2010年09月22日

『厳重注意』 どころの話か???

「こじろう117」・・・『腰を抜かして』 当然???・・・ の続きである。

読売新聞による 「玄関に1メートルの 『オオトカゲ』。64才の主婦 ビックリ」 という記事

の内容は、普段小さなトカゲすらめったに見かけることのない生活を送っている一般市民

にとってなかなか衝撃的なものであり、いったいなぜそんな 「怪物」 が突如住宅街に

出現したのかという疑問を拭い去れずにいたところ、翌日の同紙でその 「オオトカゲ」 の
 
身元?が判明するとともに、飼い主である 「トンでも中年オヤジ」 の無責任極まりない不

始末を報ずる記事が掲載される次第となった。

そのタイトルは 「オオトカゲ 2度 “脱走” 飼い主に厳重注意」 というもので、


・・・・・16日午後7時20分頃、岸和田市の男性会社員 (48才) から、「ペットのオオト

    カゲ (体長1メートル) が逃げ出した」 と府警貝塚署に届け出があったが、約14

    時間半後の17日朝、男性の勤務先駐車場近くで確保された。

    このオオトカゲは11日にも男性宅から逃げ出し、近くの民家に出没。16日に男性

    に返されたばかり。2度にわたるオオトカゲの “脱走” に、同署は厳重に保管する

    よう男性に注意した。

    このオオトカゲはアフリカ原産。男性は2005年12月にインターネットで購入してい

    た。11日は庭で日向ぼっこをさせた際に逃げ出し、15日に、自宅から30m離れた

    民家にいるところを府警岸和田署員が捕まえ16日に男性に返されていた。ところが

    がその日の午後、男性が勤務先の駐車場で車内の檻に入れたままにしたところ再

    び逃走。男性は暑さとニオイ対策のため車の窓を開けていた・・・・・


という内容のものである。

今や史上空前のペットブームともいわれ、自分自身も犬の飼い主という立場である。ペットと

一口でいってもその対象は多種多様であるし、飼育する動機や理由もまたさまざまである。し

かしいかなる理由でどのようなペットを飼育する場合でも共通していえることは、それにより

「基本的に他人に迷惑をかけてはならない」 ということである。「基本的に」 と加えたのは、

「その飼い主がいくら気をつけても第3者からすれば100%完全に迷惑でないとはいえない」

部分、たとえばその動物を 「目にするだけで嫌悪感を抱く」 などということもありうるからで

あるが、それはともかくとしてまず迷惑をかけない第一歩は、「その保管、管理を万全にする

こと」 であることに疑いはない。

今回についてはまず11日に飼い主の中年男性宅から逃走し、その時点で 「見つけた主婦の

腰が抜けそうになった」 だけでなく警察官まで出動させる騒ぎを起こしているのであるが、さら

にその翌日に再度逃走され、またもや警察官を呼んでいるのである。そもそも、通常の責任感

覚を有する人なら、「逃走するたびに警察に通報しなければならないような生き物を飼う」 こと

自体に抵抗を感ずるものだと思うが、それでも 「自分の我を通す」 とするならば、その生き

物にとって最適な環境を整えた 「逃亡する恐れの決してない頑丈な住処」 を用意し、「万全

なる監視態勢をとる」 のが当然である。法を犯さない限りは、周囲からどう思われようと 「猛

獣」 であろうと、「は虫類」 あるいは 「両生類」 であろうと、少なくとも飼い始める時点では

自由だとしても、飼い始めたのちは当然その管理・保管に関してさまざまな法的責任が発生す

るのである。さらにいえば、たとえ法の範囲内でもその自由を享受し、権利を行使するために

は最低限の義務を果たすこと、および決して周囲に迷惑をかけないことが大前提であるのは、

小学生でも容易に理解できることである。

従事している職業や立場、地位などにかかわらず、48才の中年男性のすることとしては、あ

まりにお粗末でかつ無責任であるとしかいいようがないだろう。

今回警察側による 「厳重注意」 がなされたということだが、この 「トンでも中年オヤジ」 に

は形はどうあれ、しっかりと社会的責任をとってもらうことを願いたい。

以前、当時そろって70代に入ろうとするある知人夫妻と話をしたときのことを思い出した。その

直前、夫妻は15年ほど可愛がってきた飼い犬を老衰で失ったばかりだったが、子どもがいない

夫妻はその犬を含めもう40年以上ペットと共に生活していたと聞いていたので、当然その時も

悲しみから早く立ち直れるよう、差し出がましいことは十二分に承知の上で、様子を見ながらそ

れとなく (次の) ペットの話を差し向けてみた。

その際の会話はおよそ次のような内容である。


夫人: 「実はもうペット (犬) は飼わない、いや飼えないんです」 

当方: 「◇◇君 (直前まで夫妻が飼っていた犬の名前) のことが忘れられないんですね」 

夫人: 「◇◇のことはたしかに悲しく、さみしくて仕方ありません。本当になついてくれた犬で

     したから。でも本心はこの悲しみから早く立ち直るためにも、今までのように新しい犬

     を見つけたいんです。本当は飼いたくて飼いたくてしょうがないんです」

当方: 「そこまでおっしゃるのに、飼わない、いえ飼えないというのはなぜでしょう」

夫人: 「主人も私も間もなく70才です。おそらく今度の飼い犬の最期を看取ることは不可能と

     はいわなくても難しいでしょう。飼い主としての最低限の義務を果たせない可能性があ

     るのに、自分本位で勝手なことは絶対にできません」


「かわいいから」 と、一時の感情で飼い始めては、最後まで面倒をみるどころか、「もう飽きた」

とか 「飼える環境でなくなった」 など 「身勝手極まりない理由をつけては、平気でペットを

放り出す」 人たちに、この話を聞いての感想をぜひ尋ねたいものである。

     
今まで飼い主宅から、および散歩中に
決して逃走を図ったことがないのは、
「臆病だからではない」 と強く主張
したい!?        こじろう『厳重注意』 どころの話か???




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Posted by こじろう117 at 00:03│Comments(0)ペット
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