2018年02月13日
『デキの悪さに・・・』???
誰でも気軽に、かつ簡単に 「動画」 を作成・投稿・公開できる昨今。素人に
してはいろいろな意味でかなり 「レベルの高い」 モノが散見される一方で、
「本当にプロが作成?、しかもわざわざ高いお金をかけてこの程度?」 とい
った、明らかに 「デキの悪い」 それらも珍しくない。
そこで昨日の某紙 「炎上商法? 東京都の “結婚あと押し” 動画が、笑うし
かないデキ」 というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・東京都は今月2日 「結婚に向けた気運醸成のための動画」 という
ゴツいタイトルの動画を都公式チャネルにアップした。今後、東京メトロ
の車内ビジョンなどでも流される。
ネット上やテレビなどでは案の定 「行政に結婚を押し付けられるのは
おかしい」 との声があがっているが、このテの批判が出るのはあたり
まえ。小池百合子都知事も会見で 「結婚はあくまで個人が決めること
だが、人口は国の基本中の基本」 と言っているが、 (批判がでること
が) わかってやってる炎上商法みたいなもの。
行政が少子化対策をするのはたしかに普通のことだが、周囲の30代女
性に聞くと、批判よりずっと手前で 「動画のデキの悪さに笑った」 とい
う声が多数。
動画の中身は――交際中のカップルが 「不思議なゲート」 をくぐると、
そこは1964年。男性の祖父が 「東京五輪を一緒に観よう」 とプロポー
ズしている。孫世代のカップルも友達が結婚していくのを見て、なんとな
く “気運が醸成” され……2020年の東京五輪を 「あなたは誰と観ます
か?」 と小池都知事が問いかけて終わる、というもの。
これを観た女性たちは…、
「えっ! これだけ? って感じです。最初から相手がいる、カップル向けの
動画じゃん! こっちは相手がいないから苦労して婚活してるのに」 (36
歳・IT)
「要は少子化に歯止めをかけたいんだろうから、反避妊の子づくり推進動
画を作ればいいんじゃないでしょうか (笑) 。だって恋愛→オリンピック
を観る→結婚→子づくりって、遠すぎます。冗談抜きで母子家庭支援とか
不妊治療助成とかに、もっとお金と知恵を使えばいいのに」 (34歳・広告)
「そもそも 『東京五輪を一人で観たくない! 2020年までに結婚しなきゃ』
というのはドラマ化もされた漫画 『東京タラレバ娘』 のテーマ。これを聞
いて都の役人のおじさん達が盛り上がって動画を作っちゃったんですかね
え」 (34歳・メーカー)
恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんは 「出たー! 行政にありがちな、
“支援はしないけど頑張れ系” のメッセージ」 と感じたそう。 「民間の結
婚サービス業がやりそうなキャンペーンですよね。婚活には結婚したい気
持ち、お金、時間が必要だと思うんです。気持ちを盛り上げるのは、結婚
サービス業などが既にやってること。国や自治体は、お金や時間の問題
のように行政しか解決できないことをやればいいのに」 (おおしまさん)
結婚サービス業のひとつ、結婚情報誌 「ゼクシィ」 の元編集者 (34歳
女性) はプロとしてこう話す。
「そもそも結婚のよさがまったく伝わってこない。オリンピックを一緒に観る
のが、子どもを作って家系を繋いでいくのが、結婚のよいところ?私の想
像ではディレクションをした方が複数の関係者から途中であれこれ注文さ
れ、途中でサジを投げて全部言うとおりに作った、という印象です。とっ散
らかったまま世に出てしまいましたね」
なんだか関係者が気の毒になるぐらい散々だが、さまざまなメディアに動
画が取り上げられたので役所のみなさんは案外ご満悦なのでは・・・・・・
というものである。
実際にその 「動画」 を見ると、たしかにあらゆる意味や点で 「本当にヒドイ」 と、
まずほとんどの人が思うのは間違いなさそう。都民 (国民) の血税を使って、一
体何がしたいのか、とりあえずその関係の予算を消化したいだけなのか・・・。全く
理解不能な駄作中の駄作だろう。
一昔前までならともかく、イマドキ、わざわざ行政が動画を作成する際には、確固
たる目的や費用対効果の検討・検証、さらにはいざ 「不出来」 だった場合に担
当者にしっかりと責任を取らせる・・・ことが絶対に必要、なのは言うまでもない。
イヌの目から見ても 「笑うしかない」 ものに
血税をつぎ込まないでほしい、と思う!?
こじろう
してはいろいろな意味でかなり 「レベルの高い」 モノが散見される一方で、
「本当にプロが作成?、しかもわざわざ高いお金をかけてこの程度?」 とい
った、明らかに 「デキの悪い」 それらも珍しくない。
そこで昨日の某紙 「炎上商法? 東京都の “結婚あと押し” 動画が、笑うし
かないデキ」 というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・東京都は今月2日 「結婚に向けた気運醸成のための動画」 という
ゴツいタイトルの動画を都公式チャネルにアップした。今後、東京メトロ
の車内ビジョンなどでも流される。
ネット上やテレビなどでは案の定 「行政に結婚を押し付けられるのは
おかしい」 との声があがっているが、このテの批判が出るのはあたり
まえ。小池百合子都知事も会見で 「結婚はあくまで個人が決めること
だが、人口は国の基本中の基本」 と言っているが、 (批判がでること
が) わかってやってる炎上商法みたいなもの。
行政が少子化対策をするのはたしかに普通のことだが、周囲の30代女
性に聞くと、批判よりずっと手前で 「動画のデキの悪さに笑った」 とい
う声が多数。
動画の中身は――交際中のカップルが 「不思議なゲート」 をくぐると、
そこは1964年。男性の祖父が 「東京五輪を一緒に観よう」 とプロポー
ズしている。孫世代のカップルも友達が結婚していくのを見て、なんとな
く “気運が醸成” され……2020年の東京五輪を 「あなたは誰と観ます
か?」 と小池都知事が問いかけて終わる、というもの。
これを観た女性たちは…、
「えっ! これだけ? って感じです。最初から相手がいる、カップル向けの
動画じゃん! こっちは相手がいないから苦労して婚活してるのに」 (36
歳・IT)
「要は少子化に歯止めをかけたいんだろうから、反避妊の子づくり推進動
画を作ればいいんじゃないでしょうか (笑) 。だって恋愛→オリンピック
を観る→結婚→子づくりって、遠すぎます。冗談抜きで母子家庭支援とか
不妊治療助成とかに、もっとお金と知恵を使えばいいのに」 (34歳・広告)
「そもそも 『東京五輪を一人で観たくない! 2020年までに結婚しなきゃ』
というのはドラマ化もされた漫画 『東京タラレバ娘』 のテーマ。これを聞
いて都の役人のおじさん達が盛り上がって動画を作っちゃったんですかね
え」 (34歳・メーカー)
恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんは 「出たー! 行政にありがちな、
“支援はしないけど頑張れ系” のメッセージ」 と感じたそう。 「民間の結
婚サービス業がやりそうなキャンペーンですよね。婚活には結婚したい気
持ち、お金、時間が必要だと思うんです。気持ちを盛り上げるのは、結婚
サービス業などが既にやってること。国や自治体は、お金や時間の問題
のように行政しか解決できないことをやればいいのに」 (おおしまさん)
結婚サービス業のひとつ、結婚情報誌 「ゼクシィ」 の元編集者 (34歳
女性) はプロとしてこう話す。
「そもそも結婚のよさがまったく伝わってこない。オリンピックを一緒に観る
のが、子どもを作って家系を繋いでいくのが、結婚のよいところ?私の想
像ではディレクションをした方が複数の関係者から途中であれこれ注文さ
れ、途中でサジを投げて全部言うとおりに作った、という印象です。とっ散
らかったまま世に出てしまいましたね」
なんだか関係者が気の毒になるぐらい散々だが、さまざまなメディアに動
画が取り上げられたので役所のみなさんは案外ご満悦なのでは・・・・・・
というものである。
実際にその 「動画」 を見ると、たしかにあらゆる意味や点で 「本当にヒドイ」 と、
まずほとんどの人が思うのは間違いなさそう。都民 (国民) の血税を使って、一
体何がしたいのか、とりあえずその関係の予算を消化したいだけなのか・・・。全く
理解不能な駄作中の駄作だろう。
一昔前までならともかく、イマドキ、わざわざ行政が動画を作成する際には、確固
たる目的や費用対効果の検討・検証、さらにはいざ 「不出来」 だった場合に担
当者にしっかりと責任を取らせる・・・ことが絶対に必要、なのは言うまでもない。
イヌの目から見ても 「笑うしかない」 ものに
血税をつぎ込まないでほしい、と思う!?
こじろう