2011年11月09日
『話し相手』 と言われても???
現在のような社会においては、孤独感などから 「話し相手がほしい」 と思う人
が増えていると耳にしても、たしかに不思議ではない。
さて昨日某紙に 「故、鈴木その子さん創業の 『ソノコ』 にイタズラ電話761回、
無職男逮捕」 というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・ 美容研究家の故・鈴木その子さんが創業した美容コンサルティング
会社 「ソノコ」 にイタズラ電話を計761回繰り返したとして、警視庁
築地署は、偽計業務妨害の疑いで都内の無職K容疑者 (36才) を
逮捕した。
同署によると、調べに 「鈴木さんが亡くなって同社が営業不振だと
思い、アドバイスしたのに無視され腹が立った。自分の仕事が決まら
ずストレスがたまり、話し相手がほしかった」 と容疑を認めている。
逮捕容疑は平成21年2月下旬~6月下旬、自宅から同社のフリー
ダイヤルに 「フリーコールだから何度でも電話しますよ」 などとイタ
ズラ電話を計761回かけ、業務を妨害した疑い。
同署によると、K容疑者は20年2月頃からイタズラ電話を始め、多い
ときには1日に30回も電話をかけたという。同年11月には銀座にあ
る同社を訪問。応対した社員に 「プライドだけで銀座でやっていける
のか」 と話したという。
21年6月下旬頃、同社から受信拒否されるようになると、携帯電話か
ら非通知で電話をかけていた・・・・・・・・
というものである。
この36才のK容疑者。犯行の動機に 「営業不振の同社にアドバイスしようとして
断られたので、腹が立った・・・」 という極めて身勝手なことを言っているようだが、
それでは 「そのアドバイスとは、はたしてどういったものを用意していたのか」 に
まずは大変に興味をそそられる。 「フリーコールだから何度でもかけますよ」 とも
言い、事実800回近くも電話代を浮かすというセコくてケチな性格からすれば、さし
ずめ 「企業にとっての経費削減とは、恥も外聞もなくこうするんだ」 とでも伝授す
るつもりだったのかもしれない。
世間的にそれなりに名の通った企業ともなれば、こんなメチャクチャな人物でも最初
のうちはそれなりに丁寧に応対しなくてはならないところもたしかにあるものだが、
たとえば 「金銭を要求するようなハッキリした目的」 とも異なるようで、業務とは
いえ、担当職員の苦労と面倒の大きさ度合いがうかがい知れるというものだ。
さて、このイタズラ電話。かつて 「こじろう117」・・・『カラス』 で勝手に!!!・・・
で取り上げた1800回には及ばないものの、やはりそのしつこさは規格外?であ
り、恐れ入るばかりだ。「話し相手がほしかった」 ということのようだが、こういう電
話に出た相手 (企業側の職員) を 「話し相手」 といえるのかどうかも甚だ疑問
である。
昨今は 「 (電話での) 話し相手になってくれるビジネス」 などというのも登場し、
それなりに利用者もいると聞くが、当然必要となる費用をK容疑者のような吝嗇人
間が負担しようとするわけもないだろう。今後ますますこういう輩が増えることは疑
いなく、社会にとって実にやっかいなことである。
飼い主にいろいろ話しかけられる
ことを鬱陶しく感じることも多い
が、我慢して聞いている!?
こじろう
が増えていると耳にしても、たしかに不思議ではない。
さて昨日某紙に 「故、鈴木その子さん創業の 『ソノコ』 にイタズラ電話761回、
無職男逮捕」 というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・ 美容研究家の故・鈴木その子さんが創業した美容コンサルティング
会社 「ソノコ」 にイタズラ電話を計761回繰り返したとして、警視庁
築地署は、偽計業務妨害の疑いで都内の無職K容疑者 (36才) を
逮捕した。
同署によると、調べに 「鈴木さんが亡くなって同社が営業不振だと
思い、アドバイスしたのに無視され腹が立った。自分の仕事が決まら
ずストレスがたまり、話し相手がほしかった」 と容疑を認めている。
逮捕容疑は平成21年2月下旬~6月下旬、自宅から同社のフリー
ダイヤルに 「フリーコールだから何度でも電話しますよ」 などとイタ
ズラ電話を計761回かけ、業務を妨害した疑い。
同署によると、K容疑者は20年2月頃からイタズラ電話を始め、多い
ときには1日に30回も電話をかけたという。同年11月には銀座にあ
る同社を訪問。応対した社員に 「プライドだけで銀座でやっていける
のか」 と話したという。
21年6月下旬頃、同社から受信拒否されるようになると、携帯電話か
ら非通知で電話をかけていた・・・・・・・・
というものである。
この36才のK容疑者。犯行の動機に 「営業不振の同社にアドバイスしようとして
断られたので、腹が立った・・・」 という極めて身勝手なことを言っているようだが、
それでは 「そのアドバイスとは、はたしてどういったものを用意していたのか」 に
まずは大変に興味をそそられる。 「フリーコールだから何度でもかけますよ」 とも
言い、事実800回近くも電話代を浮かすというセコくてケチな性格からすれば、さし
ずめ 「企業にとっての経費削減とは、恥も外聞もなくこうするんだ」 とでも伝授す
るつもりだったのかもしれない。
世間的にそれなりに名の通った企業ともなれば、こんなメチャクチャな人物でも最初
のうちはそれなりに丁寧に応対しなくてはならないところもたしかにあるものだが、
たとえば 「金銭を要求するようなハッキリした目的」 とも異なるようで、業務とは
いえ、担当職員の苦労と面倒の大きさ度合いがうかがい知れるというものだ。
さて、このイタズラ電話。かつて 「こじろう117」・・・『カラス』 で勝手に!!!・・・
で取り上げた1800回には及ばないものの、やはりそのしつこさは規格外?であ
り、恐れ入るばかりだ。「話し相手がほしかった」 ということのようだが、こういう電
話に出た相手 (企業側の職員) を 「話し相手」 といえるのかどうかも甚だ疑問
である。
昨今は 「 (電話での) 話し相手になってくれるビジネス」 などというのも登場し、
それなりに利用者もいると聞くが、当然必要となる費用をK容疑者のような吝嗇人
間が負担しようとするわけもないだろう。今後ますますこういう輩が増えることは疑
いなく、社会にとって実にやっかいなことである。
飼い主にいろいろ話しかけられる
ことを鬱陶しく感じることも多い
が、我慢して聞いている!?
こじろう