2012年09月10日

『自殺』 止めた!!!

「他人事にどこまでどのように関わるか」 というのは、もちろんケースバイケースで

判断すべきであるし、日常的にはヘタに関与すべきでないことの方がむしろ多いと

いえよう。だが、そうはいってもそれがその人の生命・身体の安全・危険に直結する

となれば話は別・・・である。

さて昨日の某紙 「 『死なないで』 自殺止めた高校生」 というタイトルの記事の内

容は、


・・・・・・・・・・千葉県警市原署は6日、自殺しようとしていた女性を思いとどまらせたと

        して、市原市の男子高校生2人に感謝状を贈った。

        2人は中学時代からの友人で千葉県内の高校に通う、ともに1年生の

        Sさん (15才) とIさん (16才) 。8月10日の夕方、JR五井駅と商

        業ビルとの連絡通路 (高さ5メートル) から飛び降りようとしている女

        性 (37才) を発見。柵に足をつけて飛び降りる寸前だった女性の腕

        をつかんで止めた。その後も振り払おうとする女性に 「死なないでくだ

        さい」 などと説得し、思いとどまらせた。

        感謝状を渡した同署の署長は、 「見て見ぬふりをする人が多い中、よ

        く助けてくれた」 と2人の行動を称えた。

        Sさんは 「振り返ると自分でもよく行動できたと思うが、必死だった」 。

        Iさんも 「人のために貢献できて、一歩大人に近づけた気がする」 と

        笑顔で話していた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

まだ15~6才の少年2人が、ひとりの女性の自殺を食い止めた事実に対し、 「見

て見ぬふり」 はもちろん、 「触らぬ神に祟りなし」 で何事も済まそうとする大人た

ちに、 「ああだ、こうだ」 と論評などする資格は基本的に存在しない。 「近頃の

若者もすてたものじゃない」 などと偉そうに言う前に、 「自分が同じ場に居合わ

せたとしたら、果たして同じ行動をとれていただろうか」  と自らを省みることが先

決というものだ。

一方で自殺?未遂に終わった側の女性。その日に至るまでいかなる境遇にあり、

また当人なりにどれほどつらい目に遭っていたかはわからない。誰が聞いても同

情せざるを得ないような事情を抱えていたのかもしれない。だが、少なくとも純然

たる個人的事情にもかかわらず、街の中心部でしかも人通りの最も多い時間帯

に衆目を集め、たとえ一時にせよ無関係な人々に不安を与え心配させたことは

事実である。しかも止めに入った高校生を振り払おうとする行為によって彼らを

「巻き添え」 にしてしまう可能性すらあったのだ。 (現時点で通常の判断能力

を有し、正常な精神状態にあるという前提で) 自分の人生のまだ半分も生きて

いない少年らに 「 (自殺を思いとどまるよう) 説得された」 ことを痛く恥じ入

り、今後は最低限、周囲の人々に迷惑をかけない年齢相応の生き方をすべき

というものだろう。


飼い主といえど、 「自分の個人的 (個犬的)
なこと」 には深く立ち入らないでほしい、と考
えている!?               こじろう





         


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット