2010年08月03日

『ストレス』 解消になるか???

1日の某地方紙 (H新聞) に 「ストレス解消が売り物 札幌市中央区のバー」 という

タイトルの記事を見つけた。その内容は、

・・・・・ お酒を飲みながら、おもちゃの銃で的を撃ったり食器を床にたたきつけたりして

     遊ぶ。現代社会のストレス解消を売り物にするバー札幌市中央区に登場した。

     たまったうっぷんを晴らそうと人々が夜な夜な訪れる光景は、停滞感に覆われ

     た今の時代を象徴しているともいえそうだ。

     (中略) 小部屋の中では 「皿」 や 「トックリ」 などの食器7個セットを買い

     割ることができる。「こちらは女性のお客様が多い。上司の名前を書いて割る

     方もいます」 と同店。

     (中略) 料金は基本コースが飲み放題で2500円、食器セットは500円。

     午後7時から午前5時まで営業。

     (中略) 開店から1カ月でリピーターも増えつつあるという。同店社長は、こ

     れは 「自分自身が必要だった店」。 “ストレス社会” といわれながら発散

     の場は少ないので、ぜひこちらで解消してほしい」 と述べている・・・・・

というようなものである。

この手の飲食店、数年前にもあるTV番組で観たことがあり、初めて聞いた話ではないが、

まあ、いろいろとアイディアというものは出てくるものだと感心してしまう。

ストレスの解消方法というのは人それぞれであり、法を犯さない、公共の福祉に反しない、

他人に迷惑をかけないという前提では何をしても基本的には自由である。しかし、個人的

には、この店のサービス (有料) にあるような 「食器を床にたたきつけて割ることが、本

質的なストレスの発散、解消となる」 ということについては、今一つ理解しがたいのも事実

である。

もともと (陶器などの) の食器というものは、「割らない (ように注意する) もの」 また

「割ってはいけないもの」 というのが普通であるため、その 「してはいけないこと」 つ

まり 「“禁断” を打ち破れるというところが魅力」 だということなのだろうが、それは

「ほんの一瞬の気持ちよさにすぎない」 のではないかと思われるのである。また 「上

司の名前を書いた皿を割る」 というのも、何か昔の 「ワラ人形の呪い」 みたいな不気

味さは隠せない。たしかにその (割った) 瞬間は “爽快” な気分になれるかもしれ

ないが、おそらくその上司とは早ければその翌日には実際に顔を合わせることにもなる

わけで、その際に余計な 「むなしさ」 などが発生するのではないかと逆にいらぬ心配

をしてしまうのである。

とはいえ、今回の記事にあるようなアイディア商法にケチをつけるつもりは毛頭ないし、

他にも 「ストレス解消」 を謳った 「どうしようもない」 ものがたくさん存在しているの

も事実である。かくいう自分自身も家族から見れば、(ストレス解消のためかどうかは別

として) 「何でそんなことに一生懸命になれるの」 ということが少なくないようである。

先にも述べたように、「周囲に迷惑をかけずに500円程度でたとえ一時的にせよストレス

の発散、解消ができる」 と考えれば、それを他人がとやかくいうことはないのだろう。



日々のストレスをため込まないよう
に、自分なりにいろいろと工夫して
いるつもりの!?    こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(4)ペット