2017年02月23日

『親不孝通り』 復活!!!

大学生の頃、母校の近くに 「たまらん坂」 と呼ばれる勾配の大きな坂道が

あり自転車などでたまに上り下りした。RCサクセションの故・忌野清志郎氏

がその坂の界隈に下宿していた頃があり、当て字で 「多摩蘭坂」 というタ

イトルの曲を発表したことでもこの坂が有名だったようだが、その愛称 (通

称) が 「あまりの急坂なため、通行する大学生が 『たまらん、たまらん』 

といって上がった。大八車やリヤカーをひく人が、 『こんな坂いやだ、たまら

ん』 といった」 ことなどからついた (諸説あり) と初めて耳にした時はま

あ、妙に納得したものだ。

さて昨日の某紙 「 『親不孝通り』 20年ぶり復活へ…住民アンケで」 とい

うタイトルの記事の内容は、


・・・・・・福岡市・天神の 「親不孝おやふこう通り」 の愛称が約20年ぶりに

     復活する。

     地元の町内会や福岡市中央区役所、福岡県警中央署などでつくる

     協議会が19日、発表した。住民アンケートの結果を踏まえた措置で

     今後、標識やパンフレットの表記は 「親富孝おやふこう通り」 から

     変更される見通し。

     「親不孝通り」 の呼び名は周辺の予備校に通う若者たちの姿が目

     立った1970年代頃から使われ始めた。しかし97年、中央署が 「愛

     称につられて集まる若者の非行を助長する恐れがある」 として市に

     「親不孝」 を使わないように要請。 「よろず町通り 」を経て2000年

     から 「親富孝通り」 に改名された。

     アンケートは 「慣れ親しんだ以前の愛称がよい」 との住民の声も踏

     まえ 「天神・舞鶴 親ふこう通り協議会」 が住民や商店主らを対象

     に1月上旬から約1か月間、実施していた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

「 『親不孝通り』 という愛称につられて集まる若者の非行を助長する恐れが

ある」 とは、いかにもピント外れで世間知らずの警察幹部による発想らしい

が、実際にそれが原因でどの程度の非行事案があったのか、つまりその愛称

を強引に? ( 「親富孝通り」 に) 変えたことによってどのような効果があっ

たのか、さらには元の愛称に戻すことで今後の心配はないのか・・・など、いろ

いと考えさせられてしまう。

たしかにストリートの愛称に 「親不孝」 は似つかわしくない、と言えばその通

りだが、そう呼ばれるようになったのにはそれなりの理由や住民の思い、さら

には歴史があるハズ。 “正式名称” でなく、いわゆる “愛称” であるものに

なんだかんだとわけのわからない難癖やケチをつけてムリヤリ変えても、結局

は元に戻るのがオチ、というものでは。


「飼い主不孝」 的ふるまいには自信が
ある!?              こじろう

  


Posted by こじろう117 at 00:03Comments(0)ペット