2012年09月07日
『寸借』 !!!
「70代中盤の女性に関わる “詐欺事件” 」 と聞けば、まずその女性
の側が “被害者” だと思い込むのが普通だろう。
さて、昨日の某紙 「75歳の女、お遍路さん姿で寸借詐欺 被害64人、
計136万円」 というタイトルに記事の内容は、
・・・・・・・・・歩き遍路を装い、旅費などの名目で現金をだまし取ったとし
て、香川県警高松北署は5日、詐欺容疑で住所不定無職の
女、K容疑者 (75才) = 詐欺罪で起訴,公判中 = を
追送検した。
同署は今年4月までの2年間に香川、徳島、愛媛の3県らの
男女64人から計136万円の寸借詐欺を繰り返したことを裏
付け、捜査を終えた。
同署によると、K容疑者は白衣 (はくえ) に金剛づえを手に
した 「お遍路さん」 姿で繁華街に立ち、通行人や他の巡礼
者に 「夫と娘が亡くなった」 などと話し、旅費や宿泊費名目
で詐欺を繰り返していた。 「お遍路さんの格好ならお金をも
らえた」 と容疑を認めている。
K容疑者は今年4月、高松市内で女性から1万円をだまし取
った詐欺の疑いで逮捕された。所持品の手帳に記された被
害者とみられる100人近い名前や寸借詐欺の被害届から、
裏付け捜査は28都道府県の計256人に及んだ・・・・・・・・・
というものである。
一般に “詐欺” などという行為は下劣極まりないものだが、その中でも
「周囲の “善意” や “温かい気持ち” につけこむタイプ」 は特にタチ
が悪いのはいうまでもない。もっとも今回、一応 “被害者” とされる人の
中には75才のK容疑者に対し 「お金を貸した」 というよりは、同情して
「お金をあげた」 、つまり返してもらうつもりは (大して) なかった人も
それなりにいるだろう。数百万円、数千万円の単位ともなれば話は別だ
が、 「人に金を貸す」 立場としては、 「最悪、それは戻ってくることが
ない」 覚悟が一般に必要というものだ。
ところで、日常的に 「ちょっと財布を忘れちゃったから」 とか、 「給料日
になったらすぐ返すから」 というような感じで、気軽?に周囲の人たちか
ら 「寸借」 する人は世の中にそれなりに存在するものだが、たとえ踏み
倒すつもりはないにせよ、また相手がいくら身近な存在であったとしても、
そういうことが多ければ多いほどそういう人の 「人間的信用」 は徐々に
失われていく可能性が高いことは否定できない。
緊急性があり本当にやむを得ない場合はともかく、たとえ数百円程度で
あっても 「安易に他人から金を借りる習慣」 を有する人はいち早くそこ
から脱するようにしないと、知らず知らずのうちに人は離れていってしま
う・・・ものである。
「飼い主と飼い犬の間に 『貸し借り』
という関係は存在しない」 と信じてい
る!? こじろう
の側が “被害者” だと思い込むのが普通だろう。
さて、昨日の某紙 「75歳の女、お遍路さん姿で寸借詐欺 被害64人、
計136万円」 というタイトルに記事の内容は、
・・・・・・・・・歩き遍路を装い、旅費などの名目で現金をだまし取ったとし
て、香川県警高松北署は5日、詐欺容疑で住所不定無職の
女、K容疑者 (75才) = 詐欺罪で起訴,公判中 = を
追送検した。
同署は今年4月までの2年間に香川、徳島、愛媛の3県らの
男女64人から計136万円の寸借詐欺を繰り返したことを裏
付け、捜査を終えた。
同署によると、K容疑者は白衣 (はくえ) に金剛づえを手に
した 「お遍路さん」 姿で繁華街に立ち、通行人や他の巡礼
者に 「夫と娘が亡くなった」 などと話し、旅費や宿泊費名目
で詐欺を繰り返していた。 「お遍路さんの格好ならお金をも
らえた」 と容疑を認めている。
K容疑者は今年4月、高松市内で女性から1万円をだまし取
った詐欺の疑いで逮捕された。所持品の手帳に記された被
害者とみられる100人近い名前や寸借詐欺の被害届から、
裏付け捜査は28都道府県の計256人に及んだ・・・・・・・・・
というものである。
一般に “詐欺” などという行為は下劣極まりないものだが、その中でも
「周囲の “善意” や “温かい気持ち” につけこむタイプ」 は特にタチ
が悪いのはいうまでもない。もっとも今回、一応 “被害者” とされる人の
中には75才のK容疑者に対し 「お金を貸した」 というよりは、同情して
「お金をあげた」 、つまり返してもらうつもりは (大して) なかった人も
それなりにいるだろう。数百万円、数千万円の単位ともなれば話は別だ
が、 「人に金を貸す」 立場としては、 「最悪、それは戻ってくることが
ない」 覚悟が一般に必要というものだ。
ところで、日常的に 「ちょっと財布を忘れちゃったから」 とか、 「給料日
になったらすぐ返すから」 というような感じで、気軽?に周囲の人たちか
ら 「寸借」 する人は世の中にそれなりに存在するものだが、たとえ踏み
倒すつもりはないにせよ、また相手がいくら身近な存在であったとしても、
そういうことが多ければ多いほどそういう人の 「人間的信用」 は徐々に
失われていく可能性が高いことは否定できない。
緊急性があり本当にやむを得ない場合はともかく、たとえ数百円程度で
あっても 「安易に他人から金を借りる習慣」 を有する人はいち早くそこ
から脱するようにしないと、知らず知らずのうちに人は離れていってしま
う・・・ものである。
「飼い主と飼い犬の間に 『貸し借り』
という関係は存在しない」 と信じてい
る!? こじろう