2013年02月01日
『効き目』 はなくても・・・???
実際の効果や効き目などについては???であっても、 「気休め」 や 「安心」
という趣旨?でそれらを利用することは珍しくない。
さて先日の某紙 「インフルエンザ予防接種の効果は2割 『今年は特に効きにく
い』 と医師」 というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・国立感染研究所によれば、今年の第3週 (1月14日~20日) に全国の
医療機関で受診したインフルエンザの患者数は前週の2倍にあたる約140
万人。過去10年で2番目の流行となった去年の同時期の患者数111万人
を上回るペースとなっている。
インフルエンザの予防といえばワクチンの接種だが、実は日本臨床内科会
の研究によれば、 「予防接種にどれだけの効果があるか」 を表す “有効
率” は最新のデータ (2010~2011年) でたったの20%ほどしかない。
つまり仮に予防接種を受けても8割の人には 「効かない」 ことがわかった。
インフルエンザにはA~Cの3つの型があり、さらにAの中だけで 「香港型」
「新型」 などがある。国立感染研究所が毎年4~5月にどの型のワクチンを
作るかを決定するが、それから半年以上経って実際に流行している型との
間にズレが生ずると抗体がうまく機能しないのだ。今年 (の 「A・香港型」 )
の場合は特にウイルスが大きくマイナーチェンジしていて、ワクチンが例年
以上に効きにくくなっている・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
「予防接種を受けたからといって、必ずしもインフルエンザに罹患しないわけではな
い」 ということは以前から耳にしていたが、その “有効率” が20%しかないのが
本当だとすれば 「驚きを隠せない」 だけでなく、さすがに 「ガッカリしてしまう」 と
いうものだろう。
だがそれはそれとして、 「予防接種を受けた」 という事実そのものは、少なくとも
“心理的” には有効といえなくもない。たとえば実際にインフルエンザにかからない
ままその流行期が過ぎれば 「ああ、これも予防接種のおかげだった」 ということ
で自己満足できるだろうし、万一かかってしまった場合でも 「予防接種までしてお
いたのにかかってしまったのだから、どうしようもない」 とあきらめがつく。
意味合いは異なるが、たとえば長年ずっと自動車 (任意) 保険をかけ続け、無事
故、つまりその保険金の請求をしたことのない人が、 「数十年間、保険を使うよう
な事故は起こしていないのだから、もう (保険を) つけておく必要もないだろう」 と
して無保険状態になった途端、深刻な事故に見舞われてしまう・・・などという例は珍
しくない。
たとえ “効き目” がそれほど期待できなくとも 「災いとは、その備えをしなくなった
途端に降りかかる」 ものなのだ。
実際に効き目があろうとなかろうと、
毎年の各種 “予防接種” から何と
かして逃れたい!? こじろう
という趣旨?でそれらを利用することは珍しくない。
さて先日の某紙 「インフルエンザ予防接種の効果は2割 『今年は特に効きにく
い』 と医師」 というタイトルの記事の内容は、
・・・・・・・国立感染研究所によれば、今年の第3週 (1月14日~20日) に全国の
医療機関で受診したインフルエンザの患者数は前週の2倍にあたる約140
万人。過去10年で2番目の流行となった去年の同時期の患者数111万人
を上回るペースとなっている。
インフルエンザの予防といえばワクチンの接種だが、実は日本臨床内科会
の研究によれば、 「予防接種にどれだけの効果があるか」 を表す “有効
率” は最新のデータ (2010~2011年) でたったの20%ほどしかない。
つまり仮に予防接種を受けても8割の人には 「効かない」 ことがわかった。
インフルエンザにはA~Cの3つの型があり、さらにAの中だけで 「香港型」
「新型」 などがある。国立感染研究所が毎年4~5月にどの型のワクチンを
作るかを決定するが、それから半年以上経って実際に流行している型との
間にズレが生ずると抗体がうまく機能しないのだ。今年 (の 「A・香港型」 )
の場合は特にウイルスが大きくマイナーチェンジしていて、ワクチンが例年
以上に効きにくくなっている・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
というものである。
「予防接種を受けたからといって、必ずしもインフルエンザに罹患しないわけではな
い」 ということは以前から耳にしていたが、その “有効率” が20%しかないのが
本当だとすれば 「驚きを隠せない」 だけでなく、さすがに 「ガッカリしてしまう」 と
いうものだろう。
だがそれはそれとして、 「予防接種を受けた」 という事実そのものは、少なくとも
“心理的” には有効といえなくもない。たとえば実際にインフルエンザにかからない
ままその流行期が過ぎれば 「ああ、これも予防接種のおかげだった」 ということ
で自己満足できるだろうし、万一かかってしまった場合でも 「予防接種までしてお
いたのにかかってしまったのだから、どうしようもない」 とあきらめがつく。
意味合いは異なるが、たとえば長年ずっと自動車 (任意) 保険をかけ続け、無事
故、つまりその保険金の請求をしたことのない人が、 「数十年間、保険を使うよう
な事故は起こしていないのだから、もう (保険を) つけておく必要もないだろう」 と
して無保険状態になった途端、深刻な事故に見舞われてしまう・・・などという例は珍
しくない。
たとえ “効き目” がそれほど期待できなくとも 「災いとは、その備えをしなくなった
途端に降りかかる」 ものなのだ。
実際に効き目があろうとなかろうと、
毎年の各種 “予防接種” から何と
かして逃れたい!? こじろう