こじろう１１７

ひと月ほど前、　「こじろう１１７」・・・賞金は　『１０年分』？？？・・・でも

取り上げた日本マクドナルドの新バーガー名の募集。とりあえずの話

題作りとしてはまずまず、の感はたしかにあった・・・。

そこで昨日の某紙　「マック、ついに売れば売るほど赤字地獄突入か

…戦略迷走の末に結局　『モス後追い』　の醜態」 　というタイトルの

記事の内容は、


・・・・・・・・日本マクドナルドHDは2月9日、2015年12月期連結決算の

　　　　　　最終損益が347億円の赤字　（前年同期は218億円の赤字）

　　　　　　と発表、01年の上場以来過去最悪を更新した。14年夏以降

　　　　　　に発覚した期限切れ鶏肉の使用問題や異物混入問題など

　　　　　　で業績が悪化し、回復のめどが立たない状態だ。

　　　　　　マクドナルドはもはや打つ手はないのだろうか。市場関係者

　　　　　　や経済界では、再生は難しいという声が多数派だ。

　　　　　　これ以上の価格帯の引き下げを行っては経営が成り立たな

　　　　　　いため売上総利益を上げる必要があるが、それには利益率

　　　　　　が高い商品を開発し、ある程度は高価格帯の商品も販売し

　　　　　　ていかなければならない。特に競合他社と差別化を図る上

　　　　　　で、ハンバーガーの新商品のヒットは必須といえる。

　　　　　　以前であれば、　「えびフィレオ」　「メガマック」　「てりたまバ

　　　　　　ーガー」　「チキンタツタ」　「月見バーガー」　など、多くのヒッ

　　　　　　ト商品があった。しかしここ数年でヒットした商品を挙げるこ

　　　　　　とは難しい。商品戦略は方向性を見失い、期限切れ鶏肉の

　　　　　　使用問題や異物混入問題以前に低迷し始める要因はあっ

　　　　　　たのだ。

　　　　　　そこでマクドナルドはこの1年で商品戦略を大きく転換しよう

　　　　　　としている。　「アメリカンテイスト」　から　「国産」　への転換

　　　　　　だ。14年の後半ごろからアメリカンテイストのメニューは影を

　　　　　　潜め、地域の食材を使った　「北海道チーズ月見」　や　「マッ

　　　　　　クシェイク 紫いも」　など、国産メニューを販売するようになっ

　　　　　　た。また今月発売の新バーガーの名前を公募すると発表し

　　　　　　たが、その仮称は　「北海道産ほくほくポテトとチェダーチー

　　　　　　ズに焦がし醤油風味の特製オニオンソースが効いたジュー

　　　　　　シービーフバーガー」　で、国産が前面に押し出されている。

　　　　　　これは大きな転換だであり大きな賭けでもある。すでに　「ア

　　　　　　メリカ」　のカードは出し尽くした感があり、今回の　「日本」　へ

　　　　　　の方針転換で失敗することはできない。何がなんでもこの

　　　　　　「国産」　でヒット商品を生み出さなければならない。

　　　　　　だがハンバーガー業界で国産は競合がひしめいており、特

　　　　　　にモスバーガーが大きく先行している。モスで使用される生

　　　　　　野菜はすべて国産で、全国約3000軒の農家から新鮮な野

　　　　　　菜を仕入れている。02年から　「日本の味、地域の素材」　を

　　　　　　大切にしたご当地メニューづくりをスタートさせており、10年

　　　　　　には　「モス日本全国うまいものめぐり」　と銘打ち、全国を5

　　　　　　つのエリアに分けて地元の素材や名物料理を取り入れたメ

　　　　　　ニューを販売している。マクドナルドが消費者から　“モスバ

　　　　　　ーガーの二番煎じ”　と突き放されないためには斬新なアイ

　　　　　　デアが必要となる。

　　　　　　マクドナルドは国産のメニューでヒットを生み出し売上総利益

　　　　　　を改善、最終損益をプラスに転じさせることはできるのか。賽

　　　　　　は投げられた。サラ・カサノバ社長の手腕があらためて問わ

　　　　　　れる・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


というものである。

「ハンバーガー」　にとどまらず、　「ファストフード」　の代名詞的存在で

もあったかつての絶対王者マック。それが今や　「売れば売るほど赤字」　

と言われてしまうとはなんとも悲しい現実だ。が、それが現在の日銀の

ムキになったなりふり構わずの？？？金融緩和が　「すればするほど日

本経済が悪循環に陥る」　という図式と酷似しているのは疑いない。

将来にわたって　「これでもか」　とばかりの悪政を続ける　「アベ・クロ」

コンビの罪はあまりにも重い・・・と言える。


イヌ用の　「ファストフード」　をもっと
開発してほしい！？　　　　　こじろう