こじろう１１７

食品関連の宣伝や広告、紹介記事で　「いくら食べても　（飲んでも）　・・・」　

とか　「食べれば食べるほど　（飲めば飲むほど）　・・・」　といったコピーを

目にすることは珍しくない。

さて昨日の某紙　「　『酒好きに朗報』　飲むほどに若返る!? 　『アンチエイ

ジング効果が期待できそうなジン』　が発売！」　というタイトルの記事の内

容は、


・・・・・・・・・これから夏に向かい、ビアガーデンやバーベキューなどで酒を

　　　　　　　飲む機会が増え　「酒好きにはうれしい季節」　がやってくる。た

　　　　　　　しなむ程度なら血行もよくなり健康へのメリットが見込めるアル

　　　　　　　コールだが、飲み過ぎると内臓を悪くしたり、肌荒れを起こした

　　　　　　　りするので注意が必要である。

　　　　　　　そんなアルコールに、飲めば飲むほど若返りが期待できそうな

　　　　　　　「アンチエイジング効果があるジン」　が英ホテルチェーン・グル

　　　　　　　ープの　「Warner Leisure Hotels：ワーナー・レジャー・ホテル」

　　　　　　　から発売された。

　　　　　　　若返りをアピールした、その名も　 ‟ANTI-A GIN　：　アンチ・

　　　　　　　エイジン” 　というジン。その原料には肌を潤すコラーゲンと肌

　　　　　　　の脂質バランスを整えるセイヨウネズ、美白効果がある甘草

　　　　　　　エキスやシミ・肌の乾燥を防ぐカモミールなどが使用されてい

　　　　　　　るのである。

　　　　　　　アンチ・エイジンをプロデュースしたのは　‟食” 　をコンセプトに

　　　　　　　作品を生み出す食の魔術師　「Bompas＆Parr　：　ボンパス＆

　　　　　　　パー」　という2人組。これまでに彼らはアルコールの霧に包ま

　　　　　　　れた　 ‟ミストを吸って酔えるバー”　 を期間限定でオープンし

　　　　　　　たり、斬新なアイディアで話題をさらってきたアーティストだ。

　　　　　　　それだけに若返りが期待できるジンも注目を集めているが、本

　　　　　　　当にアンチエイジング効果があるのかどうかは科学的に証明

　　　　　　　されてはいない。

　　　　　　　美肌効果が見込める700ミリリットル入りのアンチ・エイジンは、

　　　　　　　イギリスに13軒あるワーナー・レジャー・ホテルにて34.99ポン

　　　　　　　ド　（約5700円）　で購入可能。ケース買いならばオンラインで

　　　　　　　注文して海外にも輸送してもらえる。

　　　　　　　アンチ・エイジンを使ったカクテルなら、飲み過ぎてもあまり罪

　　　　　　　悪感を感じずに済むかもしれない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

上掲の紹介記事のタイトル。前半で　「　『酒好きに朗報』　飲むほどに若

返る!? 」　　と断定調で期待させておきながら、後半は　「アンチエイジン

グ効果が期待　『できそうな』　ジン」　とぼやかすとは、なんともズルい。

さらには記事を読み進めていくうちに結局　「効果があるかどうかは　『科

学的に実証されていない』　」　などと白状し？、なんとなく胡散臭い感じ

すら無きにしもあらず・・・だ。

もっともこの記事で一番気になった　（納得いかない）　のは　「これから

が　『酒好きにはうれしい季節』　という部分。バラクーダの　「日本全国

酒飲み音頭」　の歌詞を引用するまでもなく、本来の酒好き・酒飲みに　

「季節」　などあるハズは・・・ない。

（　「こじろう１１７」・・・『恵方呑み』？？？・・・参照）


今さら　「アンチエイジング」　などと言われ
てもピンとこない！？　　　　　　　　こじろう