後ほんの些細な出
来心で財布を盗ってしまった」 のかのいずれかだろうが、ほぼ同じ年格好
の、しかも同性に対する加害であるということも踏まえずとも、同じ社会に生
きている人間の行為としては、せめて後者であってほしいというものだ。
さて、一般に 「一人で自動車を運転中、路上におぼつかない足取りの人を
見かけ、そのまま通り過ぎるか、あるいは一旦車を止めて声をかけるか」 に
ついては、その時たとえば自分が 「急いでいる、いない」 などの状況によ
てたしかに何ともいえないところはある。だが、仮にやむなく通り過ぎたとして
もその後、 「あの人はあれからどうなっただろうか。だれか別の人に手助け
などしてもらえたであろうか」 と気にかかるのがごく普通の心ある人間とい
うものだろう。
その点、今回の53才の女性が 「気にかけるのみならず、具体的に手助け
しようとしたこと」 は尊い行為であるのは疑いない。しかしそこで 「自分の
車に乗せて目的地まで送り届ける」 ことまですべきかといえば、それもま
た何ともいえず、結果として窃盗の被害に遭ったことを鑑みずとも、女性の
家族らがその件を耳にすれば 「余計なこととまでは言わないが、少なくと
も軽率なことをしたものだ」 ぐらいの軽い?非難を浴びるのも、また現代の
ような殺伐とした社会にきる者の宿命・・・といえるかもしれない。
飼い主が親心?ですることに対し、時々
「余計なことをしないでほしい」 と思う
こともある!? こじろう
する」 。社会に生きる常識人としてごく普通のこととはいえ、いざその場面
で即座に行動に移すのは、それほどたやすいことではない。
さて昨日某紙に 「女性の親切心踏みにじり・・・乗った車で金盗んだ女」 と
いうタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・鹿児島県警鹿屋署は2月28日、同県肝付町の無職の女I容疑者
(54才) を窃盗容疑で逮捕した。
発表によると、I容疑者は同日午後1時半ごろ鹿屋市の路上で同市
の自営業女性 (53才) の軽乗用車の助手席に乗り、車内のバ
ッグから4000円などの入った財布を盗んだ疑い。容疑を認めてい
るという。
女性はおぼつかない足取りで歩いていたI容疑者に声をかけ、車で
目的地まで送った後、盗難に気づき、 「親切心を踏みにじられ、許
せない」 と話している・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
この54才のI容疑者。 「おぼつかない足取りで歩いていたというのが演技
によるもので、もともとある程度の計画性を以って犯行に及んだ」 のか、そ
れとも 「歩いている時は本当に身体の具合が悪く、その後ほんの些細な出
来心で財布を盗ってしまった」 のかのいずれかだろうが、ほぼ同じ年格好
の、しかも同性に対する加害であるということも踏まえずとも、同じ社会に生
きている人間の行為としては、せめて後者であってほしいというものだ。
さて、一般に 「一人で自動車を運転中、路上におぼつかない足取りの人を
見かけ、そのまま通り過ぎるか、あるいは一旦車を止めて声をかけるか」 に
ついては、その時たとえば自分が 「急いでいる、いない」 などの状況によ
てたしかに何ともいえないところはある。だが、仮にやむなく通り過ぎたとして
もその後、 「あの人はあれからどうなっただろうか。だれか別の人に手助け
などしてもらえたであろうか」 と気にかかるのがごく普通の心ある人間とい
うものだろう。
その点、今回の53才の女性が 「気にかけるのみならず、具体的に手助け
しようとしたこと」 は尊い行為であるのは疑いない。しかしそこで 「自分の
車に乗せて目的地まで送り届ける」 ことまですべきかといえば、それもま
た何ともいえず、結果として窃盗の被害に遭ったことを鑑みずとも、女性の
家族らがその件を耳にすれば 「余計なこととまでは言わないが、少なくと
も軽率なことをしたものだ」 ぐらいの軽い?非難を浴びるのも、また現代の
ような殺伐とした社会にきる者の宿命・・・といえるかもしれない。
飼い主が親心?ですることに対し、時々
「余計なことをしないでほしい」 と思う
こともある!? こじろう