2018年02月08日
決め手は 『口角技』???
たとえば 「フーテンの寅さんシリーズ」 の主人公 「寅さん」 を 「故・渥美清氏」 以
外の誰が演じたとしても 「見向きもされない」 可能性が高いだろうが、あの 「孤独の
グルメ」 の主人公 「井の頭五郎」 と 「松重豊」 の関係もすでにその域に達してい
る・・・と言ってよさそう。
そこで昨日の某紙 「ドラマ、CMに引っ張りだこ松重豊 演技の決め手は 『口角技』 」
というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・今、最も注目を集める “演技派中年俳優” の筆頭といえば松重豊 (56) 。
数々のドラマや映画、そしてCMなどにも起用される彼の演技にはある秘密
があった――。
松重豊といえば 「孤独のグルメ」 。このシリーズにより松重の俳優人生は
劇的に変化した。なによりCMで 「やたら飲み食いするおじさん」 として登
場する機会が増えたのだ。
はごろもフーズの鰹節のCMでは青菜のおひたしや冷や奴などどんな料理
に商品をかけたらいいかと悩みつつ 「今日は冷や奴にマイマイしちゃお」
とパクリ。米久 「御殿場高原あらびきポーク」 シリーズでは一般家庭に突
如やってきた殿様姿の松重が、ソーセージをぱくりとやってきて 「肉がうま
い!!」 と口角をきゅーっとあげてにこにこする。
このシリーズのウェブ版で殿はソーセージがにょっきりとするおむすびやほ
かほかのホットドッグなども賞味して大満足。気がつけば、いつも箸を片手
にして目を輝かせている松重豊。まさに美味いものを食べて感動する 「口
角技」 がCMで炸裂している。
蜷川スタジオ時代はすごいメイクをしたりかなりやんちゃな俳優だった。強
面で陰のある役も多かったが、近年では 「困った部下に対応する理解ある
上司」 といった役柄が増えた。TBS 「アンナチュラル」 では、遺族らの要
望により解剖を請け負う 「不自然死究明研究所」 所長役。いろいろとワケ
アリの解剖医相手に口をへの字にしたり、にっこりしたりとここでも 「口角技」
が忙しい。
そして今月スタートのテレビ東京 「パイプレイヤーズ もしも名脇役がテレ東
朝ドラで無人島生活したら」 では、なんと大杉蓮、遠藤憲一、田口トモロヲ、
光石研ら共演者とともに無人島生活。テレビ東京架空の朝ドラのロケがきっか
けで無人島に漂着してしまう設定で、松重の役は島の学校の校長先生。
この設定、キャストで 「パイプレイヤーズ」 が面白くないわけがない。そして
松重豊は自らの技をここ一番のところで披露してドラマを盛り上げることも間
違いない。これができるのが松重の強み。目立たないけど松重豊ブームは続
く。演技派俳優相手に磨きがかかる松重の 「口角技」 に注目したい・・・・・・・
というものである。
「名優はセリフ以上に 『目で (瞳で) 』 演技している」 という趣旨のことを耳にする
機会は珍しくないが、 「口角で」 というのはさすがに初耳。たしかに松重豊氏に関し
ては (特に 「孤独のグルメ」 内で見せる) その独特の (セリフを伴わない) 表情
の見せ方は秀逸。今後も安定感抜群のいぶし銀的演技を期待したい。
時には飼い主と 「口角泡を飛ばして・・・」
ということをしてみたい!? こじろう
外の誰が演じたとしても 「見向きもされない」 可能性が高いだろうが、あの 「孤独の
グルメ」 の主人公 「井の頭五郎」 と 「松重豊」 の関係もすでにその域に達してい
る・・・と言ってよさそう。
そこで昨日の某紙 「ドラマ、CMに引っ張りだこ松重豊 演技の決め手は 『口角技』 」
というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・今、最も注目を集める “演技派中年俳優” の筆頭といえば松重豊 (56) 。
数々のドラマや映画、そしてCMなどにも起用される彼の演技にはある秘密
があった――。
松重豊といえば 「孤独のグルメ」 。このシリーズにより松重の俳優人生は
劇的に変化した。なによりCMで 「やたら飲み食いするおじさん」 として登
場する機会が増えたのだ。
はごろもフーズの鰹節のCMでは青菜のおひたしや冷や奴などどんな料理
に商品をかけたらいいかと悩みつつ 「今日は冷や奴にマイマイしちゃお」
とパクリ。米久 「御殿場高原あらびきポーク」 シリーズでは一般家庭に突
如やってきた殿様姿の松重が、ソーセージをぱくりとやってきて 「肉がうま
い!!」 と口角をきゅーっとあげてにこにこする。
このシリーズのウェブ版で殿はソーセージがにょっきりとするおむすびやほ
かほかのホットドッグなども賞味して大満足。気がつけば、いつも箸を片手
にして目を輝かせている松重豊。まさに美味いものを食べて感動する 「口
角技」 がCMで炸裂している。
蜷川スタジオ時代はすごいメイクをしたりかなりやんちゃな俳優だった。強
面で陰のある役も多かったが、近年では 「困った部下に対応する理解ある
上司」 といった役柄が増えた。TBS 「アンナチュラル」 では、遺族らの要
望により解剖を請け負う 「不自然死究明研究所」 所長役。いろいろとワケ
アリの解剖医相手に口をへの字にしたり、にっこりしたりとここでも 「口角技」
が忙しい。
そして今月スタートのテレビ東京 「パイプレイヤーズ もしも名脇役がテレ東
朝ドラで無人島生活したら」 では、なんと大杉蓮、遠藤憲一、田口トモロヲ、
光石研ら共演者とともに無人島生活。テレビ東京架空の朝ドラのロケがきっか
けで無人島に漂着してしまう設定で、松重の役は島の学校の校長先生。
この設定、キャストで 「パイプレイヤーズ」 が面白くないわけがない。そして
松重豊は自らの技をここ一番のところで披露してドラマを盛り上げることも間
違いない。これができるのが松重の強み。目立たないけど松重豊ブームは続
く。演技派俳優相手に磨きがかかる松重の 「口角技」 に注目したい・・・・・・・
というものである。
「名優はセリフ以上に 『目で (瞳で) 』 演技している」 という趣旨のことを耳にする
機会は珍しくないが、 「口角で」 というのはさすがに初耳。たしかに松重豊氏に関し
ては (特に 「孤独のグルメ」 内で見せる) その独特の (セリフを伴わない) 表情
の見せ方は秀逸。今後も安定感抜群のいぶし銀的演技を期待したい。
時には飼い主と 「口角泡を飛ばして・・・」
ということをしてみたい!? こじろう