2010年07月16日
『まさか? 実行するとは』!!!(その1)
去る9日、宝塚市で起きた中3生長女 (15才) とその友人 (14才) による自宅放火
(殺人未遂) 事件は、世間一般、特にその少女らと同年代の子をもつ親 (保護者) を
震撼させる衝撃的なものであったが、それに関する続報で、昨日興味深いニュースが地
元 (兵庫県) の某紙から配信された。
そのタイトルは 「長女の 『犯行予告』 聞いた教諭、受け流す」 というものであり、内
容は、
・・・・・宝塚市の放火事件で、殺人未遂などで兵庫県警に逮捕された市立中学校3年の
長女 (15才) と 同級生の少女 (14才) が級友に放火の予告をした際、同校教諭も
同席していたことが級友らの話でわかった。市教委によると教諭は 「『放火』 とか 『午前
2時』 いうことばは聞いておらず、家出でもするつもりかと思った」 と言い、その場で少女
らに 「あかんで」 と注意したという。
級友らによると長女は事件前日の8日、5時限目の授業に出席。一緒にいた少女と級友ら
に 「明日やる」 「午前2時に火をつける」 「親を刺す」 などと予告した。その際、授業を
していた教諭も話を聞いたが、 「まあまあ」 と受け流していたという。
(中略)
宝塚市教委は 「結果的に “サイン” を見逃した、と言われても仕方がない」 とコメント
している。・・・・・
というものである。
この記事を読んで、まず市教委のコメントは 「いかにも」 という感が否めないが、それは
ともかく、「なんだ。教師がハッキリと犯行予告?を聞いていたんじゃないか。なぜ止めな
かったんだ」 「教師の職務怠慢が招いた事件じゃないか」 などと非難・批判するのは簡
単である。しかしそういうことを言う人たちも、今回もし自分がその (教諭の) の立場に
いたとしたら、本当に真剣にその話を訊き、積極的に関与し、犯行を止めるところまでいき
ついたであろうかという疑問は大いにある。やはり後になって 「まさか?本当に実行する
とは思わなかった」 というのが本音となるのではないか。
決め手や前提になるのは、その日に至るまでのその長女の生活態度や言動などであるが、
仮に普段から 「いつそういう事件を起こしても不思議でない」 「いかにもそういう事件を
起こしそう」 という生徒だとしても、まさかまだ15才の少女が本当に自宅に放火し、まし
て真剣に親を殺そうとしているなどと “現実に” 予想し、事前に対処しろと言われても
それは難しいのではないか。一般の常識人 (少年少女を含む) であれば到底考えつ
かない、思いつかないことですらあるうえに、たとえ思いついたとしてもそれをイザ実行に
移すとなれば、これはもうドラマや映画の脚本の世界である。
今回のケースにおいて、この教諭が話を訊いた段階で現実に犯行をくいとめることができ
るのかどうか、またこの手の事件の本質はどこにあるのかなどについては、明日の 「こじ
ろう117」 で続きとして考えることにしたい。
「まさか?本当に」 ということを時々
しでかしては、飼い主を 「あぜん」 と
させることがある!? こじろう
(殺人未遂) 事件は、世間一般、特にその少女らと同年代の子をもつ親 (保護者) を
震撼させる衝撃的なものであったが、それに関する続報で、昨日興味深いニュースが地
元 (兵庫県) の某紙から配信された。
そのタイトルは 「長女の 『犯行予告』 聞いた教諭、受け流す」 というものであり、内
容は、
・・・・・宝塚市の放火事件で、殺人未遂などで兵庫県警に逮捕された市立中学校3年の
長女 (15才) と 同級生の少女 (14才) が級友に放火の予告をした際、同校教諭も
同席していたことが級友らの話でわかった。市教委によると教諭は 「『放火』 とか 『午前
2時』 いうことばは聞いておらず、家出でもするつもりかと思った」 と言い、その場で少女
らに 「あかんで」 と注意したという。
級友らによると長女は事件前日の8日、5時限目の授業に出席。一緒にいた少女と級友ら
に 「明日やる」 「午前2時に火をつける」 「親を刺す」 などと予告した。その際、授業を
していた教諭も話を聞いたが、 「まあまあ」 と受け流していたという。
(中略)
宝塚市教委は 「結果的に “サイン” を見逃した、と言われても仕方がない」 とコメント
している。・・・・・
というものである。
この記事を読んで、まず市教委のコメントは 「いかにも」 という感が否めないが、それは
ともかく、「なんだ。教師がハッキリと犯行予告?を聞いていたんじゃないか。なぜ止めな
かったんだ」 「教師の職務怠慢が招いた事件じゃないか」 などと非難・批判するのは簡
単である。しかしそういうことを言う人たちも、今回もし自分がその (教諭の) の立場に
いたとしたら、本当に真剣にその話を訊き、積極的に関与し、犯行を止めるところまでいき
ついたであろうかという疑問は大いにある。やはり後になって 「まさか?本当に実行する
とは思わなかった」 というのが本音となるのではないか。
決め手や前提になるのは、その日に至るまでのその長女の生活態度や言動などであるが、
仮に普段から 「いつそういう事件を起こしても不思議でない」 「いかにもそういう事件を
起こしそう」 という生徒だとしても、まさかまだ15才の少女が本当に自宅に放火し、まし
て真剣に親を殺そうとしているなどと “現実に” 予想し、事前に対処しろと言われても
それは難しいのではないか。一般の常識人 (少年少女を含む) であれば到底考えつ
かない、思いつかないことですらあるうえに、たとえ思いついたとしてもそれをイザ実行に
移すとなれば、これはもうドラマや映画の脚本の世界である。
今回のケースにおいて、この教諭が話を訊いた段階で現実に犯行をくいとめることができ
るのかどうか、またこの手の事件の本質はどこにあるのかなどについては、明日の 「こじ
ろう117」 で続きとして考えることにしたい。
「まさか?本当に」 ということを時々
しでかしては、飼い主を 「あぜん」 と
させることがある!? こじろう
Posted by こじろう117 at 00:03│Comments(0)
│ペット
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