2022年05月31日

『意外とたくましい』???

心配や同情をされた際に一応 「ありがたい」 というそぶりは見せる

ものの、心中は 「それには及ばない」 さらには 「余計なお世話」 と

さえ感じる・・・ことはままある、のでは。

さて昨日の某紙 「意外とたくましい!? 『コロナでかわいそう……』 

といわれる若者たちの本音」 というタイトルの記事の内容は、


・・・・・・・コロナ禍で我が子の入学式や卒業式、さらには修学旅行や

     運動会までもが中止となり 「かわいそう」 「子どもたちはさび

     しそう」 「いたたまれない」 といった親たちの悲しみの声がネ

     ット上に多く挙がっている。一方で、ある調査結果で若者たちは

     「意外と前向きに生きている」 ことがわかっている。

     先月、18~69歳の男女1万人に調査を実施。18歳から24歳ま

     での若者たちにアフターコロナに突入した現在の価値観や考

     え方について質問したところ 「かわいそうと言われるけど、そ

     れなりに日々を楽しんでいる」 と回答した割合が41.6%という

     結果で、逆に、大人からの 「かわいそう」 という言葉に 「モヤ

     モヤしている」 若者は多かったよう。

     さらに大人より若者の共感度のほうが高い結果となった回答に

     は 「変化することに慣れてきた」 「移動という無駄が省かれて

     効率的」 「オンライン配信などは従来よりも活動の選択肢が広

     がった」 「会いたくない人に会わなくて済む」 などがあった。こ

     れらの結果をみると 「同情の目」 で若者を見る大人はある意

     味 “勝手な思い込み” を押し付けているのかもしれない。

     この調査結果に対して世代・トレンド評論家は若者たちが “そ

     れなり” に日々を楽しんでいる理由として 「デジタルネイティブ、

     かつSNSネイティブといわれる世代は幼少期や小中学生の頃

     にスマホやSNSが既に社会に浸透、それらを手足のように使い

     こなしてきました。ゆえに、制約が多いコロナ禍でもオンラインの

     メリットを器用に取り入れ、普段の生活をそれなりに楽しめたの

     でしょう」 と述べている。

     また 「彼らは幼少期から、リーマンショックや東日本大震災、多

     くの自然災害に見舞われ 『いつ何が起こるか分からない』 と

     危機感を抱いてきました。だからこそ未知のウイルスが拡がった

     際も大人世代ほどうろたえなかった感があります。普段から 『何

     かあれば助け合おう』 とSNSなどを通じてさまざまな人たちと緩

     く繋がってきたことも、安心感をもたらしたのかもしれません」 と

     分析している。

     大人世代は若者の価値観にもっと目を向け、そのたくましさを見

     習う必要がありそうだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

「たくましい」 との表現がふさわしいか、はともかく、いずれにせよイマド

キの一般的な若者の価値観と (中高年のそれが) 同じ、と思い込むの

は早計、たしかに 「押しつけ」 はやめた方がいい。

また若者だけでなく 「コロナ禍」 の中で逆に 「生きるのが楽になった」 

中高年者もそれなりにいるハズ。いずれにせよ、置かれた状況の中でそ

の時々をいかに上手く生きぬくか・・・がますます問われていくようになる

のは疑いない。


「コロナ禍」 は自分の生活にほとんど
影響ない、と感じてきた!?
                   こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット