2013年06月06日

『1000円の返金』???(その2)

「こじろう117」・・・『1000円の返金』???(その1)・・・の続きである。

(その1) ではTDRの 「ミリアルリゾートホテルズ」 内のレストランによる 「メ

ニューに記載されていた食材に偽りがあったという不始末、およびそれに関して

「実際に食事をした人に1000円を返金する」 とした発表したことを報じた某紙

記事について取りあげた。

まず、この件に関する 「返金」 それも 「1000円」 という金額の妥当性につ

いて検討したい。

この 「1000円」 という金額。ホテル側としては、食材の産地等の表示は違っ

ていても 「一応それなりの内容のものは提供したわけだから」 という言い分、

および 「その差は実質せいぜい1000円くらいのものだろう」 「何もしないよ

りは、たとえ1000円程度でも返金しておいた方が後々のためにもよさそうだ」 

あたりの発想や損得勘定に基づいての措置だと推測される。

だが、今回の食材偽装に関わったホテルにはその場所の特殊性なども手伝い、

宿泊料金が一室一泊平均5万円を超えるというところもあるため、レストランで

提供されるメニューの価格設定もそれに見合った一般に高額なものであるのは

いうまでもない。客側がそういった店を訪れようとするのはその料理やサービス

のクオリティの高さに対する期待もさることながら 「その店のすることであれば、

客の目にえないところでも信頼できる。つまりゴマカシやインチキはありえない、

という絶対的安心感を抱いて利用できる」 というのが大きな理由の一つであり、

だからこそ 「それなりに高額な代金でも惜しみなく気持ちよく支払える」 といっ

た構図が存在するハズだ。しかし今回のホテル側の詐欺的行為はそれを真っ

向から否定し心底裏切るものに他ならない。

したがってそれだけの大きな失態を本当に反省し、真摯に謝罪するつもりであ

れば、ここは 「1000円」 などという、ある意味客側をバカにしたようなケチな

額でなく、どうせ返金するなら 「全額」 にするか、もしくは現金でなく、 「特別

に用意し、誠意を込めた 『お詫びの品』 を送る」 などというのがより高級ホ

テルらしいスマートな対処法と言えるだろう。

さらに 「実際に食事をしたかどうかを確認して・・・」 という部分に関して、およ

び今回の件の総括については 「こじろう117」・・・『1000円の返金』???

(その3) でこの続きとして触れたいと思う。


自分に迷惑のかかる飼い主のミス
については、型通りの謝罪よりも
具体的に目に見える形で償ってほ
しい!?           こじろう






  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(2)ペット