2011年02月28日
パトカー20台、『大逃走劇』???
「カーチェイス」 といえば、米国のハイウエイなどで警察車両が容疑者車両を猛スピード
で追跡し、最後はその追跡された自動車が何かに激突して “御用” となる場面をよく
TV番組で目にすることがある。しかし、わが国において20台ものパトカーやヘリコプター
を用いて警察が20代の一主婦の運転する車を追跡する場面というのは、それほど例が
ないように思う。しかも、その直接の (もともとの) 容疑が 「たかが一時不停止」 の
違反だと聞けば・・・・
先日某紙に、「子ども4人乗せて警官はね、12kmも逃げた母」 というタイトルの記事が
あったが、その内容は、
・・・・・・・岡山県警岡山南署は23日、倉敷市の無職女性N容疑者 (28才) を公務執
行妨害の疑いで逮捕した。発表によるとN容疑者は22日午後2:10頃、岡山
市内の国道2号線で乗用車を運転中、一時停止の標識を無視したのを同署員
に見つかり逃走。その後同市内の国道180号線で渋滞により停止した際、降
車を求めてきた同署男性巡査部長 (45才) に向かって車を急発進させ、巡
査部長をはねて足に軽傷を負わせた疑い。
N容疑者はその後も逃げ、県警はパトカー約20台とヘリコプターで追跡。約30
分後、約12km離れた倉敷市の路上で電柱に衝突したところをとり押さえられ、
道交法違反 (一時不停止) の疑いで現行犯逮捕されていた。
同署によると、N容疑者は無免許で車には子ども4人が同乗していた・・・・・・・
というものである。
「人間、追いつめられると何をしでかすかわからない」 ということについては、つい先日この
「こじろう117」・・・80mの 『ダイブ』!!!・・・で触れたばかりだが、この事件についても
まさに、警察にとって 「予想外」 の展開を見せた結果的に 「大逃走劇」 といえるものだ
ろう。しかし、それにしてもこの28歳の女性、逃走の途中から 「もう何が何だかわからなく
なってしまった」 ということか、あるいは 「こうなったらとことんまでやってやるつもり」 の
どちらだったのかは不明だが、冒頭にも述べたように、この 「大逃走・大追跡劇」 の元は
たかが (といっても、立派な違反であるが) 「一時停止をしなかった」 だけのことである。
パトカー約20台およびヘリコプターまでを使ってと聞けば、「“指名手配中の凶悪殺人犯”
の追跡か」 ぐらいを思い浮かべがちであるが、まあ逃げる側もよく逃げたといえるし、追い
かける側も意地になって?よく追いかけたものであると、双方に対してある意味感心してし
まうほどである。だが大したことにならなかったことを手放しで喜ぶわけにも到底いかない。
まず、追いかけた警察側である。この12kmにも及ぶ大追跡劇で、巡査部長以外のケガ人
が出た形跡がないのもまた奇跡と思われ、それはそれで結果的には結構であるが、逆にもし
追跡が原因で事故が起きていたり誘発されていたりした場合には一転 「(もともと) たかが
『一時不停止』 程度の容疑者を捕まえるためだけなのに、なぜこんな大掛かりなことを・・・」
という批判の嵐に見舞われることになるのは必至である。
さらにこのN容疑者。今後それなりの刑事および民事双方の法律的処分・処罰に加え、社会
的制裁も受けることになるが、すべて自業自得といえる。ただし、問題なのはこのN容疑者
の子どもたちについてである。アクション映画さながらのカーチェイスに付き合わされ、生命の
危険にさらされたうえで、受けた精神的ショックは尋常なものではないと推測される。また今
後しばらく母親が捜査等のため拘束される間、(少なくとも母親には) 放ったらかしにされて
しまうのである。28才という年齢で4人がすべて実子だとすれば、乳幼児も含まれていて不
思議でないが、彼らには何の罪もないのは当然、まだ、母親のこの不始末を 「反面教師」
として学習することすらできない年齢である。このN容疑者にとってこの事件を起こしたことに
よる “道義的責任” は、その “法律的責任” とはとても比較できないほどに重いものとい
えるだろう。
予防接種に出かける際、飼い主との間で
「大逃走劇」 を展開する!?
こじろう
で追跡し、最後はその追跡された自動車が何かに激突して “御用” となる場面をよく
TV番組で目にすることがある。しかし、わが国において20台ものパトカーやヘリコプター
を用いて警察が20代の一主婦の運転する車を追跡する場面というのは、それほど例が
ないように思う。しかも、その直接の (もともとの) 容疑が 「たかが一時不停止」 の
違反だと聞けば・・・・
先日某紙に、「子ども4人乗せて警官はね、12kmも逃げた母」 というタイトルの記事が
あったが、その内容は、
・・・・・・・岡山県警岡山南署は23日、倉敷市の無職女性N容疑者 (28才) を公務執
行妨害の疑いで逮捕した。発表によるとN容疑者は22日午後2:10頃、岡山
市内の国道2号線で乗用車を運転中、一時停止の標識を無視したのを同署員
に見つかり逃走。その後同市内の国道180号線で渋滞により停止した際、降
車を求めてきた同署男性巡査部長 (45才) に向かって車を急発進させ、巡
査部長をはねて足に軽傷を負わせた疑い。
N容疑者はその後も逃げ、県警はパトカー約20台とヘリコプターで追跡。約30
分後、約12km離れた倉敷市の路上で電柱に衝突したところをとり押さえられ、
道交法違反 (一時不停止) の疑いで現行犯逮捕されていた。
同署によると、N容疑者は無免許で車には子ども4人が同乗していた・・・・・・・
というものである。
「人間、追いつめられると何をしでかすかわからない」 ということについては、つい先日この
「こじろう117」・・・80mの 『ダイブ』!!!・・・で触れたばかりだが、この事件についても
まさに、警察にとって 「予想外」 の展開を見せた結果的に 「大逃走劇」 といえるものだ
ろう。しかし、それにしてもこの28歳の女性、逃走の途中から 「もう何が何だかわからなく
なってしまった」 ということか、あるいは 「こうなったらとことんまでやってやるつもり」 の
どちらだったのかは不明だが、冒頭にも述べたように、この 「大逃走・大追跡劇」 の元は
たかが (といっても、立派な違反であるが) 「一時停止をしなかった」 だけのことである。
パトカー約20台およびヘリコプターまでを使ってと聞けば、「“指名手配中の凶悪殺人犯”
の追跡か」 ぐらいを思い浮かべがちであるが、まあ逃げる側もよく逃げたといえるし、追い
かける側も意地になって?よく追いかけたものであると、双方に対してある意味感心してし
まうほどである。だが大したことにならなかったことを手放しで喜ぶわけにも到底いかない。
まず、追いかけた警察側である。この12kmにも及ぶ大追跡劇で、巡査部長以外のケガ人
が出た形跡がないのもまた奇跡と思われ、それはそれで結果的には結構であるが、逆にもし
追跡が原因で事故が起きていたり誘発されていたりした場合には一転 「(もともと) たかが
『一時不停止』 程度の容疑者を捕まえるためだけなのに、なぜこんな大掛かりなことを・・・」
という批判の嵐に見舞われることになるのは必至である。
さらにこのN容疑者。今後それなりの刑事および民事双方の法律的処分・処罰に加え、社会
的制裁も受けることになるが、すべて自業自得といえる。ただし、問題なのはこのN容疑者
の子どもたちについてである。アクション映画さながらのカーチェイスに付き合わされ、生命の
危険にさらされたうえで、受けた精神的ショックは尋常なものではないと推測される。また今
後しばらく母親が捜査等のため拘束される間、(少なくとも母親には) 放ったらかしにされて
しまうのである。28才という年齢で4人がすべて実子だとすれば、乳幼児も含まれていて不
思議でないが、彼らには何の罪もないのは当然、まだ、母親のこの不始末を 「反面教師」
として学習することすらできない年齢である。このN容疑者にとってこの事件を起こしたことに
よる “道義的責任” は、その “法律的責任” とはとても比較できないほどに重いものとい
えるだろう。
予防接種に出かける際、飼い主との間で
「大逃走劇」 を展開する!?
こじろう
『斑尾東急ゴルフクラブ』!!!
『四季 YUZAWA QUATTRO (おもてなし編) 』!!!
『四季 YUZAWA QUATTRO (朝食編) 』!!!
『四季 YUZAWA QUATTRO (夕食編) 』!!!
『K亭 (旬の野菜天ぷらうどん) 』!!!
『かどまん』!!!
『四季 YUZAWA QUATTRO (おもてなし編) 』!!!
『四季 YUZAWA QUATTRO (朝食編) 』!!!
『四季 YUZAWA QUATTRO (夕食編) 』!!!
『K亭 (旬の野菜天ぷらうどん) 』!!!
『かどまん』!!!
Posted by こじろう117 at 00:03│Comments(2)
│ペット
この記事へのコメント
ども こんにちは
警察も交通違反でまさか逃げるとも思わず
こりゃ何か背景に重大犯罪があると睨んだのに
捕まえたらホントに交通違反だけでガックリ来たでしょうね(笑)
しかし警察に追われて逃げるという心理はどうしても理解できません。
いるんですね 女でもこういう人
ホント 子供が可哀想です。(泣)
警察も交通違反でまさか逃げるとも思わず
こりゃ何か背景に重大犯罪があると睨んだのに
捕まえたらホントに交通違反だけでガックリ来たでしょうね(笑)
しかし警察に追われて逃げるという心理はどうしても理解できません。
いるんですね 女でもこういう人
ホント 子供が可哀想です。(泣)
Posted by kobay
at 2011年02月28日 09:00

<kobay> さん コメントありがとうございます。
この事件における一番の被害者は、いうまでもなく 「母親の大逃走劇に付き合わされた4人の子どもたち」 でしょうね。
もっとも今回以上に、 「今後このような母親に育てられ続ける」 ことの方が心配になってしまいます。
また警察としても、身内 (巡査部長) が負傷させられたこともあってか、 「何が何でも捕まえてやる」 という意気込みはわかりますが、20台ものパトカーやヘリコプターまで使うとなれば、かかる費用もさることながら、その間、周辺の危険度も相当高くなるわけです。まあ、これで何か別の事故が誘発されたとしてもお決まりの 「追跡の妥当性、方法には問題なかった」 というコメントが県警幹部から発せられるだけでしょうが・・・・・
この事件における一番の被害者は、いうまでもなく 「母親の大逃走劇に付き合わされた4人の子どもたち」 でしょうね。
もっとも今回以上に、 「今後このような母親に育てられ続ける」 ことの方が心配になってしまいます。
また警察としても、身内 (巡査部長) が負傷させられたこともあってか、 「何が何でも捕まえてやる」 という意気込みはわかりますが、20台ものパトカーやヘリコプターまで使うとなれば、かかる費用もさることながら、その間、周辺の危険度も相当高くなるわけです。まあ、これで何か別の事故が誘発されたとしてもお決まりの 「追跡の妥当性、方法には問題なかった」 というコメントが県警幹部から発せられるだけでしょうが・・・・・
Posted by こじろう117
at 2011年02月28日 09:58

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