2014年08月07日

『喫煙者保険料』 高額化???

一口に 「保険料」 と言っても、例えば自動車保険では過去の事故

(による保険料の請求) 実績によってその割引率は異なるし、傷害

保険では従事する業務の危険度などによって料率ランク分けがなさ

れているなど、その体系はさまざまだ。

そこで昨日の某紙  「がん死亡率4.5倍、喉頭がん32.5倍 健康に

無頓着の喫煙者の保険料は高額で当然?」 というタイトルの記事

の内容は、


・・・・・・・・喫煙者にはかなり暮らしにくい世の中となっているのだが、

      ここにきて 「医療保険料にも喫煙の有無が反映される」

      可能性が出てきた。政府の産業競争力会議の分科会は、

      個人の健康に対する取り組みに応じた医療保険料決定

      の仕組みを提言している。

      つまりは、まじめに健康増進に取り組んでいる人の保険

      料は低くし、健康のことなど無頓着に生きている人からは

      高く徴収するということだ。

      分科会委員によると 「健康増進に努力した人が報われる

      ような制度にすべき」 で、それが金銭的なインセンティブ

      として与えられることで、いわば 「アメとムチ」 のような意

      味合いを持つことになる。

      喫煙者と非喫煙者を比較した場合、あらゆる病の死亡率

      で喫煙者のほうが高くなっているのは周知の事実。たとえ

      ば、がんでは、肺がん (非喫煙者の4.5倍) 、肝臓がん

      (3.1倍) 、口腔・咽頭がん (3倍) 、食道がん (2.2倍)

      などと、どの部位でも死亡率は高くなっている。喉頭がん

      に至っては実に32.5倍だ。がん以外にも、肺気腫 (2.2倍)

      クモ膜下出血 (1.8倍) 、胃潰瘍 (1.9倍) 、虚血性心

      疾患 (1.7倍) と、やはり喫煙者の方が高率である。

      そこで、今回の保険料における  「アメとムチ」 作戦だが、

      提言では、こうした医療保険におけるインセンティブ制度

      の導入に関しては、あくまで企業の健康保険組合や市町

      村の国民健康保険などの運営側に任せる、としている。

      喫煙者でないことを証明するための 「非喫煙証明書」 の

      ようなものの発行も検討されている・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

今年の5月時点におけるJTの調査によれば、喫煙者は年々減少の

一途をたどり、ついにその割合が成人全体の20%を切ったという。

まあ、日頃これだけ健康被害が取りざたされ、かつ周囲の (非喫煙

者の) 冷たい視線を気にしながらも頑なに喫煙を続けていること自

体がもはや、 「大したものだ」 と称えられるべきレベルといえよう。

だが、今後もし本当に医療保険料までもが差別化されるとなれば、長

年の愛煙家の人たちにとってまた一つの新たな正念場、決断の時を

迎える、といっていいのではないか。


周囲に喫煙者が全くいないことを
ありがたく思っている!?
                こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット