2011年04月05日
『納得』 は難しい???
いつの世でも、実社会には不条理なことやさまざまな矛盾といったものが存在する。
「それはおかしい」 とは思うことでも、時に法や規則が逆に足かせとなってそれらを
生み出してしまうことすらありうるのだ。
先日某週刊誌に 「仙台の刑務所 受刑者は3食付くが、看守は食事もままならない」
というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・ 200人以上の犠牲者が発見された仙台市若林区の荒浜海岸から5kmほ
ど離れた場所に、宮城刑務所・仙台拘置支所がある。この震災で塀の中
はどうなっているのか。
同刑務所庶務課の担当者はこう説明する。
「建物が倒壊して受刑者が逃亡し、社会不安が広がることのないよう頑丈
に作られているので、ここら一帯では一番安全な場所といっていい。津波
の浸水も建物の損害もほとんどありませんでした」
若林区の避難所では大勢の人が寒さに耐え、ままならない物資補給のた
めわずかな食糧で耐乏生活を強いられている。気になるのが受刑者たち
の食生活だ。
「所内にはコメや市場の食料品など大量の備蓄がありますので、通常時と
変わりなく、栄養バランスが偏らないように気を遣ったメニューを提供してい
ます。毎日きっちり3食出していますよ」 (同前)
法務省の規定により受刑者は性別や日々の作業量に応じて、一日1100
~1700Kcalになるようメニューが設定されている。宗教上の理由や食習
慣を考慮した個別メニューまである。また所内は暖房も効いていたというか
ら、周辺の避難所に比べるとまさに天国だ。
ここまで説明した後に、担当者は苦笑いを浮かべる。
「刑務官は受刑者用の備蓄食品を食べるわけにはいきません。物資不足
ですので、食事もろくにとれないまま、余震の警戒のために震災直後から
ほとんど休みなしで働いている状態です。また毎日ではありませんが、受
刑者は衛生面を考えてきちんと風呂にも入っています。一方刑務官の中に
は、自宅が断水で髭を剃ることもできず、伸ばし放題で勤務に就いている
者もおります」 (同前)・・・・・・・・・・・
というものである。
イマドキの刑務所の 「居心地の良さ」 については、今までにも 「こじろう117」 の
「『居心地』 そんなによいのか???」 や 「 『お恥ずかしい限り』・・・!!!」 で
取り上げてきた。受刑者とはいえ当然人権を有し、法や規則で決まっていて運用され
ていることについて、何もいうことはない。しかし、それにしても被災地周辺で善良なる
市民の大多数が避難所などで不自由な耐乏生活を強いられ、中には精神的肉体的
に極限に近いところまで追いつめられている人も出ている現状と比較して、震災発生
時、「たまたま頑丈で安全な?刑務所に収容されていた受刑者が 暖房完備、風呂
完備に加え、栄養管理のゆき届いた一日3回の食事の提供を受けて過ごすことので
きる恵まれた環境におかれている」 ことには、何か複雑で釈然としないものを感じざ
るを得ない、納得は難しい、というものではないか。
飼い主の指示にときどき 「矛盾」 が
あることに気付きながらも、「しょうが
ないなあ」 とそれを見逃してあげてい
るつもりの!? こじろう
「それはおかしい」 とは思うことでも、時に法や規則が逆に足かせとなってそれらを
生み出してしまうことすらありうるのだ。
先日某週刊誌に 「仙台の刑務所 受刑者は3食付くが、看守は食事もままならない」
というタイトルの記事があったが、その内容は、
・・・・・・・・ 200人以上の犠牲者が発見された仙台市若林区の荒浜海岸から5kmほ
ど離れた場所に、宮城刑務所・仙台拘置支所がある。この震災で塀の中
はどうなっているのか。
同刑務所庶務課の担当者はこう説明する。
「建物が倒壊して受刑者が逃亡し、社会不安が広がることのないよう頑丈
に作られているので、ここら一帯では一番安全な場所といっていい。津波
の浸水も建物の損害もほとんどありませんでした」
若林区の避難所では大勢の人が寒さに耐え、ままならない物資補給のた
めわずかな食糧で耐乏生活を強いられている。気になるのが受刑者たち
の食生活だ。
「所内にはコメや市場の食料品など大量の備蓄がありますので、通常時と
変わりなく、栄養バランスが偏らないように気を遣ったメニューを提供してい
ます。毎日きっちり3食出していますよ」 (同前)
法務省の規定により受刑者は性別や日々の作業量に応じて、一日1100
~1700Kcalになるようメニューが設定されている。宗教上の理由や食習
慣を考慮した個別メニューまである。また所内は暖房も効いていたというか
ら、周辺の避難所に比べるとまさに天国だ。
ここまで説明した後に、担当者は苦笑いを浮かべる。
「刑務官は受刑者用の備蓄食品を食べるわけにはいきません。物資不足
ですので、食事もろくにとれないまま、余震の警戒のために震災直後から
ほとんど休みなしで働いている状態です。また毎日ではありませんが、受
刑者は衛生面を考えてきちんと風呂にも入っています。一方刑務官の中に
は、自宅が断水で髭を剃ることもできず、伸ばし放題で勤務に就いている
者もおります」 (同前)・・・・・・・・・・・
というものである。
イマドキの刑務所の 「居心地の良さ」 については、今までにも 「こじろう117」 の
「『居心地』 そんなによいのか???」 や 「 『お恥ずかしい限り』・・・!!!」 で
取り上げてきた。受刑者とはいえ当然人権を有し、法や規則で決まっていて運用され
ていることについて、何もいうことはない。しかし、それにしても被災地周辺で善良なる
市民の大多数が避難所などで不自由な耐乏生活を強いられ、中には精神的肉体的
に極限に近いところまで追いつめられている人も出ている現状と比較して、震災発生
時、「たまたま頑丈で安全な?刑務所に収容されていた受刑者が 暖房完備、風呂
完備に加え、栄養管理のゆき届いた一日3回の食事の提供を受けて過ごすことので
きる恵まれた環境におかれている」 ことには、何か複雑で釈然としないものを感じざ
るを得ない、納得は難しい、というものではないか。
飼い主の指示にときどき 「矛盾」 が
あることに気付きながらも、「しょうが
ないなあ」 とそれを見逃してあげてい
るつもりの!? こじろう
『K亭 (ジェノベーゼ風パスタ) 』!!!
『中国料理 美麗華』!!!
『K亭 (冷やし中華) 』!!!
『ガトーキングダム小海 (朝食編) 』
『K亭 (ボロネーゼフェットチーネ) 』!!!
『ステーキダイニング 寛』!!!
『中国料理 美麗華』!!!
『K亭 (冷やし中華) 』!!!
『ガトーキングダム小海 (朝食編) 』
『K亭 (ボロネーゼフェットチーネ) 』!!!
『ステーキダイニング 寛』!!!
Posted by こじろう117 at 00:03│Comments(0)
│ペット
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。