2011年11月02日

『転んでも、タダでは・・・』!!!

分野を問わず 「偉業を成し遂げる人」 が、いつも順風満帆の状態にあるわけではない。

だが、その人たちに共通することの一つは 「たとえ転んでも、タダでは起きない」 さらに

は 「災い転じて福となす」 ことができるということだろうか・・・。

先日某誌に 「西武・中村の本塁打量産 キッカケは中日戦のデッドボール」 という記事が

あったが、その内容は


・・・・・・・「おかわり君」 こと西武・中村選手のホームランはいつも滞空時間の長い美しい

     放物線を描く。今季48本のホームランを打ち、2年ぶりにパ・リーグの本塁打王に

     輝いた 「おかわり君」 とは一体何者なのか。

     単なるポッチャリしたハニカミ屋なのか。なぜ彼だけがホームランを量産できるの

     か。ルポライターのT氏が直撃した。


     ----------------今季、なぜ自分だけが本塁打を量産できたのか。自己分析は?

     「別に何にもないんですけど・・・。まあ、ボールが飛ばないことを過剰に意識しな

     いようにしたのが大きいかと。意識すると力んでスイングにブレが出たりするの

     で。前半はやはり力んでいたようです」


     ---------------意識しなくなったキッカケは?

     「左手の甲に死球を受けて (6月4日、中日戦) 。痛くてバットを握れない状態

     だったんですけど、次の試合でホームランを打ったとき、右手一本で押し込む感

     じをつかんで。で、月末の試合でドン詰まりがホームランになったんです。詰まっ

     ても大丈夫なんだと気づきました。心の余裕ですかね。それからは飛ばないボー

     ルは関係なくなりました。今年にかぎってはその死球がよかったと。ま、痛かった

     ですけどね (笑) 」


     ----------------太ってることも関係していますか?

     「太っていてイヤだと思ったことは全然ないんです。動けるし。いじめられたことも

     ないですし、ハイ (笑) 」

     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

今シーズンより導入された 「飛ばないボール」 で苦しむ打者がほとんどの中、両リーグ

を通じて唯一ホームラン打者といえるような成績を残した中村選手。同リーグ本塁打2位

およびセ・リーグ本塁打王との数字比較でも断トツでの成績で、 「偏差値」 に直したら

一体どのくらいの高さになるのか、恐ろしくなるほどだ。その意味では50本にも満たない

48本といえども、価値的にはプロ野球史上最高の 「1シーズン本塁打実績」 といっても

過言ではないだろう。

さて、上記にもあるように今シーズンの中村選手の好調さのキッカケとなったのが本当に

デッドボールによるものだとすれば、そういう目に遭ったことの運の良さ (悪さ?) もさ

ることながら、それを結果的にプラスの方向に転化したのはやはり一流の証といえるのか

もしれない。

もっとも一般の “凡人” の世界でも、本来はマイナスとみなされることを 「このことがも

しなければ、いずれもっとヒドイことになってしまったかもしれない」 、さらには、積極的に

「そこから自分にとっての何らかの利益を生み出してやろう」 と考え、それに沿った行動

ができれば、人生がずっと楽しく実り多いものになるのは疑いない。


飼い主に叱られることがあっても、それから何とか
してオヤツをせしめることにつながらないか常に
思考を巡らせている!?       こじろう  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(8)ペット