2018年07月01日
『飲み会』 を録音???
特別な機器などなくても、スマホのアプリでごくごく簡単に 「録音」 がで
きる昨今。 そこで昨日の某紙 「飲み会の会話も録音される時代に普通
の男性4人の後悔」 というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・通信会社勤務のA氏 (58) は社内の送別会がもとで大変な目
に遭ったという。
「酒が回った派手めの女性社員が 『胸元の開いた服のほうが似
合うって言われるから着てるんです』 と楽しそうに話していたので、
私もつい 『その服装だとオジサンたちは目のやり場に困るよ。で
も、そういう方が僕は好みだな』 と気軽に相槌を打っていました」
半年後、社内の同僚から 「Aさん、セクハラが問題になっているよ」
と唐突に告げられた。
「送別会の会話がスマホで録音されていて、他部署の社員にまで
音声データが広まっていたのです。面白半分だったようですが、真
面目な女性社員が 『これはセクハラだ』 と問題にして触れ回った
とか。その場のノリなのに、こんな大問題になるなんて…」 (A氏)
総務部の口頭注意で済んだが、A氏は一部から 「エロオヤジ」 扱
いされて肩身の狭い思いをしている。
商社勤務のB氏 (50) は 「相談がある」 という女性部下と食事
に出かけた。
「彼女は人事異動への不安をひとしきり話すとすっきりしたようで、
“年下のダメ彼氏” の話を次々に披露。私も社交辞令のつもりで、
『次は大人の男性と付き合った方がいいかもね』 と返していたん
です」 (B氏)
ところがその後、望まぬ部署への異動内示が出た女性部下の態度
が急変。人事権を持つB氏に不機嫌な態度を取るようになった。
「ショックだったのは彼女が私と飲んだ時のセクハラ発言音声がある
と周囲に仄めかしていると分かったこと。私が 『大人と付き合えば』
と語ったところだけ切り取られると “年上の俺と付き合え” と口説い
たように聞こえるかもしれません。今後いつ、どんなふうに録音を使
われるのか、気が気でなりません」 (B氏)
さらに厄介なのは、録音している側に悪意はないのに問題に発展す
るケース。雇用延長で働くC氏 (63) はこう話す。
「若手社員の相談を聞くための飲み会で、部長のパワハラの話が出
たんです。内心 “若い連中はまだまだ甘いな” と思ったものの “ア
イツは昔から荒っぽい言い方しかできないし、直らんのだよ” とほど
ほどに同調しておいた。
そうしたら後に彼らがパワハラ相談室に訴えた際に “Cさんもパワハ
ラだと認識してくれていました” と私の音声まで資料として提出して
いた。若手の1人が、貴重な話が聞けても酔うと忘れるからと、律儀
に録音していたようなんです。そんなヤツがいると思わないじゃない
ですか。こちらは定年後の身だから社内のゴタゴタに関わりたくない
のに」
自営業のDさん (55) もこんな目に遭ったという。
「商工会の会合で2次会のカラオケが盛り上がって、私も30代女性
とノリノリでアドリブを交えながらデュエットしたんです。そしたら後日、
妻に “あなた、商工会でずいぶん調子に乗っていたのね” と嫌味
を言われたんです。若手メンバーが動画を撮影していてそれをSNS
に <Dさん、上手~い> と載せたのが拡散され妻の目にとまった」
ネットに投稿した人に悪気がないため、Dさんは誰にも文句を言えず
妻の嫌味に耐えるしかなかった。上智大学の碓井広義教授 (メディ
ア文化論) はいう。
「多くの人が高性能カメラとICレコーダーを兼ね備えたスマホという記
録ツールを常時携帯して使いこなすのが当たり前になっています。と
りわけ若い世代はSNSで日常の出来事を発信することに慣れている
ので “そんなものも!?” と驚くようなことも記録しています。不用意
な発言は注意しないといけませんし、酒の席では常に “録音されてい
るかもしれない” と意識するのがちょうどいいくらいかもしれません」
とても酔えそうにない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
つい2日前にも 「こじろう117」・・・『お酌』 は一切させず???・・・のなか
で取り上げたばかりだが、そうでなくても酒の席ですぐ 「パワハラ」 「セクハ
ラ」 「アルハラ」 などと非難されてしまう昨今にあって、さらにその 「証拠」
を (録音) によって確実にハッキリ残されてしまう、となれば、上記記事に
もある 「酒の席では常に “録音されているかもしれない” と意識するのが
ちょうどいい」 もあながち大げさとは言えない、だろう。
まあ 「酒の席だから 『これくらいは』 許される」 と安易にハメを外すこと
に慣れている一部の 「勘違い中高年オヤジ」 連中は特に気を付けた方が
いい。
できることなら、飼い主の日常の愚言
の数々を録音しておきたい!?
こじろう
きる昨今。 そこで昨日の某紙 「飲み会の会話も録音される時代に普通
の男性4人の後悔」 というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・通信会社勤務のA氏 (58) は社内の送別会がもとで大変な目
に遭ったという。
「酒が回った派手めの女性社員が 『胸元の開いた服のほうが似
合うって言われるから着てるんです』 と楽しそうに話していたので、
私もつい 『その服装だとオジサンたちは目のやり場に困るよ。で
も、そういう方が僕は好みだな』 と気軽に相槌を打っていました」
半年後、社内の同僚から 「Aさん、セクハラが問題になっているよ」
と唐突に告げられた。
「送別会の会話がスマホで録音されていて、他部署の社員にまで
音声データが広まっていたのです。面白半分だったようですが、真
面目な女性社員が 『これはセクハラだ』 と問題にして触れ回った
とか。その場のノリなのに、こんな大問題になるなんて…」 (A氏)
総務部の口頭注意で済んだが、A氏は一部から 「エロオヤジ」 扱
いされて肩身の狭い思いをしている。
商社勤務のB氏 (50) は 「相談がある」 という女性部下と食事
に出かけた。
「彼女は人事異動への不安をひとしきり話すとすっきりしたようで、
“年下のダメ彼氏” の話を次々に披露。私も社交辞令のつもりで、
『次は大人の男性と付き合った方がいいかもね』 と返していたん
です」 (B氏)
ところがその後、望まぬ部署への異動内示が出た女性部下の態度
が急変。人事権を持つB氏に不機嫌な態度を取るようになった。
「ショックだったのは彼女が私と飲んだ時のセクハラ発言音声がある
と周囲に仄めかしていると分かったこと。私が 『大人と付き合えば』
と語ったところだけ切り取られると “年上の俺と付き合え” と口説い
たように聞こえるかもしれません。今後いつ、どんなふうに録音を使
われるのか、気が気でなりません」 (B氏)
さらに厄介なのは、録音している側に悪意はないのに問題に発展す
るケース。雇用延長で働くC氏 (63) はこう話す。
「若手社員の相談を聞くための飲み会で、部長のパワハラの話が出
たんです。内心 “若い連中はまだまだ甘いな” と思ったものの “ア
イツは昔から荒っぽい言い方しかできないし、直らんのだよ” とほど
ほどに同調しておいた。
そうしたら後に彼らがパワハラ相談室に訴えた際に “Cさんもパワハ
ラだと認識してくれていました” と私の音声まで資料として提出して
いた。若手の1人が、貴重な話が聞けても酔うと忘れるからと、律儀
に録音していたようなんです。そんなヤツがいると思わないじゃない
ですか。こちらは定年後の身だから社内のゴタゴタに関わりたくない
のに」
自営業のDさん (55) もこんな目に遭ったという。
「商工会の会合で2次会のカラオケが盛り上がって、私も30代女性
とノリノリでアドリブを交えながらデュエットしたんです。そしたら後日、
妻に “あなた、商工会でずいぶん調子に乗っていたのね” と嫌味
を言われたんです。若手メンバーが動画を撮影していてそれをSNS
に <Dさん、上手~い> と載せたのが拡散され妻の目にとまった」
ネットに投稿した人に悪気がないため、Dさんは誰にも文句を言えず
妻の嫌味に耐えるしかなかった。上智大学の碓井広義教授 (メディ
ア文化論) はいう。
「多くの人が高性能カメラとICレコーダーを兼ね備えたスマホという記
録ツールを常時携帯して使いこなすのが当たり前になっています。と
りわけ若い世代はSNSで日常の出来事を発信することに慣れている
ので “そんなものも!?” と驚くようなことも記録しています。不用意
な発言は注意しないといけませんし、酒の席では常に “録音されてい
るかもしれない” と意識するのがちょうどいいくらいかもしれません」
とても酔えそうにない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
つい2日前にも 「こじろう117」・・・『お酌』 は一切させず???・・・のなか
で取り上げたばかりだが、そうでなくても酒の席ですぐ 「パワハラ」 「セクハ
ラ」 「アルハラ」 などと非難されてしまう昨今にあって、さらにその 「証拠」
を (録音) によって確実にハッキリ残されてしまう、となれば、上記記事に
もある 「酒の席では常に “録音されているかもしれない” と意識するのが
ちょうどいい」 もあながち大げさとは言えない、だろう。
まあ 「酒の席だから 『これくらいは』 許される」 と安易にハメを外すこと
に慣れている一部の 「勘違い中高年オヤジ」 連中は特に気を付けた方が
いい。
できることなら、飼い主の日常の愚言
の数々を録音しておきたい!?
こじろう