2009年12月05日
「これでもか!」という「人権侵害」
今年も残すところ4週間を切ってしまったが、特にその下半期について
は毎日「ワイドショー」や「週刊誌」の”ネタ”がまさに「日替り」で登場す
るような雰囲気もあり、例の「婚カツ詐欺事件」もその直後に”登場”した
類似事件と完全に混同してしまったのは自分だけではあるまい。
それらのほとんどの事件には「被害者」がおり、「加害者」(不明のもの
もふくめて)がいるわけだが、気になるのは特にその前者に関するプライ
べートな情報が「これでもか!」というほどに画面上や誌面上にあふれて
いることである。中にはその異常ともいえる「詮索」や「暴露」に”違和感”
ではすまず、”嫌悪感”すら抱いている人もいるのではと思う。
特に島根県の「猟奇的」とも言える事件で(おそらく)一方的に犠牲になって
しまった女性についてなどは、もしこの被害に遭わなければ一生世間に(身
近な人にすら)知られることのないような極めて”個人的”なことまでも「興味
本位的に」報じられているようであり、遺族や近い関係にあった方々にとって
は、事件そのものとは別にその点においても「やりきれない気持ち」になって
いることは想像に難くない。
「加害者」と目される人物についても、捜査段階でまだ「容疑者」であり冤罪
の可能性もあるため、その扱いは慎重にせざるを得ないのは当然である。ま
た罪を犯したことが間違いないといってもその「人権」は保障されるべきであ
り、それらの意味で報道でも一部マスコミを除き実名が伏せられ写真や映像
にモザイク加工などが施されていることもやむを得ないだろう。
しかしそう考えても、やはりこれだけ「被害者側」のプライバシーが侵害されて
いる状況をみると、「加害者側の人権」はしっかり守られている一方で「被害
者側の人権」は”ないがしろ”にされ、場合によっては”蹂躙”されていること
には釈然としないものが残る。
新聞はともかくとしても、ワイドショーや週刊誌の類の「興味本位的」な報道
に接した際には「被害者や犠牲者の遺族・関係者の心情や怒りを”どれだけ
十分に忖度する”ことができるか」ということが、「自らの”人間性”のレベル」
を評価する基準になるかもしれない。
飼い主に対して、「人権」ならぬ「犬権?」
を主張して譲らないこともある!?
こじろう
は毎日「ワイドショー」や「週刊誌」の”ネタ”がまさに「日替り」で登場す
るような雰囲気もあり、例の「婚カツ詐欺事件」もその直後に”登場”した
類似事件と完全に混同してしまったのは自分だけではあるまい。
それらのほとんどの事件には「被害者」がおり、「加害者」(不明のもの
もふくめて)がいるわけだが、気になるのは特にその前者に関するプライ
べートな情報が「これでもか!」というほどに画面上や誌面上にあふれて
いることである。中にはその異常ともいえる「詮索」や「暴露」に”違和感”
ではすまず、”嫌悪感”すら抱いている人もいるのではと思う。
特に島根県の「猟奇的」とも言える事件で(おそらく)一方的に犠牲になって
しまった女性についてなどは、もしこの被害に遭わなければ一生世間に(身
近な人にすら)知られることのないような極めて”個人的”なことまでも「興味
本位的に」報じられているようであり、遺族や近い関係にあった方々にとって
は、事件そのものとは別にその点においても「やりきれない気持ち」になって
いることは想像に難くない。
「加害者」と目される人物についても、捜査段階でまだ「容疑者」であり冤罪
の可能性もあるため、その扱いは慎重にせざるを得ないのは当然である。ま
た罪を犯したことが間違いないといってもその「人権」は保障されるべきであ
り、それらの意味で報道でも一部マスコミを除き実名が伏せられ写真や映像
にモザイク加工などが施されていることもやむを得ないだろう。
しかしそう考えても、やはりこれだけ「被害者側」のプライバシーが侵害されて
いる状況をみると、「加害者側の人権」はしっかり守られている一方で「被害
者側の人権」は”ないがしろ”にされ、場合によっては”蹂躙”されていること
には釈然としないものが残る。
新聞はともかくとしても、ワイドショーや週刊誌の類の「興味本位的」な報道
に接した際には「被害者や犠牲者の遺族・関係者の心情や怒りを”どれだけ
十分に忖度する”ことができるか」ということが、「自らの”人間性”のレベル」
を評価する基準になるかもしれない。
飼い主に対して、「人権」ならぬ「犬権?」
を主張して譲らないこともある!?
こじろう