2011年09月09日
『親心つかむ』 のも結構だが???
先日 「こじろう117」・・・『モンスター△△』 は大学でも???・・・において、立派
な?大学生になっているのに、自身ではなくその親があれこれと学校側に特に理不
尽な要求を突きつけたりしている現状を取り上げたが、その背景に関連すると思わ
れる状況についての記事を昨日某紙に見つけた。
そのタイトルは 「親心つかむ 大学限定説明会」 というもので、内容は、
・・・・・・・・ 首都圏のK大学では7月下旬に 「保護者限定キャンパスツアー」
が実施され、約60人の親が参加した。同大がキャンパスツアーを
始めたのは2007年。昨年度の参加者は初年度の582人に対し、
1285人へと急増した。
「保護者限定にすると親に目線に合わせやすく、大人同士の会話が
できる」 と同大の企画入学担当部長は利点を強調する。
本来は受験生が対象であるオープンキャンパスを訪れる親が増えて
いる。今春入学定員割れを起こした私立大学は39%にも上るという
厳しい状況の下、志願者獲得にしのぎを削る各大学で、親の心をつ
かもうと、親向け企画に工夫が凝らされている。
N大学 (愛知県) では07年から毎年3月、「保護者のためのオー
プンキャンパス」 を実施し、今春は親約300人が在学生の留学体
験談を聞いたり、模擬授業に参加したりした。
R大学 (京都府) では09年から夏のオープンキャンパスで保護者
対象企画 「北野天満宮に合格祈願に行こう」 を行なっている。
教育情報会社 「大学通信」 のY常務は、「親の意見が志望校選
びに大きく影響する。大学に来た親の心をつかむことは重要だ。最
近は子どもと一緒に回りたがる親がいるので、今後は親子参加企
画がさらに増えるかも」 とみる。
親の気持ちを勝ち取ろうとする大学間競争は止まりそうにない・・・・・
・・・・・・・・
というものである。
数年前からすでに 「大学全入時代」 、つまり 「選びさえしなければ志願者全員が
どこかの大学には入れる状況」 になっているとは耳にしていたが、今春何と約40%
もの私立大学が定員割れを起こしているという現状には素直に驚いてしまう。
そんな中、上記にもあるように一般に 「学費等を払う立場にある」 保護者サービス
を強化しようとするのは商業的には間違いはないだろう。学生数をそれなりに確保
しなければ授業等に差し障りが出るのみならず、そもそも学校自体の存続すらでき
ないわけで、今や大半の私立大学にとって志願者集めはまさに主たる業務であり、
それゆえK大学のように 「企画入学担当部長」 などという耳慣れない?肩書も必
必要となるのだろう。
ただし忘れてならないのが、その大学に実際に通い学問その他に勤しむべきはい
うまでもなく学生本人であるということである。いくら親の目にかなう大学であり、
かつさまざまなサービス?が充実、さらには入りやすいからといっても、当人が自
主的に通いたいと思わないかぎり、通学する意義は基本的に存在しないだろうし、
中途で挫折する可能性も高いと思われる。
大学受験生といっても一般にはまだ20才になるかならないかくらいの 「こども」
であるといえばそれまでであるが、この段階で必要以上の親・および保護者の関
与があれば、数年後の就職活動をはじめ、結婚など一生 (親が存命するかぎり)
それ (関与や干渉) が続くのは必至である。
ところで生き残りかける大学側だが、少子化の時代に限られた数の学生を奪い合
うよりも、いっそのこと 「その親たちを直接学生として取り込んでしまう」 という
方針転換はいかがだろうか。いくら不景気の世の中とはいえ、「ヒマと金を持て余
し、それなりに勉学意欲や好奇心を有し、新しい出会いを求めている」 中高年者
はかなり多いと思うのだが・・・・・。
自分はほしくないのに、飼い主が勝手に
心をつかまれてさまざまな犬用グッズを
購入することが気に入らない!?
こじろう
な?大学生になっているのに、自身ではなくその親があれこれと学校側に特に理不
尽な要求を突きつけたりしている現状を取り上げたが、その背景に関連すると思わ
れる状況についての記事を昨日某紙に見つけた。
そのタイトルは 「親心つかむ 大学限定説明会」 というもので、内容は、
・・・・・・・・ 首都圏のK大学では7月下旬に 「保護者限定キャンパスツアー」
が実施され、約60人の親が参加した。同大がキャンパスツアーを
始めたのは2007年。昨年度の参加者は初年度の582人に対し、
1285人へと急増した。
「保護者限定にすると親に目線に合わせやすく、大人同士の会話が
できる」 と同大の企画入学担当部長は利点を強調する。
本来は受験生が対象であるオープンキャンパスを訪れる親が増えて
いる。今春入学定員割れを起こした私立大学は39%にも上るという
厳しい状況の下、志願者獲得にしのぎを削る各大学で、親の心をつ
かもうと、親向け企画に工夫が凝らされている。
N大学 (愛知県) では07年から毎年3月、「保護者のためのオー
プンキャンパス」 を実施し、今春は親約300人が在学生の留学体
験談を聞いたり、模擬授業に参加したりした。
R大学 (京都府) では09年から夏のオープンキャンパスで保護者
対象企画 「北野天満宮に合格祈願に行こう」 を行なっている。
教育情報会社 「大学通信」 のY常務は、「親の意見が志望校選
びに大きく影響する。大学に来た親の心をつかむことは重要だ。最
近は子どもと一緒に回りたがる親がいるので、今後は親子参加企
画がさらに増えるかも」 とみる。
親の気持ちを勝ち取ろうとする大学間競争は止まりそうにない・・・・・
・・・・・・・・
というものである。
数年前からすでに 「大学全入時代」 、つまり 「選びさえしなければ志願者全員が
どこかの大学には入れる状況」 になっているとは耳にしていたが、今春何と約40%
もの私立大学が定員割れを起こしているという現状には素直に驚いてしまう。
そんな中、上記にもあるように一般に 「学費等を払う立場にある」 保護者サービス
を強化しようとするのは商業的には間違いはないだろう。学生数をそれなりに確保
しなければ授業等に差し障りが出るのみならず、そもそも学校自体の存続すらでき
ないわけで、今や大半の私立大学にとって志願者集めはまさに主たる業務であり、
それゆえK大学のように 「企画入学担当部長」 などという耳慣れない?肩書も必
必要となるのだろう。
ただし忘れてならないのが、その大学に実際に通い学問その他に勤しむべきはい
うまでもなく学生本人であるということである。いくら親の目にかなう大学であり、
かつさまざまなサービス?が充実、さらには入りやすいからといっても、当人が自
主的に通いたいと思わないかぎり、通学する意義は基本的に存在しないだろうし、
中途で挫折する可能性も高いと思われる。
大学受験生といっても一般にはまだ20才になるかならないかくらいの 「こども」
であるといえばそれまでであるが、この段階で必要以上の親・および保護者の関
与があれば、数年後の就職活動をはじめ、結婚など一生 (親が存命するかぎり)
それ (関与や干渉) が続くのは必至である。
ところで生き残りかける大学側だが、少子化の時代に限られた数の学生を奪い合
うよりも、いっそのこと 「その親たちを直接学生として取り込んでしまう」 という
方針転換はいかがだろうか。いくら不景気の世の中とはいえ、「ヒマと金を持て余
し、それなりに勉学意欲や好奇心を有し、新しい出会いを求めている」 中高年者
はかなり多いと思うのだが・・・・・。
自分はほしくないのに、飼い主が勝手に
心をつかまれてさまざまな犬用グッズを
購入することが気に入らない!?
こじろう
Posted by こじろう117 at 00:03│Comments(0)
│ペット
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