こじろう１１７

「たしかにありがたいが、本当に望むところは　『そこじゃない』　」　とい

ったことは日常、まずまずあるが、そこで昨日の某紙　「バーミヤンが　“逆

張り”　値下げ断行！ ファン称賛も　『そこじゃない』　の声も」　というタイ

トルの記事の内容は、


・・・・・・原材料や光熱費の高騰によって多くの飲食店が値上げに踏み切

　　　　　る中、中華料理ファミリーレストランチェーンの　「バーミヤン」　が

　　　　　全16商品の値下げを断行した。しかし、ネット上では値下げよりも

　　　　　ある点の　“改善”　を希望する指摘が出ている。

　　　　　「同チェーンはグランドメニューを刷新、全16商品に対して史上最

　　　　　大級という値下げを実施しました。定番のバーミヤンラーメンは税

　　　　　込み598円から549円にし、ワンタン麺や担々麺はそれぞれ799

　　　　　円から699円に値下げ。最も値下げ幅が大きかったのはアルコー

　　　　　ル類でバーミヤンハイボール、黒ッキリボール、レモンサワーがそ

　　　　　れぞれ384円から250円に値下げとなりました」　（フードライター）

　　　　　バーミヤンの公式ホームページでも　「こんな時代だから値下げ

　　　　　断行」　と大々的に打つだけあって、どれも魅力ある値下げ率だ

　　　　　が、ネット上ではユーザーから歓迎の声が上がる一方で　《値下

　　　　　げもいいけど、味を見直してほしい》　《メニューをリニューアルす

　　　　　るたびに質が落ちてるのは気のせいじゃないはず？　安ければ

　　　　　何でもいいわけではない》　《特にラーメンとチャーハン…昔とは

　　　　　完全に別物に思える》　といった声も飛び交っている。

　　　　　「今回の値下げもそうですが、最近のバーミヤンは飲茶の食べ放

　　　　　題を実施するなど、お値打ち感を強く打ち出す方針に舵を切って

　　　　　いるようです。同チェーンを運営するファミレス最大手のすかいら

　　　　　ーくホールディングスは、21年12月期の連結決算で最終利益が

　　　　　87億円の黒字となったものの、時短協力金427億円あっての黒

　　　　　字ですから実際にはかなり売上が落ち込んでいるのが現状。バ

　　　　　ーミヤンはガストに次ぐグループで2番目に店舗が多いチェーン

　　　　　ですが、中華好きからはいまいちウリがはっきりしないとの評価

　　　　　もあり、ちょい呑みで人気の　『日高屋』　などから客を奪いたい

　　　　　狙いもあるのかもしれません。ただ、今回の値下げで　“そこじゃ

　　　　　ない”　と思った人は少なからずいるようですね」　（前出・フード

　　　　　ライター）

　　　　　果たして今回の値下げは吉と出るか凶と出るか・・・・・・・・・・・・

　　　　　・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

「　（ただ単に）　安い」　というのと　「お値打ち」　は別物。飲食店で最も

肝心、とされる　「味」　や　「料理の質」　を落として・・・では全く意味が

ない、との主張はもっとも。だが、いわゆる　「バカ舌」　のくせにいろいろ

と知ったように　（味について）　あれこれ言いたがる輩や　「とにかくな

んでも安ければいい・・・」　と思う人が世間に一定数はいるのもたしか。

不特定多数のわがままな客を相手にせざるを得ないファミレス側のそれ

なりの戦略だとすればバーミヤンのそれもあり。まあ、仕方ない。


飼い主に　「そこじゃない」　とツッコミ
たいことが毎日ある！？　　　こじろう