2017年10月13日

『性格の悪い』 ジジイ???

中高年者でテレビドラマの 「水戸黄門」 を知らない人はいないと思うが、そ

の中に 「黄門さま」 = 「東野英治郎」 といったイメージを強く抱いている

向きは少なくない・・・のでは。

さて昨日の某紙 「武田鉄矢版 『水戸黄門』 は前の副将軍なのに 『あのジ

ジイ』 呼ばわり。あまり尊敬されてない性格の悪いジジイ」  というタイトルの

記事の内容は、


・・・・・・2011年にシリーズ終了した 「水戸黄門 」が6年ぶりに武田鉄矢主演

     で復活した。

     多くの日本人の脳に確固たるイメージが刻まれているドラマ 「水戸黄

     門」 。地味な色合いの衣装にヒゲなしという、異色の黄門像を目指し

     て見事にコケた石坂浩二版の例はあるものの、基本的には同じ衣装に、

     同じキャラクター。ストーリー展開もだいたいお約束通り、というのが

     「水戸黄門」 だ。

     一方、どんな役を演じていても強烈な 「鉄矢っぽさ」 がにじみ出てしま

     う武田鉄矢。結果的には従来のイメージから大きくはみ出すことはなく、

     とはいえ、鉄矢ファンの期待にも応える程度の鉄矢エキスもまぶしてく

     れているという、なかなかいいバランスで新・黄門像を作りあげていた。

     今回の特徴は 「性格の悪さ」 。従来の水戸黄門のイメージといえば、

     優しい人格者のおじいさん・・・といったところ。鉄矢の黄門様も人格者

     ではあるのだろうけれど、どうにもこうにも面倒くささ、性格の悪さがに

     じみ出ているのだ。

     第1話では副将軍を引退、念願の 「大日本史」 の編纂を進めながらも、

     趣味で寺子屋を開いたり農作業をやったりと気ままな生活を送っている

     様子が描かれていたが、そんな面倒くさいジジイの思いつきに毎度付き

     合わされている助さんは不満がたまっているようで、ちょいちょい黄門様

     のことを 「あのじいさん」 呼ばわりしていた。

     前の副将軍なのにイマイチ尊敬されていない 「イヤなジジイ感」 こそ

     が鉄矢版水戸黄門の特徴なのだ。

     従来だと 「カッカッカッ」 みたいなカラッとした高笑いをしていたのに、鉄

     矢版では 「フハッフハッハッハッ」 と、ちょいと湿った気持ち悪い笑い声

     になっているあたりも性格の悪さを物語っている。

     金八要素抜きにしても色々と小ネタが仕込まれていて楽しく見られるドラマ

     だった。

     泊まった宿で腰に下げた印籠を見られて大騒ぎになってしまい、以降は格

     さんに預けることにしていたのだが、悪者との格闘中に逆にその印籠の威

     力を利用しようと思いつくという、お約束シーンの誕生が描かれていたり。

     「日本で最初にラーメンを食べたのは水戸黄門」 というトリビア (史実かど

     うかは微妙らしいが) を再現したような、黄門一行がラーメンを食べるシー

     ンがあったり。

     そして 「水戸黄門」 といえば外せない 「お色気要員」 がまだ登場してい

     ないのも気になるところだ。今後、どんなお色気要員が登場してくるのか・・

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というものである。

そもそもそのほとんどが架空の話であるだけに、それが以前のモノと異なるからと

いってなんだかんだ文句をつけられる筋合いはない、というものだが、 「水戸黄

門」 ほどその 「お決まりパターン」 がハッキリしているドラマ (話) はないだけ

に、 「武田黄門さま」 に違和感を覚える向きが少なくないとしても、これまた仕方

ない。

まあ、冒頭でも触れたように 「黄門さま」 = 「東野英治郎」 という世代として、

継続的に視聴するかどうかはともかく、少なくとも一度くらい 「武田黄門」 に目

を通しておく必要がある・・・かもしれない。


「水戸黄門」 はBSの再放送しかみたこと
がない!?              こじろう
  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット