こじろう１１７

歴史的政権交代から既に５カ月が経過した。昨年の総選挙における民主党の　“圧勝”　は、

そのまま新政権への　“期待の表れ”　そのものであったといえる。しかし低下し続ける支持

率にも見られるように、今のところ期待に沿っているどころか、いわば政策　“以前“　の　「疑

惑」　に関する言い訳や釈明に四苦八苦している、という体たらくである。このままでは新政

権に　「裏切られた」　という気持ちを国民の大半が抱き始めるのも時間の問題であろう。

また野党　（特に自民党）　も野党である。昨今は　“チンピラ”　（古いか？）　や　“不良”　（こ

れも古いか？）　や　“ボクシングのK兄弟とその父親”　（これは最近！）　ですら口にしない

ような　“野蛮”　で　“下品”　なことばを使っての　「ヤジ」　や　「中傷合戦」　に一生懸命に

なっているだけのように見える。応戦する与党も含めて、もはや我が国の国政・国会レベル

は小学校の児童会や学級会のレベルにも届いていないといっても過言ではないだろう。い

や、こんなところで引き合いに出される小学生がむしろ　“気の毒”　なほどである。

先日自民党の幹事長がその件　（ヤジの応酬による醜態）　に関して、　「もっとユーモアと

品性のあるヤジを飛ばすように」　とまじめな顔をして話している様子をTVで観たが、その

あまりに低級なジョークに、一緒に観ていた　「こじろう」　すら呆れて部屋を出ていってしま

った。

さらには対する民主党の参院議員会長といえば、自身の地元での国政報告会で、　「首相

は非常に気を配る人。小沢幹事長も顔に似合わず優しい人。こんなに優しい２人が、なん

でこんなに　“いじめられる”　のか、悔しい気持ちもある」　と述べたという。

「よみ・かき・けいさん」　は別として、　「人の話の聴き方・社会の仕組み・人間関係の作り

方」　などにつき、せめて小学生レベルくらいには達してもらうためにも、国会議員のほと

んどの先生方には、　『幼稚園』　から　“おべんきょう”　し直すことをお勧めしたいもので

ある。


飼い主と一緒に国会中継を観ている
ときに、品のないヤジがでてくると
思わず顔をそむける！？　こじろう