2009年11月16日

釈然としない『電話応対』

最近では、個人宅でなくても事業所や店舗に電話すると、最初に

出た人が部署のみならず「個人名まで名乗る」というのが一般的

になっている。個人名を名乗ることで出た人の責任意識も向上し、

より丁寧な応対になっていると思うのはあながち外れてはいない

だろう。しかし何事についても『過ぎたるは及ばざるが如し』という

ことはあてはまるものだ。

今日食事の予約をとるため、N市内にある某老舗ホテル内のレス

トランに電話をすることがあった。代表を通さず直通にかけたところ

電話に出た若い(と思われる)女性の第一声は「はい、レストラン

○○の『アルバイトの』△△です」であった。実は先日同ホテルの

別の和食の店に電話をしたときも同じ応対であったため、今回は

二度目ということで、よりはっきりと『アルバイトの』という部分に

「違和感」を抱いてしまったのである。

もちろん、電話にアルバイトが出ること自体に「違和感」をもったわけ

ではなく、わざわざ名前の前に『アルバイトの』とつけ加えることに

ついてである。

まあ、店にもいろいろな事情があるだろう。電話予約の場合であれば、

万一後で間違いがあったとしても「申し訳ございません。対応したもの

が慣れない『アルバイト』だったものですから」というような言い訳に使う

かもしれないし、または本来電話に出るはずの正職員がどうしても電話

に出れない場合の「緊急的」対応であるかもしれない。

しかし、今日かけた電話ではそのような様子はなかった(時間帯的にも)

し、何よりその『アルバイト』は正職員に勝るとも劣らない立派な対応を

してくれたのである。

店で実際に食事をする場合でもいえることであるが、客側からしてみると

応対・接客する人が正職員であろうとパート・アルバイトであろうと支払う

金額に違いはないだろうし、また意欲のないベテラン正職員よりも、アル

バイト店員のほうがキビキビと気持ちのよい応対・接客をしてくれることも

決して少なくない。店の内部での立場や待遇について客側からあれこれ

いう資格も権利もないが、どういう立場であろうと正職員に負けない「誇り」

と「責任感」をもって働いている(であろう)人を少なくともあえて客の前や

電話口で区別する必要があるのだろうか?

経営者や実際現場で指揮をとる人たちには、それぞれの方針・事情もあり

一概に論ずることではないが、なんとなく釈然としない電話応対であった。



電話に出ることはないが、おやつをもらうために応対
には一応気を遣っている!? こじろう























  


Posted by こじろう117 at 00:09Comments(2)ペット